搭乗記 カタール航空A330 エコノミークラス ドーハ⇒ベイルート

見所の少ないカタールでの観光は早々に切り上げ、お次はレバノンの首都・ベイルートへ。ゴーン逮捕への報復措置として難癖つけて別室送り⇒長期拘束とかされないことを祈る。


07:45ドーハ発の早朝フライトだったので、ホテルでの朝食を楽しむ間もなく朝一で空港へと移動。


PCエンジンのレトロなレーシングゲームのビーチサイドコースを思い出すような美しい景色の中を空港へ。カタールはゴミ一つ落ちていない綺麗なユートピアといった感じで、確かに退屈ではあるけれど、ゆるーくまったりするには良い場所だとは思います。ホテルもドバイに比べたらだいぶ安いですし。


今回はアラビア海側から地中海側へとアラビア半島を横断するフライトになるのだが、残念ながらC席が取れなかったのでY席での移動。朝一ということもありテンションが上がらぬままチェックインしようとすると、レバノン入国の為のビザがどうのこうのとイチャモンを付けられ更に悲しい気持ちに。
自分の知識があやふやなのに、「あなたはレバノンの入国ビザを持っていなければならない」とか、よう主張できるよ。分からないなら「お調べしますから少々お待ち下さい。」って一旦逃げれば良いのにと思うんだけど、なんなんすかね。プライドが「分からない」と言うことを許さないんすかね。

結局、アライバルビザの申請ができるのでフライトの搭乗手続き時にはビザが不要という当方の言い分が認められて搭乗券が発行されてきた。搭乗手続き時にビザが必要になるならアライバルビザの意味無いじゃんか。
ひだり みぎ

ご自慢の近代的空港のど真ん中に、よくもまぁこんな趣味の悪い巨大な黄色いテディベアを置き続けるよなぁ…と思いつつラウンジへ。それこそ、まだ首長さんの大好きな真珠のモニュメントを置いた方が格好がつくだろうに。

カタール航空 ファーストクラスラウンジ

ひだり みぎ
ファーストクラスラウンジといえど、今回の搭乗クラスはエコノミー。アルサファFラウンジへの入室権利が無いので、仕方なく非Fパッセンジャーのワンエメ同志が集うレギュラーFラウンジへ。


ファーストクラスラウンジといえど、アルサファと比べると天と地ほどの差があります。

ひだり みぎ
一応シャンパンはあったりするが、ミールはコールドもホットもショボショボ。


特にホットミールは「スクランブルエッグ」「ソーセージ」「麺」「カレー」の4種類のみというビジネスホテル以下の質素な内容。全予算をアルサファの方に振ってしまってこちらのラウンジはかっつかつの予算で回しているのでしょうか…

フライト:カタール航空 ドーハ⇒ベイルート


この日の機体はA330。恐らくレバノン人であろう陽気な方々と共にボーディングの開始時刻を待ちます。彼ら、アラブ人とは全然気質が違うっすね。あと、男はガチでカルロス・ゴーンみたいな顔した人が多くてビビる。

ひだり みぎ
C席が取れなかったのに搭乗率半分以下のガラガラってどういうこと?と思ったら、このフライトはC席・F席の2クラス運用の為にC席が無かったというカラクリだったんすね…。ぐぬぬ。

ひだり みぎ
さらばアラビア海。レバノン・ヨルダンと周ってからまた年明け早々に戻ってきます。

ひだり みぎ
エメラルドグリーンのペルシャ湾を抜けると、直ぐにからっからで茶色一色のイランの大地が現れた。


そして辺り一面雪景色。


こんな感じの飛行ルートらしい。ドーハからベイルートまでたかだか1,130マイルの距離だけど、諸々の事情でサウジとシリアを迂回する羽目に。


機内食は無難にソーセージとオムレツの朝食コースを選択したところ、味つけが香辛料がっつりでめちゃめちゃアラビック。ソーセージなんてラムケバブだったし。懐かしのBabybelのチーズが食べれたのは嬉しかったけど、やっぱりカタール航空の機内食とは相性が良くないなー。フライト自体はエキゾチックな雰囲気むんむんで好きなんですけど。

