バンコクエアウェイズ PG710 マンダレー⇒バンコク 搭乗記

1週間超に渡るミャンマー旅行も遂に最終日を迎え、この日はマンダレーからバンコク経由で羽田へと帰還する。


先ずはバンコクエアウェイズでマンダレー⇒バンコク間の635マイルを飛ぶ。635マイルとなると新千歳⇒名古屋以上、新千歳⇒大阪未満の距離で、地味に2時間以上かかってくる。


マンダレー国際空港へは宿泊先で手配頂いたタクシーで。市街地から南に40km以上も離れており、運賃も12,000チャット(≒1,000円)と交通機関を比較的安く利用できるミャンマーにしてはお高め。まぁ40km超をタクシーで走って料金1,000円とか先進国に比べれば鬼安いんだけど。

マンダレー国際空港

ひだり みぎ
途中で渋滞に巻き込まれながらも1時間程度で到着したマンダレー国際空港。ここは三菱商事とJALUXが主導するコンソーシアムが空港の補修改善・運営・維持管理を請け負っているそうだが、広告関係は中国系メーカーのものがやけに目立つ。


流石はジャパンクオリティ、“マンダレー国際空港のイメージを向上する為に…”ポーターサービスを根絶したようだ。途上国の空港あるあるで、客の荷物を盗み取るようにしてちょっとだけ運んだだけで高額請求をしてくるようなポーターもいますからね。先ずはここにメスを入れたのかなw ジャカルタのスカルノハッタ国際空港あたりもあのポーター達がいないだけで少しは雰囲気が変わりそうなもんだがなw


空港自体はわざわざ日系民間資本が管理する必要があるんかよと思わせるような小さな規模。こんな年間利用者数が100万人そこいらの小さな都市の空港の管理利権をおさえたところで金の生る木になるとは思えんので、特に三菱商事はこの受注だけで得を取ろうとしたわけではないのでしょう。これからもがっつがつミャンマーの発展に貢献していって下さいませ。

チェックイン


今回利用するバンコクエアウェイズは似たような時間帯にチェンナイにも飛ばすようで、チェックインカウンターには行列ができていた。しかし、何故だかオンラインチェックインしてたらプライオリティレーンが使えたようで、行列を後目にサクッと搭乗券を発行頂けた。

ひだり みぎ
JALへのマイル登録手続きや座席の事前指定もばっちりできるので、事前のチェックインをお勧めする。


フライト出発時刻の24時間前~1時間前まではモバイルチェックインが可能。

ひだり みぎ
搭乗券を入手し、保安検査と出国手続きも問題無くクリアして制限エリアへ。一応は国際空港とあってそれらしい免税店が並んでいるが、商品の品揃えはしょぼい。誰もわざわざマンダレーで化粧品とか買っていかないっしょ。

ラウンジ:Cafe de Mandalar

バンコクエアウェイズではエコノミークラスの乗客でもラウンジが利用できる点については先日にご紹介をさせて頂いたばかりだが、これって自社ラウンジの無い空港でも提供されるサービスなのな。気合入り過ぎだわ。

マンダレー国際空港の指定ラウンジはCafe de Mandalar。

ひだり みぎ
ただ、案の上、激混みっすわな。全席エコノミークラスのA320(座席数162)がヤンゴンとチェンマイに飛び、共に搭乗率を50%と低く見積もっても162人が利用対象者となるわけですから。下手したら、ラウンジの外の方が人口密度が低くて居心地が良いという逆転現象も発生し得るぞ。


このラウンジは基本的にはレストラン&カフェとして運営されてるので、ラウンジ利用客用のミールコーナーも激狭。ミールも具が殆ど無い貧弱極まりないハムサンドイッチ、ポップコーン、スイカ、バナナに、ドリンクは水、オレンジジュース、ミロ(みたいなもの)のみと、期待はしてはいけません。なんたって誰だって入れるラウンジですからね。

ひだり みぎ
誰でも入れる大衆ラウンジなので、文句を言うのはお門違い。寧ろクッソ安い格安運賃で乗ってるのにラウンジに入れてくれてありがとうくらいの感謝の気持ちでいた方が良いでしょう。


こんなしょぼメシ誰が食うんじゃ!という御仁には有料メニューも用意されている。隣の香港人が点心のしょぼさにガチ切れてたので内容は推して知るべしであるが。てか、こんなとこで点心を頼む方が間違いだと思うけどなw

【Cafe de Mandalar】
Services Hour : 08:00 – 18:00
Location : Cafe De Mandalar, International Departure Area.

