搭乗記 キャセイパシフィック ビジネスクラス ドバイ⇒香港

2018年年末年始旅行もこれで最後。先ずはキャセイパシフィックでドバイから香港へと戻ります。


フライト時間は8時間。これくらいであれば近所と思えるくらいに感覚がマヒしてきましたw


白人・アラブ系ビジネスマンを中心に需要が高いようで、搭乗率は9割ほどとそこそこの入り。黒装束に身を包んだアラビアンマダムに囲まれたバーレーン⇒ドバイ区間とは明らかに客層が異なります。

ドバイ⇒香港のフライト時間は8時間。そこそこの距離を飛ぶのでアメニティキットやソックスが入ったポーチも配布されます。


これはデザインも無難で重宝しそう。表側のキャセイのワンポイントロゴだけだったら尚よかったのにとは思うけど。

ひだり みぎ
テイクオフ。

ひだり みぎ
うっとりするドバイの夜景を眺め、次にドバイに来れるのはいつになるのかな…なんて旅の最後を迎えて感傷に浸ったけど、3週間後にまた来るんだった。

レッドアイ便ということもあり、迪拜を離れて安定飛行に移るなり速攻で夜食のサービスが始まった。とっとと食べてとっとと寝たいので、迅速なサービス展開は本当に助かります。ほんとこの日のクルーのスピード対応は凄かった。対応が多少雑になっても効率・速度重視のスピード型。香港のローカル食堂に生息する、やたらとテキパキ仕事を捌く不愛想なおばさん店員にノリが近かった。


相変わらずキャセイのガーリックトーストは味もしっかりしているし、フワッとサクッとモチっとしてて他社のガーリックトーストと比べると相変わらずレベルが高い。


アペタイザーを食べ終えるのを待たずして、メインワゴン様がカブサのエキゾチックな香りを放ちながらやってきた。この香港のスピードスター、ペースが速すぎて胃袋が追いつかないw

選択肢は多く、4種類。
-スナッパー
-牛テンダーロイン
-チキンカブサ
-フジッリ

スナッパーは胃袋が欲していなかったので選択肢から消去。ガッツリ行くならテンダーロイン、最後まで旅情を味わいたいならカブサ、寝る前に軽く済ませたいならフジッリ…この3択からフジッリを選択した。旅行の最後で胃袋も疲れ切ってたので、最後は軽~く。

濃厚なクリーミーソースにとろけるズッキーニ。軽~くなんて言ったけどボリュームがやばい。そこら辺のオシャレイタリアンで出てくるミニポーションのランチプレートの2倍はあるね。


なんとかパスタをやっつけ息も絶え絶え苦しんでると、チーズ&フルーツコースのお誘いが。

胃袋のリミットを外してパパイヤだけ数切れ頂くも、ここで旅行の疲れがどっと押し寄せてきて、ハーゲンダッツとコーヒーのファイナルステージは辞退。というか寝落ちして不戦敗。

8時間のフライトで到着前には朝食のサービスもあったんだけど、晩食後に爆睡してしまって気づけばこれ…

食べて寝るだけの豚まっしぐらコースでしたが、やっぱりたまーに乗る分には良いですよね、キャセイ。

搭乗記 バーレーン⇒ドバイ キャセイ以遠権便とガルフエアラウンジ

本日は、バーレーンからUAEのドバイへと移動します。


飛行距離303マイル、ペルシャ湾を飛び越えるだけのウルトラショート区間。航空券自体はCXでバーレーン⇒ドバイ⇒香港と通しで買ってますが、先ずは以遠権区間のバーレーン⇒ドバイのみを消化。香港へはドバイで1泊してから帰ります。


バーレーン⇒ドバイのCXの以遠権区間は一応ファーストクラス付きの機材で飛んでるみたいですが、全然安くはない。BAH⇒DXBのたかだか1時間20分のフライトでUS$1,700。BAH⇒SXB⇒HKGの通しでこの値段ならまだ考えるけど。

