宿泊記 マカオ遠征にも使える貴族の館 セントレジス珠海

この日は、2018年9月にさりげなくオープンしてた中国珠海のセントレジスに泊まってみることに。


珠海は同じく広東省の深センや広州なんかと比べる馴染みの薄い場所ですが、マカオの直ぐお隣に位置する中国広東省の都市です。地図で見たらセントレジスからマカオタワーまでも直線距離でほんの1km程しか離れてないくらい隣接しています。

…って!!?地図見たらセントレジス、マカオに近づぎて水没してる!

位置的には合ってるはずなんだけど、埋立地で埋め立て前の情報なのか海底にあるような表示となってしまってる。グーグル先生は中国事情に疎いので、グーグルマップの情報は余り参考になりません。中国では百度地図百度地図百度地図を使われることをお勧めします。

ということでセントレジス珠海へ。マカオのセントレジスと比べると遥かに安いレートで泊まることができました。

グーグル先生の地図だと水中に沈んだはずの失われた銀湾路は問題なく陸地上に存在していました。手前のうねうねとくねった出来の悪い博物館みたいな建物がシェラトン、奥に見える細長い高層ビルがセントレジスとマリオット系列ホテルが並んでます。



せっかくなのでシェラトンの中を覗いてみたところ、ロビーにがっつりした寺院が入ってて口に含んでた緑茶を吹いた。なんでロビーに寺が入ってんだw


二年前、上海で屋上に寺院があるホテルを見て驚愕した記憶が蘇る。まさかのルーフトップテンプル。あれから二年、ロビーに寺院がすっぽりと入るホテルが現れるとは。次なる進化形態は建物自体がそのまんま寺院という、僧房スタイルのデザインホテルだな。

寺院で願をかけてからセントレジスへ。
ひだり みぎ
やはりエントランスからしてシェラトンとは一味も二味も違う高級感を漂わすセントレジス。寺が無いぶんスピリチュアリティには欠けるけど、やっぱりセントレジスのエレガンスさは他のブランドには真似できません。

ひだり みぎ
ロビーフロアは41階。入館時に一階のドアマンにさり気なく名前を聞かれ、41階でエレベーターを降りるとフロントスタッフが「ウェルカム、ミスターポンズ」と温かい笑顔で迎えてくれる。


チェックインも優雅に座りながら。着席するなりキンキンに冷えたおしぼりと上品なジャスミンティーが運ばれてくるなど、スムーズなチェックインは流石セントレジス。

ラウンジやイブニングカクテルのサービスは“現時点では”無いとのこと。プラチナのウェルカムギフトは1,000ポイントor朝食だったので朝食を選択しました。
ひだり みぎ
エレベーターホールもレジスらしいエレガントな設えで、部屋に入る前からテンションが高まります。

部屋:セントレジススイート


シェラトンでの願掛けが効いたのか、部屋はセントレジススイートへとアップグレード頂けました。ドアを開けて正面に広がるリビングルームからして気品がヤバいっす。どこの貴族様のお部屋っすか。


テレビはまさかのバング&オルフセンBeoVision Avant 4K TV。スイッチをオンにしたらテレビのモニターがせりあがって下からスピーカーが現れるという…


B&Oでもちょっと前のモデルではありますけど、それでも金かかってますわ。

ひだり みぎ
なんかもう一々豪華すぎる。貴族階級が優雅な生活を営む場所っす。


部屋に入って正面右側はワークテーブルと…


首脳会談用デスク。もとい、ダイニングテーブル。


オーストリッチの卵?違うよね。素養の無い庶民には理解できないアートの数々が何気なく飾られてます。



コーヒーカップも一味違う。薄すぎて触ったら割れやしないかと心配でカップに触れら寝ない小市民。



部屋に入って正面左側はベッドルームと…



くっそ広々とした部屋みたいなウォークインクローゼット。そして、驚くなかれ、リネンともふもふスリッパはFRETTE製。フレッテのスリッパとか初めてみたし。


よく見たらベッドサイドに何気なく置かれた時計もチボリオーディオだし…ここまで備品をブランド品で固めてるホテルも珍しい。

ベッドルームの奥はバスルーム。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
もうノックアウト寸前だけど、バスルームのタオルもフレッテ、バスタブとシンクはビレロイ&ボッホ。そしてバスルームのオーディオはBOSE。ほんと、庶民には縁のない一流ブランド品ばかりが取り揃えられている。適当にブランド品買い漁って統一感ないわーなんてなりそうでもあるけれど、なりそうでならなそうなギリギリの節度が保たれてます。

ひだり みぎ
バスアメニティはミラノのラグジュアリーブランド・アクアディパルマ製。日本が誇るオーラ2のマウスウォッシュが明らかに浮いてるわ。

ひだり みぎ
しかももちろんビューバス仕様で、バスタブの向こうにはすぐマカオというゴージャスビューが楽しめます。マカオタワーまで直線距離にして約1km程度で、ほんと手を伸ばせば届きそうっす。

ひだり みぎ
バトラー氏からの差入れも凝っていて、茶でも珈琲でもなくレジス珠海のオリジナルブラディマリー“Pearly Mary”が運ばれてきた。いやー、凄い。何もかもが非日常。

