宿泊記 シェラトン チュニス アフリカ最北端のリゾート地

モロッコのカサブランカから、チュニジアの首都・チュニスにやってきました。「え、どこそこ?何それ、美味しいの?」って声が聞こえてきそうなマイナー国のマイナー都市ですね。 正直、自分でもなんでこんなとこに来たいと思ったのか分かってなく、モロッコとエジプトの間にあってビザ無しで入れたんで立ち寄ってみたくらいの軽~い動機っすからね。入国審査官に渡航目的を聞かれて回答に窮しましたもんw


チュニジアはアフリカ最北端にあり、西にアルジェリア、東にリビア、北に地中海、南にサハラ砂漠と接する北アフリカの小国で、チュニスはその首都になります。ただ、アフリカ大陸にあるといってもアフリカ感は殆どなさそうです。地理的にはシチリアまで200kmとヨーロッパの直ぐそばですし、歴史的にも文化的にもヨーロッパやイスラム世界との結びつきが強いですし。

【超絶大雑把なチュニジアの歴史概要】
紀元前10000年頃:カブサ文明が興る⇒ベルベル人の繁栄
紀元前11世紀頃:地中海の覇者・フェニキア人がやってくる⇒カルタゴ造営
紀元前146年:イケイケローマ帝国に屈してローマの属州に
5世紀:ゲルマン人が攻め入ってくるも、ビザンツ帝国により滅ぼされる
7世紀:アラブ人勢力下に
1881年:フランス保護領に
1956年:独立

空港に降り立つなりうじゃうじゃと視界に入ってくる人たちも、アフリカの人!と聞いて連想しがちなサンコンやボビーオロゴンさんとは全然違いますし。寧ろ白人さんがいたりとムスリムがいたりでヨーロッパと中東が混じったような空気感っすね。ザ・ホワイトアフリカ。
ひだり みぎ
空港の外も、澄んだ青空の下にヤシの木が立ち並んでいたりと地中海リゾートらしい開放的な雰囲気です。テロがあったり革命がおきたりと少なからず危険で野蛮な場所なんじゃね?的な先入観を吹き飛ばしてくれる圧倒的な爽やかさです。


空港から宿泊先のシェラトンチュニス(Sheraton Tunis)まではタクシーで10分弱で、運賃も4.2ディナール(≒150円)と激安。こちらからお願いする前に普通にメーターを倒してくれましたし、5ディナール払うと小銭まで用意しようとする非常に誠実な運転手でした。イケるやんチュニジア!

ひだり みぎ
空港からも市内から車で10分ほど離れた丘の上にポツンと建つシェラトン。町の外れにあるだけあって、敷地は広々としていてリゾートホテル的なゆったりとした雰囲気です。オンシーズンはヨーロッパからの観光客で賑わうんだろうなー。

ひだり みぎ
ところどころに古代ローマ帝国的なモザイクアートなんかも飾られてたり。マッチョな古代ローマ人がフェミニンなスケスケおパンツ履いてるギャップに笑いますわ。エロエロか!

ひだり みぎ
ひだり みぎ
広い敷地内の探索を終えて館内に入ると、ロビー周りもピッカピカで良い意味で驚かされました。色んなところにさりげなく幾何学模様があしらわれていてマグレブ感もたっぷりだし。カサブランカの酷いハズレシェラトンからやってきたから余計に素晴らしく思えます。

従業員の対応もスピードに難ありでしたが、リゾート地のホテルだからか非常に丁寧で客慣れはしているようでした。

部屋:Deluxe Club Room with Balcony

ひだり みぎ

スイートへのアップグレードはならず。でも十分に広々としてて良い感じ。マットレスだけはちょっとショボかったですが、ところどころにさりげなくアラブ情緒を感じさせる家具や写真が入れ込まれていたり、旅行気分を高めてくれる演出が嬉しいっすね。