*2019年10月時点では機材がF無しのA333に変更になってるみたいっす。


マナーマ市街地からバーレーン国際空港への移動はA1の路線バスで。


バーレーンの国営航空会社であるガルフ・エアがハブ空港とするバーレーン国際空港。バーレーン首都の国際空港とはいえ、小さなターミナル1つだけの小規模エアポート。


他の湾岸諸国の空港が成金趣味丸出しなロレックスやオメガを好んで使うところ、バーレーン空港のチョイスはブライトリング。このセンスの良さには感銘を受けましたw

ひだり みぎ
また、マクドナルドのこの雰囲気も中東然としていて面白い。

空港制限エリア内のビジネスクラスラウンジについては小さい空港ながらも3箇所あるようだ。
Hala Bahrain Lounge:有償(BHD10~)で入室可能なラウンジ
Falcon Gold Lounge:ガルフ・エアの本丸ラウンジ
Dilmun Lounge:プライオリティパスで入れるラウンジ


中でもDilman Loungeはプライオリティパスの利用者が選ぶラウンジ・オブ・ザ・イヤー(中東部門)での受賞歴を誇るなど、評判の高いラウンジらしい。

ガルフ・エア ファルコン・ゴールド・ラウンジ

ひだり みぎ
3つある主要ラウンジの中で、キャセイの指定ラウンジは中東を代表する老舗航空会社であるガルフ・エア航空のファルコン・ゴールド・ラウンジ。バーレーンの国営企業が運営するバーレーン国際空港内の本丸ラウンジだから、期待しないわけないでしょう。


ファルコン席。大家族の多い中東だけあって、大人数用のファミリー席も用意されている。


ガルフ美人席。

ひだり みぎ
ガルフ・エアの歴史に関する写真の掲示もある。こんなん見てたらガルフ・エアに乗ってみたくなるじゃんかー。


また、大きく設けられた窓からは、数々のレア度高めの飛行機が駐機する様子も眺められる。ミューツー並みのレア度を誇るイラク航空B747をも捕獲できました。

ひだり みぎ
ゴールドで産油国らしい機体が特徴のガルフ・エア。“バーレーン・エア”ではなく“ガルフ・エア”とはバーレーン政府も大きく出たなーと思いきや、元々はバーレーン政府のみならず、UAEアブダビとオマーン政府との3国共同で経営されていたそうだ。文字通り湾岸諸国による連合航空会社だったんすね。それが、ドバイのエミーレーツの成功に感化されてか、オマーンもアブダビもそれぞれオマーン航空とエティハド航空へと資本を投下していく流れとなり、気づけばバーレーンはボッチ。ガルフ・エアは規模を縮小しつつ、バーレーンにより単独で運営されることになったという流れらしい。

ひだり みぎ

ラウンジのミールは予想以上に充実。

ひだり みぎ
ドリンクも流石はアラブ世界の楽園だけあってアルコールもバッチリ。ガルフエアのラウンジでインド飯とシャンパンという奇妙な組み合わせのランチを堪能できました。

中東御三家のラウンジの様な豪華さはありませんが、料理もお酒もそれなりに充実。雰囲気も悪くなく、バーレーンのプライドが垣間見えるようなラウンジでした。

時間になったのでゲートへと向かう。
ひだり みぎ
ラウンジでは搭乗アナウンスがされないので分からなかったが、ディレイとなるようでちょうどキャセイの機体が駐機場にスポットインするところだった。クルーの皆様はバーレーン泊になるのかな。オツっす。

フライト キャセイパシフィック BAH⇒DXB


ひだり みぎ
懐かしのキャセイパシフィック。まさかこんなところでお世話になるとは。


サウジアラビア発着便とは違って、ちゃんと出発前にアルコールも出ます。当たり前にお酒の飲める日々が返ってきて嬉しいけど、お酒を飲むのに背徳感を覚えるくらいには中東の風習が身に沁み込んでましたw


さらばアラブの楽園バーレーン。


2日間過ごした首都マナーナ。こんなミニ・ドバイ的な埋め立て地だったんすね。

ひだり みぎ
機内でのサービスはサラダプレートとUAE入国の際に使えるファストトラックのクーポンが配布されるのみの簡易な内容。フライト時間がフライト時間だけに空の上ではアルコールも出ませんでした。ゴリ押しして要求すれば呑むことはできるとは思うけど。


ということでやってきたドバイ。やっぱり本家の摩天楼群は迫力が違います。


ドバイでも追加の乗客が多数乗り込んでるのかと思いますが、ドバイ⇒香港まで残る乗客は極々僅かなようでした。黒装束を身に纏ったマダム様方もドバイが最終目的地のようで、香港には向かわずここで一緒に降機。ドバイ市内のホテルへと向かいます。

