JALシティ羽田東京ウエストウィング 宿泊記

この日は翌日早朝羽田発のフライトに備えての前泊で、2016年9月にホテルJALシティ羽田東京の近所にオープンしたJAL CityのWest Wingに泊まってみることに。なんかagodaのマイル付きポイントマックスプランがえらい安くて、ホテル公式が出すJALマイル付きJ-Smartプランよりも全然お得に泊まることができたんで。


開業間もない頃と比べて価格水準をえらい落としてきていて、今なら公式の1000マイル付きプランでも税込み朝食付き16,800円とかで泊まることができる。

JALシティ羽田本館の宿泊記はこちら。



ホテルへの移動は空港からの無料シャトルバスで。本館行きのバスが本館の後にウエストウィングに寄るのかと思ったら、込み合う時間帯だからか本館行きとは別に小さなウエストウィング行きのバスが用意されていたようで、運転手もがすっごい親切且つ礼儀正しく「ウエストウィング行きのバスはあちらになりますお客様」と教えてくれた。因みにもちろん京急でのアクセスも可能で、穴守稲荷駅から徒歩4分の距離にある。

ひだり みぎ
バスの時刻表・乗り場マップはこちらのホテル公式サイトをご参照下さい。ホテル発のバスは03:50から11:20まで全16本、早朝からバスが出てるのでどんな早いフライトでも間に合わせることができる。

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本館からは僅か70メートルの距離。地上8階建て、コンフォート(16㎡)・スタンダード(17.6㎡)・ハリウッド(20.5㎡)・デラックス(25.5㎡)の4タイプの客室から成る103室という構成。間接照明を多用した館内の柔らかな空間デザインは上海タワーやポートマンリッツカールトンの設計などを手掛けた大手総合設計事務所ゲンスラー・アンド・アソシエイツ・インターナショナル・リミテッドによるデザインらしい。

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フロント横には空港ラウンジをイメージしたというラウンジがあり、終日コーヒーやソフトドリンクが楽しめるようになっている他、朝4時から10時の間には宿泊者全員が楽しめる朝食も供される。本館よりウエストウィングがの方がレートが高かった原因はこれだな。ホリデイインエクスプレススタイルで朝食代金が宿泊費込だったとは。

部屋:Comfort Double コンフォートダブル(16㎡)

客室は全室1~2名用の小さなダブルとツインルームとなっている。スイートレスで、一番広いデラックスでも25.5㎡ですからね。
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客室は間接照明を多く用いて落ち着きある雰囲気なんだけど、ベッドのヘッドボード上部の東京ベイブリッジが…。ドリームボードと呼ぶ日本の風景写真のアートワークを配すのがこのホテルの特徴なようで、他の部屋にも少しピントをぼかして幻想的なイメージの桜や富士山、東京タワーといった写真が用意されているようだ。


何度か泊まってるけど、自分は大体ベイブリッジか東京タワー。銭湯の富士山並に違和感を覚えるのだが、外国人宿泊客にはウケるのだろうか。しまいにはエドモンド本田みたいな相撲レスラーの壁紙とかまで登場してきそうで怖いわ。

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シンプルながらも機能的なデスクとベッド周り。コンフォートにはデスクと椅子が、スタンダードにはデスクと2人掛けソファが用意されている。コンフォートの方がソファ、スタンダードの方がデスクと椅子って感じするのはワシだけか。


冷蔵庫は空だけどドリンクはエレベーターホール脇で調達可能。高価なミニバーを用意するより自販価格でドリンクが買えるこっちの方が良心的で好ましいわ。


自販の対面には製氷機も設置されている。

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ウォシュレットとポンプ式のフェイスソープが嬉しい水周り。もちろん歯ブラシセットや髭剃り、櫛といった滞在に必要なベーシックグッズも置かれてる。

周辺環境

環八通りということでラーメン屋多し。伝丸元祖ニュータンタンメン本舗・ラーメン大学ラーメン紋蔵グッドモーニングラーメンショップ等々、200メートル以内だけでもこれだけの麵屋が展開してる。

