宿泊記 超イビス級クオリティ イビスサイゴンエアポート

この日はホーチミンでのトランジットでサイゴンタンソンニャット国際空港近くのイビスサイゴンエアポートホテルに宿泊。
いまでこそIHG系列のHoliday Inn and Suites Saigon Airportがオープンしてますが、当時はまともそうなエアポートホテルってイビスくらいのもんだったんですよね。正直、うっわー、今日の宿はバジェットホテルのイビスか…と全く期待せずにホテルへと向かいました。

空港からホテルへの移動は事前に予約をしていたホテルの無料シャトルバスで。
到着ターミナルを出て正面の待合場所にホテルのロゴ入りプラカードを持ったスタッフが立って待機しているとのことだったが、他のホテルのスタッフは沢山いるのにイビスのホテルマンは見当たらず。
んん?ホテルに電凸コースか?と思ったらやる気なさげに柱にもたれて休憩中だった。油断したぁ~とばかりに「え!出てくるの早いですね!」ってw う~ん、いきなりの意識低い系イビスクオリティw 隣に立ってたソフィテルのホテルマンがピシっとしてたから、余計にイビスの緩さが際立ってましたw


ターミナル内の駐車が禁じられているからか、バスはスタッフとの合流後に呼んでもらう形になるので、合流してから5-6分くらいは待たされる。その後、国内線ターミナル経由でホテルに着くまで約10分…。
これならホテルまで歩いた方が早いんじゃね?と思うけど、ホテルへの道中は道が悪かったりバイクの洪水の中を横断したりのハザードを突破することになりますので、やっぱりシャトルバスが無難っす。タクシーだと近すぎてウザがられるし。


ひだり みぎ
ホテル前の通りこそごちゃごちゃしててアジアな雰囲気ですが、館内は広々としていて至って快適。全くもって期待してませんでしたが、イビスにしては良い感じです。スターバックスまで入ってるし!

ひだり みぎ
頭上にはベトナムの国花である蓮の葉?がカラフルに輝いてます。


いやー、ハード面はイビスにしては素晴らしい。

中国で泊まったイビスのクオリティとは大違いで、とても同じブランドのホテルとは思えませんw

アコーホテルズ ゴールドステータス特典

ひだり みぎ
会員レコグニションもイビスにしては充実してて、ドリンクバウチャー・手の込んだウェルカムスイーツ・スタジオルームへのアップグレード、08:00のアーリーチェックインor17:00までのレイトチェックアウトなどなど盛り沢山。ゴールド会員でもこれだけモリモリのベネフィットが受けられたので、プラチナ時代に泊まっていればどうなったことやら。


部屋のカテゴリーを見てみてもイビス離れしたレベルにあり、バジェットホテルのイビスでもスタジオルームやファミリータイプの部屋まで設けられている。狭く質素な1ベッドルームを覚悟していたので、これは嬉しい誤算でした。

ただ、そのぶん一般的なアジア圏のイビスと比べると若干価格帯が高めですかね。許容範囲ではありますし、質が伴っているので全く問題ありませんが。

シャトルバス ホテル⇒空港


空港からホテル行きのシャトルバスは定時制。深夜・早朝帯にも運行しています。ホーチミン発のフライト出発時刻が分かっている場合はチェックイン時に予約をしておいた方が良いでしょう。

部屋:スタジオルーム


スタジオルームはコネクティングルーム仕様のスタンダードルーム2部屋を繋げた造りで、1部屋がベッドルーム、もう一部屋はリビングルームとしてベッドの代わりにソファや円卓が置かれていました。
今回は中庭に面した高層階の部屋を御用頂いたということもあるのでしょうが、静けさも保たれていてとてもイビスとは思えない良い部屋です。


こんなアート的なメッセージが部屋に掲げられたイビスも初めて。
「なにもかもが逆風のように感じたら、思い出すがいい。飛行機はいつも風に向かって飛んでいくんだ。風と共にじゃない。」ヘンリーフォード拝。

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ベッドルームにはソファ・円卓がある代わりにイビス自慢の特製ベッドがデカデカと置かれてる。壁紙に飛行機の絵があしらわれていたりと、エアポートホテルらしさも演出されてます。