朝食


ひだり みぎ
中国とは思えない落ち着いた雰囲気でマカオを見下ろしながらの優雅な朝食。朝もマジカルな時間が続きます。

プール

ひだり みぎ
最新ホテルだけあってハードは本当に非の打ちどころがありません。こんなホテルが一泊勢サ込みで2万円以下というのが信じられんっす。

マカオへ


セントレジスからマカオへの最寄イミグレ(横琴口岸)までは車で15分。横琴の国境は24時間開放されているので、時間を気にすることなくマカオでの夜遊びに没頭できます。珠海のゴンベイと違って込み合うことも殆どありませんし、マカオを絡めて遊ぶならゴンベイのホテルよりセントレジスやシェラトンなどの横琴のホテルを選んだ方が良いでしょう。もうすぐIHGのクラウンプラザも横琴に出来るみたいですし、珠海側での選択肢が広がります。


ただ、中国側とマカオ側のイミグレを結ぶロータスブリッジを走るシャトルバスは有料という点は要注意。基本運賃6元。中国元、マカオパタカ、香港ドルで支払い可能となっています。


マカオのイミグレはコタイ側の蓮花口岸。ここからコタイストリップまで僅か10分弱。ベネチアン等のカジノへのバスも出ているので、珠海をベースにマカオを攻める手もあり。

所感

バング&オルフセ、ビレロイ&ボッホ、BOSE、チボリオーディオ、フレッテ、アクアディパルマ…ややもすれば成金趣味的なブランドの寄せ集めでザ・中国の高級ホテルになりそうなところ、高級ブランドで固めきってる割には嫌味な感じはしませんでした。全


込々で1,274元(≒19,500円)、更にマカオみたく週末や祝日にバカ高くなるようなこともなく価格も安定してますので、この価格なら全然アリ。コタイのホリデイインに1,200香港ドル払うなら1,274元払って珠海のレジス泊まった方が絶対良いっすよ。

【セントレジス珠海(St. Regis Zhuhai)】

公式サイト:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/zuhxr-the-st-regis-zhuhai/
所在地:No.1663 Yinwan Road(銀湾路1663号), Zhuhai, Guangdong
電話:+86 756 299 9888

宿泊記 セントレジス モスクワ ニコルスカヤ(St. Regis Moscow Nikolskaya)

モスクワでの初日の宿はセントレジス モスクワ ニコルスカヤ。マリオットのYour24ベネフィットを利用して22:00チェックイン・22:00チェックアウトという、ホテル側からしたら迷惑極まりないであろう形で泊まらせて頂くことに。それも、Your24だけでなく、ポイントを使った特典宿泊+スイートナイトアワードというコンボ技ですからねw 嫌がらせすぎるような宿泊となり、申し訳ない気持ちでホテルへと向かう。


空港から地下鉄で移動し、最寄り駅の地下鉄1号線ルビャンカ駅にて地底深くのマントルから浮上。ほんと深すぎるんだよロシアの地下鉄。

地上の光も届かない地底から顔を出すと、目の前にはモスクワの煌びやかな世界が!
ひだり みぎ
写真(右)の金色に光る華やかな建物はKGBの本部跡。いきなり冷戦時代の恐怖政治の総本山が目の前に現れ、自分の中で勝手に緊張感が走る。


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セントレジスモスクワはKGB本部跡の広場を挟んだほぼ対面、ルビャンカ広場に面して建つ。地下鉄1号線ルビャンカ駅直結で、赤の広場やクレムリン、グム百貨店といったモスクワの象徴的観光スポットまで徒歩10分弱、周囲には沢山の土産物屋や飲食店が立ち並ぶ便利な立地にある。

ロビー

クラシカルなベースにモダンさを加えた、セントレジスならではのセンスの良い館内。

ひだり みぎ
ロビーはこじんまりとしていて、入って右手に2人対応の小さなフロントデスク、その奥に螺旋階段の曲線が美しいロビーバー件ラウンジのOrlovがある。ジャジーな音楽が流れていて優雅な雰囲気っす。

プラチナ特典

プラチナ特典はポイントもしくは朝食の選択式で、朝食を選択。クラブラウンジは無く、アフタヌーンティーやイブニングカクテルといったサービスもありませんでした。まぁここらへんはラウンジ乞食には場違いなセントレジスなのでね。

部屋:アスタースイート


部屋は6階の中庭に面したアスタースイート。室内へ一歩足を踏み入れると、いきなり素敵なタッチの油絵が視界に飛び込んでくる。


部屋の形は角のデッドスペースに無理して作ったかのように歪で、絵画の右手にリビングスペースが、絵画の左手にベッドルーム、さらにその奥にバスルームが続くような形となっている。


モスクワに着いたことだし、コニャックでも一杯やるかーと思いソファにふんぞり返ってルームサービスのメニューに目を通すと…ヘネシーリシャールがあるw お値段なんと40ml税サ抜きで24,200ルーブル(≒42,000円)w さすがは社交界の大物御用達ホテル、吾輩が泊まるにはちょっと場違いだったかと思いつつ、小者の自分は最安値のヘネシーVSを発注。