もともと蒲田まで出て次郎でカロリー修行したろうと思ってたんだけど、結局はホテル周辺のラーメン屋で妥協することに。

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力強い看板のフォントに惹かれてフィリピン人ぽいママさんが切り盛りする至極中華麺に入ってみた。

無料のライスと鶏肉の刀削麺を注文。一応は刀削麺と言うことで刀と生地を手に取る国籍不明の女性店員さん。本場中国と同様にシュッシュシュッと鍋に次々に麺をリズミカルかつダイナミックに飛び込ませる華麗なナイフ裁きが見れるかと期待していたが、テレビから流れる音声の方に集中してしまっているのか、どうも心ここに非ず的な手捌きでぎこちないパフォーマンスだった…。まさか麺を削ぐ様子を観察されてると思ってもなかったんだろうな。
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肝心のお味であるが、塩胡椒で味付けされた鶏肉の味がスープ全体に行き渡り、スープ全体がしつこい塩胡椒味に…。あれだけ濃い塩胡椒味だとご飯一杯じゃ足りんわ!

続いて“汁なし坦坦麺 ちりちり”で水分補給の為のビールと〆の汁なし担担麺 普通盛を注文。辛さはマイルド・オリジナル・辛の3レベルから選択可能で、ここはオリジナルをチョイス。
ひだり みぎ
デフォで付いてくるスープも秀逸だし、メインの麺も本格的な痺れる辛さで◎。追い飯を投入して残った具材までしっかり楽しめる。

朝食


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1階ラウンジで朝4時から供される朝飯は多国籍な利用客を見込んでかサラダ・パン・ベーコン典エッグを中心にした無難な内容。朝早かったし自分は空港のラウンジで食べれるのでここでは朝食を頂かず。

所感

苦戦してるのか、agodaなんかではJAL City羽田の本館よりも安いレートで出てる日も見受けられるようになってきた朝食付きのウエストウィング。部屋の内装には違和感を覚えるが、別に前泊後泊で寝るだけみたいな泊まり方であれば別にどっちに泊まっても良いやというのが正直な感想。ただ、やっぱり24時間ソフトドリンクを気軽に飲めるウエストウィングのラウンジ施設は本館と比べて良い差別化になってるかな。この日も外国人のファミリーがラウンジで駄菓子を食べたりドリンク飲んだりと楽しそうにやっていたし。

ホテルJALシティ羽田東京ウエストウイング(JAL City Haneda West Wing


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所在地:東京都大田区羽田旭町4-16
TEL:03-3744-2525
Webサイト:https://www.haneda-hotel.com/home
チェックイン/チェックアウト:14:00/11:00


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ホテルJALシティ羽田 宿泊記

この日は国内出張を終え20:00に我がホーム・羽田に到着。地獄の出張ハシゴで翌朝には羽田からの国際線が控えていたので、移動にかかる体力と時間をセーブする為に羽田空港の近辺に宿泊することに。

羽田空港周辺のホテルといえばロイヤルパーク・エクセルホテル東急あたりが代表格だが、JALマイラーな自分としてはやっぱりJALシティホテルに泊まりたい。それも、マイル付き宿泊プランでね。ということで、宿泊先はホテルJALシティ羽田に決定。

この日のマイル付きプランの素泊まり宿泊費は以下の通り。予算に合わせて3パターン用意されている。
200マイル:税込¥13,100
600マイル:税込¥14,300
1,000マイル:税込¥15,500

上記獲得マイルは1滞在につきではなく1泊につきのものなので、例えば10連泊だと最大10,000マイル貯められる。まぁエクセルホテルでも1泊200マイル貯まるんですけどね。(参照:こちら

アクセス:

【京急空港線】
– 品川駅より『エアポート急行』乗車約20分
– 横浜駅より『エアポート急行』乗車約25分
– 国内線ターミナル駅より『エアポート急行』乗車約5分
 穴守稲荷駅より徒歩3分

