搭乗記 キャセイパシフィック ビジネスクラス ドバイ⇒香港

2018年年末年始旅行もこれで最後。先ずはキャセイパシフィックでドバイから香港へと戻ります。


フライト時間は8時間。これくらいであれば近所と思えるくらいに感覚がマヒしてきましたw


白人・アラブ系ビジネスマンを中心に需要が高いようで、搭乗率は9割ほどとそこそこの入り。黒装束に身を包んだアラビアンマダムに囲まれたバーレーン⇒ドバイ区間とは明らかに客層が異なります。

ドバイ⇒香港のフライト時間は8時間。そこそこの距離を飛ぶのでアメニティキットやソックスが入ったポーチも配布されます。


これはデザインも無難で重宝しそう。表側のキャセイのワンポイントロゴだけだったら尚よかったのにとは思うけど。

ひだり みぎ
テイクオフ。

ひだり みぎ
うっとりするドバイの夜景を眺め、次にドバイに来れるのはいつになるのかな…なんて旅の最後を迎えて感傷に浸ったけど、3週間後にまた来るんだった。

レッドアイ便ということもあり、迪拜を離れて安定飛行に移るなり速攻で夜食のサービスが始まった。とっとと食べてとっとと寝たいので、迅速なサービス展開は本当に助かります。ほんとこの日のクルーのスピード対応は凄かった。対応が多少雑になっても効率・速度重視のスピード型。香港のローカル食堂に生息する、やたらとテキパキ仕事を捌く不愛想なおばさん店員にノリが近かった。


相変わらずキャセイのガーリックトーストは味もしっかりしているし、フワッとサクッとモチっとしてて他社のガーリックトーストと比べると相変わらずレベルが高い。


アペタイザーを食べ終えるのを待たずして、メインワゴン様がカブサのエキゾチックな香りを放ちながらやってきた。この香港のスピードスター、ペースが速すぎて胃袋が追いつかないw

選択肢は多く、4種類。
-スナッパー
-牛テンダーロイン
-チキンカブサ
-フジッリ

スナッパーは胃袋が欲していなかったので選択肢から消去。ガッツリ行くならテンダーロイン、最後まで旅情を味わいたいならカブサ、寝る前に軽く済ませたいならフジッリ…この3択からフジッリを選択した。旅行の最後で胃袋も疲れ切ってたので、最後は軽~く。

濃厚なクリーミーソースにとろけるズッキーニ。軽~くなんて言ったけどボリュームがやばい。そこら辺のオシャレイタリアンで出てくるミニポーションのランチプレートの2倍はあるね。


なんとかパスタをやっつけ息も絶え絶え苦しんでると、チーズ&フルーツコースのお誘いが。

胃袋のリミットを外してパパイヤだけ数切れ頂くも、ここで旅行の疲れがどっと押し寄せてきて、ハーゲンダッツとコーヒーのファイナルステージは辞退。というか寝落ちして不戦敗。

8時間のフライトで到着前には朝食のサービスもあったんだけど、晩食後に爆睡してしまって気づけばこれ…

食べて寝るだけの豚まっしぐらコースでしたが、やっぱりたまーに乗る分には良いですよね、キャセイ。

搭乗記 バーレーン⇒ドバイ キャセイ以遠権便とガルフエアラウンジ

本日は、バーレーンからUAEのドバイへと移動します。


飛行距離303マイル、ペルシャ湾を飛び越えるだけのウルトラショート区間。航空券自体はCXでバーレーン⇒ドバイ⇒香港と通しで買ってますが、先ずは以遠権区間のバーレーン⇒ドバイのみを消化。香港へはドバイで1泊してから帰ります。


バーレーン⇒ドバイのCXの以遠権区間は一応ファーストクラス付きの機材で飛んでるみたいですが、全然安くはない。BAH⇒DXBのたかだか1時間20分のフライトでUS$1,700。BAH⇒SXB⇒HKGの通しでこの値段ならまだ考えるけど。