ひだり みぎ
ベッドルームはロシアらしい豪奢なデザインが上品に纏められている。

ひだり みぎ
ここにもバレリーナを作品モチーフとした、暖色系の印象派絵画が数多く掲げられている。ロマノフ朝時代の富豪の邸宅でも意識してるのだろうか。

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ルビャンカ広場側の部屋は満室だったようで、窓の外はホテルのコートヤード。こうしてみると、非常にがっちりとした建物で見応えもあるのですが、やっぱりお勧めはルビャンカ広場側の部屋。

バスルームも大理石張りでしっかりした高級感のある作り。
ひだり みぎ

寒い国あるあるなんだろうけど、タオル掛けの真鍮のパイプがヒーターになっていて、タオルが常にぬくぬくホカホカになっているのはびっくりした。この後に訪れたカザフスタンはアルマティのリッツカールトンも同じような仕様になってましたね。


ただ、バスアメニティの一切が用意されていなかったので、夜分遅くではあったがバトラー氏を呼び出しセットアップしてもらう羽目に。

朝食

朝食はロビーフロアのレストラン“A Tavola”で。
ひだり みぎ
洗練された優雅な空間。前から後ろから左右から、聞こえてくるのは中国語。

ひだり みぎ
サーモン、イクラ、ウナギ、サバ、ニシン、そしてシャンパン。他の同等クラスのホテルと比べると種類が少ない点は否めないが、逆に厳選された最高の食べ物だけに絞っている印象。普段は中華圏の格安セントレジスにしか泊まる機会のないワイ、レジスモスクワの朝食の質の高さにぶったまげる。

ひだり みぎ
朝から幸せすぎるんだよなぁ。ベーカリーから焼き立てホヤホヤのケーキを各テーブルに配って回ったりと、サービスも素晴らしくてついつい胃袋のリミッターを解除して食べ過ぎてしまった。

プール

あれだけ溢れかえっていた中国人は観光に出払うようで、ジムはガチ系マッチョなロシア人が1人いるだけで基本的には好き勝手に使いたい放題。

プールは地下一階。ジャグジー・サウナ・スチームルームと揃ってる。


地下にあるのに天井を見上げればそこには青空(の絵)がw 小さなプールだけど利用客は他にはいないし、しっとりとした雰囲気でリラックスできます。

ロビーラウンジ Orlov Bar

ひだり みぎ
Jazzyな曲が流れるセントレジスの Orlov Bar。


せっかくウォッカ大国ロシアに滞在してるんだ。ウォッカベースのカクテルのオススメを頼んだところ、やってきたのはWhite Russian。バーテンダーのベタ過ぎるチョイスにビビる。

オリジナルブラッディマリーはRed Maria Moscow。ウォッカとトマトジュースに、ウスターソース、タバスコ、ビートルートジュースを合わせた一杯。ワサビや醤油を使ったセントレジス大阪オリジナルの将軍マリー大阪正直のレシピが可愛く思えてくるな…

続いてウォッカベースのオリジナルカクテル・Russian Creamy Fizz。

ウォッカベースのカクテルで卵白入りは初めてで不安だったけど、クリーミーなタイムジュースみたいで殆どウォッカの味せんな。

お酒を楽しんでいるときも、スタッフが雑誌や新聞は如何ですかーともってきてくれたり、バーテンダーの責任者が降臨してロシアにおけるバー文化の歴史を語ってくれるなど、スタッフの皆様のネッチネチなサービス精神が非常に印象に残ってる。

所感

立地◎。朝食◎。部屋の快適度◎。スタッフのサービス精神◎。
正直、モスクワでの宿は同じくマリオット系列のリッツカールトンやラグジュアリーコレクションのホテルナショナルとも迷ったんですけどね。赤の広場やクレムリンへのアクセスだけを考えるとリッツかホテルナショナルですが、部屋の快適度や朝食の質を含めた総合力ならレジスの方が上だと思う。ハードもソフトもお勧めできるホテルです。

参考情報


ホテルナショナルのこの風格も捨て難いんですけどね…。建物自体の老朽化が進んでいるので、部屋の快適度でいったらセントレジスに軍配が上がります。

セントレジスモスクワ ニコルスカヤ(St. Regis Moscow Nikolskaya)


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公式ホームページ:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/mowxr-the-st-regis-moscow-nikolskaya/
所在地: Nikolskaya St, 12, Moscow
電話: +7 495 967-77-76
マリオットリワードカテゴリー:6(2019年4月現在)




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セントレジス上海静安 St. Regis Shanghai Jing’an宿泊記

さぁまだまだ攻めますよ、上海の旧SPG系列ホテル巡り。
続いて泊まるのは2017年5月に開業した新しい上海ラグジュアリーホテルシーンの顔・セントレジス上海静安 (上海静安瑞吉酒店)

元々セントレジスといえばこちらだったんですよね、紅塔ラグジュアリーコレクション上海。それが、2011年だかにマネジメント契約の終了を機にセントレジスからラグコレにリブランドされちゃって。以来、上海ではセントレジス不在の状況が続いていたのだが、7年の時を経てセントレジスがようやく上海の地に戻ってきた。