または、空港からホテルの無料シャトルバスで10分程。

空港⇒ホテルのシャトルバス時刻表。


ホテル⇒空港のシャトルバス時刻表。


国際線シャトルバス乗り場:団体バス乗場。


国内線シャトルバス乗り場:羽田空港近隣ホテル行バス乗り場
公式サイトの案内はこちら


自分は国内線乗り場からシャトルバスで移動した。9番バス停付近の信号を渡った先のバスプールから出発し、7分程でホテルに到着。物腰が柔らかく礼儀正しい運転手に早速JALらしさが感じられた。意識してるのか知らんがアナウンスも微妙に機内アナウンス風だったし。

館内

ホテルJALシティ羽田は地上11階、客室数308室の中型シティホテル。空港近くで稼働率や客単価が良いのか、ここから100メートル弱離れた環八通り沿いには新しくホテルJALシティ羽田東京ウェストウイングがオープンした。ウェストウィングはツインとダブルで全103室。シングルが無く一人で泊まる場合は割高になっているので、ビジネス客用のホテルJALシティ羽田に対してウェストウィングは家族連れがターゲットになっているっぽい。内装も外国人を意識したような感じだし。
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ホテルJALシティ羽田の旧館は外も中もシティホテルらしい簡素でモダンな佇まい。フロントの横に外貨両替機があったりと、エアポートとホテルならではのサービスも用意されている。外貨から円への両替のみですが。

http://www.haneda.jalcity.co.jp/news/dtl_10

外貨両替機(外貨⇒円のみ)を新たに導入致しました。 対応通貨は以下の通りです。
米ドル/台湾ドル/香港ドル/シンガポールドル/ユーロ/イギリスポンド/ウォン/元


こちらは会員特典一覧表。ワンハーモニー会員にはエビアンが、ロイヤル・エクスクルーシブな皆様には手拭が会員特典としてプレゼントされる。手拭はインターコンチネンタルのアンバサダーギフトみたいなもんで、オークラやJALホテルズもホテルによって独自プレゼントが用意されている。

ひだり みぎ
ロビーには持ち帰り可能な朝刊が常備されている他、2階〜11階の客室各階に自販機コーナー・製氷機・VODのカード販売機も置かれてる。2階には洗濯機&乾燥機と電子レンジも用意されているし、短期滞在に十分な機能を備えているホテルと言えるだろう。

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客室階は2階から11階。エレベーターホールや廊下は木材を多用した素朴でやんわりとしたデザイン。

客室:スタンダードシングル

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面積は15㎡で、部屋の大部分はセミダブルベッドに占領されている。狭いのは狭いけど、トランジットで一夜を過ごすには十分の質かな。木と暖色のクロスがベースになっていて落ち着いた安らぎある雰囲気だし、シモンズ製のベッドはビジネスホテルの割にフカフカで寝心地良好。


枕元にはアラーム時計や照明スイッチ、縁が付いた収納スペースがあり便利。客室面積の不利を設計の工夫で何とかしようとした努力が見て取れる。

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部屋のドアを開けて直ぐ右手のところにはハンガーが、左手には壁に備え付けのズボンプレッサーが用意されるなど、15㎡の空間に出来る限りの機能が詰め込まれてる。


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引き出しの中身は電気ポットやアイスペール、コップ類や茶セットなどなど。


市松模様が施されたお洒落なバスルーム。

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バスアメニティは上質なミキモトコスメティックスのもの。


早朝発の国際線に合わせて、朝食は朝四時から提供されている。修行僧の朝は早いですからね。


シャトルバスは予約不要で、チェックアウト後にホテルの横で待機するバスに乗り込むだけ。13人乗りのミニバンで満席になるのではと不安だったけど、この日の利用者は自分を含めて4人だけだった。

所感

部屋は宿泊費の割に極狭だけど、必要な物は無駄なく纏められており特に不自由はなかった。ただ、6,000円で空港内のファーストキャビンに泊まるか、倍のお金を出してJALシティホテルに泊まるか考えた時に、自腹だったらファーストキャビンに行っちゃうかなぁとも思う。1万2千円以下ならJALシティもありだけど、それ以上だとちょっと割高感があるし。ファーストキャビンなら空港-ホテルの移動にかかる移動の時間も省けるしなぁ。