ドリンクは赤白ワイン・各種スピリッツ・コニャック・ビール(ハイネケン)と揃っていました。


結局、4時間以上かけ地中海側のアラビア半島へと飛び、海にダイブするかのような勢いでベイルートにランディング。


山肌にびっしりとへばりつくように家屋が並ぶ様は圧巻。

西は地中海
南はイスラエル
東と北はシリア

とガードが堅い国で観光情報も少ないのですが、一体どのような国なのでしょうかレバノン。


アライバルビザについては入国カード以外の書類は提出不要だし完全無料。入国手続き書で入国スタンプを押されるだけなので、実質ビザ不要と何ら変わりくあっさり入国することができました。イスラエルへの渡航歴がばれたらやばいらしいっすけどね。

機内にバーラウンジ 搭乗記 カタール航空 A380 ビジネスクラス 広州⇒ドーハ

2018年の年末と2019年の年始の休暇は溜め込んでいた有給をぶっ放して中東の安全そうな国巡りに出ることに。

中東での旅程(計画):

羽田から広州経由でドーハへ⇒ベイルート⇒アンマン⇒クウェート⇒バーレーン⇒ドバイと周ってから香港経由で帰国という予定。そういや2017年末はオマーンにいたので、2年連続の年越しin中東。2018年は旅程の消化具合次第だけど、ヨルダンかクウェートあたりでの年越しになるかと思う。


先ずは広州からカタール航空でカタールの首都ドーハへと移動。CAN-DOHで感動のフライトをお願いします!



新しくできた第二ターミナルに負けじと、スタイリッシュに変貌を遂げた広州白雲空港の第一ターミナルからの出発。新ターミナルのお陰で利用客が分散されて、空港内の人口密度がだいぶ落ち着いてマシになった。

広州白雲空港 ビジネスクラスラウンジ


ラウンジは外部委託のBaiyun Airport Lounge。


シャワーのバスアメニティから漂うローカルビジネスホテル臭。


ミールはそこそこ。ローカル市場価格1缶3.5元のビールで酔っぱらうのは勿体ないのでドリンクは自制。お楽しみは機内へと持ち越すことに。

フライト カタール航空A380 広州⇒ドーハ


機体はA380。総二階建てなので、ボーディングブリッジもメインデックとアッパーデックに分岐。

前回はファーストクラスに乗れたので、今回はビジネスクラスを試してみる。


メインデックは全席エコノミークラスで、ファーストクラスとビジネスクラスはアッパーに集約されている。エコノミー席だけで461席もある超巨大船なんだけど、この日のクリスマスフライトはほんと数えるほどしか乗客がいなかった。


良いねー、ムーディーな紫の照明により演出されたこのセクシーな雰囲気。クリスマスを独りカタール行きの飛行機に乗るルーザーのワイ、ワクワク感が止まらず夜遅くだけどテンションアゲアゲモードになる。



シートもワインレッドを基調としていてセクシー。


ポーチは楽しみにしていたBricsではなく、カタール建国記念日限定モデルとしてNappa Doriというインド発の発ハンドクラフトブランドの物が配布された。カタールの代表的風景を描いた幾つかのパターンがあるらしい。


C席の乗客はまさかの3名で、すっかすかでのままドアクローズ。聖なる夜に広州からドーハに飛ぶような好事人は殆どいないらしい…と思ったら、この区間ってあまり需要が無いらしく、CAさん曰く、「C席0人の日もありましたから大丈夫」ってw いやいやいやwww タイ人のキラキラした女性クルーの方だったんですが、すっごい面白くてエンタメ性能の高い方でしたw