運営は建物の所有者であるB.M Holidingなる企業が運営受託方式で担うらしい。聞いたことない企業だが、マリオットがずぶのド素人にセントレジスの運営を任せるわけもなく。一応はホテル開発・運営事業も手掛けるコングロマリットのようで、同じ上海では外高橋のシェラトンやインターコンチネンタル上海静安(旧インターコンチネンタル浦西)などを運営する実績があるらしい。まぁとりあえず紅塔ラグジュアリーコレクションのように、ホテルの名前に企業名が入らないで良かったですw


場所はホテル名の通り、上海のカルチャーとビジネスの中心である静安区。天高く聳え立つビルの36階から68階がセントレジスに割り当てられている。62-68階の最上層階にある55部屋はレジデンス向けにしちゃってるみたいだけど。

ひだり みぎ
シェラトン外高橋の開発・運営を手掛けた会社によるホテルとのことで、ハード面はゴリッゴリの中華風ゴージャス仕様であることは予想できたが、それにしてもエントランスのキャノピーからして、そこまでやるかというサイズw

エントランスを入って正面は、セントレジスが誇る最強コンシェルジュデスク。レジスの割には436部屋と部屋数が多いので、コンシェルジュチームも人数をかけてやっている。ただ、基本的にホテルを出入りするゲストはガン無視で、何やら朝も晩もタブレット端末で事務作業に勤しんでいた。タクシーをお願いしたくても、彼らの作業を中断させてしまいそうで申し訳なく感じてしまうくらい、一生懸命作業をされておりましたw

全体のデザインはすっきりとしたオフホワイトの宮殿風大理石ベースで、意外にもクラシカルなテイストでまとめられている。

ひだり みぎ
と思いきや、コンシェルジュデスクの奥に広がるロビースペースはギランギランでの古典的中国成金テイスト。よくぞまあここまでけばけばしく仕上げてくれたというか、油ギッシュなローカル系中華料理より重たい味付けっす。

ひだり みぎ
フロントはエントランスを入って右手側。独立したレセプションデスクが4つ並んでいるのだが、こちらは租界時代の洋館の執務室ばりの重厚な造りになっている。なんか色んなスタイルをごちゃまぜにしてみましたみたいな滅茶苦茶な空間設計になっているような…

部屋カテゴリー

デラックス
スーペリアデラックス
プレミアデラックス
エグゼクティブデラックス
セントレジススイート
カロラインアスタースイート
他にもマジモンVIP用の豪華スイートが用意されているのでしょうが、庶民がマリオットの公式サイトを使って予約できる部屋は全6タイプ。チェックインの対応にあたって下さったロシア人のエカテリーナ女史のご厚意により、今回は最安値のデラックスから4カテゴリーアップのセントレジススイートにアップグレード頂けた。やっぱり中国の旧SPG系列ホテルは気前が良い!

ルームキーをご用意頂き、エカテリーナ嬢のエスコートによりエレベーターホールへ。それにしても、ロシアではエカテリーナという名前は今でも一般的なんですね。どうしても女帝エカテリーナをイメージしてしまうんだけど、そういやバレー選手で身長2m超えの白い巨塔ことガモワもエカテリーナだったし。現代の日本人が秀吉とか家康といった名前だったら古風だなーって思うけど、エカテリーナはそんな感覚ではないんだな。

ひだり みぎ

それにしても豪華な造りで、自分がどこにいるのか分からなくなってくるわ。少なくとも、中国のホテルにいるという感じは全くしない。

部屋:セントレジススイート

ひだり みぎ
部屋は46階。ワクワクしながらドアを開けると、正面にリビングスペースがお目見えした。


ひだり みぎ
窓際のスペースもクッションを敷いて有効活用。アジアの夜景に包まれ寝れちゃいます。寝返り打った瞬間に落ちるけど。


シンプルながらも高級感溢れるデスク周り。飾り棚には実用性の無い陶器なんかも置かれてる。

他にも絵画やら陶器やらとラグジュアリー系高級ホテルらしい調度品が並ぶ中で、一際存在感を出しているのがこれ。

明らかに部屋の雰囲気にそぐわないでっかい空気清浄機。稼働させるとンゴゴゴゴォォォと凄まじい大音量を上げながら空気を清浄してくれる。

PM2.5も吸い取りクリーンになったところでバトラーに連絡をしてコーヒーを注文。
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普通、レジスってバチェラーから能動的に挨拶しに来るんだけど、ここでは部屋数が多く対応しきれない為か、特にそういった挨拶であったり案内は無かった。全室バトラーサービスをウリにしているのに、チェックイン時に説明も無かったのわなぁ。バトラーサービスに気付かぬままホテルを後にするようなゲストも沢山いそう。

バトラーの存在を知っている自分はコーヒーやお茶は電話一本でバトラーにお願いできるので、ミニバーは消費する必要無し。
ひだり みぎ
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ウェルカムフルーツもがっつりついてくる上に、ターンダウン時にはもう一皿追加。一泊の滞在でこんな量のフルーツを与えられて喜ぶのは、フルーツしか食べないという体を張ったフルーツ研究家の中野瑞樹氏くらいだろ。

続いてお隣のベッドルームへ。リビングルームと同様、ヨーロッパの宮殿風のデザインをベースにしながらも、中華王朝の皇帝が好みそうな黄色の重厚なカーテンが設置されている。