*2019年10月時点では機材がF無しのA333に変更になってるみたいっす。


マナーマ市街地からバーレーン国際空港への移動はA1の路線バスで。


バーレーンの国営航空会社であるガルフ・エアがハブ空港とするバーレーン国際空港。バーレーン首都の国際空港とはいえ、小さなターミナル1つだけの小規模エアポート。


他の湾岸諸国の空港が成金趣味丸出しなロレックスやオメガを好んで使うところ、バーレーン空港のチョイスはブライトリング。このセンスの良さには感銘を受けましたw

ひだり みぎ
また、マクドナルドのこの雰囲気も中東然としていて面白い。

空港制限エリア内のビジネスクラスラウンジについては小さい空港ながらも3箇所あるようだ。
Hala Bahrain Lounge:有償(BHD10~)で入室可能なラウンジ
Falcon Gold Lounge:ガルフ・エアの本丸ラウンジ
Dilmun Lounge:プライオリティパスで入れるラウンジ


中でもDilman Loungeはプライオリティパスの利用者が選ぶラウンジ・オブ・ザ・イヤー(中東部門)での受賞歴を誇るなど、評判の高いラウンジらしい。

ガルフ・エア ファルコン・ゴールド・ラウンジ

ひだり みぎ
3つある主要ラウンジの中で、キャセイの指定ラウンジは中東を代表する老舗航空会社であるガルフ・エア航空のファルコン・ゴールド・ラウンジ。バーレーンの国営企業が運営するバーレーン国際空港内の本丸ラウンジだから、期待しないわけないでしょう。


ファルコン席。大家族の多い中東だけあって、大人数用のファミリー席も用意されている。


ガルフ美人席。

ひだり みぎ
ガルフ・エアの歴史に関する写真の掲示もある。こんなん見てたらガルフ・エアに乗ってみたくなるじゃんかー。


また、大きく設けられた窓からは、数々のレア度高めの飛行機が駐機する様子も眺められる。ミューツー並みのレア度を誇るイラク航空B747をも捕獲できました。

ひだり みぎ
ゴールドで産油国らしい機体が特徴のガルフ・エア。“バーレーン・エア”ではなく“ガルフ・エア”とはバーレーン政府も大きく出たなーと思いきや、元々はバーレーン政府のみならず、UAEアブダビとオマーン政府との3国共同で経営されていたそうだ。文字通り湾岸諸国による連合航空会社だったんすね。それが、ドバイのエミーレーツの成功に感化されてか、オマーンもアブダビもそれぞれオマーン航空とエティハド航空へと資本を投下していく流れとなり、気づけばバーレーンはボッチ。ガルフ・エアは規模を縮小しつつ、バーレーンにより単独で運営されることになったという流れらしい。

ひだり みぎ

ラウンジのミールは予想以上に充実。

ひだり みぎ
ドリンクも流石はアラブ世界の楽園だけあってアルコールもバッチリ。ガルフエアのラウンジでインド飯とシャンパンという奇妙な組み合わせのランチを堪能できました。

中東御三家のラウンジの様な豪華さはありませんが、料理もお酒もそれなりに充実。雰囲気も悪くなく、バーレーンのプライドが垣間見えるようなラウンジでした。

時間になったのでゲートへと向かう。
ひだり みぎ
ラウンジでは搭乗アナウンスがされないので分からなかったが、ディレイとなるようでちょうどキャセイの機体が駐機場にスポットインするところだった。クルーの皆様はバーレーン泊になるのかな。オツっす。

フライト キャセイパシフィック BAH⇒DXB


ひだり みぎ
懐かしのキャセイパシフィック。まさかこんなところでお世話になるとは。


サウジアラビア発着便とは違って、ちゃんと出発前にアルコールも出ます。当たり前にお酒の飲める日々が返ってきて嬉しいけど、お酒を飲むのに背徳感を覚えるくらいには中東の風習が身に沁み込んでましたw


さらばアラブの楽園バーレーン。


2日間過ごした首都マナーナ。こんなミニ・ドバイ的な埋め立て地だったんすね。

ひだり みぎ
機内でのサービスはサラダプレートとUAE入国の際に使えるファストトラックのクーポンが配布されるのみの簡易な内容。フライト時間がフライト時間だけに空の上ではアルコールも出ませんでした。ゴリ押しして要求すれば呑むことはできるとは思うけど。


