セントレジス成都 (St. Regis Chengdu, 成都瑞吉酒店)宿泊記

成都二日目は初日を過ごしたJWマリオット成都からSPG系列のセントレジス成都へとお引越し。レジスはSPGのスターポイント10,000を使っての特典宿泊だったんだけど、同じ成都では高級ホテルの代名詞・リッツカールトンも同じポイント数(マリオットポイント30,000=SPGスターポイント10,000)で泊まれるので予約時にちょっと迷った。でも、最後はやはりSPGとリッツカールトンのプラチナ会員特典の差でセントレジスを選択することとなった。

成都には他にも低カテゴリー層のSPG・マリオット系列ホテルが展開してて、ホテラー的には魅力的な街なんですよね。IHG系のインターコンチネンタルも2箇所あって比較的お安く泊まれますし。

【成都にあるSPGホテルカテゴリー】
カテゴリー1: フォーポイントバイシェラトン成都安仁・フォーポイントバイシェラトン成都浦江リゾート
カテゴリー2: シェラトン成都麗都ホテル
カテゴリー4: セントレジス成都
カテゴリー3(マリオット)成都マリオットファイナンシャルセンター
カテゴリー3(マリオット)ルネッサンス成都
カテゴリー3(マリオット)JWマリオット成都
ティア1(リッツ)リッツカールトン成都

まぁでもやっぱりセントレジスかJWマリオットがお勧めかな。インタコは市街地からちょっと離れるし。



少し話が逸脱してしまったが、宿泊記へと話を戻していこう。

JWマリオットからの移動距離は1キロ弱、セントレジスは地下鉄の天府広場駅・春熙路駅・市二医院駅・太昇南路駅・騾馬市駅という五つの駅の中間地点にある。JWマリオットの黒スーツヤ〇ザさん系コンシェルジェ曰く、タクシーは近すぎてメーターの利用を嫌がるし、渋滞に巻き込まれるので歩いて行った方が良いだろうとのこと。そして、レジス方面に向かう路線バスがあるかという問い合わせに対しては驚愕の回答が。

一言「知らない」と…。
そこを調べて回答を提供するのが貴方の仕事ではないのかと突っ込みたかったが、ヤ〇ザ風でおっかなそうな御仁だったので諦めて歩くことに。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
というわけで歩いてやって来たセントレジス成都。煌びやかな恒大広場に建つ高層ビル群の一角にあり、伊勢丹やイトーヨーカ堂といったデパートや高級そうな飲食店が集まる成都の中でもアップスケールな土地柄にある。もうね、やっぱりセントレジスクラスのホテルになるとチェックインに向けてテンションが盛り上がってくる。

ひだり みぎ
29階建て、部屋数279の高層ホテル。足元には小さな噴水も流れたりと優雅なもの。

ポーターによる丁重な案内を受け足を踏み入れたロビーは純白を基調としている上に採光も良いもんで、大変に明るく開放的な印象。吹き抜けになって天井も高いですし、エントランス側の一面は全面フルハイトのガラス窓ですからね。ただ、セントレジスとは言え1000元程度から泊まれるということもあってか、残念ながら短パンサンダルの中国人が利用してたりと客層は推して知るべし。格式高さセントレジスに短パンサンダルって感覚的にどうなの?と思うけど、ホテルの格式とか気にしない中国人富裕層も多いんでね。彼らの中では「1,000元クラスのホテル」程度の認識で来ているのでしょう。
ひだり みぎ

今回は予め申請していたスイートナイトアワードが通ったけど、チェックイン時に聞いたらSPGプラチナだと会員特典でラフェイエットスイートにアップグレードすることが殆どらしい。先に言ってくれたらSNAの申請を引っ込めたのに…。他にもSPGプラチナ特典としては500ポイントに加えてオーダー制カクテルアワー・朝食フルバッフェとプラチナ特典は非常に充実してると言えるだろう。近くのリッツも安いけど、プラチナでもスイートアップ・ラウンジアクセスが無いので、古事記系高級ホテルマッタリステイ派の皆様にはレジスがお勧め。

ただ、悲しいことに正規のチェックイン時間ちょうどにホテルに到着したのに、部屋の準備が未だとの通知を受け、暫しロビーでの待機を余儀なくされた。
ひだり みぎ
セントレジスらしくアートも多いホテル館内。

ひだり みぎ
カフェスペースで30分程待ってたけど、何ら追報が入らずに放置プレー。痺れを切らせて進捗状況を確認しに行くと、「もう少し時間がかかりそう。だが、具体的にいつになるかは分からない。」とのことで今度は2階のラウンジへと通される。ワイの入る部屋の利用客が申請無しにチェックアウトを遅延させてるとかだろうか…。中国のホテルだと、「あと少しお待ちください」と言われたら「大体何分くらいか?」と予め確認しておくのが良いだろうな。「馬上到!(もうすぐ着くから!)」と言われて30分以上待たされることもあるようなところだから。


三階(二階だったかな)がレストランとラウンジになっていて、向かって左手が朝食会場にもなるオールデイダイニング“Social”、右手がラウンジ兼バーの“Decanter”と二つの飲食施設が分かれて営業してる。

ひだり みぎ
ほほお。良い感じ。なんとなくセンスがシャングリラホテルっぽいというか。


ひだり みぎ
上質な空間だ。流石に短パンサンダルさんもここまでは入ってこれまい。

ひだり みぎ
喫煙者用かテラス席も有るし、プライベートのテースティングルームなんかも用意されているらしい。

ひだり みぎ
セントレジスってカクテルアワーには余り力を注がないホテルが多いけど、ここ成都はカクテルアワーも手抜きなしの全力投球。ワインは毎日のお勧めワインが供されるとのことだ。