ひだり みぎ
窓が二面に設置された遮光性の良いベッドルームだが、ロールスクリーンの遮光性が抜群で、朝の訪れに気付かず少々寝過ごしてしまった。

ひだり みぎ
続いて、バスルームへと続くスペースに設けられたウォークインクローゼットとドレッサー。

その奥がバスルーム。
ひだり みぎ


真っ白い大理石に大きく真っ白い楕円のバスタブが印象的。バスタブに壁に埋め込まれた鏡はミラーテレビになっている。そういやシェラトン外高橋もミラーテレビを採用していましたね。BMホールディングスはミラーテレビ事業も手掛けているのだろうか。



トイレもコーラーの最新型スマートトイレで知能指数く、進化型プレミアムトイレ大国出身のワイでも驚いた。入ろうと思ったら人感センサーで人の気配を察知して自動で便ふたが上がるし、操作もタッチパネル式。ウォシュレットの水圧や位置、乾燥の為の風の温度といったことまで調整できたりする。

55階 The Club(倶楽部)

ひだり みぎ

ここセントレジスにはクラブラウンジは設けられていないけど、マリオットのプラチナ会員は55階の【The Club】をラウンジ代わりに利用することができる。

営業時間:07:00-22:00
朝食:07:00-10:00


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宮殿内の応接間にダイニングルーム風の内装で、フェイクの暖炉なんかもあったりする。


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夕方に顔を出してみたけれど、スイーツとティーにコーヒーがあるくらいのもので、利用客もあまりいなかった。スペースの大きさからして、朝食も大したことないかと思う。

カクテルアワー

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プラチナ会員向けカクテルアワーのサービスは1階のセントレジスバーで18:30-20:30の2時間限定で提供される。バーにお金を落とす他の一般利用客もいらっしゃる中での利用なので、「おまえにも使わせてやってる」的な対応が目につきましたが…


メニュー。


まぁ、オマケ程度の内容っすよね。サービスの一環として供されるスナックはお世辞にも美味しいものとはいえないので、ミールだけでも有償でオーダーした方が良いかと思う。

朝食


朝食は一階のSocialで。今回はプラチナ特典で朝食を選んだので無料だったけど、お金を払って利用する場合は258元になる。

ひだり みぎ
そこまで優れた内容ではないかな。全体的にミールのレベルは高くないと感じた。料理の種類も然程多くないし。

プール



天井がガラスになっている面白いプール。ギリシャ風の像が見守ってくれる中、上海の空を見上げながら開放的な気分でリフレッシュできる。

所感

マリオットカテゴリーは5とセントレジスにしては低い設定だが、最安値のデラックスでも一泊1,800元程度と中国にしてはそこそこのお値段。すっごい快適な部屋ではあったんだけど、それだったら2,000元を払ってリッツカールトンのクラブルームに泊まった方が、純粋にステイケーションを楽しむには満足度が高いかな。もちろんホテルに何を求めるかによっても順位は変わってくるけれど。

セントレジス上海静安/St. Regis Shanghai Jing’an


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ホームページ:https://stregis.com/shanghaijingan
住所:北京西路1008号 上海

セントレジス深セン メトロポリタンスイート宿泊記

この週末は深センに行く用事があったので、ついで前々から泊まってみたいと思っていた京基100に入居するセントレジス深センに泊まってみることにした。

京基100は深センにある100階建ての摩天楼。2011年の完成当時に深センで一番の高層ビルとしてもてはやされたランドマーク的存在の建物で、セントレジスは贅沢にもその最上階層である75~100階を占拠する。
因みに深セン一の高層ビルの座は2014年に完成した高さ600メートルの平安国際金融中心へ譲り渡して三日天下ならぬ三年天下に終わってしまったが、それでも京基100も441.8メートルと高いことにこしたことはない。日本の最高層ビル・あべのハルカスですら300mですからね。セントレジスの部屋からは想像もできないような素晴らしい展望が楽しめるに違いない。
ひだり みぎ

ということで香港は紅カンから香港鉄路の東鉄線に乗って深センへ。香港から深センへはMTRで1時間程度の距離にあるので、週末を使ってのぶらり深セン旅行なんてのも気軽に楽しめる。


中国に入ってから中国側の地鉄・羅宝線に乗り換える。羅宝線の羅湖駅からセントレジス深センの最寄り駅である大劇院駅までは僅か3駅、更には駅からホテルまではKK Mallというショッピングモール経由で直結という便利な立地となっている。

ひだり みぎ
京基100の真下に到着すると、やっぱりその圧倒的な大きさに驚愕する。高すぎて見上げるのに首が痛いくらいだわ。


黒スーツを着用した強面スタッフが何をやるでもなくウロウロと徘徊する館内に恐る恐る入ってみると…宿泊客は96階のロビーへと上がってチェックインしてくださいーということでセントレジス専用のエレベーターへと案内された。