ということでやってきたドバイ。やっぱり本家の摩天楼群は迫力が違います。


ドバイでも追加の乗客が多数乗り込んでるのかと思いますが、ドバイ⇒香港まで残る乗客は極々僅かなようでした。黒装束を身に纏ったマダム様方もドバイが最終目的地のようで、香港には向かわずここで一緒に降機。ドバイ市内のホテルへと向かいます。

搭乗記 ロイヤルヨルダン E195ビジネスクラスとアンマン空港RJラウンジ

2019年記念すべき一発目は元旦フライトのロイヤルヨルダン便。アンマンからクウェートへと飛んできます。


西から東へアラビア半島横断フライト。


カタール航空で半島の東から西に飛んだ際は迂回コースを飛んで4時間半近くかかったけど、ヨルダン⇒クウェートはほぼ直線最短距離で飛ぶので2時間のフライト。オンタイムで入国もスムーズだったらワンチャン今晩の宿泊先でのイブニングカクテルサービスに間に合うか!?


死海からアンマンの空港へはクラウンプラザ前で拾った僕は良い人アピールが激しい運転手の白タクで。運賃24ディナール。始めは50ディナールと言われたけど、ディナールでの手持ち残金が24ディナールと伝えたらあっさり24ディナールでディール成立。正直に手持ち金を申告せずに、ダメ元で残高10ディナールって言ってみたら良かったか。

出発するなりヨルダンの魅力を一方的に語りだす自称良い人。その柔らかい語り口と裏腹に運転はワイルド。砂漠の真ん中に延びるハイウェイを120kmで爆走し、死海を出て1時間足らずでアンマンクイーンアリア国際空港に到着した。
ひだり みぎ
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無骨なシーリングが妙にしっくりくるアンマン空港。正月だからか全然人がいない。町でも旧市街地の一部のエリア以外ではあまり人をみかけなかったけど、何?みんな冬眠してるの?

チェックイン

今回利用する航空会社はもちろんアンマンを根拠地としたロイヤルヨルダン航空(RJ)。RJの本丸ラウンジが楽しみなので、しょっぱい死海での朝食は食べずに空港へとやってきました。古事記精神全開ですみませんの。


チェックインは、クラウンクラス専用カウンターが入る一室でゆったりと座りながら。遺影チックなヨルダンロイヤルファミリーの写真に見守られながらチェックイン。「どこに行かれるのです?」いやいや、クウェートへの直行便だしクウェートでしょ。「何でクウェート?もっとあるだろ?ドバイとか…」機内でも「は!?クウェートに行くの?何しに?」みたいな感じのやりとりがあったくらい、クウェートに観光で行くのはあり得ない選択肢らしい。確かに、自分も何故クウェートに行くのか聞かれると回答に窮しますw 「〇〇に行く」って言えるよな観光地も世界遺産もないですからね。


搭乗手続きを終えた後は、クラウンクラス専用部屋にある保安検査と出国審査で制限エリアに入れる仕組み。



やっぱRJのロイヤル感あるセンス好きだわー。

ひだり みぎ
チェックインカウンターでの搭乗手続きから保安検査、出国審査までビジネスクラス専用のレーンで一直線に繋がる無駄の無い動線。通路の壁にはRJのフィロソフィーや歴史に関する展示品が掲げられていたりと、中々に面白い作りになっている。


レバノンから来て感じるのは対レバノン人比での人々の顔の薄さ。これがまた、アラビア海側のクウェートに行ったら違ってくるんでしょうね。

ロイヤルヨルダン航空 クラウンラウンジ

出国審査通過後は免税店群をまっすぐ抜けてロイヤルヨルダン空港の本丸ラウンジへと直行。金に物をいわせた豪華ラウンジで有名な中東系キャリア、しかもワンワールドにも加盟する実力のある航空会社の本丸ラウンジですからね。知名度の低いレバノンベースのミドルイースト航空のラウンジが立派だったということもあるし、期待が高まります。



ラウンジ入口に通じる専用エレベーターで2階へと移動…って、年越したのに、まだクリスマス祝ってんのかよ!

