アエロフロートロシア航空A320搭乗記 シェレメチェヴォ空港ビジネスクラスラウンジ

ロシア観光を終え、この日は朝からアエロフロートのフライトでモスクワから東へ3,000km離れたキルギスの首都ビシュケクへ。

朝5時過ぎ、早朝発のフライトに備えて前泊したシェラトンエアポートホテルの無料シャトルで空港へと向かう。

ターミナルD1階の到着フロアでバスを降り、3階の出発ターミナルに移動したいのだが…。エレベーターの扉がいくら待っても閉まらない。そしてボタンも閉じるボタンしか用意されてない。まぁエレベーター内に閉じ込められるよりマシかと気持ちを切り替え、エスカレーターで移動することに。


チェックインカウンター。プライオリティレーンは空いてて助かったぜーと思いきや、ここは国内線専用カウンターだったというオチ。眠い目をこすりながらターミナルの反対側にある国際線カウンターへと移動する。


うぎゃあ。流石はアエロフロートのお膝元でっせ。国際線カウンターの方は、プライオリティレーンでもこれだけの長蛇の列ができてしまっている。

20分ほど並び、鉄仮面を付けた無表情なロシアン婆にパスポートを手渡したところ、まさかの一言が返ってきた。「貴方はプライオリティレーンを使う資格が無い」と。ロシアンラストエンペラー・ヒョードルの氷の拳より冷たく強烈な一撃を喰らう。
仕方なく、予約表を取り出し、CZの会員情報をババアに提示。すると、エリートプラスの文字が印字された航空券が発行されてきた。ようは、予約時に登録したCZの会員情報をババアが見落としていたのかシステムから抜けていたということなのでしょう。ただ、ババアは申し訳ないといった表情すら一切浮かべることなく、氷のように冷め切った目で「ゲートナンバー7」とだけ言って航空券を投げ渡してくる始末。でたよ社会主義クオリティ。

パスポートチェックやバゲージチェックの公務員的な方々のやる気ない対応にも旧ソ連的低クオリティを見せつけられつつ制限エリアへ。

JAZZビジネスクラスラウンジ

シェレメチェヴォ空港のラウンジはやたらと多く、ターミナルDだけでもThe Gallery Lounge・The Matryoshka Lounge・The Moscow Lounge・The Sochi Lounge・The St. Petersburg Loungeと5ものラウンジがあるようだ。

私が2018年10月に利用した際には「Jazz Business Class Lounge」と「Blues Business Class Lounge」の二択だったので、ラウンジの名称が変更になったのかな。

ジャズかブルースか。どちらかといえばジャジーな気分だったので、巨体ロシア人と共に飾り気のないエレベーターに詰め込まれて4階にあるジャズラウンジへ。

ひだり みぎ
エレベータを降りると、いきなり正面がラウンジになってて驚いた。ギラギラライトが天井のミラーに反射したりして、ジャズクラブ風というか、宇宙大国ソ連風というか。


チェックインカウンターの優先レーンがあれだけ混んでたわけなんで、当然のようにラウンジも激混み。キッズスペースのキモいクラゲシートとスイカシートしか空いてなかった。

ミール:
ひだり みぎ
サンドイッチ、ハム、チーズ。そして安定のピロシキ。

ひだり みぎ
早朝だからか、ホットミールはショボいっす。


一番人気の八道ドシラクラーメン。スーパーでもホテルでも、ロシアで見る即席麺はことごとくドシラクだった。日清もっと頑張ってくれ。


おっ、キャビアも置いてあるやんけ。

ひだり みぎ
と思ったけど、もちろん有料。それもかなりのお値段。

ドリンク:
ひだり みぎ

ドリンクはワインとビールが充実。ウォッカは置くとラッパ飲みされちゃうからか、置かれてませんでした。

フライト:モスクワ⇒ビシュケク エコノミークラス

ラウンジでピロシキと特濃ヨーグルトドリンクだけ頂いてからラウンジで出発ゲートへ。

バスに揺られてSU1880便の機体が待つ駐機場へ。あっ、因みにIATAコードのSUはソビエトユニオンの略っす。今や民営化されてますが、旧ソ連の国営航空会社アエロフロートが母体ですので。


ナショナルフラッグキャリアだけあって、ロシア国旗が誇らしげなアエロフロートの飛行機。機体はスホーイスーパージェットではなく、エアバスのA320でした。

ひだり みぎ
安っぽいブルーの合成皮皮のシートが3-3で並ぶエコノミークラス。搭乗率は9割超、乗客の半数以上は大柄なロシア人ビジネスマンで、残りは正体不明のロシア人マダムといった構成。ビジネスクラスもエコノミークラスも殆どの座席が埋まる中、幸いにも自分の隣席は空席だった。


こちらは降機時に撮ったビジネスクラス。ナローボディ機なんで、こんなもんですね。もちろん機内エンタメもありません。


アジア行きのA333にもなるとフルフラットシートが積まれてるみたいで、モスクワ⇔アジア路線のビジネスクラスが機内誌で盛んにPRされてました。

今回の目的地であるビシュケクも一応は中央アジアなんですけどね。モスクワから4時間ちょいで行けちゃうこともあり、小さな機体のショボいシートで飛んでいきます。
ひだり みぎ
世間の評判は宜しくなさそうなアエロフロートですが、果たして…

離陸して1時間ほどすると、機内食のサービスに先駆けてドリンクの配給が始まりました。アルコールは用意されておらず、ジュース・水・コーラといった簡単な内容ですが、愛想良い系のロシアンママがニコニコと一列一列配給していきます。不愛想な民族ナンバーワンのロシア人でも笑う人がいるんだな。舌打ち全開のドSキャラな客室乗務員を想定していたのだが、意外と感じが良いぞ!

ザクロジュースで喉の渇きを凌ぎ、1時間ほどすると待ちに待った食料の配給タイムが。他の乗客への配給が開始される前に運ばれてきたのはスカイチームエリートプラスの身分によるものだと思ってたら…特別機内食で東方正教会レンテン食なるものを選んでしまってたんだった。

てっきり忘れてた。ちな、ロシアの総人口の7割が正教徒という統計をどこかで見た気がするのだが、正教徒食を選んでるのはワイだけでした。教徒でもないのに特別な機内食をオーダーしてしまって本当に申し訳ないわ。


凄く質素な正教会飯。自分で選んでおいて残すわけにはいかないので完食しましたが…味の方は察してください。

食後には2度目のドリンクサービスがありましたが、ここでの客室乗務員さんの対応も普通に悪くなかったっす。

着陸もオンタイムで、接地するなり機内からは無事の到着を祝福するお決まりの拍手喝采が。

椅子がもげたり、機内でウォッカの酒盛りが始まったり、機内食が投げ渡されたり…恐ロシア的なネタがあれば面白かったのですが、意外にも普通なフライトでした。

成田からアエロフロートのロングに乗ってモスクワ経由でヨーロッパ旅行に出たいかというと出たくはないですが、ナローボディ機で短距離を単発で飛ぶ分には、他キャリアとなんら変わりませんっすわ。