因みに、マイル派チェックアウトから2~3カ月後に加算されるとのことだったが、実際には二か月とかからずマイルの加算が確認できた。端(はした)マイルだけどチリツモです。

ホテルJALシティ羽田


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所在地:〒144-0042 東京都大田区羽田旭町4-11
電話: 03-5735-2525


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ホテルオークラとJALホテルズの会員プログラムOne Harmonyについて

今日は珍しくホテルオークラとJALホテルズの会員プログラムOne Harmonyに関し。
*キャンペーンは2017年3月31日迄に延期されました。

中級ランクがロイヤルで、上級がエクスクルーシブと、名称だけは一丁前に凄くカッコいい会員制度があるのだが、その敷居は名前程に高くないというか、全然高くない。というか低すぎる。なんと、宿泊実績無しでいきなり最上級ステータスが獲得できてしまう抜け道があるのだ。こないだニッコーサイゴンで一緒に泊まった承認欲求の塊のような他部門の方、水戸黄門の印籠かのようにOne Harmonyのエクスクルーシブ会員カードを振りかざしてドヤ顔を披露していたが、実はエクスクルーシブという格好良い響き程には大したことなかったという…

先ずは、One Harmonyの会員ランクとそれぞれの特典に関し。

One Harmonyの会員ランクと特典
会員ランク一般ロイヤルエクスクルーシブ
通常ポイント宿泊料金1000円につき20ポイント             レストラン利用時1,000円につき10ポイント
ボーナスポイントN/A25%50%
達成基準入会時年5,000P      または10泊年15,000P    または30泊
J-Smartプラン利用時のボーナスマイルN/A10%30%
客室アップグレードN/AN/A
レイトチェックアウトN/A

充実しているとは言い難い微妙な内容だが、会員になると、この他にもレストランでの割引やバースデイ特典なるものもあるらしい。

御JAL様の機内誌にもOne Harmonyの宣伝が載っていた。

2015年5月14日にJALマイルのOne Harmonyへの交換が解禁になり、2016年3月31日までは記念キャンペーンとして通常JALマイル10,000マイル=4500ポイントという交換レートのところ、10,000マイル=6,000ポイントと増量プレゼント中だと。今回ご紹介する宿泊実績無しで労せず上級会員へなる抜け道も、このマイルからのポイント交換がキーとなる。

そう、OneHarmonyの場合、レストランでの支払いなど宿泊以外で得られるポイントもステータス判定に反映されるんだと。で、なんとなんと、マイルから移行したポイントまでステータスポイント扱いになっちゃうらしいw

つまり、10,000マイルを6,000ポイントに交換するだけでロイヤル会員に、30,000マイルを18,000ポイントに交換にすれば宿泊せずとも最上級のエクスクルーシブ会員になれちゃうというのだ。もうぶっとび過ぎてて、ガチの修行を経てエクスクルーシブなステータスを手にした高僧様の泣きっ面が頭に浮かんでくるw

では、30,000マイルを消費して得た18,000ポイントの価値とは??
One Harmonyの公式サイトにあるこちらのアワードリストに拠ると、ポイントは特典宿泊や客室アップグレード、ギフトアワード等に交換できるようだ。

【特典宿泊】
3,000ポイントから無料宿泊特典に交換できる。
参考までに、日航成田は5,000ポイント~、ニッコー大連=7,000ポイント~で、小生が泊まりたいと思っていたバンコクのオークラプレステージは一泊8,000ポイント~。
30,000マイルがオークラバンコク2泊分ちょいかぁ。やっぱり飛行機のアップグレードに利用したほうがお得かも。
全宿泊先の必要ポイント数はこちらで確認可能。(One Harmonyの公式サイトに飛びます)