ひだり みぎ
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無駄に広っ。吹き抜け部分以外の2階全体がラウンジというマジキチぶり。混むときは混むんだろうけど、この時はワイ以外に2-3人の利用客がいる程度という無駄さ加減がもうね。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ミールは完全なるローカル飯。


ひだり みぎ
ドリンクは無人のバーカウンターで。アルコールはヨルダンワイン赤、ヨルダンビール2種類、各種スピリッツと、まあ最低限は揃ってる印象。


アンマンの町並みと同様に色彩に欠けるヨルダン飯をかっ喰らう。見た目はアレだけどチキンビリヤ二はまぁイケる。


そして、周りの人の見様見真似でよそってみた3時のおやつならぬ3時のメッゼ。ちょっとローカル色が強すぎる献立なんで、日本人ウケは悪いかもっすね。

フライト:ロイヤルヨルダンE195 アンマン⇒クウェート

ひだり みぎ
荒れ果てた大地、武骨な空港にマッチする真っ黒い機体が滅茶苦茶良い味出してます。


バスもビジネスクラス用は黒で徹底。中東御三家と比べるとカスみたいなエアラインで人気が低いのも納得なんだけど、でもなんか個人的には好きなんだよなーロイヤルヨルダン。


アンマン⇒クウェートの距離は730マイルでフライト時間は2時間。大阪-那覇間程度の距離なもんで、機体は小型のエンブラエル195でした。もちろんTechLionで話題の最新鋭機E195-E2ではありません。


ビジネスクラスは1-2のアブレスト。1側を選べば隣席が無いのでソロユースに向いている。


ただ、やっぱり機体は小さいのでオーバーヘッドコンパートメントにバックパックが入りきらず。詰めて詰めて押し込んで、なんとかギリギリ入ったところでプッシュバック。

今回の空の旅の客室乗務員様は真っ赤で情熱的な制服がお似合いの熟熟マダム。

「メッゼとはこう盛り付けるのだ!」とばかりに美しく盛り付けられたメッゼ。マダム曰く、“渾身の力作”だそうで、味はおいておいて確かにカラフルで美しいのは美しい。ラウンジで自分が盛り付けたメッゼとは大違い、流石マダムです。


デザートはRJ機体に負けじと真っ黒い特濃チョコレートケーキ。舌に絡みつくねっちょり特濃ダークチョコ、外で買ってきたのをそのまま出してるだけなんだろうけど、これは中々美味かった。

そりゃ中東御三家と比べると格下感は否めないし、飯はローカル色強め、更には良くも悪くも緩~い感じの対応が目立つ地上スタッフなどなど。評判悪い理由も分かるんだけど、なんか好きなんだよなーロイヤルヨルダン。
あっ、自分ロイヤルヨルダンの回し者ではありませんのでw

搭乗記 ロイヤルヨルダン航空 ベイルート⇒アンマン ミドルイースト航空ラウンジ

この日はレバノンのベイルートからヨルダンのアンマンへと飛ぶ。

レバノン市街地のホテルから空港へはホテルが手配したタクシーで。

04:50発のフライトの為、眠い目をこすりながら02:55にホテル発。往路のようにタクシーの運ちゃんの後出し的な値上げ要求をされることもなく運転手と別れて真夜中の空港へ。

ベイルートのラフィク・ハリリ国際空港はミドルイースト航空の本丸ということもあって空港内の壁一面MEA MEA MEAとミドルイースト航空のロゴだらけ。ロゴのレバノン杉がクリスマスツリーみたいでシーズン感たっぷりです。
ひだり みぎ

今回飛ぶベイルート⇒ヨルダンの飛行距離はたかだか148マイルで、東京-名古屋区間より短い超短距離フライト。MEAもデイリーで3発飛ばしているみたいですが、ワンワールド厨の自分のチョイスは勿論ロイヤルヨルダンで。

以前に香港⇔バンコクの以遠区間でお世話になったRJ。海賊船風の真っ黒い機体がワイは好き。


ガラガラのカウンターでパパっとチェックインを済ませてラウンジへ。

おっ、カタール航空ラウンジもあるやんけ!と思い乗り込むも、QRラウンジは自社便搭乗客専用。ワンワールドエメラルドの印籠が効力が発揮されず入室を拒否られる。

ミドルイースト航空 Cedar Lounge

ということでセカンドチョイスのMEAラウンジへ来たのだが、これがもう凄かった。良い意味で期待を裏切ってくれました。
ひだり みぎ
3,000㎡超で450もの座席が用意された大型ラウンジ。規模もさることながら、中東とは思えぬ垢抜けたスタイリッシュさに度肝を抜かれやした。


