今年のマルコポーロクラブグリーンステータス更新旅行の行先は、パパっと週末のみで旅程を消化できる近場の上海にした。緑会員の更新に20クラブポイントが必要なところ、香港⇔上海のQVクラス往復でジャスト20ポイントとお釣り無し、これでギリギリ辛くもステータスを更新できた。
ご存知の通り、キャセイのマイレージプログラムは、会員レベルが上がる度にクラブ・ポイントが0にリセットされる仕様になっている。JALやANAのように1年間の利用実績でステータスが決まるのではなく、グリーン⇒シルバー⇒ゴールド⇒ダイヤモンドと出世の階段を一段一段上り詰める必要があるのである。現行の規約で言うと、300ポイントを貯めてグリーンからシルバーへと昇格を果たした段階で一旦ゼロから会員年度が再スタートになり、ゼロからゴールド基準の600を目指すことになる。で、600ポイントを貯めたと思ったら今度はまた0からダイヤモンド基準の1,200ポイントを…といった具合。
従って、全くのゼロからキャセイ修行を始めてダイヤモンドを目指す場合、累計で2,100クラブポイントが必要になる。羽田⇒香港のビジネスクラス(D・Iクラス)での獲得ポイントは30ポイントなので、羽田ー香港をD・Iで70回飛ばねばならない計算だ。
昇進の度のポイントリセットにめげず、累計で2,100ポイントを貯める。これでやっとこさ最上級のダイヤモンドの高みへと上れる訳なのだが…なんと失脚する時はダイヤモンドからグリーンに垂直落下のハードランディングですからね。キャセイでのフライトは毎回毎回楽しませてもらえるんだけど、一度ダイヤモンドまでからグリーンへの都落ちを経験すると、もう一度ゼロベースから上を目指す気力は生まれない。ということで、キャセイは今後も万年グリーン会員を維持していくだけになるでしょう。
というか、そもそもグリーンステータスすら更新する必要も無いんじゃね?などと思いつつ、香港に向け飛ぶべく虹橋空港へ。
浦東空港と違ってコンパクトだし、虹橋空港は市街地から近くて良い。コンパクト教団の教祖である村田真一の教えは好きになれないが、自分も空港に関して言えばコンパクト信者なんで。
浦東とは違って人も少なめの虹橋空港。ガラガラの马可孛罗会员専用でチェックイン、スムーズに制限エリアへと進む。
中国東方航空ラウンジ V01貴賓休憩室
出国審査を済ませ、ラウンジが待つ国際線出発エリアの4階へ。
2017年にリニューアルオープンしたばかりの虹橋の国際線ターミナル。ラウンジも中国東方航空のV01、エアチャイナのV02、上海机場貴賓服務有限公司のV03の3か所に整理された。JALはV01、ANAはV01・V02・V03全てのラウンジに入室可能。
HSBCはキャセイとのタイアップキャンペーンも多いので、HSBCカードホルダーはキャセイで発券する前に最新のプロモを確認した方が良いっす。
今回は、以下の2キャンペーンが開催されていた。
HSBCのクレカでApple payを使って発券するとHK$300のリベートが貰えるプロモ。
HK$3,000以上の決済が必要。
月に一回まで。
2020年2月29日まで。
HSBCのWorld Masterで発券するとHK$800のリベート+800マイルが貰えるプロモ。
HK$8,000以上の決済が必要。
毎月先着1,600人まで。
2019年12月31日まで。
ラウンジ内部は広いしオシャレ。国内線ターミナルの野暮ったいラウンジとは全然違う。全337席で、手前からビジネスエリア、バーカウンターエリア、リラックスエリア、ダイニングエリアと続いている。
エントランスを入ると、パソコンが置かれたビジネスエリアと有人のバーカウンターがある。ただ、手の込んだ混ぜ物なんかは作ってもらえないようなので、有人の意味はあまりない。
リラックスエリアは混雑していたのですっ飛ばし、一番奥のダイニングコーナーへ。JALもANAもプライオリティパス組みも全てこちらのラウンジに集結するので、東方航空ラウンジなのに日本人率が異常に高い。虹橋ー羽田路線はANAもJALもラウンジ入資格者がアホみたいに多いですからね…
充実の中華料理。ホットミールの肉・魚・麺だけでなく、サラダ、フルーツ、スイーツ等も一通り揃ってる。
アルコールは青島ビール・アサヒビール・各種リキュール・赤ワイン・白ワインなど。バーカウンターで飲めるアルコールはダイニングエリアにも大体揃ってます。
ヌードルコーナーのあっさり干麺を食べてみたけど、普通に旨かった。干しエビ、ミンチ肉、揚げ豆腐、刻みネギは入れ放題で、調味料も豊富なので味付けのカスタマイズも細かくでき、自分好みの一杯が作れます。
フライト:キャセイドラゴン 上海虹橋⇒香港
機材は往路のフライトと同じくA330だが、今回はファーストクラス付きで3クラス仕様のA33R。
短距離路線中心のキャセイドラゴンもファーストクラスを載せた機材を運用してるのな。
ただ、ファーストクラスがあろうがなかろうが、庶民が座るエコノミークラスの座席は何ら変わらず。
管制塔の指示により出発が遅れ、狭い座席に体を縮めこんで座り続けること1時間、やっと離陸した。
餌は鶏か牛かの二択。ラウンジで麺を食べすぎたこともあり、ここでは蓋を開け直ぐにそっ閉じ。アイスだけ頂きました。