部屋ごとに名言集の一句が書かれてるんじゃなくて、どの部屋もフォードのこの一句なんすねw 逆風に感じることが多い客層がよく泊まることを想定してるんすかねw



奥の窓際に設けられたデスクや扉のないオープンタイプのクローゼットもベッドルーム・リビングルーム共に同じ仕様。



バスルームも同じ仕様の物がリビング・ベッドルームにそれぞれ備わってます。

高級ホテルのように何でも揃っているわけでないですが、部屋も新しく快適ですし、エアポートホテルとして1泊する分には十分です。良い意味で期待が裏切られました。

レストラン BISTRO BY OOPEN

ひだり みぎ

ロビーフロアのオシャレレストラン“Bistro by OOPEN”で蚊と戦いながら夕食を。ビストロと言っちゃうあたり、仏系アコーホテルズの影響か。

ひだり みぎ
ハイフォン名物ブン・カー(Bun Ca)を注文したら付け合わせの草が凄いワイルドw 他にも「Hue Ginger Tofu」「Nam Dinh Pho」「Nha Trang Seafood Fried Rice」「Saigon Banh Hoi」などなど、ベトナム各地の定番料理が揃っていて、「ローカル飯に挑戦したいけど衛生面が心配…」という方にはお勧めです。

プール&ルーフトップバー


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ひだり みぎ
屋上には、サイゴン市内及びタンソンニャット空港空港が見下ろせるバーとプールが設けられてます。小さいですが雰囲気は良いですし、何よりビールが安い!
17:00-20:00の時間帯はハッピーアワーでタイガーとハイネケンの生ビールが1杯=VND35,000(≒JPY160)++で飲めちゃうという。心地よい夜風に当たりながら飲むゲロ安生ビール、上空には離発着する飛行機…控えめにいって最高っす!


外の屋台の3-4倍の価格だったけど、バインミーも具沢山で美味かった。

ジム・サウナ



ジムも(イビスにしては)素晴らしいですし、極めつけはサウナ。サウナまである1泊6,000園程度のイビスは世界的にも珍しいんじゃないっすかね。施設面の充実度合いではノボテル級です。

朝食


朝食はロビーフロアのオシャレレストランで。エアポートホテルならではの計らいなのか、提供時間が04:00-12:00と長~く設けられています。

06:00-10:30:フルビュッフェ
04:00-06:00、13:30-12:00:軽食ビュッフェ


オムレツはやたらと汚い出来上がりで「誰かの食べかけ?」みたいな感じで出てきたけど、全体的に見たらホットミールもオードブル系もかなーり充実していて(イビスにしては)大満足の内容でした。

周辺環境

また、ホテルの隣にはすき屋やローカルフードコート、スーパーマーケットなどが入ったパークソンデパートなので、ホテル外での安飯の調達にも困りません。


よき塩コーン…だと!?

所感

イビスにしては驚くくらい良いホテルっす。

イビスなのに空港-ホテルの無料シャトルバス
イビスなのに広い部屋がある
イビスなのにサウナがある
イビスなのに朝食が充実してる
朝食が04:00-12:00
ハッピーアワーが安い

ホーチミンでのトランジットには文句なしにお勧めです。

【Ibis Saigon Airport Hotel(イビスサイゴンエアポート)】

公式サイト:https://www.accorhotels.com/ja/hotel-9468-イビス-サイゴン-エアポート/index.shtml
所在地:2 Hong Ha Street, Ward 2, Tan Binh district, Ho Chi Minh city, Ho Chi Minh City

宿泊記 交通至便のアコー系ホテル プルマン上海静安

この日は南京から高速鉄道で上海へと移動することになっていたので、上海駅近くのプルマン上海静安(Pullman Shanghai Hotel、上海静安鉑尔曼酒店)を予約しておいた。

プルマンといえばアコーホテルズ系列のブランド。世界のホテルチェーンがこぞって力を入れる激戦区・上海に於いて、アコーホテルズも25のホテルを展開してる。

そのうち、11のホテルがメルキュールと8がイビスとバジェット系~中級ブランドが中心だが、アコーホテルズ系列の高級ラインであるプルマンはここ上海静安の他、プルマン上海スカイウェイプルマン上海サウスと3軒も揃っている。

ただ、プルマンとはいえ上海のプルマンはどこも1万円前後~という安さ。こんなレートで大丈夫なのかと一抹の不安を抱えながらホテルへと向かう。

南京から上海へは時速300kmですっ飛ばし、僅か1時間半で夜の上海火車駅に到着。高速鉄道だけでなく、地下鉄1・3・4合線の上海駅と長距離バスターミナル(上海长途汽车客运总站)にも隣接しているので、上海の各地区だけでなく、蘇州や杭州といった近隣諸都市も含めた観光を楽しみたいといった方にも便利な立地にある。


背の高いプルマンは駅からも視界に入るので、迷うこともない。


駅からは徒歩3分ほど。ファミリーマートやセブンイレブン、チェーン店系の飲食店が並ぶ猥雑な通りを歩く。夜遅く着いても食料品やビールなどの調達に困らない。


そんな賑やかな雰囲気のホテル周辺であるが、看板倒れなことに不夜城商厦が真っ先に店仕舞いしてるのが笑える。不夜城って夜も眠らない遊び場的な意味かと思ってたけど、ここでは夜は営業しませんよって意味なのか?