ひだり みぎ
バスルームはちょっと薄暗いけど総石貼りでシェラトンらしい高級感を感じさせます。神聖なるビデも付いてます。

ひだり みぎ

盛り沢山なウェルカムスイーツにウェルカムフルーツ。シチリア島の近くだけあってチュニスもレモンなどの柑橘系の名産地なのか、外の屋台でもやたらとレモン、シトラス、グレープフルーツを見かけました。ミキサーにかけてジュースにするもあり、レモネードにするもあり、絞って料理の味を引き立てるのもあり、そしてそのまま食べるのもありと、用途も様々。柑橘類天国です。



地中海から吹き付ける爽やかな海風を受けながらレモンを丸かじりしてみると、不思議に爽やかな味のように思えてきます。

ひだり みぎ
昼は爽やか夜はしっとりと。部屋の雰囲気が実に良く、ついつい部屋にこもりがちになってしまいます。

ひだり みぎ
ついつい昼間っからグビりたくもなりますね。
ワインオープナーが無いので持ってきてもらうようお願いしたら、バリバリにネクタイとベストで決めたバーテンのムッシュが来てくれたんだけど、コルク抜くのにめちゃくちゃ苦戦してて反応に困ったw ワインはあまり馴染みがないのでしょうか…

クラブラウンジ

ひだり みぎ
今日からちょうどラマダン入りということもあってラウンジが開いてるのか心配してましたが、普通に営業してくれてました。他に誰も利用客いませんでしたけどね。スタッフもほぼ不在で、30分に1回くらい気怠そうにパトロールしにくるような体制でした。

イブニングカクテル:
ひだり みぎ

ミールとドリンクの内容は2日とも全く同じでした。ドリンクは瓶の地ビールとハイネケンにぶどうジュースのようなご当地ワインの赤・白。ミールはカナッペ、サラダにメインはチキンスキュワー、サモサ、そして野菜と肉のグリルプラッター。


ラマダン中に陽が落ちる前から暴飲暴食。いやー、背徳感があって堪りませんw

朝食:
ひだり みぎ

朝食も2日とも同じ内容。全部ぶっこんでグリルしてやった!的な大味な男の料理感が良いっすね。


レモネードが酸っぱ美味しかったのと、靴底みたいなステーキが硬くて美味しくなかった。

あと、コーヒーメーカーが壊れてましてねこれ、使えなくないっすか?コーヒーメーカーの計上したただの置物ですか?って聞いたら、めっちゃ爽やかに「はい!壊れてます!」って返ってきたw 壊れてるなら直そうよ。そして、代わりのコーヒー用意してくれよw

【シェラトン チュニス(Sheraton Tunis)】

所在地:B.P. 345, Avenue de la Ligue des Etats Arabes, Tunis 1080
公式サイト:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/tunsi-sheraton-tunis-hotel/
電話:+216 71 100 300

宿泊記 シェラトンカサブランカ ネット上での悪評、実際は如何に

カサブランカでの滞在先はシェラトン(Sheraton Casablanca Hotel & Towers)。
1989年に建てられ、改装も2004年以来していないという古めかしいマリオット系列のホテルっすね。

避難轟轟の宿泊者レビューを見て、戦々恐々としながらもホテルへと向かいます。失礼で無能な従業員、不潔で異臭のする部屋。食べれるレベルにない食事…ほんとどんだけ宿泊客に嫌われてるんだ、とw


ホテルは旧市街近くの大通りに面していて、外観だけは思いのほか立派。もっと廃墟みたいなのを想像してましたけど、そこは流石に腐っても鯛。いや、腐ってもシェラトンか。

ひだり みぎ
利用客が通るのに世間話(?)を止めないおしゃべりなドアマンに衝撃を受けつつも館内に入ると、3階まで吹き抜けになった天井の高い空間が広がっていた。背の高いヤシの木やイスラムチックな巨大シャンデリアがぶら下がっていたりと、なんだか異国情緒たっぷりで良い感じだぞ。

ひだり みぎ
イスラムチックな幾何学模様など、マグリブのホテルらしくアラビアンなテイストたっぷりで実に味わい深いです。

評判と違って中々どうして悪くない…そう思いつつフロントに向かうと、ここからがもうね。まず、チェックインでは部屋やホテル施設の説明などなにもなく、笑顔でクレジットカードとルームキーを投げ渡されましたw 笑顔だから悪気はないというか、むしろそれが普通の対応なんでしょうが。表情とは裏腹の年配従業員の雑な態度に、いきなり度肝抜かれました。エジプト・インドと並んで世界三大ウザい国と称されるだけありますね…