そんなもんなんで、機内食のサーブとかも素晴らしく迅速。ほぼ付きっ切りのファーストクラス並みのサービスを受けることになった。

テーブル周りの演出もエキゾチックで素晴らしい。


QR875便の飛行時間は10時間55分。広州を00:55に出発し、カタール時間の05:50にドーハ着。先ずは夜食が配膳され、目覚め後にも朝食が提供される。


そして、カタールのA380といえばのバー。コストかけてバーを作る必要ある?と毎回思ってしまいますけど、それでもついついフラフラと立ち寄っちゃいます。

Bar Menu:
Lallier Grande Reservre(Champagne)
Atair Etoile Rose(Champagne)
Spier Private Collection 2017(Chardonnay
Anakena Enco Reserve 2016(Sauvignon Blanc)
Chateau Vieux Maillet Pomerol 2013 (Bordeaux)
Baily and Baily Folio Barossa 2014 (Shiraz)
Chateau de Rayne Vigneau Sauternes 2002 (Dessrt Wine)
Quinta do Vallado 20 yrs old Tawny Port (Port)
各種スピリッツ
各種カクテル
ビール(Peroni、Heineken、Hoegaarden)
コニャック(Frapin XO VIP、Grand Marnier)

寝酒をグビっとしてるうちにベッドメーキングまでしてもらっていて、中国時間02:30には就寝。深夜便なのに寝間着はおろかスリッパすら無いのには驚いたが、疲れもあって朝までぐっすりと爆睡。起きたら美しきオマーンが目の前に。これは空飛ぶ五つ星ホテル。

ひだり みぎ
目覚めの朝食は味の無いプレーンのオムレツで。これが美味しくないのなんのって。まぁ基本、カタール航空機内食はワイの味覚には合わんので期待してなかったですけどね。期待してなければ外れても失望もしないので。



深夜便なんで食べて寝るだけみたいになっちゃったけど、機内の雰囲気やクルーの対応でいつも旅情を良い具合に掻き立て楽しませてくれますカタール航空は。

アライバルラウンジ

急いでない時に限って早く着くもので、定刻より30分も早い05:20にドーハ着。どうせホテルに行っても部屋は準備されてないと思うので、アライバルラウンジでシャワーを浴びてから市内へと出ることに。
ひだり みぎ
アライバルラウンジのくせに、くっそ広い。今は亡きキャセイの香港アライバルラウンジがギャグだったかのように思えてくる充実ぶりだ。

ひだり みぎ

アライバルラウンジまで手抜き無しの全力投球。シャワーだけでなく、クワイエットゾーンやビジネスセンターまで用意されている。

ひだり みぎ
ミールは質素でしたけどね。一応オーダーメニューもあったけど、卵料理のみだったし。またあの激マズオムレツが来たら食べきれる自信が無かったので、ここではコーヒーだけ頂くだけにしときました。

市内へと出る前に、あっつあつのコーヒーを飲み、あっつあつのシャワーを浴びれる幸せ。最後までありがとうカタール航空。

ドーハ⇒パリ カタール航空A380ファーストクラス搭乗記

アルサファファーストクラスラウンジで夜を明かし、07:35発QR039便でドーハを離れパリへと飛び立つ時がやってきた。



機材はバンコク⇒ドーハ便と同じく巨艦A380。パリまでは意外と近くて7時間20分の空の旅となる。


1週間ぶりのカタール航空Fシート。今回は座席の説明は省きますので、詳しくは下記のバンコク⇒ドーハ便の記事をご覧頂ければ。

今回の担当CAはボーイッシュでキュートなタイ人女性で、本日は他にもタイに加えカナダ・フィリピン・タイ・アラブ・フランスから集結した多様なクルーが揃っているという。このダイバーシティあるクルー編成から生まれるイケイケグイグイ感がカタール航空の魅力である。

座席へと案内され着席。今回は1Aと2Aにそれぞれヨーロッパ系ビジネスマン風の男性が乗っていて、Fキャビンの乗客は合計3名とのこと。たっぷり飲んで食べて楽しんでくださいね~と素晴らしい歓迎を受ける。


席に着き、先ずはお決まりの苦い苦~いアラビアンコーヒーを目覚ましに一杯。ブラックブラックの1000倍は目覚まし効果があるね。一瞬で眠気が吹っ飛んだ。

ひだり みぎ
アメニティポーチも待望のネイビーを頂けたし、本日は上々の立ち上がり。


バンコク⇒ドーハのアメニティはまさかのキャメル色一択だったからな…。

ただ、機内食は朝食仕様でちょっとパンチが弱いラインナップとなっていた。

Appetiser:
– Seasonal Fresh Fruits
– Choice of Breakfast Cereals
– Greek Yoghurt, Blueberry Compote
– Bircher Muesli
– Smoked Turkey and Beef Pastrami with Emmental Cheese