中央のホールのド真ん中にはレバノンの国章や国旗にもあしらわれている杉の木が。なんかもうスケール感が違います。

ひだり みぎ

そしてラウンジ内に散りばめられたこのアートコレクションの数々。バールベック遺跡での出土品とか、左官壁アートなんかとは比べものにならない考古学的価値を持った展示品が普通に置かれててビビる大木。

ひだり みぎ

ミドルイースト航空なんてお堅いイスラム圏の弱小航空会社風な名称と、ビシッと決めたスタイリッシュなラウンジとのギャップがやばい。ほんと、ミドルイースト航空のラウンジなんて、全くもって期待してなかったすからね。


お酒も勿論振舞われるし、シャンパングラスにもレバノン杉がワンポイントであしらわれてたりとセンスの良さが光ってます。禁酒なんてくそくらえ!

ひだり みぎ

ただ、ミールは朝食仕様だからかホットミールは殆ど無く、全体的にショボめ。


ホットミールはカレーと春巻だけで美味しくもなさそうだったけど、何故だかマンゴーがぷりっぷりしててめちゃくちゃ美味い。MEAラウンジのマンゴー、是非ご賞味あれ。

フライト


胃袋を満たしてからゲートへと向かうと、既にラストコールで既に皆さん搭乗を終えているのかゲートには乗客が誰もいなかった…

ひだり みぎ
と思ったら、単純にガラガラなだけだった。ビジ席は12席あって吾輩のみ、エコ席の方も数える程しか乗客がいなくて笑っちゃうのを通り越して心配になるレベル。CAさんは、完全オフシーズンな上にこの時間帯のフライトなんでこんなもんですよーってサラっと言ってましたが…

ひだり みぎ

目覚まし代わりの特濃アラビックコーヒー。メガシャキガムの1000倍効くね。カフェインの錠剤なんかも可愛く思えるくらい強烈な一杯で、眠気など一瞬で吹っ飛びました。


眠気も吹っ飛んだところで定時通りのテイクオフ。


そして離陸直後に特濃コーヒーをもう一杯。早朝5時前発の超短距離便でこれだけ食べさせてくれるロイヤルヨルダン航空に胃袋が歓喜。羽田-名古屋間より短いフライトだと聞いていたのでビールでパンを流し込むように大急ぎでガン食いします。


ところが、なかなか高度が下がらないなーと思って地図見たらイスラエル上空絶拒コースを飛んでてめっちゃ遠回りしてた。羽田から名古屋に直で飛ばずに富山・大阪をグルーっと周ってから名古屋に行くような見事な三角飛びが披露されて困惑するワイ。ドーハからベイルートに飛んだ時もサウジアラビア・バーレーン・イラク・シリアの上空の迂回コースを飛ばされたり、ほんと中東情勢複雑すぎ。


そうこうしてるうちに朝陽まで昇ってきたし。ただでさえ数えるくらいの乗客しか乗せてない大赤字フライトなのに、こんなに大回りする羽目になりRJも涙目ですわ。

結局、ベイルートを発ち2時間半後の06:20にアンマンに到着した。

アラビア語のスターバックス、イェイ!

搭乗記 カタール航空A330 エコノミークラス ドーハ⇒ベイルート

見所の少ないカタールでの観光は早々に切り上げ、お次はレバノンの首都・ベイルートへ。ゴーン逮捕への報復措置として難癖つけて別室送り⇒長期拘束とかされないことを祈る。


07:45ドーハ発の早朝フライトだったので、ホテルでの朝食を楽しむ間もなく朝一で空港へと移動。


PCエンジンのレトロなレーシングゲームのビーチサイドコースを思い出すような美しい景色の中を空港へ。カタールはゴミ一つ落ちていない綺麗なユートピアといった感じで、確かに退屈ではあるけれど、ゆるーくまったりするには良い場所だとは思います。ホテルもドバイに比べたらだいぶ安いですし。