フライト:PG710 マンダレー⇒ヤンゴン

ひだり みぎ
ミャンマー入りする際に利用したバンコク⇒ヤンゴン路線と同じく機材は全席エコノミークラスのA320。機体は現地人のビジネスマン、白人旅行者、謎の華僑たちでほぼほぼ埋まっていた。

ひだり みぎ
機内食は蝦カレー。普通に美味しかったし、サラダやデザートのボリュームもあって非常に満足できる内容だった。今回利用するまでバンコクエアウェイズってLCC寄りのキャリアかと思ってたけど、とんだ間違いだったようだ。これはAsia’s Boutique Airlineですわ。


また、客室乗務員さんの愛想も抜群に良ければ、機内販売のオリジナルグッズに入った飛行機マークのロゴも地味に格好良い。今になって思うとどこで着る機会があるのだと思うのだが、Tシャツまで買ってしまった。

ひだり みぎ
Asia’s Boutique Airline、お勧めです。


バンコクで降機した先ではローヤルブータン航空も捕獲できたし。大満足でミャンマー旅行を終えることができました。

バンコクエアウェイズ ブティックラウンジと搭乗記 バンコク⇒ヤンゴン

2月に1週間の休みが取れたんで、アジア最後のフロンティアことミャンマーのヤンゴン⇒パガン⇒マンダレーを周遊してきやした。

タチレク、ミャワディーへの小旅行に次いで3度目のミャンマーに胸高鳴る30過ぎのオッサン。


飛行機は東京⇔バンコクをJALで、バンコク⇒ヤンゴンとマンダレー⇒バンコクを似非TG(タイ国際航空)ことPG(バンコクエアウェイズ)で手配した。
バンコクエアウェイズは、バンコクを拠点にタイ国内および近隣諸国に定期便を就航しているリージョナル航空会社。「アジアのブティックエアライン」をテーマに掲げるだけあってサービスには定評があるようで、SKYTRAX社の「World’s Best Regional Airline」や「Best Regional Airline in Asia」といったアワードも受賞したりもしてる。
個人的な印象的にはLCC以上レガシーキャリア未満的な航空会社だけど、乗客全員が利用できるラウンジを設けたりと画期的なサービスも展開してるんで、前々から一度お世話になってみたかったんですよね。

バンコクエアウェイズでJALマイルを貯める

運賃も安いうえ、JALとは提携関係にあるのでPG便利用でJALマイルも貯まる。それも、バカみたいに高いJLコードシェア便だけでなく、PG便もマイルの加算対象となる。今回なんてJALのコードシェア便としてPG便を飛ぼうとすると、羽田⇔ヤンゴンの単純往復で16万円。一方、羽田⇔バンコクをJLで、バンコク⇒ヤンゴンとマンダレー⇒バンコクをPGでと個別に分けて買うと合計8.5万円。PGで買うとJALのFOPは加算されないんだけど、どうせ短距離便で大したポイントは付かないんだし、今回はもちろん別々に購入させて頂いた。


運賃より燃油サーチャージの方が高くつくようなお得なプロモ価格で飛んだのに、僅かながらもPG便の搭乗日から3日後にきっちりJALマイルが加算されておりました。

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PG便のJMBへの加算率はY・M・K・N・T・L・Hが100%、Y特別運賃のV・Q・G・Bでも飛行距離の50%分のマイルが貯まる。勿論、JALマイルを使ったPG便の発券も可能で、2018年度11月20日からは必要マイルが引き下げられ、12,000マイルでバンコクからサムイ/チェンマイ/クラビ/プーケット/シェムリアップ/プノンペン/ヤンゴンへの往復エコノミークラスを予約できるようになる。