Main:
– Traditional Arabic Breakfast
– Vanilla French Toast with Apple and Raisin Compote
– Paneer Bhurji with Aloo Matar Poha
– Create Your Own Breakfast(卵料理と各種サイドメニューを選択)

Light Option
– Selection of Hot Arabic Mezze
– Cajun Chicken Salad with Toasted Sweet Corn
– Ricotta Cheese Filled Pasta with Sundried tomato, Kalamata, and Olive
– Falafel Wrap with Tahina Dressing
– Cheese Selection
– Selection of Indulgent indivisual Desserts

先ずは手始め。危険な香りが上空まで漂ってきそうなイラク・トルコ国境辺りで手始めにLight Option Mealのメッゼをオーダー。

軽めにスタートしようとしたのに全然Light Optionに見えないボリュームのメッゼがやってきて、こりゃあ本気出さねばとベルトの穴を緩めて挑む。


続いてもLight Optionから中東風ケイジャンチキンサラダを頼んでみる。ライムが絞られたピコ・デ・ガヨがたっぷり乗っていて見た目はサッパリしたサラダなんだけど、チキンはチポトレの味が強烈なこれまた目の覚める一品。


せっかくなんで今日は最後まで中東料理で押し通すと決め〆にファラフェルをお願いすると、CAの方が物凄く怪訝な顔して私の出身地を尋ねてきたw ミドルイーストご出身でしたかって?やっぱ中東料理はアラブな人たちしか注文しないんだな。確かに日本人の味に合うかと言ったらちょっと微妙で、ここまで中東料理一辺倒に頑張り過ぎたことを少し後悔しながら頂きました。

朝からこれだけ食べて胃袋はパンパンだが、旨い酒は別腹なのでと食べ終わりにバーラウンジに突撃。

ひだり みぎ
わざわざタイ人のCAさんがビジネスホテルの後ろに設置されたバーラウンジまでエスコートしてくれて、「ファーストクラスパッセンジャーのミスター〇〇ですよー」とバーテンスタッフに紹介されたのは恥ずかしかったw

ひだり みぎ
つまみや軽いデザートはテーブルの上に常備。


お勧めを頼んだらスクリュードライバーがやってきた。この爽やかな一杯で口直し。


とりあえず一杯だけやって自席へと戻ると消灯タイムになっていたので、自分もパリに着くまで少し休むことに。食っては寝、食っては寝の豚まっしぐらなフライトだけど、正月休みくらいぐうたらで自堕落な過ごし方したってバチは当たらんでしょう。


改めて見ると長いわこのシート。どんなに頑張って前屈してもアップライトポジションからだと画面横のコンセントまで届かないのが逆に不便だったけど。


ということで、なんだか食べて飲んだ記憶しか残らないフライトだったけど、無事にパリまでやってきましたよっと。

パリでは空港近くの宿に一泊だけしてから明日ロンドン経由で香港まで戻りやす。

マスカット⇒ドーハ カタール航空 マスカット国際空港Majan Lounge

年末年始の休暇で過ごした愛しのオマーンとも今日でお別れで、カタール航空便にて先ずはマスカットからドーハへと移動する。


そもそもオーマンのマスカットと聞いてピーンと来る人は余程の中東マニアか中学生の時に地図帳でオマーンを見つけて大喜びして調べた人かのどちらかと思うが、マスカットは中東のUAEの隣にあるオマーン国の首都。UAEの先にあるカタールのドーハまでも近く、本日は17:05にマスカットを発ち17:55にドーハ着と1時間50分のショートフライトになる(オマーンとカタールの時差は1時間)。


空港まではローカルバスで向かうべく滞在先のシェラトンオマーンホテルからバスターミナルへと徒歩で移動。シェラトンの正面に真っ直ぐ伸びるルイ地区のメインストリートを600m程歩くと、右手に真っ赤なバスが何台も停まるバスターミナルが見えてきた。


ホテルのリムジンサービスはOR30。為替レート的に思わず安そうな印象を受けるが、日本円換算すると約9,000円もしますからね。バスなら空港までOR1以下。

ひだり みぎ
空港までは1番のバスに乗れば良いと親切なオジサンに案内されたバスに飛び乗った。運賃はOR0.5(≒JPY150)と激安だし、領収書も発行される明朗会計。