今回はアラビア海側から地中海側へとアラビア半島を横断するフライトになるのだが、残念ながらC席が取れなかったのでY席での移動。朝一ということもありテンションが上がらぬままチェックインしようとすると、レバノン入国の為のビザがどうのこうのとイチャモンを付けられ更に悲しい気持ちに。
自分の知識があやふやなのに、「あなたはレバノンの入国ビザを持っていなければならない」とか、よう主張できるよ。分からないなら「お調べしますから少々お待ち下さい。」って一旦逃げれば良いのにと思うんだけど、なんなんすかね。プライドが「分からない」と言うことを許さないんすかね。

結局、アライバルビザの申請ができるのでフライトの搭乗手続き時にはビザが不要という当方の言い分が認められて搭乗券が発行されてきた。搭乗手続き時にビザが必要になるならアライバルビザの意味無いじゃんか。
ひだり みぎ

ご自慢の近代的空港のど真ん中に、よくもまぁこんな趣味の悪い巨大な黄色いテディベアを置き続けるよなぁ…と思いつつラウンジへ。それこそ、まだ首長さんの大好きな真珠のモニュメントを置いた方が格好がつくだろうに。

カタール航空 ファーストクラスラウンジ

ひだり みぎ
ファーストクラスラウンジといえど、今回の搭乗クラスはエコノミー。アルサファFラウンジへの入室権利が無いので、仕方なく非Fパッセンジャーのワンエメ同志が集うレギュラーFラウンジへ。


ファーストクラスラウンジといえど、アルサファと比べると天と地ほどの差があります。

ひだり みぎ
一応シャンパンはあったりするが、ミールはコールドもホットもショボショボ。


特にホットミールは「スクランブルエッグ」「ソーセージ」「麺」「カレー」の4種類のみというビジネスホテル以下の質素な内容。全予算をアルサファの方に振ってしまってこちらのラウンジはかっつかつの予算で回しているのでしょうか…

フライト:カタール航空 ドーハ⇒ベイルート


この日の機体はA330。恐らくレバノン人であろう陽気な方々と共にボーディングの開始時刻を待ちます。彼ら、アラブ人とは全然気質が違うっすね。あと、男はガチでカルロス・ゴーンみたいな顔した人が多くてビビる。

ひだり みぎ
C席が取れなかったのに搭乗率半分以下のガラガラってどういうこと?と思ったら、このフライトはC席・F席の2クラス運用の為にC席が無かったというカラクリだったんすね…。ぐぬぬ。

ひだり みぎ
さらばアラビア海。レバノン・ヨルダンと周ってからまた年明け早々に戻ってきます。

ひだり みぎ
エメラルドグリーンのペルシャ湾を抜けると、直ぐにからっからで茶色一色のイランの大地が現れた。


そして辺り一面雪景色。


こんな感じの飛行ルートらしい。ドーハからベイルートまでたかだか1,130マイルの距離だけど、諸々の事情でサウジとシリアを迂回する羽目に。


機内食は無難にソーセージとオムレツの朝食コースを選択したところ、味つけが香辛料がっつりでめちゃめちゃアラビック。ソーセージなんてラムケバブだったし。懐かしのBabybelのチーズが食べれたのは嬉しかったけど、やっぱりカタール航空の機内食とは相性が良くないなー。フライト自体はエキゾチックな雰囲気むんむんで好きなんですけど。

ドリンクは赤白ワイン・各種スピリッツ・コニャック・ビール(ハイネケン)と揃っていました。


結局、4時間以上かけ地中海側のアラビア半島へと飛び、海にダイブするかのような勢いでベイルートにランディング。


山肌にびっしりとへばりつくように家屋が並ぶ様は圧巻。

西は地中海
南はイスラエル
東と北はシリア

とガードが堅い国で観光情報も少ないのですが、一体どのような国なのでしょうかレバノン。


アライバルビザについては入国カード以外の書類は提出不要だし完全無料。入国手続き書で入国スタンプを押されるだけなので、実質ビザ不要と何ら変わりくあっさり入国することができました。イスラエルへの渡航歴がばれたらやばいらしいっすけどね。