仏像テーマパーク 東方仏都 楽山・成都旅行4

これはハッキリ言って楽山大仏のオマケだけど…
楽山大仏からの帰りのバス停を探して敷地内を歩き回っていたら、東方仏都なる施設を発見した。手持ちのガイドブックには紹介されていないが、施設の入り口に掲示された看板には大仏マニア垂涎の大仏テーマパーク的な紹介文が安っぽい仏像の写真と共にある。さっき大仏を見てきたのにまた仏か…入場料も80元と無名の観光地にしては随分と高かったしスルーしようとも思ったが、せっかくのテーマパークなんで入場してみることに。


仏教のテーマパークというよりアジアンキャッスル的な見た目のエントランスで80元の入場料を支払って中へと進む。楽山大仏の入場料が90元だったので、これで合計170元。なんか楽山大仏との共通チケットなんかも165元で売ってたらしいが気付かんかった。

入場して、いきなりゴッツイ階段を上らされる。
ひだり みぎ
階段を上りきった先には洞窟があり、記念写真を撮るカメラ屋さんがめっちゃ一生懸命営業してた。このご時世誰もがカメラを持っているので商売あがったりだろうに…。


洞窟に入ってみるとビックリ!バーミヤン大仏でも模したかのような巨大な仏の立像がデデーンと仁王立ちしてるではないか。表情も厳めしく、凄まじい迫力だ。

ひだり みぎ
洞窟の壁面にはヘレニズム文化を匂わせる彫り物で彩どられてる。ただ、特に一つ一つの仏像に対する解説や説明はないので、純粋に仏像だけを見て楽しむというすっごいマニア向けのテーマパークになっている。

ひだり みぎ
一つの山全体がテーマパークで、参道の脇にもアンコール風の仏像なんかが何気なく置かれてたりする。



広場に出たと思ったらまたきつい階段…。その先にはこれまた迫力ある雲崗石窟のものであろう大仏がデデーンと鎮座。ここで、なんとなくこのテーマパークの趣旨が分かってきた。世界中の有名な仏像レプリカが集められてるんですね。

ひだり みぎ
洛陽の竜門石窟(右)か。


これは安岳大仏。角ばった形状が特徴的だから直ぐ分かる。やっぱり中国の仏像レプリカが中心となってるみたいだな。

ひだり みぎ
中にはヒンドゥー教のシヴァ神やタイかミャンマーあたりの仏塔もあったりするけれど、やっぱり中国の仏像が大多数。


ひだり みぎ
重慶の大足石刻。

ひだり みぎ
大足石刻の大仏脇に洞窟があって、その中の壁にもびっしり仏像が刻まれている。


佛!また洞窟だ。

ひだり みぎ
こちらは万仏洞になっていて、無数のミニチュア仏や砂岩のレリーフが多数並んでいる。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
こちらは羅漢洞になっていて、暗くて薄気味悪い洞窟で君の悪い表情を浮かべた仏像が無数に並ぶ。


スローテンポなお経が響き渡る極楽浄土。

ひだり みぎ
ドヤ顔で集合する七福神(?)がちょっとウケる。



内部はめちゃくちゃ巨大な空間になっていて、中央にはお腹たっぷんたっぷんなヱビスさんの御姿が。


最後に、出口の近くにある全長170メートルで世界一の大きさの臥仏を拝んでから帰りたかったのだが、地図が指し示すあたりをウロウロしてもなかなか見つからない。170メートルの仏像とか直ぐに見つからない方がおかしいと思うのだが…。

諦めて帰ろうと思って最後に後ろを振り返ったらファっ!?ってなった。

赤枠で囲った箇所をよく見て頂くと分かるのだが、木々で隠れて見ずらいけど170メートルの迦牟尼の臥像が山肌に彫られてるwそうきたかwww

単純なレプリカだけでなく、全長170メートルもの巨大な寝釈迦や、巨大仏像を彫った人工の洞窟など、意外なサプライズもあった東方仏都。他にも奈良や鎌倉の大仏だったり敦煌の石窟といった日本人にも馴染みある作品が並んでたりするそうです。ニッチ過ぎて万人受けはしないかと思いますが、仏像マニアの皆さんには楽山大仏とセットで観光されることをお勧めします。

【東方仏都】

住所:四川省 楽山市 市中区花湖湾
営業時間:08:00-18:00
入場料:80元


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【2017年成都・楽山旅行記】












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