車体は新しくて清潔だし、空調完備は勿論Wi-Fiまで使えて快適そのもの。英語で停車駅が案内されるモニターも有るのでアラビア語さっぱりでも没問題だった。


ルイのメインターミナルから50分程で空港近くの幹線道路に到着し、ここから数百メートル歩いて空港ターミナルへ。

ひだり みぎ
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オマーンの首都にある国際空港ではあるが、地方都市の空港といったこじんまりとしたターミナル。2017年度末に新ターミナルの運用を開始して2018年度中の空港ランキング世界トップ20入りを目指すと豪語してたのに、新ターミナルは一体どこに?(当初の計画からは遅れたものの、新ターミナルは無事2018年3月20日にオープンとなったそうだ)

空港の規模にしては離発着便が多いようで…

おまーんおまーんおまーんおまーんおまーんな出発便案内モニター。14:10から14:50の限られた時間帯だけ見てもWYオマーンエア便がドーハ行き・ドバイ行き・リヤド行き・ダンマーム行き・ミュンヘン行き・ミラノ行き・パリ行き・ラクナウ行き・ナイロビ行き・ラホール行き・カイロ行き・ジェッダ行き・メディナ行き・サラーラ行き・バーレーン行きと5分位刻みでかなーりの便を飛ばしてててビックリだ。


空港に入ってみると、街中と同じで真っ白く清潔な空港内に、白いディシュダーシャにクンマというの絵に描いたようなオマーン男が居並んでいる。こんなザ・オマーンな景色もこれで最後かと妙に寂しい気持ちが込み上げる。カタールの外交問題が勃発して仕方なく来ることになったオマーンだが、すっごい良い国だったしなんだかんだで良い年末年始の休暇となったわい。

保安検査後の制限エリアもピカピカだし中東感あって悪くない印象のマスカット国際空港。まだまだ現役で行けそうなんだけど、やっぱりUAEやカタールに負けたくないというプライドもあるんかな。
ひだり みぎ
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Amouageの高級アロマ店もあるし、免税店も充実してる。微妙なオマーン土産になること必至な微妙なラクダグッズなんかも売ってるし。

ラウンジもPlaza Premiumとオマーン航空の自社ラウンジであるマージャンラウンジ(Majan Lounge)と二つのラウンジが用意されている。


カタール航空の指定は雀荘のような名前のマージャンラウンジ。

ひだり みぎ
半裸の中国人のおっさん4人が汗だくだくで麻雀打ってたら嫌だなーと思わせるようなダサい名前だが、思ったより洒落ててちゃんとバーカウンターまであった。


バーテンダーはちょっと頼りなかったけど、ドリンクはそれなりに揃ってる。

ひだり みぎ
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ミールもまぁまぁ食べれるレベルのものがまぁまぁ揃ってるし。決して「美味い!」とはならないけど、腹を満たすだけなら十分な内容。


ちょこっと小腹を満たしてからゲートへと移動。ちょうどバスの第一便が出発したばかりとあって暫し待たされることに。

第二段のバスが来て、様々な人種の野郎どもと揉みくちゃになりながらバスで機材へと向かう。色んな服装の人がいて人間観察してるだけで面白いわ。
ひだり みぎ
これも今回のオマーン旅行の成果なのか、何の得もないけど服装だけで国籍をある程度判別できるようになってきた。基本的に中東の民族衣装は真っ白なワンピースなんだけど、襟無しで首元からちょろちょろっと紐みたいなのが出てるのはオマーン人、レギュラーカラーの襟付きはバーレーン人。


カフスがあるとサウジかカタールかバーレーンか。印パ系出稼ぎ組はカジュアル系。まぁ色々考えたところで「あなたバーレーン人ですか?」って答え合わせはできないんだけど。