シャルルドゴール空港 キャセイパシフィック航空・アメリカン航空ラウンジ

いよいよ2017/2018の年末年始休暇を使った旅行も大詰めの局面を迎え、パリ⇒ロンドン・ロンドン⇒香港の2本のフライトを残すのみとなった。
先ずはパリ⇒ロンドンのブリティッシュエアウェイズ便に乗るべくパリシャルルドゴール空港へと向かうのだが、まぁこんなものは前座というか消化試合というか。失礼ながら、この日の晩に控えるロンドンヒースローのコンコルドルームとロンドン⇒香港へのBAファーストクラスという真打登場までの繋ぎ程度のフライトになるだろうと考えテンション上がらぬまま空港へ。

早朝のパリシャルルドゴール空港。知人と落ち合い“意見交換会”を済ませてからワンワールドのブリティッシュエアウェイズ・キャセイパシフィック航空・ロイヤルヨルダン航空などが利用するターミナル2Aへと移動。

ひだり みぎ
フライトは15:00ちょうど発のBA315便。お昼前にチェックインし、左下にClub Europeの文字が刻まれたシンプルな搭乗券が発行された。このCGD-LHR路線は他の欧州便と同様にEuro TravellerことエコノミークラスとClub Europeこと欧州内ビジネスクラスの2クラスの機材での運航となる。

因みに今回利用するClub Europeをブリティッシュエアウェイズ公式サイトで調べてみると…「英国とヨーロッパ全域を対象に弊社がお届けする、効率性、便宜性、快適性の三拍子揃った、サービスの充実したビジネスクラス。ビジネス旅行を快適にお楽しみいただけます。」との自画自賛の説明文が並ぶ。余程クラブヨーロッパのサービスに自信を持っているのだろう。食べず嫌いで乗っても無いにBAクラブヨーロッパを軽視するのは止め、少しだけこれからのフライトを楽しみにしておくことに。

搭乗開始までは2時間半ほど。時間帯的に空港内が非常に混雑していたので、空港内のオアシスで寛ぐべくラウンジへと移動する。

キャセイパシフィック ビジネスクラスラウンジ

シャルルドゴールターミナル2Aのワンワールドラウンジはキャセイパシフィックとアメリカンの二種類。それも隣り合って営業してるが、もちろん繁華街のカラオケや居酒屋のように醜い客引きによる激しい客の奪い合いがあるわけではなく、ラウンジ周りは至って静かでどこか神聖にすら感じてくる。
ひだり みぎ

「キャセイ」と「アメリカン」の二択なら迷わずキャセイ。ということでキャセイパシフィック航空ファーストクラスビジネスクラスラウンジへ。
この「&」は意味の受け取り方に迷うところだが、残念ながら「ファーストクラスラウンジビジネスクラスラウンジの両方」があるわけではなく、「ファーストクラスパッセンジャーもビジネスクラスパッセンジャーも共用」という意味での「&」。まあキャセイにとってアウェイの地・パリで普通に考えれば後者の意味で取るのだろうが、Fラウンジがあれば良いのに…という欲望からファーストクラスラウンジもあるのかも?との考えに至ってしまったのだろう。
ひだり みぎ
Fラウンジが無いことに若干の失望感を抱きながらも中へ入ると、手狭なエントランスからは想像もできないような広々とした空間が中には広がっていた。600㎡に120の座席があるのだからアウェイラウンジにしては立派なラウンジと言えるだろう。きちんと香港のデザインコンセプトを踏襲した“キャセイな造り”だし。

ひだり みぎ
窓際にはキャセイラウンジを象徴するソーラスチェアも置かれ、シャンパンを飲み寛ぎながら行き交う飛行機を眺めることができる。自分の中でレア機材なダビデの星が描かれたエルアルイスラエル航空機なんかも捕獲できちゃったし大満足。

利用客は香港人よりも恐らくBA利用でロンドンに飛ぶのであろうネクタイピシっ!ジャケットピシっなタイドアップな出来るビジネスマン風英国人男性が多く、シャンパン片手に雑誌を読んだり携帯を弄ったりと皆様思い思いに大人しく寛がれていた。

ひだり みぎ

そうなんすよね、流石にフランスなんでシャンパンもきちんと置かれてるし、ワインのラインナップも他の都市のビジネスクラスラウンジよりは充実してる。D’avellaという泡は初めて飲んだわ。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ミールはコールドもホットもそれなりに充実。もちろんキャセイラウンジて定番としてヌードルバーもあり、担々麺とワンタン麺といった定番メニューだけでなくフォーまで食べさせてくれる。