参照:

ひだり みぎ
2017年9月末まで開催されていたディスカウントキャンペーンに比べたら割高感を抱かずにいられないが…

バンコクエアウェイズ ブティックラウンジ@スワンナプーム国際空港

深夜便のJL33便にて羽田から移動し、バンコクに到着したのは朝5時半。ヤンゴン行きのボーディング開始が08:05と時間があったので、エコノミークラス利用客でも入れるバンコクエアウェイズのブティックラウンジで時間を潰すことに。

トランジットカウンターでヤンゴン行き便の航空券を入手してからラウンジへ。寝起き状態の老体に鞭打ち空港内を1km歩いて辿り着いたPGブティックラウンジの入り口には、無情にも移転のお知らせが…こんなに歩いたのに…

移転先はD7ゲートの向かい側。入り口でボーディングパスを提示するだけで本当にラウンジへと通して頂けた。

ひだり みぎ
エコで飛ぼうが非PGマイル会員だろうがPG搭乗客全員が皆等しく平等に無料で入室できる大衆ラウンジなのだが、予想に反して利用客は疎ら。自分が乗るヤンゴン行き以外にも…
08:00発シェムリアップ行き
08:15発プノンペン行き
09:00発香港行き
09:20発モルティブ行き
09:45発ビエンチャン行き
09:55発ルアンパバーン行き
10:35発シェムリアップ行き
11:00発ダナン行き
11:15発プノンペン行き
11:40発シンガポール行き
11:55発マンダレー行き
と午前中にPG便がバンバン飛んでいてラウンジ利用の有資格者は千人超にも及ぶと思われるのだが…明らかに狭苦しいと考えられ敬遠されているからか、そもそも広く知られていないためか、どうせ大した飲食品がないからと皆さん興味ないのか、出発ゲートから遠いからか、理由は定かではないが静かにゆっくりと寛ぐことができた。

ひだり みぎ

確かにミールもドリンクもショボいよ。でも、格安運賃で飛ぶようなワイのような人も含めて乗客全員が無料で使えるラウンジですからね。そう考えたら十分すぎる内容だし、地方都市にある一部の日本国内線ラウンジよりもまともだとすら思う。

⇒バンコクエアウェイズ日本語サイトのラウンジサービス案内

PG701 バンコク⇒ヤンゴン


08:25、ファイナルコールの時間になったので搭乗ゲートへ。客層は出稼ぎ系ミャンマー人・ビジネスマン風タイ人・旧正月満喫系中国人で、季節柄かやはり中国人の姿が目立っていた。まぁ彼らは声が大きいんで少数だとしても否応なしに目立ってしまうわけなんですが。


機材はエコノミークラスのみ162席が3-3の配列で詰め込まれたA320。搭乗率は体感80-90%とそこそこの入り。

出発はほぼ定刻通りで、シートベルトサインが消えるなり慌ただしく機内食タイムが始まった。幾ら国際線とはいえバンコク⇒ヤンゴンは1時間半ほどの短いフライトなのでサンドウィッチ程度の軽食かなと期待はしていなかったけど、かなりまともな温くて具沢山な粥飯が出てきて驚いたわ。

しかも…今日はバレンタインデーということでくっそ甘ったるいピンクのパンケーキまで配給されるではないか。ホワイトデーのお返しどうしよう!

機内食後にはコーヒーとお茶のサービスがあるだけでなく、イミグレーションカードも乗客一人一人に手渡していくなど、1時間半のフライトに濃密サービスがぎっしりと凝縮されていた。流石は微笑みの国タイが誇るブティックエアラインだけあってCAの皆様の愛想も抜群に良かったし。

1時間半のフライトでもこれだけできるのかと感心していると、あっという間にアジア最後のフロンティアへと到着した。1週間思いっきり楽しむぞー!

その他情報


ヤンゴン国際空港のSIM価格表。SIM単体が1,000キャット(≒80円)で、データ価格は1,700MBが約240円、2,900MBが約400円、5,800MBが約800円、12,000MBが約1,600円。