ひだり みぎ
機材はA330。一人密かに中東民族衣装当てクイズを楽しみながら搭乗する。

ひだり みぎ
この区間はエコノミーとファーストクラスの二区間運用で、残念ながらファーストクラスは満席だった為にこの区間のみエコノミーで移動することに。

単距離便ということもあり機内食はサンドイッチとオレンジジュースという軽食セット。終始、隣のサウジアラビア人と談笑してたらあっという間にドーハに到着した。

時計を見ると18:40。明朝は07:35発の便でドーハ発…。ビザが無料だとしても今晩は寝るだけの為にカタールに入国してホテルまで移動するのも億劫で無駄に感じるので、今宵のリッツドーハの予約はキャンセルしてカタール航空アルサファファーストクラスラウンジの個室で夜を明かすことにした。

カタール航空QR1142 A320ビジネスクラス搭乗記~オマーン入国

ドーハ名物のアルサファファーストクラスラウンジでの短すぎる滞在を終え、いよいよオマーンへのフライトへと乗り込んでいく。

カタール出発が1:45でサラーラ着が5:25のカタール航空1142便。今日は深夜便で夜が明ける前にサラーサまで移動し、休むことなく朝一で謎の失われた古代都市ウバールを攻める計画を立てている。荒涼としたルブアルハリ砂漠に埋もれた砂漠のアトランティス・ウバール。数千年前の古文書に言及があるものの長らく伝説の存在として考えられていたのだが、近年になってNASAの人工衛星により存在が確認されたというまさにロマンの塊のような遺跡なのである。
ひだり みぎ
搭乗ゲートはコンコースCのC26で、ボーディングブリッジではなくバスでの搭乗となる。どこぞやの航空会社と違ってきちんとビジネスクラス専用車も用意されていて、年末年始休暇の為にオマーンを訪れるというフランス人家族と共に機体へと運ばれる。



オマーン第二の都市・サラーラまでは2時間40分の短い空の旅ということで、小型機のA320が待機。


ガラガラなんだろうなーと思いきや、先に乗り込んでいた白人ファミリーの乗客でビジネスクラスはびっしり。皆さんおフランスから来られた休暇満喫組のようなのだが…独りで行動するワイに向けられる好奇の目が痛いが少し隣のマダムに話しかけてみると、なんでもヨーロッパの方々にとってオマーンって気軽に楽しめるエキゾチックなビーチリゾート的扱いなんだって。自分の中ではルブアルハリ砂漠のイメージなんだけど、確かにインド洋に面して長い海岸線を有していて、シンドバッドの国なんて呼ばれ方もしてるくらいだからな。オマーン航空のマイルプログラムもシンドバッドクラブというくらいだし。


A320でもリージョナルファーストクラスの設定機材だとフルフラットのシートが積まれてるみたいが、オマーン行き便にそんな華やかなエース機材があてがわれるはずも無く。また、改装後の席で採用されたシェル型ライフラットでもなく、恐らくカタール航空A320のなかでも最古のものだと思われるひび割れたレザー席だった。これなら搭乗ゲートから乗ったバスのシートの方がマシw


通路側席に座る隣の豊満マダムの膝の上を失礼して狭い座席に着くなり、中東風マリオといったベテランCAが眠そうな笑顔でおしぼりとウェルカムドリンクを運んでくれた。シャンパンも選べたけど、アルサファラウンジでお酒は十分すぎる程頂いていたので、ここではサッパリ系モクテルで。

ひだり みぎ
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ブランケットはプリセットで、ヘッドフォンと機内エンタメ用タブレットはウェルカムドリンク後に希望者に対してのみ配られる。CZのエンタメデバイスみたく画質が荒くて乗り物酔いするといったことは流石になかった。流石5つ星エアライン!


ひだり みぎ
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【ビジネスクラスドリンクメニュー】
Lanson Black Label
Lanson Rose
Jean-Mark Brocard, Chablis Premier Cru 2015
Attems, Venezia Giulia 2016
Leone D’ Almerita, Terre Siciliane 2016
Chateau Branaire-Ducru, St. Julien 2011
Hollick, Wrattonbully 2015
Luigi Bosca de Sangre, Bodega Luigi Bosca 2013
Royal Takagi, 5 Puttonyos 2013
Gran Cruz, Porto 1992
その他カクテルやスピリッツ、ビール等はバンコク⇒ドーハのファーストクラスと同じメニューだった。この便でカクテル頼んでも無いって言われそうな気がしないでもないんで頼んでみたところ、普通にシャンパンカクテルがサーブされてきた。マリオがギャレーで作ってるんだろうが、こんな深夜の短距離便なのに優秀だわ。