せっかくなんでキャセイのシグネチャーミールである担々麺を頼んでみたけど、ちょっと麺が違う気がしたし、西洋人向けにカスタマイズされてるのか辛さも控え目だったような。そのぶん胡麻風味が効いててこれはこれでアリだったけど。

アメリカン航空 アドミラルズクラブ ラウンジ

キャセイのラウンジが混雑してきたので、お隣に軒を構えるアメリカン航空のアドミラルズクラブに退避することに。
ひだり みぎ
もう閉まるんで入場できませーんと言われたものの、フロントを守るベンゲル監督似の中年フランス人女性スタッフにお願いして入室させてもらうことに。

ひだり みぎ
アメリカン航空といっても流石おフランス。なかなか洒落たラウンジじゃないですか。


ひだり みぎ
ドリンク。

ひだり みぎ
ミールはメインどころは跡形もない残飯が残るのみだったが、朝食のホットミールやサラダを見るからに中々のクオリティ。ただ、ここでもう閉まるから隣のCXラウンジに行くようベンゲル監督からの指示が入ってしまい、入って速攻で古巣CXへと逆戻りの移籍をさせられる羽目に。アドミラルズでは食べられず飲めずと、残り数分でピッチに立ったものの残念ながら結果は残せず、と。21:30までやってるキャセイラウンジとは異なり、アメリカンのアドミラルズクラブは13:00に閉まるらしいっす。

とまあこんな感じ。季節や時間帯によっては差がでてくるのかもしれませんが、どちらも甲乙つけがたかったので、今度から自分は空いてる方を選びます。

キャセイパシフィック航空B777-300ER ファーストクラス搭乗記 香港⇒バンコク

前回のエントリー“アジアマイルのワンワールド複数航空会社特典で行く中東旅行”で記載した通り、2017/2018の年末年始はアジアマイルを使ってオマーン旅行に行って参りやした。

先ずは第一区間の香港⇒バンコクをキャセイにて。
香港⇒ドーハはキャセイが直行便も飛ばしているんだけど、残念ながらファーストクラスの無いA330での運航。そこで、短距離路線ながらもFクラス付き機材で飛ぶ予定となっていたキャセイの香港⇒バンコク便でバンコクまで飛び、同じくFクラス付きのカタール航空に乗り継いでバンコクからドーハまで向かうという遠回りのルートを取りFクラス2本を満喫することに。

あとは「Fクラスが無い機材になりましたー。Cクラス変更でご了承願いますー」とキャセイ得意の直前シップチェンジでビジネスクラスへとダウングレードされなければ…と直前の悲報に計画を潰されないことを祈りながらファーストクラスチェックインカウンターへ。

HKG-BKK-DOH-CDG-LHR-HKGという旅程を見た女性スタッフが一言、HKG-DOHの直行便もあるのに!と突っ込んできたが、Fクラスに乗りたいが為だけの遠回りと説明。サクッとドーハまでのボーディングパスも出てきてチェックインは無事終了した。お姉さん曰く予定通りF付き機材のB773ERでの飛行を予定しているとのことで一安心だ。せっかく遠回りしたのにビジネスクラスにダウングレードされたんじゃ馬鹿みたいじゃんなw

香港ではドーハまでのボーディングパスしか発行されなかったが、更にドーハから先も別冊予約のカタール航空便でオマーンのサラーラへと同日乗継があるので、今日は非常に長~い一日となる。

ボーディングパスを入手して出国した後は、いつものCXウィングラウンジへ向かうもフードファイトは控えめに。香港のFラウンジはこれからまたいくらでも訪問機会がありますからね。この日はHKG⇒BKK・BKK⇒DOHのファーストクラス機内食、バンコクでのロイヤルシルクラウンジ飯・ドーハでのアルサファラウンジ飯・DOH⇒SLLのビジネスクラス機内食と来たるべき過酷な胃拡張酒行に向けペース配分を考えないといけないですから。

ということで、ベルトの穴を2つほど緩めてバンコク行き便へと乗り込んでいく。シップは当初の計画通りB777-300ER。欧米線にも導入されているロングホール機材で、ジャンボことB747-400が退役した今現在、CXでは唯一のファーストクラス搭載機体となっている。


赤茶色の絨毯が高級感を醸し出すファーストクラスは1-1-1が2列の配置で合計6席。有償ファーストクラスでも10万円足らずで乗れたりする穴場の香港-バンコク路線だけあってこの日はまさかの満席で、香港と東南アジアの金服マダムが忙しそうにシャンパンを振る舞って周ってた。

