イタリアのシチリア島⇒マルタ島と地中海の島々を渡り、次なる目的地はキプロス島。
今回は島の北部にあるニコシアと西端に位置するパフォスを周りたかったこともあり、そのちょうど中間地点に位置するリマソルのクラウンプラザ(Crowne Plaza Limassol)に泊まることに。
ビーチフロントに位置するリゾート宿泊施設で、リマソルでは随一の高級老舗という位置づけの歴史あるホテル。通常だとオフシーズンでも一泊165ユーロ++(or 29,000ポイント)というレート設定となっているようですが、今回は今は亡きPoint Breakでの宿泊で一泊15,000Pと、かなーりお得に泊まらせて頂くことができました。
レバノン・キプロス料理 CLEOPATRA
ホテルへの道中、とても興味を惹かれる門構えのレバノン・キプロス料理屋を見つけたので立ち寄ってみることに。キプロス島はレバノンやイスラエルともう目と鼻の先の距離。同じ地中海料理と言っても、イタリア寄りのマルタとは全然違った風味の料理を出してくれるのでしょう。
Cleopatraという店名の通り、店内の装いはキプロス・レバノンというよりは古代エジプト王朝の宮殿風。
せっかくなんで海鮮料理をと思ったのですが、「残念ながらこちらの魚は特別な下拵えが必要で、今からだと12時間お待ち頂くことになります。12時間待たれますか(待たれませんよね)」と。 12時間も待ったら腹減りすぎてミイラになってしまう恐れがあったので、30分で用意できるというお勧めコースでお願いすることに。
レバノンの影響強めで、前菜のフムスからして美味ぇえええええ~。こりゃ楽器箱に入ってでも帰りたくなりますわ。
ウェイターが魚料理の代わりに勧めてくれたメインはミックスグリル。香辛料控えめ、フムスやサラダにも合う味付けで美味いのなんの。ギリシャ、トルコ、レバノンあたりの料理をフュージョンさせたキプロス料理世界最強説を唱えたくなってきました。
クラウンプラザ リマソル
クレオパトラで閉店近くまでがっつりと楽しませて頂きまして、ホテルに着いたらもう22時。既に周りは真っ暗闇に包まれていますが、地中海の太陽のように底抜けに明るいオバサンが対応してくださりました。閑散期で宿泊客もほとんどいないということで元気を持て余していたそうで、ホスピタリティ精神が大爆発しちゃってましたわ。
部屋はPremium Sea View Balcony Room。海辺にあって湿気も凄いだろうけど、部屋はウッディーな設えでした。地中海の波や海を想起させる小物がところどころ散りばめられていて、古いながらもセンスの良さを感じさせてくれる小洒落た部屋です。
ポイントブレークでの宿泊にもかかわらず地中海に面した最上階の部屋を用意頂けたのはありがたい。目の前の海から聞こえてくる波と汽笛の音が良いリゾート感を出してます。
水回りは古めかしさが隠しきれていません。恐らく2011年にホリデイインからクラウンプラザにリブランドされた際に改修されたっきりなのでしょう。清潔に保たれてはいるのですが、スタイル自体が一昔も二昔も前といった感じで、部屋のテイストとのミスマッチ感も気になります。
気を取り直してロビーバーでダイキリを一杯。ソフィア出身という40-50歳くらいのマダムバーテンダーさん、口も腕もキレッキレで、今まで飲んだダイキリの中でも1~2位を争うナイスダイキリでした。
歴史あるホテルって日本だと対応が硬くなりがちですが、このホテルは良いですね。皆さん陽気ながらもホテルや地域に対して凄くプライドを持って働いてる感が凄く強くて。
朝は汽船の汽笛が目覚まし代わり。なんでもキプロスを代表するでっかい港が近くにあるんだとか。
ワイ以外の宿泊客で見かけるのはゴルバチョフみたいな大柄なロシア人男1人のみという状況。閑散期様様であります。
やっぱりビーチフロントのホテルは良いですね~。遠くレバノンの大地まで見えてきそうです。
クラウンプラザ退房
— ポンズ (@Worldtravelog) January 26, 2020
今朝焼きあがったばかりというホームメイドのお土産まで頂いちゃいました
アジアでは希少性ゼロで平会員程度の扱いし受けないスパイア会員ですが、地中海周辺国ではやたらと手厚くもてなされて感激する pic.twitter.com/KN3FWaBW3K
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