ミールも深夜便なのにしっかりしてて、メインはチキン・ラム・ベジビリヤニの3種類から選ぶことができる。


デザートやナッツと共に運ばれてきた前菜のメゼからしてガッツリしすぎw



メインのラムシャンクもめっちゃガッツリw。肝心のお味の方も、葡萄の葉に包まれた中身の何もかもが強烈な中東スパイスで煮込まれていて、香辛料の塊を食べてる感じというか…少なくとも満腹に近い状態で深夜に食べる物ではなかった。オマーン時間02:45発ー05:25着の深夜短距離便でこんなガッツリと食わされると思ってなかったし、量が多くて激マズという最悪のパターンだわ。冒険して中東系メニューを頼んだ自分が悪いんで悶絶しながらもなんとか食べたけど、何でもおいしく食べれる雑食系な自分でもだいぶきつかった。


ひだり みぎ
食後の口直しとしてゴディバを食べながら中東ミュージックを聞きテンションを高めていると降下開始となり、窓の外には街の灯りが見えてきた。早朝5時にもかかわらず街灯が非常明るいし、街の規模も思ったよりデカい。

ひだり みぎ
前日14:20に香港を発ち、バンコク・ドーハ経由で20時間かけて遂に辿り着いたぞオマーン。

空港では入国審査場脇にある両替商でオンアライバルビザを要取得。やっぱりRO5(≒1,500円)で取れるシングル10日間のビザは廃止されていて、OMR20(≒6,000円)もする30日のビザしかなかった。そんな1か月もかけてガッツリオマーンだけを観光する人はあまりいないだろ。

ひだり みぎ

こちらのビザはUS$57・EUR52でも支払い可能。自分はUS$100払ったらOMR15.9(≒JPY4,770)の釣銭が戻ってきたので両替レートはどこかのインドネシアと違って良心的。

*2018年3月14日以降はe-Visaの事前申請が必要になった模様。
在オマーン日本国大使館HP:http://www.oman.emb-japan.go.jp/japanese/3stay_j.htm

日本人がオマーンに入国・滞在するためには,査証(ビザ)が必要です。2018年3月21日以降,オマーンを訪れる日本人は原則,e-Visa(オンライン査証)を事前に取得する必要があります。従来のオンアライバル査証の取得は当面可能なようですが,事前に査証を取得しなかった場合には,入国手続に相当な時間を要する可能性も排除できませんのでご注意ください。

ひだり みぎ
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ビザ取得後はレシートを持ってイミグレに向かうだけ。近代的だし看板等も多くて分かり易いし、砂漠の中にポツリと建つ風と日除けの為の小屋くらいのしょっぱい空港を想像してたので、良い意味でビックリしたわサラーラ国際空港。空港スタッフも砂漠の民というより陽気な船乗りシンドバッドのような感じで皆さん朝からすっごいヒャッハーしててフレンドリーだし。


ひだり みぎ
国王の爽やかスマイルが眩しいSIMカード屋各社は営業時間外。カフェなんかはオープンしてるけど、パブリックスペースも椅子が多くて快適なので、適当に座って運転手との待ち合わせ時間まで空港の無料Wi-Fiを使って時間を潰すことに。

しかし、約束時刻になっても一向に現れない運転手。心配になって運転手の手配を頼んだツアー会社に連絡するも営業時間外で繋がらないし…

結局、約束時刻から遅れること30分、遅れてきた運転手のSuhail氏と無事に合流…。その第一声が「ミスターポンズですよね?早く着きましたね!」。早く着きましたねって…あなたが遅いんですよねw もしかして集合時間を間違えてるのかと思ったけど、「はっはっは、外が暗くて出発を遅らせたんだよ~」とサラッと言いのけるし、終始あたかも時間通りに着いたお前が悪いんだよくらいの論調で見事な被害者ポジションから話してくる氏に驚きつつも、ホテルに寄って休憩する時間も惜しんでウバールへと直行する。