JALやANAを含む他社のB777-300ERのファーストクラスの配列は1-2-1の横4席が主流のところ、キャセイは1-1-1の横3列とスペースにゆとりがあるのが特徴。横36インチ×縦81インチと横21インチ×縦81インチのビジネスクラスと比べても圧倒的に横幅があり、フルフラットでの睡眠時には余裕で寝返りも打てるほど。
ひだり みぎ

内装は中東系キャリアのような煌びやかさを前面に出したスタイルではなく、派手過ぎず上品で落ち着いた配色となっている。素材もソフトレザーとファブリックで豪奢過ぎず質素過ぎずで快適そのもの。100点満点の居心地で2時間半で飛行機を降りるのが勿体なく思えてくる。

天井周りもオーバーヘッドコンパートメントが無くすっきり広々。

オーバーヘッドコンパートメントの代わりに、荷物はテレビ脇に設けられた個人用クローゼットに収納する。一見すごく狭そうに見えるけど、機内持ち込みサイズのスーツケースやロングコートなんかは問題無く収納可能。

ひだり みぎ
壁側のひじ掛け横にはリクライニングや照明を調整するコントローラー及び液晶スクリーンがあり、その手前のミニポケットにはBOSEのノイズキャンセルヘッドホンがセットされている。凸凹としたところが少なく、シート周りは非常にすっきりとまとまっている。

ひだり みぎ
ディスプレイは展開式。Studio CXのお姉さんが非常に懐かしく、CXで飛び回ってた頃が思い出されるなぁと妙に感慨深い気持ちになる。ちょっと前まではあれだけ乗ったキャセイも、これでCXダイヤモンド身分としては乗り納めだもんなあ。香港を離れ2年、メンバーシップの休止制度を駆使してダイヤ身分を延命してきたけど、これ以上ダイヤからの都落ちを先延ばしにしても意味がないんでね。これでマイルも使い切っちゃったし最後の乗り納め。


感傷に浸りながら、フライト前のウェルカムドリンクとしてこれまた懐かしのキャセイディライトをグビっと一杯。とびっきり明るい東南アジア系クルーの接客にもどこか心地よい懐かしさを覚えるし、やっぱりたまに乗ると面白いわキャセイは。ここ2-3年の日本発着便はマニュアル的対応の多いJALだけを利用してきただけに、余計にキャセイのアジアンホスピタリティ全開なワッショイワッショイとした接客が懐かしく思えてくる。



キャセイディライトのお代わりを飲み干したところでプッシュバックとなり、香港空港の渋滞に巻き込まれるも20分後に無事離陸。

2時間半程度の短いフライトの為、離陸して水平飛行になるなり慌ただしく機内食のサービスが開始される。

小さな変化だけど、リブランド後はメニューブックがボードに載って渡されるようになったんだな。お上品度が増した。


ひだり みぎ
ドリンクメニュー。

Champagne
-Taittinger Comtes De Champagne Blanc De Blancs 2006

White Wines
-Louis Latour Pulingny-Moutrachet 1ER Cru “Sous Le Puits” 2015
-Matua Lands and Legends Sauvignon Blanc 2016

Red Wines
-Chateau Branaire-Ducru Saint Julien 2006
-Castello Fonterutoli Chianti Classico Gran Selezione Docg 2013
-Wooing Tree pinot Noir 2013

Dessert Wine
-Lieutenant De Sigalas Sauternes 2009


先ずはデザートワインと共にスターターとブレッドバスケットから。テーブルセットからして美しく気品が感じられる。

Starter:
Loch Fyne Salmon, Potato and Dill Salad


サラダのお次のメインコースは二択の中から軽めのタリエリー二をチョイス。紫色に熟したカラマタオリーブのビネガー漬けの程よい酸味とサッパリモッチリしたお上品な平打ちパスタがまた良く合うこと。

Main Course:
-Pork Spare Ribs, Chinese Tomato Vinegar Sauce, Pak Choy and Steamed Jasmine Rice

-Tagliolini, Porcini and Kalamata Olives


最後のデザートはハーゲンダッツのみの一択かと思いきや選択制で、ハイビスカスゼリーとバニラクリームを選択。ベリーのほのかな酸味が際立つ甘さ控えめな上品なゼリーを下品にも一口二口で平らげる。