【アップグレードアワード】
1,000ポイントから利用可能。
全宿泊先でアップグレードに必要ポイント数はこちらで確認可能。(One Harmonyの公式サイトに飛びます)

【ギフトアワード】
マドレーヌ(1,000ポイント)とかハム詰め合わせSPセット(4,000ポイント)とか、お中元ギフトみないな食品ばかり。

どうだろうな。ニッコーやオークラに泊まる方やステータスコレクターじゃなければマイルを交換してまでも…といった感じ。

最後に、マイルの交換手順を示しておこう。One HarmonyとJALマイレージバンク(JMB)に口座があることを前提にしてますので悪しからず。
1. こちらのJMBのサイトで「特典を申し込む」をクリック
2. One Harmonyの公式サイトに飛ばされるので、ログイン。
3. 「JALのマイルをOne Harmonyポイントへ交換はこちら」をクリック。
4. JALのサイトにログイン。
5. マイル引き落としを「個人マイル」にするか「家族マイル」にするか選択。
6. 生年月日を入力。
7.「このクーポンを申込む」をクリック。

こんなところだろうか。自分も検討したけど、ニッコーもオークラも数える程しか宿泊する機会がないので今回はパス。ただ、腐る程JALマイルを持ってるステータスコレクターには朗報かと思うので、この機会に労せずエクスクルーシブな身分を手に入れてみては如何だろう。

ニッコーホテルサイゴン クラブルーム宿泊記

今回のベトナム出張は日本からの出張者数名と一緒に行動することになったので、JALの陸マイラー疑惑のある出張者の希望で宿泊先はニッコーサイゴンに。日航では邦人スタッフがいたり朝食に和食が振る舞われるだけでなく、日本語放送のTVやバスタブ&ウォシュレットを全室で完備する等、ハード面も日本人ユーザーに気をかけたサービスをウリとしている。自分もSPGにのめり込む前はここを定宿としてたし、今でもホーチミンでのホテルの中ではコスパはここが一番だと思う。ただ、会員プログラムがちょっと物足りないう理由でシェラトンやメリディアンサイゴンに靡いてしまった。

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ニッコーサイゴンは地上23階建ての高層ホテル兼サービスアパート。大通りからは少し奥まったところに建っている為、館内ではホーチミンの喧騒が嘘のような静けさが保たれている。


車寄せに到着すると、スーツケースはポーターからチェックインスタッフに引き継がれ、襷リレーのように首尾よくクラブラウンジまで運ばれる。2011年12月のオープンから4年が経過し徐々に徐々にではあるが従業員の質も向上してきたが、恐らく離職率は高いのだろう。いつ来てもスタッフの顔ぶれが変わってるような…。

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モダンでエレガントでスタイリッシュなフロントロビーは天井が高く、ドドーンとぶっとい円柱の柱が3本立っている。なんとなくだけど、SF映画に出てくる宇宙船内のような近未来的な雰囲気である。

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天使の輪っかが浮かぶロビーラウンジも広々としていて、まるでキャセイのラウンジのような落ち着ける空間となっている。「ニッコーブランド特有の安心感に満ち溢れ、ホテルに戻る度に落ち着いた気持ちにさせてくれるなぁ。」とは日本からの出張者の弁。JALのマイルも貯まるし、ニッコーサイゴンでの滞在に大そうご満悦の様子である。日本からの出張者はここに泊めときゃ外れない。


今回はクラブルームの予約の為、最上階23階のラウンジで甘酸っぱい南国風ドリンクを飲みながら優雅にチェックイン。邦人スタッフは頻繁には現場には顔を出していないようだし、現地従業員も「ニホンゴ、ベンキョウチュウデス」という方が殆どで、日本語対応は期待しない方がいいかもしれん。現地スタッフの対応もいかにも南国の人らしい緊張感の無い緩~い感じが一挙手一投足から伝わってくるし、まぁ良くも悪くも肩肘張らずに気軽に泊まれるホテルということで。

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居心地の良いクラブラウンジにはバルコニー席も用意されている。