けばけばしいプルマンゲートを通ってホテルの中庭へ。
このプルマン、元々は同じくアコーホテルズ系列のグランドメルキュール上海セントラルだったが、2016年の改装を機に格上げとなりプルマンと名乗るようになった。確かにエントランス周りはプルマンに相応しい雰囲気だが、ホテルとしての質は果たして…

館内

仏頂面でスカしたドアマンによる無言の歓迎を受け館内へ。

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入って正面はダイニング・バースペース。館内はプルマンらしく都会的でスマートな雰囲気。

左手にチェックインカウンター。

非常に狭く、19:20にチェックインした際には順番待ちの列ができていた。スタッフは全体的に高飛車系。仕事はできるがフレンドリーな感じは皆無。

クラブフロア特典

無条件でラウンジアクセスが付くアコープラチナ会員の座からは失脚してしまったので、今回は端っからラウンジアクセス付きのエグゼクティブフロアデラックスルームを予約。そこにゴールド会員の特典でエグゼクティブスイートにアップグレード頂けた。
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それにしても安い。最安値のスーペリアは8,033円、最高カテゴリーのCEOスイートでも18,561円というプルマンらしからぬ控えめなレート設定になっている。元々、下位ブランドのグランメルキュールだったので、箱の構造的に高級なスイートを作るのは難しいのかな。


【主なクラブフロア特典】
・朝食2名分
・16:00までのレイトチェックアウト
・2pcsのデイリープレスサービス
・ラウンジアクセス

部屋:エグゼクティブスイート


リビングルーム。艶ありブラックのデスクやシェルフがプルマン感を演出してる。


すっきりとしたデスク周り。どうですか、この黒一色のデスク。


ひだり みぎ
ネスプレッソのカプセルは強度10のリストレットから強度5のルンゴとディカフェまで4種類。濃度じゃなくて強度?


ベッドの寝心地は流石にプルマンといったところ。聞くと、400スレッドカウントと高密度の滑滑リネンが自慢なのだと。マットレスもしっかりしてて良いベッドでした。


上海駅近くだけど静かだし。都会のど真ん中で良質な睡眠が得られる、これだけで良いホテルの条件を満たしてます。

ひだり みぎ
ウェットエリアも2016年に改装されているのでピカピカだし、間接照明まで使ってプルマンらしくセクシーなムードっす。


アメニティはプルマン共通のC.O.Bigelow。なんか医薬品っぽい見た目。

エグゼクティブラウンジ


27階のラウンジへ。

ひだり みぎ
ほぼワンフロア全体を使ってて滅茶苦茶広いのに、全くもって利用客のいない残念なラウンジ。

営業時間:06:30-22:30
朝食:06:30-10:30(週末・祝日は11:00まで)
ハッピーアワー:17:00-20:00

ひだり みぎ
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ミールはホットミールからおつまみ系のオードブル、スイーツまで非常に充実しているのだが…19:30に突入したところ、利用客は白人女性1人でホットミールなのにコールドミールのように冷めきってましたw

ひだり みぎ
寿司や肉も!


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一方、ドリンクは今まで泊まったプルマンの中でも最低レベル。ノボテル以下。ミールに予算を全振りしてしまったのか。

バー

ラウンジのバーアイテムがしょぼすぎたので、ロビーフロアのバーへ。

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ビュッフェ中のダイニングを兼ねてるので落ち着かない。バーがここだけって、プルマンにしてはショボ過ぎる。下位ブランドからのリブランドホテルならではの落とし穴か。


薪まで周到に用意されたフェイクの暖炉が思いっきり笑わしに来てる。

朝食

朝食はラウンジでも食べれたけど、空いてそうだったのでロビーフロアへのレストランへ。

レストランに入るなり目に飛び込んできた作り置きの冷め切ったエッグベネディクトに失望。


日本食コーナーにはだし巻き卵、おしんこ、おにぎり、味噌漬けの鮭、味噌汁が。


麺だけ食べてとっとと退散。

所感

下位ブランドからのリブランドということもあってかプルマンブランドとしてはハード面が弱いが、立地を含めて考えるとコストパフォーマンス的には素晴らしいホテルであることは間違いない。上海駅を利用される方には特にお勧めです。