ひだり みぎ
イブニングカクテルは全オーダー制。開催時間は17:00-20:00とちょい長めで、フードメニューの種類もそれなりに豊富で味も良し。担々麺・紅油炒手(四川風雲吞)も街角のローカル店のような無慈悲な山椒・唐辛子漬けじゃなく、程良い辛さで上品に仕上げられている。ビールがススム君でお勧め。

さて、先にラウンジのカクテルアワーを紹介してしまったが、結局、部屋は16:00を回る頃に準備頂けた。予想通り、正午にチェックアウトを予定していた客が申請無しに15時まで居座ったらしい。それなら他の部屋に換えるとか融通を利かせられなかったのかとも思うが。
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部屋へと向かうエレベーターの中ではSPGライフのアピールデモビデオが流れていたりして、チェックインの遅れによるストレスを忘れてウキウキ気分で我を待つラファイエットスイートへと向かう。

部屋:Lafayette Suite

Lafayette Suite・St. Regis Suite・Metropolitan Suite・Governor Suite・Empire Suite・Presidential Suiteと6種類もスイートルームが用意されているのだが、残念ながらスイートナイトアワードを申請できるのは最下層スイートのラファイエットまで。まぁ最下層といっても110㎡と持て余すくらいの広さがあるんだけど。あと、参考までにこの日の最安値レートはデラックスで込々1,257元(≒22,000円)で、ラウンジアクセス+朝食付きのラファイエットスイートは1,662元(29,000円)とそこまでの値差は無い。


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110㎡のラファイエットスイートは、ドアを開けると正面が“時代を超えた伝統が偲ばれる”リビングルーム。この部屋だけでも香港のホリデイインエクスプレス級の広さがあるんじゃないか。最弱スイートとは言え、リビング・ベッドルーム・バスルーム以外にゲスト用のトイレまであるし、スイートの名に相応しい部屋である。


部屋に入ると自動的にウェルカムメッセージがテレビに表示されるのにも驚いた。ルームキーをかざすだけで自動的に宿泊階まで上がるエレベーターや自動開閉に自動フラッシュのトイレ等々、RMB1,000⁺⁺程度と世界のレジスの中でも随一の安さだけど、流石に最新設備が備わってる。

ひだり みぎ
エレベーターを出て左手がゲスト用バスルームで、右手が浴室と寝室へと続くホワイエ的スペース。真っ白い空間で、土足で歩いて床を汚してしまうのが憚られるw

ひだり みぎ
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ベッドルームは茶系統の色の濃淡のバランスで高級感と重厚感を出している。カーペットは帰属感漂うし、重厚なデスクはエグゼクティブ感たっぷり。もちろんベッドも見るからに弾力があって良さげ。やっぱりセントレジスは他のスターウッドブランドと比べて格別だ。

ひだり みぎ
風景は味気ないシティビューになっちゃってるけど、二面の窓でガンガンに光を取り込んでくれるし。

ひだり みぎ
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ミニバーもちょこちょこっとしたものが揃えられてるけど、ラファイエットスイート利用客はラウンジアクセスとバトラーサービスがあるので有償ミニバーは消費する必要無し。

ひだり みぎ
ちょっとオレンジジュースやコーヒーなんかを飲みたくなったら部屋に備え付けているiPadでバトラーにお願いすれば持ってきてもらえる。他にレストランやスパの予約であったり、部屋の照明やエアコン・カーテンの設定なんかも全部このiPadでパパッとできる。ほんと設備面は最新鋭だわ。

ひだり みぎ
ウェルカムフルーツと一緒に出たツマミも夕方のターンダウンで補充されてたし、バトラーさん中々気が利くわ。


ひだり みぎ
他に、靴磨きサービスなんかもバトラーにお願いすることができる。


ひだり みぎ
水周りもダブルシンクな上にドレッシングテーブルまで用意されていて、広々として豪華。バスタブはゆったりとした入浴が楽しめる深さで19インチのテレビまで付いてるし、レインフォレストシャワーはマッサージ機能付き。そして極めつけはトイレで、非日系ホテルとしては珍しくTOTOネオレスが採用されている。

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バスアメニティはセントレジスの定番・ルメードゥのもの。

プール


ひだり みぎ
プールはエロティックな屋内プールとムーディで都会的な印象の屋外プールの二箇所ある。

朝食

ひだり みぎ
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ガッツリ系なジューシー叉焼や自分でスライスするサラミまで。え?これ自分でスライスするのかと思ってスライサーに手をかけたら、スタッフがカールルイス並みの瞬発力で飛んできた。「ワイがやります。どれくらいの厚みがご希望ですか」と。


生絞りジュースも美味くて、パンダ繫殖基地に行く前に食べたのに、帰ってきてからもう一回ジュース飲みに行っちゃいました。

いやー、それにしても良かった。客層の悪さには目を瞑るとして、ハード面やイブニングカクテルの食事などはレベルが高くて、観光に来たのになかなか外に出たくなくなるという高級ホテルの罠にかかってしまったわい。成都はインタコもレベル高そうだけど市街地から距離があるんで、観光+乞食という宿泊目的ならレジスかJWマリオットが良いでしょう。SPGライフ万歳!

セントレジス成都 (St. Regis Chengdu, 成都瑞吉酒店)


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ウェブサイト:こちら
成都市青羊区太昇南路88号 No.88, Taisheng South Street Chengdu, Sichuan,China CHINA/成都市青羊区太昇南路88号
電話番号 :86-28-62876666
チェックイン/チェックアウト:15:00/12:00
SPGカテゴリー 4


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【2017年成都・楽山旅行記】












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