【ラウンジサービス】
朝食:06:00-10:00
アフタヌーンティ:14:00-16:30
ハッピーアワー:17:00-20:00

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アフタヌーンティーのスナックの一部。朝食⇒アフタヌーンティー⇒晩餐と一日中ホテル内でまったりしてられる。カクテルアワーも3時間と長いし、ホテルでのリフレッシュステイを満喫したい場合は是非ともニッコーサイゴンのクラブルームをおススメしたい。

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生絞りジュースやロンネフェルトのお茶も飲み放題。

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夜のハッピーアワーは日替わりでホットミールが毎日2~3種類出てくるが、中でも酒の肴におススメなのはレッドチリと海老のムース詰めにベークドポテトとベーコンのロール。

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勿論、ホットミール以外のつまみ系、デザート系も充実していて、ラウンジ内だけで腹一杯ディナーを楽しむことができる。

続いて、部屋を見てみよう。
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ロビーやクラブラウンジと同様の格調高いモノトーンなテイストで統一されたクラブルーム。無機質なようでどこか柔らかさを感じる部屋である。

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近くに遮る物が無いので見晴らしも抜群。見応えがあるわけではないが、開放感があり清々しい気持ちにさせてくれる景色である。

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クラブベネフィットの説明書きとウェルカムフルーツ。クラブベネフィットには先述のラウンジサービス以外に、15:00までのレイトチェックアウトと1時間のミーティングルーム使用権とが含まれる。ただ、レイトチェックアウトはかなり渋々な印象で、希望が叶ったことは一度もない。2時までと言えば1時までとなり、3時までと言えば2時までとなる。

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デスク周りも落ち着いたトーンで統一されている。ソファやオットマンもデスクと同じく丸みを帯びた形状となっていて、さもすれば無機的になりがちなモダンな部屋に優しい彩どりを与えている。


部屋に入って直ぐ右手にあるクローゼット内には、ヘルスメーター、バスローブ、傘、金庫、スリッパ、シューブラシ等が備えられている。

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クローゼットの横の棚。冷蔵庫のミニバーにはドリンクがガッサリ詰められている。ビールなんて4種×2本で合計8本ですよ。飲む度に補充されるんだけど、一気に8本も飲めませんわ。

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細長い楕円形の鏡の淵が照明になっていたりとスタイリッシュなバスルーム。バスタブは深く大きくゆったりと湯舟に浸かることができるが、シンクは狭いし水はねが気になるので、使い勝手はすこぶる悪い。アメニティはボディウォッシュ用のヘチマから洗濯用の洗剤まで用意されているし、質も良し。

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広々としたシャワーブースにウォシュレット付きトイレ。それぞれ素晴らしく清潔に保たれている。タオルもふかふかの質感が保たれてるし言うこと無し。

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家電は全て日本製で統一されている。TVにDVDプレイヤーはSONY、ドライヤーはパナ、もちろんウォッシュレットはTOTO。こういうのも地味に嬉しいし、ここまでオールジャパンで揃えれていると、何とかこのホテルを応援したくなってくるというものだ。

朝食も素晴らしいクオリティ。

朝食会場は2階のラ・ブラッセリー。ちょっと込み合ってしまうけど、和食も充実してるのでラウンジでの朝食よりもこっちがおススメ。

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フレッシュジュースと淹れたてベトナムコーヒー。

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バインミーやフォーなどのベトナム料理や卵料理は具材を指定してその場で調理してくれる。卵料理はポーチドエッグ、目玉焼き、オムレツなどの定番どころに加えてスパニッシュオムレツという変わり種も用意されていた。薄っぺらい円形のやつ。

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和テイストな小鉢料理も日替わりで色々と楽しめる。小鉢コーナーは日本人以外は食べないだろってのが殆ど。

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おこわ、茶わん蒸し、サバ、牛肉卵とじ、出し巻き玉子、茄子の煮びたし、ソーメンのゼリー寄せ、シラス、お浸しなど、日本人好みのセレクションが並んでいる。