1階と96階しか停まらないエレベーターとか凄すぎる。96階ってw

ガラス張りのロビーからは深センの町を360度見下ろせるようになっていて、96階でエレベーターの扉が開くと同時に目の前に大パノラマが展開する。
ひだり みぎ
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煌びやかなオブジェや芸術品が配されセントレジスならではの上品な世界感が楽しめる…と思いきや、よれっよれのシャツを着た集団がしゃぎながら記念撮影をしていたり、子供が奇声を発しながら走り回っていたりとゴージャスなセントレジスの雰囲気を損ねてしまっていた。なんでもこのロビーは展望台を兼ねているようで、幾らかのお金を払えば非宿泊者でも上がってこられるらしい。グランドフロアの強面スーツマンたちは集金係だったのかな。

部屋:メトロポリタンスイート

ロビーの雰囲気は残念極まりなかったけど、予約のハンドリングは流石。予約時にプラチナ特典として「最も眺望のよい部屋」を選択していたこともしっかり確認済みで、「展望の良い部屋であれば…」とのことでメトロポリタンスイートなる部屋をご用意頂いた。

贅沢にも2フロアを使ったメゾネットスイート、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ひだり みぎ


ひだり みぎ
ひだり みぎ

下階はリビングスペース。季節柄モヤモヤが立ち込めてて視界が悪いのが残念だが、それでも2フロア分の巨大窓から見下ろすダイナミックな深センの街並みはただただ圧巻。部屋に入ったら目の前にファンタジー感溢れる深センの町がズドーンですからインパクトはこれ以上なく強烈である。

ひだり みぎ

目の前に広がる圧巻の景色を堪能していると、宿泊中の忠実なる執事なるバトラーさんがギフトのピーチティーやらフルーツやら茶菓子やらを持ってやってきた。この専属バトラーサービスはセントレジスの特徴で、「御用の際は何でもお申し付けください。」と言い残して爽やかに去っていったが、いまいち何をどこまで頼んでい良いのかは分からない。荷解きや荷造りであったりプレスサービス、お茶やコーヒーの24/7サービスを頼むくらいが限界なんだろうけど。


ピーチティーを飲み干し意気揚々と上階へ。

ひだり みぎ
上階はデスク・ベッドルーム・ウェットエリアという構成。光調を調整するiPadで電気を消すと徐々にフェードアウトしながら暗くなったりするなど細かなところにもこだわりを見せてくるのがセントレジス。



ギラギラしたバスルーム。お手洗いだけは下階にも設けられている。

イブニングカクテル

ひだり みぎ
他の多くのセントレジスと同様にクラブラウンジは設けられていないが、地上430メートルの100階にある天空のバー・Decanterにてイブニングカクテルサービスが提供される。


ワインは安物だが、ビールは輸入物の白ビールも黒ビールも飲み放題とビール党にも満足頂けるかという内容。中国の他のホテルは青島とハイネケンだけというとこが多いですからね。


この雲の上にある洒落た空間でゴージャスな雰囲気に浸りながらビールグラスを片手に…といきたいところだったのだが、ここ数日しこたま飲んだのでここではぐっと堪えて生搾り西瓜汁でデトックス。


ホットミールは中華な内容だけど6種類。肉と野菜のバランスも良いし、いずれもなかなか上品なお味。ここで食べればディナー要らずっす。

ひだり みぎ
デザートも充実。パンナコッタ・プリン・マカロン・ブルーベリーチーズケーキが特に美味かった。


フルーツも新鮮で冷えっ冷えだし、スタッフのホスピタリティも含めてかなーり満足度の高いイブニングカクテルであった。

朝食


朝食は95階のSocialで。残念ながらSPG特典には朝食は含まれていないので、朝食込みレートで予約するかウェルカムギフトで朝食を選ぶ必要があります。あ、でもマリオットと統合になったらセントレジスではウェルカムギフトで朝食を選べなくなるのかな。

ひだり みぎ
中華も洋食も非常に満足いく品揃えで、特にこの肉ね、肉が良い。グレイビーソース付き。朝からガッツリ行きたい食べ盛りの乞食の要望にアツく応えてくれてます。

ひだり みぎ
ペイストリーも朝に焼きたての一級品揃い。

ひだり みぎ
ドリンクも充実していましてね…


塩胡椒をきかせたセントレジス深センオリジナルブラッディマリー“塩マリー”のウォッカを抜いたバージンバージョンが置かれてる。たのめばウォッカも入れてくれるみたいだけど、まぁ朝から流石に塩マリーはやり過ぎだと自重する。


幸せな日曜日の朝。

プール

ひだり みぎ
サウナ・プール・ジャグジー・ジムも貸し切り状態で使うことができたし。これだからSPライフは止められないわーと再認識させられた滞在となりやした。SPGプラチナにはお勧めのホテルです。

セントレジス深セン(The St. Regis Shenzhen)


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住所:中国深圳羅湖区深南東路5016号京基100大厦75-100層 518001
電話:+86 755 8308 8888


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セントレジス成都 (St. Regis Chengdu, 成都瑞吉酒店)宿泊記

成都二日目は初日を過ごしたJWマリオット成都からSPG系列のセントレジス成都へとお引越し。レジスはSPGのスターポイント10,000を使っての特典宿泊だったんだけど、同じ成都では高級ホテルの代名詞・リッツカールトンも同じポイント数(マリオットポイント30,000=SPGスターポイント10,000)で泊まれるので予約時にちょっと迷った。でも、最後はやはりSPGとリッツカールトンのプラチナ会員特典の差でセントレジスを選択することとなった。