プルマン上海静安(Pullman Shanghai Jing’an)


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住所:330 Meiyuan Rd, HuoCheZhan, Zhabei Qu, Shanghai Shi
電話:+86 21 6317 2317



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グランドメルキュール深セン オリエンタル銀座 宿泊記

この日は久しぶりにアコーホテルズ系列のホテルを選んでみようということで、香港系の東方銀座集団が運営するグランドメルキュール深セン オリエンタル銀座(深セン東方銀座美爵酒店)に宿泊することに。アコーの会員規約改正後はプラチナステータスの維持が非常に難しくなってしまい、プラチナ身分で宿泊できるのも2017年で最後になってしまうんでね。プラチナ身分での泊まり納めということで。

場所は南山区よりの福田区に位置。羅湖からだと羅宝線で11駅と遠いが、竹子林駅B2出口目の前と駅近で便利な立地にある。
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今回はもちろん最安値カテゴリーのスーペリアルームで予約、一泊税サ別で9,000円弱だった。出来ればグランドメルキュール以外のブランドに泊まりたかったんだけど、深センだとアコーはグランドメルキュールかノボテル深センウォーターゲートの二箇所のみで、ラウンジがあるホテルとなるとグランドメルキュール一択なので。全季酒店や漢庭酒店といった中国系の提携ホテルは多いんだけど…。今にして思えば、香港まで出てプルマンでも泊まってくるんだったかなと後悔。


ひだり みぎ
461もある部屋数の割に非常に手狭なロビー。アコーホテルズ会員用デスクにスタッフはおらず、フロントデスクは基本的に二名体制。明らかに人手不足でありチェックイン/チェックアウト時は共にフロント周辺が順番待ちのゲストで混雑しきってしまってた。直ぐ隣にいるのに20m離れたところにいる相手に話すかのような大声で会話するような輩ばっかりだし、部屋に入る前からストレスレベルがマックスに。


人民様には順番待ちの概念がないもんだからもうほんとカオス。フロント前が順番待ちのゲストでぐっちゃぐっちゃになってから始めて会員用デスクにスタッフがやってきたけど、会員用デスクなのに非会員に対しても開放するなど滅茶苦茶なオペレーションだった。

部屋:スーペリアルーム

ひだり みぎ
プラチナ会員特典でデラックスルームにアップグレード頂いたとのことだが、ホテルのホームページの部屋案内を見る限りスーペリアルームのままな気がしないでもない。


壁紙やベッドスロー等の内装から判断するとスーペリアルームのようにも見受けられるが、部屋面積的には確かにデラックスルームになるのかな。窓の外はベイビューだし。



ソファのクッションはくたびれてるし、何より禁煙部屋なのにヤニ臭いのがもう完全アウト。ベッドも硬すぎて寝心地は微妙だし、部屋はあまりイケてない。


ひだり みぎ

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全体的にどんよりとしてて暗いんだよな。暗くて古いんで気持ちの良い滞在にはならんわな。

ひだり みぎ
部屋自体は微妙だけど、ラウンジアクセスが付く上にスイーツやドリンクバウチャー2枚が送られたりとプラチナ特典の内容は上々。シャツ1枚の無料ランドリーなんてベネフィットもあるし。

エグゼクティブラウンジ


25階のラウンジでは朝食(06:30-10:30)やイブニングカクテル(18:00-20:00)が楽しめる。

ひだり みぎ
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ぱっとしないオードブル。

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ぱっとしないドリンク。

朝食

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朝食は一階フロントの奥のレストランで。ここも混雑ぶりが半端無く、知らないクチャラーオヤジと相席になるなど落ち着いて食事を楽しめる雰囲気ではなかった。


問題はこれで終わらない。朝食を済ませてとっととチェックアウトしようとロビーに降りて来た時のこと。なんとホテルのエントランスで白装束を身に纏った集団が「東方銀座 父を返せ」と書いた紙と遺影を掲げて大声で泣き叫んだり意味不明な呪文を唱えてるじゃあないか。ガチでヤバいやつで蝋燭まで焚きだして最後は警察沙汰になってたけど、チェックインが完了するまでの20分間、ずっとこの集団のパフォーマンスが続いてた。

大丈夫かこのホテル?最初のチェックインから最後のチェックアウトまでとにかく印象の悪いホテルだった。

グランドメルキュール深セン東方銀座(深セン東方銀座美爵酒店)