お盆を使って自分好みの和定食も作ることもできるが、連日の深酒で胃がキリキリしてたので、今回は毎朝フルーツメインでさっぱりと。完熟パパイヤが素晴らしく、いくら食べても飽きがこなかった。

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フィットネスクラブにプールは5階。

使い勝手はイマイチだけど、一応はホテルと中心街を結ぶシャトルバスも運行している。

09:00、11:00、13:00、15:00、18:00、19:30ホテル発で、ベンタイン市場⇒市民劇場、聖母マリア教会⇒統一会堂と回ってからホテルに帰還するコースをとっている。まぁホテルに常駐してるビナサンタクシーでも日本円で400円程、15分程度で市街地に移動できるので、タクシーでの移動が良いとは思うが。ちゃんとホテルスタッフがドライバーに目的地を告げてくれるし、タクシー番号の控えも取ってくれるので安心だし。

ホテル近辺はと言うと…
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凄い交通量。引っ切り無しに道路の両車線を大量のバイク・車が往来するので、道を渡るのも一苦労である。


ニッコーホテルのお隣に建つNOWZONEというファッションビル。

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5階はゲームセンターやフードコートなんかがあるが、ビジネス向きの食事場所ではない。やっぱりホテル周辺は余り居心地の良い店もないので、ニッコーサイゴンでホテルステイを最大限楽しむにはクラブフロアが一番という結論になる。

何度泊まっても素晴らしいコスパのニッコーサイゴン。中心地からは離れているけど、タクシーでも日本の初乗りより安い料金で移動できるし、市内観光目的の滞在でも移動はそこまで苦にならないレベル。ただ、やっぱりこのホテルの使い方は週末クラブルームでのリフレッシュステイが王道かな。市街地から離れてる分だけ静かだし、クラブラウンジの居心地も悪くないんで。

ニッコーサイゴン/Nikko Saigon Hotel





・住所:235 Nguyen Van Cu Street, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
・電話:84-8-3925-7777
・チェックイン 14:00/チェックアウト 12:00
・HP:ホテル・ニッコー・サイゴン



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ホテルニッコー広州宿泊記(Hotel Nikko Guangzhou)

グランドハイアットをチェックアウト、今日は広州の外れで仕事があったので、宿泊先も広州市の外れに建つ広州日航酒店(ホテルニッコー広州)にした。天河にあった広州日航酒店(Rihang Hotel)
パチもん・偽物ホテルじゃなく、2014年11月にグランドオープンしたばかりの出来立てホヤホヤの本物のニッコーホテルである。流石に名前が被ったら拙いので、元あったRihangホテルはいつのまにか広州大栄酒店(Wings Hotel)と改名していたようだ。

で、このニッコー広州、立地条件的にはキャッチャーが取れないほどの大暴投で外れも外れ、外れ過ぎてびっくりするほどの辺鄙なところにある。まぁ近くには開発区があるのでビジネスユース目的に特化して建てられたホテルなのだろう。オフィシャルサイトには「交通渋滞に巻き込まれにくいアクセスで移動は至極スムーズです。」なんて書いているが、言い換えれば、ようは田舎にありますよ、ということの裏返し。近くで仕事が無い限り御用になる機会は無いだろう、いや、近くに用事があったとしてもこれからは市内のホテルにすると思う。

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=w6gCNldpPu8[/youtube]
ニッコー広州のデモビデオ。「いつもの安心、進化する快適」「おもてなしの心を」「やすらぎに満ちた空間」などの文字が躍るが、中国でオープンしたてのホテルなんで、過度な期待はしていない。


ホテル到着。車寄せにはドアマンもベルボーイもいない。夜遅くだからかと思いきや、翌朝もいなかった。昼になってようやく一人の係員が現れたが、荷物を客がドアを通っても突っ立ってるだけ。大丈夫か、これ。ついこないだ出稼ぎで出てきた若者を見た目採用しただけで何の教育も受けさせてないんじゃないのか。