成都には他にも低カテゴリー層のSPG・マリオット系列ホテルが展開してて、ホテラー的には魅力的な街なんですよね。IHG系のインターコンチネンタルも2箇所あって比較的お安く泊まれますし。

【成都にあるSPGホテルカテゴリー】
カテゴリー1: フォーポイントバイシェラトン成都安仁・フォーポイントバイシェラトン成都浦江リゾート
カテゴリー2: シェラトン成都麗都ホテル
カテゴリー4: セントレジス成都
カテゴリー3(マリオット)成都マリオットファイナンシャルセンター
カテゴリー3(マリオット)ルネッサンス成都
カテゴリー3(マリオット)JWマリオット成都
ティア1(リッツ)リッツカールトン成都

まぁでもやっぱりセントレジスかJWマリオットがお勧めかな。インタコは市街地からちょっと離れるし。



少し話が逸脱してしまったが、宿泊記へと話を戻していこう。

JWマリオットからの移動距離は1キロ弱、セントレジスは地下鉄の天府広場駅・春熙路駅・市二医院駅・太昇南路駅・騾馬市駅という五つの駅の中間地点にある。JWマリオットの黒スーツヤ〇ザさん系コンシェルジェ曰く、タクシーは近すぎてメーターの利用を嫌がるし、渋滞に巻き込まれるので歩いて行った方が良いだろうとのこと。そして、レジス方面に向かう路線バスがあるかという問い合わせに対しては驚愕の回答が。

一言「知らない」と…。
そこを調べて回答を提供するのが貴方の仕事ではないのかと突っ込みたかったが、ヤ〇ザ風でおっかなそうな御仁だったので諦めて歩くことに。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
というわけで歩いてやって来たセントレジス成都。煌びやかな恒大広場に建つ高層ビル群の一角にあり、伊勢丹やイトーヨーカ堂といったデパートや高級そうな飲食店が集まる成都の中でもアップスケールな土地柄にある。もうね、やっぱりセントレジスクラスのホテルになるとチェックインに向けてテンションが盛り上がってくる。

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29階建て、部屋数279の高層ホテル。足元には小さな噴水も流れたりと優雅なもの。

ポーターによる丁重な案内を受け足を踏み入れたロビーは純白を基調としている上に採光も良いもんで、大変に明るく開放的な印象。吹き抜けになって天井も高いですし、エントランス側の一面は全面フルハイトのガラス窓ですからね。ただ、セントレジスとは言え1000元程度から泊まれるということもあってか、残念ながら短パンサンダルの中国人が利用してたりと客層は推して知るべし。格式高さセントレジスに短パンサンダルって感覚的にどうなの?と思うけど、ホテルの格式とか気にしない中国人富裕層も多いんでね。彼らの中では「1,000元クラスのホテル」程度の認識で来ているのでしょう。
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今回は予め申請していたスイートナイトアワードが通ったけど、チェックイン時に聞いたらSPGプラチナだと会員特典でラフェイエットスイートにアップグレードすることが殆どらしい。先に言ってくれたらSNAの申請を引っ込めたのに…。他にもSPGプラチナ特典としては500ポイントに加えてオーダー制カクテルアワー・朝食フルバッフェとプラチナ特典は非常に充実してると言えるだろう。近くのリッツも安いけど、プラチナでもスイートアップ・ラウンジアクセスが無いので、古事記系高級ホテルマッタリステイ派の皆様にはレジスがお勧め。

ただ、悲しいことに正規のチェックイン時間ちょうどにホテルに到着したのに、部屋の準備が未だとの通知を受け、暫しロビーでの待機を余儀なくされた。
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セントレジスらしくアートも多いホテル館内。

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カフェスペースで30分程待ってたけど、何ら追報が入らずに放置プレー。痺れを切らせて進捗状況を確認しに行くと、「もう少し時間がかかりそう。だが、具体的にいつになるかは分からない。」とのことで今度は2階のラウンジへと通される。ワイの入る部屋の利用客が申請無しにチェックアウトを遅延させてるとかだろうか…。中国のホテルだと、「あと少しお待ちください」と言われたら「大体何分くらいか?」と予め確認しておくのが良いだろうな。「馬上到!(もうすぐ着くから!)」と言われて30分以上待たされることもあるようなところだから。


三階(二階だったかな)がレストランとラウンジになっていて、向かって左手が朝食会場にもなるオールデイダイニング“Social”、右手がラウンジ兼バーの“Decanter”と二つの飲食施設が分かれて営業してる。

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ほほお。良い感じ。なんとなくセンスがシャングリラホテルっぽいというか。


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上質な空間だ。流石に短パンサンダルさんもここまでは入ってこれまい。

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喫煙者用かテラス席も有るし、プライベートのテースティングルームなんかも用意されているらしい。

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セントレジスってカクテルアワーには余り力を注がないホテルが多いけど、ここ成都はカクテルアワーも手抜きなしの全力投球。ワインは毎日のお勧めワインが供されるとのことだ。