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竹子林深南大道福田区深セン市
電話:(+86)755/83500888


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プルマン バンコク ホテルG クラブフロア宿泊記

えー、暫くホテルの宿泊記が続いておりますが、この日もバンコクのプルマンホテルGの宿泊記を…。履いて捨てる程コスパの高い外資系5つ星ホテルのあるバンコクでプルマンを選んだきっかけはコレ。


アコーホテルズの会員規約改悪を受け今年はアコー宿泊数が激減。今年度をもってプラチナから平会員への大降格が待っているというのに、8月にプラチナの会員カードとモレスキンの手帳がフランスから送られてきた訳なんですよ。これでなんか申し訳なく思ってアコーホテルズに泊まろうと思った訳。



主に根拠地となるフランスを中心にヨーロッパを主戦場として戦うアコーホテルズだけど、バンコクではなかなか健闘しているようで、プルマンだけでも今回泊まるプルマンバンコクホテルG・プルマンバンコクキングパワープルマンバンコクグランデスクンビットの3箇所、これに加えてアコー最高級ブランドのソフィテルバンコクスクンビットSOソフィテルバンコクも展開してる。上級ブランドだけでも中々の充実ぶりだ。

これだけ揃ったバンコクのアコーホテルズ上級ブランドの中で、今回は自分の都合に一番合った立地条件のプルマンGを選択。一昔前のバンコクを知る事情通のお方に拠ると、ここも昔はソフィテルだったらしいが、改装を機にプルマンにリブランドオープンしたそうだ。

BTSの最寄り駅は徒歩5分のチョンノンシーで、シーロムの繁華街まで真っ直ぐ歩いて10分程度のところにある。大通りに面しているが繁華街からは外れているので騒がしさは感じない。

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ホテルに着くと、綿パンにTシャツ姿のラフな格好をしたチャラ男がスーツケースを奪うようにして館内に運んでくれて驚いたが、どうやらポーターさんだったようだ。館内もホテルというよりイベント会場の様なラフでオープンな雰囲気で、「あぁ、タイのプルマンだなw」って妙に納得する。

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フロントもやっぱりイベントの受付のようだし、ブランコのようなチェアーやカウンターバーがあったりと、館内に足を踏み入れるなりいきなりカジュアルなプルマンワールド全開だ。

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夜はライトを落としてクラブのエントランスかのようなムーディーな雰囲気。

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容姿端麗なお姉様方が揃うフロントにパスポートを提示すると、「待ってました」とばかりのウェルカミングなおもてなしを受け、わざわざラウンジまでエスコート頂き、ラウンジでウェルカムドリンクを飲みながらのチェックインとなった。流石のアコープラチナパワー。特にシステムインフラ面でストレスを感じることの多かったアコーホテルズだけど、今年でプラチナも最後かと思うと少し名残惜しくなってくるな。


ちょっと失敗したなと思ったのはこのラウンジアクセスが付くエグゼクティブルームの価格。この日なんか最安値ルーム+1,800円とかでラウンジアクセスが付くんですよね。これは超絶お得。ラウンジアクセス保証のプラチナステータスを最大限に活かすために、今回はクラブルームの価格が高いソフィテル系に泊まっておけばよかったとちょっとだけ後悔した。+1,800円でラウンジアクセスが付くなら別に平会員の時に泊まったって財布が痛くない訳だし。すまんね、いつもこんなケチな話ばっかりで。

ちょうどアフタヌーンティサービス中だったので、マカロンとパパイヤだけちょこちょこっとつまませてもらってから部屋へと移動。
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エレベーターがこれまた強烈で、ファッションショー的な映像が流れる大モニターが設置されている。流石はプルマン、感性が若いね。SPGのWにも通ずるセンスを感ずるわ。

部屋:Gスイート

ひだり みぎ
部屋もGスイートにアップグレードして頂けた。入って正面がリビングなんだけど、ドアを開けた瞬間、目の前に広がる白無垢空間の異世界にビックリする。御洒落美容室かよ、と。

ひだり みぎ
精神と時の部屋のような、とにかく真っ白な世界。このコンセプトを清潔感があると感じるか落ち着かないと感じるか、人により評価が大きく分かれてくるだろう。(ヤニ対策だろうが喫煙ルームは濃いめの茶系のウッドフロアで、これまたデザインコンセプトが異なるらしい)