ロビー。かろうじてレセプションに2人のスタッフがいるだけで、客は皆無。立派なロビーだけに静かすぎて不気味に思えてくるくらいだ。これ、オープンしてますよね?因みにロビースタッフの日本語は挨拶程度。「こんにちは」の発音が余りに良いもんだから日本語で話しかけたら「Sorry I can not speak Japanese 」と返されたw。時間帯によっては日本語対応可能なスタッフが勤務しているらしいが、今回の滞在期間中は見かけることはなかった。

レセプションは対応は丁寧ながらどこかおぼつかない。まぁ慣れていないのだろう。不手際によりマイルが加算されないパターンが来そうだったので、JGCカードを提示して念押ししておく。「オーケーオーケー」というものの、ここ中国では本当は分かってなくても「分かった」の一言で適当にやり過ごされるという「分かった詐欺」とか、本当はできないのに「出来る」と言って欺いてくる「できます詐欺」が蔓延しているので、念押しが必要なのである。


エレベーターホールも寂しい限り。コンビニくらいならあるが、残念ながら周囲にはまともな食事処が無い不便な僻地にある為、チェックインだけ済ませてホテル内施設にて食事を摂ることに。一階には弁慶という日本食屋があるが、地雷臭しかしないので敬遠。

ひだり みぎ
妖しい螺旋階段を登って二階にある2階にあるステーキレストラン&バーの「ファウンテン」に向かう。


が…閉店…20:00閉店らしい…どんな田舎なんですか。


下を見たらロビーラウンジでビュッフェをしているみたいなので、しゃーなくビュッフェにすることに。


妖しい螺旋階段を下る。なんかWホテルでも意識したかのような艶やかな内装で、日航らしくない。


こちら、ラウンジ中央にあるバーカウンター。ぎらっぎらしてる。ビュッフェでもビール飲み放題とのことなのでバーをスルーしてビュッフェ会場へ。

ひだり みぎ
フロントやロビーには従業員が殆どいないのに、レストランには客より多いくらいの係員が配員されている。でも、食べ物をよそうのを手伝ってくれるというわけでもなく、ただうろうろとパトロールしている感じ。何がしたいんだ。ビュッフェの食べ物をタッパーに詰めて持ち返られないように見張っているのか。

ひだり みぎ

ひだり みぎ


オープンキッチンの焼肉は何故か韓国スタイルと称してキムチのタレをぶっこんで辛くしちゃうし。ほんと、分かってない。

ひだり みぎ
唯一よかったのはデザートかな。アイスも美味かったし、チョコレートフォンデュなんかもあったりして甘党には満足な内容だった。

ひだり みぎ
こんなもん。メインはちょびちょび、デザートがっつり。アルコールは青島の緑の缶があるくらいでしょーもない。もうとっとと切り上げて部屋に行く。

朝取った写真も混ざってるけど、部屋はこんな感じで凄く綺麗。まだ誰も泊まったことないんじゃないかってくらい。

ひだり みぎ
水回り。

ひだり みぎ
トイレは大陸で流行中のウォシュレット付き。最近のは水圧だけじゃなくて水温や便座の温度まで調整できるんですね。いちいち漢字表記が面白い。臀部洗浄とかww

ひだり みぎ
冷蔵庫は空。一階で飲食させようという魂胆か。


部屋からのビュー。本当に不便な立地条件。


箱は立派。地上15階・地下1階建てと高くはないが、横にワイドな造りになっている。こんなところに400室も作っちゃったらしい。近隣のサイエンスパークの大手どころと契約したりして勝算があるから建てたんだろうけど、宿泊客は朝も晩もほとんど見かけなかった。

ひだり みぎ
場所が場所だけにシャトルバス有り。ソニーさんの為にサイエンスパークを走る便と中信広場経由で広州東駅まで向かう便がある。ホテルから広州東駅まではシャトルバスで1時間。タクシーならもっと早いかとは思うが、これなら広州市街地に泊まったほうが賢明だわ。

広州日航酒店(ホテルニッコー広州)





住所:広東省広州市天河区華観路1961号 郵便番号:510520
電話番号:86-20-66318888



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