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イブニングカクテルは全オーダー制。開催時間は17:00-20:00とちょい長めで、フードメニューの種類もそれなりに豊富で味も良し。担々麺・紅油炒手(四川風雲吞)も街角のローカル店のような無慈悲な山椒・唐辛子漬けじゃなく、程良い辛さで上品に仕上げられている。ビールがススム君でお勧め。

さて、先にラウンジのカクテルアワーを紹介してしまったが、結局、部屋は16:00を回る頃に準備頂けた。予想通り、正午にチェックアウトを予定していた客が申請無しに15時まで居座ったらしい。それなら他の部屋に換えるとか融通を利かせられなかったのかとも思うが。
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部屋へと向かうエレベーターの中ではSPGライフのアピールデモビデオが流れていたりして、チェックインの遅れによるストレスを忘れてウキウキ気分で我を待つラファイエットスイートへと向かう。

部屋:Lafayette Suite

Lafayette Suite・St. Regis Suite・Metropolitan Suite・Governor Suite・Empire Suite・Presidential Suiteと6種類もスイートルームが用意されているのだが、残念ながらスイートナイトアワードを申請できるのは最下層スイートのラファイエットまで。まぁ最下層といっても110㎡と持て余すくらいの広さがあるんだけど。あと、参考までにこの日の最安値レートはデラックスで込々1,257元(≒22,000円)で、ラウンジアクセス+朝食付きのラファイエットスイートは1,662元(29,000円)とそこまでの値差は無い。


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110㎡のラファイエットスイートは、ドアを開けると正面が“時代を超えた伝統が偲ばれる”リビングルーム。この部屋だけでも香港のホリデイインエクスプレス級の広さがあるんじゃないか。最弱スイートとは言え、リビング・ベッドルーム・バスルーム以外にゲスト用のトイレまであるし、スイートの名に相応しい部屋である。


部屋に入ると自動的にウェルカムメッセージがテレビに表示されるのにも驚いた。ルームキーをかざすだけで自動的に宿泊階まで上がるエレベーターや自動開閉に自動フラッシュのトイレ等々、RMB1,000⁺⁺程度と世界のレジスの中でも随一の安さだけど、流石に最新設備が備わってる。

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エレベーターを出て左手がゲスト用バスルームで、右手が浴室と寝室へと続くホワイエ的スペース。真っ白い空間で、土足で歩いて床を汚してしまうのが憚られるw

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ベッドルームは茶系統の色の濃淡のバランスで高級感と重厚感を出している。カーペットは帰属感漂うし、重厚なデスクはエグゼクティブ感たっぷり。もちろんベッドも見るからに弾力があって良さげ。やっぱりセントレジスは他のスターウッドブランドと比べて格別だ。

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風景は味気ないシティビューになっちゃってるけど、二面の窓でガンガンに光を取り込んでくれるし。

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ミニバーもちょこちょこっとしたものが揃えられてるけど、ラファイエットスイート利用客はラウンジアクセスとバトラーサービスがあるので有償ミニバーは消費する必要無し。

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ちょっとオレンジジュースやコーヒーなんかを飲みたくなったら部屋に備え付けているiPadでバトラーにお願いすれば持ってきてもらえる。他にレストランやスパの予約であったり、部屋の照明やエアコン・カーテンの設定なんかも全部このiPadでパパッとできる。ほんと設備面は最新鋭だわ。

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ウェルカムフルーツと一緒に出たツマミも夕方のターンダウンで補充されてたし、バトラーさん中々気が利くわ。


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他に、靴磨きサービスなんかもバトラーにお願いすることができる。


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水周りもダブルシンクな上にドレッシングテーブルまで用意されていて、広々として豪華。バスタブはゆったりとした入浴が楽しめる深さで19インチのテレビまで付いてるし、レインフォレストシャワーはマッサージ機能付き。そして極めつけはトイレで、非日系ホテルとしては珍しくTOTOネオレスが採用されている。

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バスアメニティはセントレジスの定番・ルメードゥのもの。

プール


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プールはエロティックな屋内プールとムーディで都会的な印象の屋外プールの二箇所ある。

朝食

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ガッツリ系なジューシー叉焼や自分でスライスするサラミまで。え?これ自分でスライスするのかと思ってスライサーに手をかけたら、スタッフがカールルイス並みの瞬発力で飛んできた。「ワイがやります。どれくらいの厚みがご希望ですか」と。


生絞りジュースも美味くて、パンダ繫殖基地に行く前に食べたのに、帰ってきてからもう一回ジュース飲みに行っちゃいました。

いやー、それにしても良かった。客層の悪さには目を瞑るとして、ハード面やイブニングカクテルの食事などはレベルが高くて、観光に来たのになかなか外に出たくなくなるという高級ホテルの罠にかかってしまったわい。成都はインタコもレベル高そうだけど市街地から距離があるんで、観光+乞食という宿泊目的ならレジスかJWマリオットが良いでしょう。SPGライフ万歳!

セントレジス成都 (St. Regis Chengdu, 成都瑞吉酒店)


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成都市青羊区太昇南路88号 No.88, Taisheng South Street Chengdu, Sichuan,China CHINA/成都市青羊区太昇南路88号
電話番号 :86-28-62876666
チェックイン/チェックアウト:15:00/12:00
SPGカテゴリー 4


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【2017年成都・楽山旅行記】