ひだり みぎ
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白を基調とした部屋の中でピンクのクッションだったり蝶や蜘蛛の標本だったりモノクロアートだったりと、随所に個性を出してきてるのも面白い。カウンターデスクのプラスチックカバーの下に蜘蛛の標本を見た時には流石にぶったまげたがw

ひだり みぎ
ウェルカムスイーツも凝っているし、ウェルカムドリンクのクーポンで館内のシグネチャーワイナリーのドリンクを飲めるなど、プラチナ特典の満足度は高い。

【エグゼクティブルーム特典】
特典1:27階のエグゼクティブラウンジ利用無料(06:00-23:00)
特典2:ラウンジでのプライベートチェックイン&アウト
特典3:部屋でのインターネット利用無料
特典4:ラウンジでの朝食無料(1室につき2名まで、06:00-10:30)
特典5:ラウンジでのアフタヌーンティー(14:00-16:00)
特典6:ラウンジでのイブニングカクテル(17:30-19:30)
特典7:1スーツのプレス無料
特典8:レイトチェックアウト16時まで(当日空室状況による)
特典9:ローカル市内電話利用無料
などなど。

ひだり みぎ
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ちょこちょこっとした小物アメニティのプレゼンテーションも洒落が効いているけれど、これは流石に自分の親には泊まって欲しくないと思えてくる。

ひだり みぎ
窓の外の見晴らしも抜群だし、これでラウンジアクセスが付いて1諭吉とは信じられんな。アコープラチナ様様である。

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続いてベッドルームへ。こちらもリビング同様のデザインコンセプト。


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クローゼットの中も勿論真っ白。極々一般的な黒のセーフティボックスが白に映えて凄く御洒落に見えてくるw


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バスルームも勿論徹底の白一色攻め。

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バスアメニティはアポカセリーブランドCO Igelow製。大手ホテル予約サイトには歯ブラシが用意されていないといった苦情も寄せられていたが、この日はデンタルキットを始め、滞在に必要なアメニティは全て用意されていた。

エグゼクティブラウンジ


エグゼクティブラウンジは27階。ダークなウッドフロアと茶系のインテリアでシックで高級感ある空間となっている。

アフタヌーンティ
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南国フルーツにマカロンなどのスイーツ、ディルマの各種ティーにコーヒーが供される。ちょうど自分のチェックインの時間とかぶったから中を覗いてみたけど、利用客はまさかの0人でラウンジ独り占め状態だった。

イブニングカクテル
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細々とした内容のオードブルが並ぶ。恵体な白人集団がガンガン取っては食べ取っては食べを繰り返すので、残念ながら配給が追い付いていなかった。


ひだり みぎ
ひだり みぎ
ドリンクは氷付けでギンギンに冷やされたビールや安物赤白ワインの他、各種カクテルなんかも振る舞われる。Pullman Breezeなるラムベースの爽やかなオリジナルカクテルまで用意されているし、カクテルまで飲み放題というのは素晴らしい!

それでも飲み足りなければ37階のワインバー&レストラン・Scarlettへ。

ひだり みぎ
自然の木々が配置され、都会のど真ん中なのに南国気分も感じさせてくれるテラス席。身を乗り出すとそのまま落ちてしまうスリルあるカウンター席がウリ。


チャオプラヤー川の対岸までを望むことができる。


ウェルカムドリンク用メニュー。ウェルカムドリンクってアルコールはビールとせいぜいハウスワイン程度しか飲ませてくれないホテルが殆どだけど、ここは気前良くカクテルもオーダー可能。カクテル党には堪らんバイ。

ひだり みぎ
チャオプラヤ川から吹き付ける夜風を浴びながら無料で飲むカクテルは別格w。お金を落とさずに一等席に居座り続けるのも忍びないので、結局は追加でバンバンとオーダーして散財しちゃいましたけど。

朝食
朝食はラウンジで。
ひだり みぎ
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サラダ・フルーツ・ペイストリー・チーズ・サーモン・ハム・シリアル・ヨーグルト等はバッフェ式、ホットミールはオーダー式となっている。


卵料理やワッフルといったアラカルトメニューだけでなく、中華・ベトナム料理・タイ料理・日本料理といったセットメニューもオーダー可。ここでは無難にオムレツとワッフルを頂いた。

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配膳されるまでにえらい時間かかるなーと思ったら、こじゃれた料理屋で出てくるような本格的なのが運ばれてきてビックリ。ワッフル美味かった。

ジム・プール

ひだり みぎ

ホテルに不満があるとしたらプールとフィットネスセンターかな。とても469室のホテルの大きさではなく、昼も夜も混みあってしまっていた。最上階のボールルームをプールにしてくれれば…