Dessert:
-Chocolate Hazelnut Cake and Candried Orange

-Hibiscus Jelly and Vanilla Cream

この他、昼下がりの時間帯の便だからであろう、アフタヌーンティーセットと称してスコーンや各種スイーツも常時オーダー可能ということだったが、この後の乗継便でも機内食が控えていることからここでは自重。トレイで手だけ洗ってバンコクまで休憩モードに入ることに。



機内お手洗いにも、Pierのファーストクラスラウンジ同様にAesopのボディ&ハンドバーム、フェイスウォッシュ、フェイスミストが完備されている。これ、Pierで初めて使った時に気に入って買おうとしたんですけど、75mlで3000円とかするんすよね。流石ファーストクラスだわ。


ひだり みぎ
Aesopの爽やかな匂いに包まれ広東ポップを聞いていると機体はあっという間に小雨降りしきるバンコクへと降下を開始、定刻から40分遅れの17:10にバンコクスワンナプーム国際空港へと到着した。ほんとあっという間だったわ、CXダイヤでの乗り納め。

最後にアジアンBBAから中東での旅行アドバイスをもらって降機。1時間程度のトランジットの時間を潰すためにロイヤルオーキッドファーストクラスラウンジへと移動する。ありがとうキャセイ!

アジアマイルのoneworld複数航空会社特典で行く一人慰安旅行

えー、上長や他部門の方々との出張がたて続いた関係で、またもご無沙汰してしまいました。単独出張じゃないとなかなか自由が得られんので…。

結局、盆休みに計画をしていたアジアマイルを使っての特典航空券旅行もDOH-DXBが無期限運休となった為にキャンセルされちゃったし、最近は公私共に上手くいかないことばかり。厄払いにインド出張で土人像でも買ってくりゃ良かったわ。

すっかり疎遠になってしまって久しいキャセイ。来年1月までに調理せねばマイルが腐り始めるんで、改めて特典航空券での旅行を組み直すことに。

どう捌けば美味しいか。調理方法に関して検討に検討を重ねた結果、やはり手持ち160,000マイル弱をワンワールドのマルチキャリア特典にぶっこむのが得策との結論に達したので、改めて10,001~14,000マイルのレンジでの旅程を検討することに。

oneworld複数航空会社特典一覧表

この一覧表は以下の往復無料航空券に交換する場合に適用されます。
キャセイパシフィック/キャセイドラゴンを含まない2社以上のワンワールド航空会社をご利用
キャセイパシフィック/キャセイドラゴンを含む3社以上のワンワールド航空会社をご利用
1回の特典交換に全ワンワールド提携航空会社を選択することも可能ですが、最大距離が50,000マイルの範囲内とします。


条件

特典ゾーンはご旅程の全区間距離の実際の飛行距離で決定されます。
ストップオーバー(途中降機)5回、乗り換え2回、オープンジョー2回(出発点、中間点、折り返し地点において)までが可能です。ただし、提携航空会社の規約を条件とします。
政府、その他の官庁、また空港運営機関により50香港ドル以上の手数料・税金が課せられ、航空会社から追加費用、サーチャージ、手数料として193香港ドル以上が適用となります。実際の必要マイル数、また政府・空港関連の税金/手数料および航空会社が全乗客に課すサーチャージについてはご予約時にお知らせします。
特典旅行の全プログラムの規約が適用されます。

出典:アジアマイル公式サイト

狙いは総飛行距離10,001~14,000マイルのFクラス旅行(必要マイル数=155,000)。
貧乏性の自分はピンポイントで13,999マイルを狙いたかったが、結局は総飛行距離13,920マイル(F=4本・C=1本)の下記ルートに落ち着いた。


[table id=122 /]

日々変態ルートを研究されている職人の皆様のようなトリックルート作りをしてみたかったけど、総飛行距離に応じて必要マイル数が変わるやり方だと難しい。ストップオーバー5回・乗り換え2回・オープンジョー2回まで許されるので、頭を捻ればもう少し魅力的な旅程が組み立てられたのだろうけど、結局、無難でつまらん扇形のルートになってしまった。

カタールの外交問題のお蔭でバーレーン・ドバイ・イエメンの観光もドバイ-ロンドンのカンタスファーストクラスも諦めざるを得ないので、代わりにDOH⇔MCTの往復便を別口で手配してオマーン旅行でも楽しもうと思う。親イランのオマーンがカタールと断交というのは流石にないだろうし。それにしても、まさかオマーンなんか行くことになろうとは…