まぁこの価格だからある程度妥協しないといけないところは出てくるのかな。ソフィテルになる前もMonarch Lee Gardens(モナークリーガーデン)というホテルとして長きにわたり営業していたらしいく建物の基礎の古さもあちこち気になったし、安いには理由がある。それでもプルマンのエグゼフロアが12,000円+そこらというのは随分とお値打ちだし、コスパの高いホテルだと思う。

プルマン バンコク ホテルG(Pullman Bangkok Hotel G)


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公式ウェブサイト:http://www.pullmanbangkokhotelg.com/ja/
住所:188 Silom Road, Bangrak, Bangkok 10500 Thailand
電話:+66-(0)2-352-4000


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VIEホテル バンコク Mギャラリー バイ ソフィテル 宿泊記

本日はバンコクのアコー系のVIEホテル バンコク Mギャラリー バイ ソフィテル(VIE HOTEL BANGKOK, MGALLERY BY SOFITEL)での宿泊記をアップさせて頂きます。

アコー系のデザイナーズホテル的ブランドのMギャラリーにはサイゴンのホテル・デ・ザール、ソロのロイヤルアルカルタヘリテージ、ジョグジャカルタのフェニックスホテルと泊まった中で各ホテルの独創性に好印象を抱いていたので、アコープラチナの身のうちにバンコクのVIEホテルも泊まっておきたいと前々から思ってたんです。そこに今回、小生のバンコク滞在に合わせるようなタイミングでアコーメンバー用に50%オフのフラッシュセールが開催されたんで、これはもう行くっきゃないという神のお告げだと判断。一泊税込1万円以下。諭吉一人で泊まってきましたよ。

BTSのラチャテウィー(Rathathewi)駅から僅か100メートル程の場所に建つVIEホテル。スワンナプーム国際空港からもスカイトレインでパターヤイへ出て、そこからBTSで1駅先のラチャテウィー駅から徒歩1-2分という恵まれた立地条件にある。ただ、ラチャテウィー駅にはエレベータがないので、重いスーツケースを持っての移動だと少し苦労してしまう。



ひだり みぎ
大きなパヤータイ通りの脇に20メートル程入った先に佇むVIEホテル。因みにホテル名の「VIE」、どう発音するのか分からんのだが、タクシーの運転手に「ヴィー」「ヴィエ」「ウィー」と何パターンか試してみたが全滅、最後に言い放った「パイ、ヴェーホテル」で漸く通じたので、「ヴェー」がタイ人的には正解っぽくはある。まあホテル名を告げるよりはラチャテウィー駅近くのこのホテル!といって地図を見せる方が無難でしょうが。

デザインは近所のショッピングモールサイアムパラゴンやエンポリアムなどの設計を手掛けたフランス人建築家・J.H. Boiffile氏の手によるもの。Mギャラリーの各ホテルは、(1)歴史の重みを感じさせる「ヘリテージ」タイプ、(2)デザインに美の世界を反映させた「シグニチャー」タイプ、(3)静寂の「セレニティー」タイプ(それぞれアコーホテルズウェブサイトから引用)という3タイプがあり、おそらく今回のVIEホテルは(2)に該当するものと思われる。

ひだり みぎ
ニッコニコ笑顔のドアマンに招き入れられ館内へ。エントランスを入ると、正面がロビーバーのVIE LOUNGEで、左手がコンシェルジェデスク及びフロントデスクとなっている。都会的でクールな内外装ではあるが、館内及び客室のファ二チャーやファブリックにジムトンプソンのタイシルクを採用するなど、タイならではの拘りも随所に見て取れる。ヨーロピアンモダンとタイを融合させたようなスタイルだな。


ウェルカムドリンクとしてアイスコールドなおしぼりと共に出てきた石榴ジュースを飲みながら、フロント前のソファに座りながらチェックイン。プラチナ効果で11:00チェックインからの15:00チェックアウトと二日間で52時間もの時間を確保できて大変ありがたや。50パーセントオフという割引をするということで人気が無いホテルなのかと怪訝にも思っていたが、部屋へと入る前に早くもそんな疑念は払拭された。

ひだり みぎ

チェックイン後、カウンターのお姉さまによるガイドを受けながら、アップグレードしてもらったデラックススイートルームへと移動。当ホテルはスイートが充実していて、メゾネットタイプのデュペックススイートや400㎡超えでプライベートプール付きのプレジデンシャルペントハウスタイプといったバラエティーに富んだ部屋が用意されているらしい。煽るなー、煽るなー。バンコク中心地のプライベートプール付きルームなんて、一度で良いから泊まってみたいものである。

 

部屋:デラックススイート

ひだり みぎ

入って正面がリビング。ロビーと同じくダークブラウンを基調としたヨーロッパ風の気品とシックなタイ風コンテンポラリーデザインが融合したスタイリッシュさが特徴。オリエンタルセレブが住む高級アパートの一室みたいというか。



遊び心に溢れたアジアンデコレーションが部屋を飾る。



ネスプレッソがあるだけでなく、スリッパが井草素材だったりするなど、Mギャラリーならではの細かなこだわりが感じられる。


ウェルカムフルーツにレベルの高いウェルカムスイーツ。二泊したけど、スイーツは二泊目も補充してもらえた。

ひだり みぎ
奥のベッドルームではジムトンプソンの鮮やかなタイシルクのファブリックとアジアンテイストな三角クッションがオリエンタルな雰囲気を醸し出している。

ひだり みぎ
毎晩のターンダウンでは生花と焼き菓子、ホテルのロゴ入りミニクッションが届けられる。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
バスルームは浴槽が深くて大きいのが特徴。アメニティは、ハブラシ・櫛・シェーバー・コットン・ボディローション・バスソルト・ヘチマと最低限以上の品揃え。ただ、バスアメニティがまさかの備え付け品というのは五つ星らしからぬ。デュープレックススイート以上はだとブルガリのミニボトルが用意されているらしいけど…。

朝食


全体的にダークでアダルトな雰囲気のホテルだが、ここ朝食会場は大きなガラス窓に面して明るく開放的な雰囲気で、爽やかな気分で一日をスタートさせることが出来る。

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イエス!生絞りジュースと南国フルーツ!

ひだり みぎ
高級ホテルの朝食の標準的なレベルで、ホットミールはメニューの入れ替えもあった。ホットミール・生野菜・ハム・ソーセージ・チーズ・中華な点心に粥、ペストリーにパンケーキとワッフル・フルーツ・ヨーグルト等がバランスよく揃っていて、余程の長期滞在でなければ飽きることなく利用できる。特にワッフルにブルーベリーパンが美味かったわー。

ひだり みぎ
古事記的にはラウンジが無いのが悲しいところだが、ロビーバーのドリンクもそこまで高くないので、まぁ宿泊費が安いことを考えれば仕方がないと思いながらカクテルをグビグビ行ってしまった。

プール

プールはホテル隣接のパヤータイ通りに面した別館のルーフトップにあり、ホテルとは渡り廊下で結ばれている。随分と小さくガッツリ泳げるという訳ではないが、直ぐ真横をBTSが走るという構図が面白い。
ひだり みぎ
画像はホテルオフィシャルサイトから拝借。パターヤイ通りに面した側の一部がガラス張りになってるんだな。プールの下から泡がボコボコでてきたりと面白い機能もあるし、小さすぎる点を除いては良いプールかと。

ひだり みぎ
ルーフトッププールなんで燦燦と陽が降り注ぐ昼間も勿論良いけれど、夜のムードも抜群。通りゆく車と高架鉄道を眺めながら水と戯れるのも悪くありません。


ジムもホテルの規模に見合わず本格的。ちょっと機材を詰めすぎかとは思うけど、一般のジムにある設備がほぼす全て揃っている。更衣室にはジャグジーとスチームサウナもあったりします。

その他


09:00-19:00と限られた時間帯のみだけど、ディスカバリーセンター・サイアムパラゴン・セントラルワールド行き無料トゥクトゥク送迎サービスもある。タクシー乗るほどじゃないけど、歩くのは暑い距離をカバーしてくれるのはありがたい。ボラレル心配なくトゥクトゥク乗車体験もできますしw

一泊一万円以下で外資系の高級ブランドホテルに泊まれるのがバンコクの魅力である。個人的には余り魅力を感じないアコーホテルズではあるが、Mギャラリーとソフィテルだけは例外。流石にアコーの中での高級ブランドだけあって、どこのホテルに泊まってもこの2ブランドは快適な滞在を約束してくれる。

VIEホテル バンコク Mギャラリー バイ ソフィテル


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公式ウェブサイト:http://www.viehotelbangkok.com/facilities/bangkok-spa/
住所:117/39-40 Phaya Thai Road,Bangkok 10400
電話番号: +66 2 309 3939
客室数: 154
チェックイン/チェックアウト:14:00/12:00


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