これがレビューにあった“失礼で無能な従業員”か?少々不安に重いながら部屋へと向かうと、廊下にルームサービスが放置されてて不安増大。因みに、この食べ残しは夕方から翌朝10時まで放置されてました。

部屋:クラブキングルーム

ひだり みぎ
部屋はもっと酷いのを想像してたので、一応は許容範囲内。エアコンも効くしテレビも見れる。ただ、ベッドサイドのランプはどうやっても点かん。ランプの形をしたインテリアなのかな。


窓の外は大通りの渋滞ビュー。高層階ということもあってか、騒音は気になりませんでした。

ひだり みぎ

一人掛けソファのファブリックがシミだらけだったり、枕カバーが汚れていたりしてましたが、レビューにあった異臭はしなかっただけラッキーと思うことにします。

ひだり みぎ
セーフティーボックスやアイロンはあるけれど、バスローブやスリッパは無し。セーフティボックスの説明書が使い古されたものだったり、アイロンのコードも無造作に垂れ下がったままだったりと、基本、色々と雑です。これでも1万円強なんですけどね、一泊。シェラトンというブランドで運営している以上、モロッコだから仕方がないという言い訳は聞きたくありません。



蛇口から出る水は茶色いし臭いし…。レビューの異臭というのは、水のことを言ってたのだろうか。正直、シャワーを浴びるのも嫌になるレベルでした。


極めつけはドライヤーね。旧式の壁掛けタイプで、ゴォ~~ってロケットのような音を発する割には全然風が出てこなくて使えないという代物。隙間が多すぎて、送風口に到る前に風が漏れちゃってるんですよね、色んな所から。

良い点もありましてね。


でも、結局ポイントが入って来なかった。ポイントが入ってきてないとクレーム入れても、ポイントは既に加算されてる、と。それはウェルカムギフトで選択した1,000ポイントだって言ってるのに、「いや、それがMake a Green Choice」のポイントだ、と言い張るカスセン。じゃあウェルカムギフトのポイントはどこに行ったの?って追い詰めると音沙汰無くなったし。本当に意味が分からない。

シェラトンという看板付けて営業させてるのに、定期監査とかって無いんでしょうか。シェラトンなんだから流石にそこまで悪くないだろーなんて高を括ってたところもあったのですが、ネット上の噂に違わぬ実力をまざまざと見せつけられてしまいました。

クラブラウンジ

ひだり みぎ
館内マップみたら12階にクラブラウンジがあったので行ってみましたが、中には誰もいませんでした。

ひだり みぎ
完全セルフサービスなのでしょうか。

朝食:
ひだり みぎ
ひだり みぎ
翌朝、朝食の時間帯に再訪したら、ムスッとした豊満なアフリカ系の女性スタッフ様がいらっしゃいました。


疲れた体を引きずるように、のそのそっとラウンジへ。ノスノス(モロッコ式カフェオレ)ありますかとぶくぶくと肥えた不機嫌そうなモロッコ人女性スタッフにおずおずと尋ねてみると、自分で作れと冷たく言い放たれワイたじたじ。しぶしぶ自分で作ってだらだら飲む。

自分で作れw やっぱりセルフサービスだったのでしょうか。うわー、なんだよこれーと驚きましたが、私以外のゲストにも平等に無愛想なサービスを提供していることが分かったので妙に安心しましたw

イブニングカクテル:
ひだり みぎ

イブニングカクテル時にビールを頼んだら10分以上かかるし、蓋が付いたまま出てくるし、もう本当に色々と謎過ぎます、このホテル。

チェックアウト

確かにハードは古いわソフトも冴えないわで悪評に値するボツなホテルで、こりゃダメだわこのホテル…そう思ってタクシーに乗ろうとすると、最後の最後、9回裏二死の土壇場でベテランドアマンが魅せてくれました。

「あいつは信用ならない」とホテル前に泊まってたタクシーをこき下ろしたかと思うと、「タクシィィィー!」と雄叫びをあげながら道路の反対車線に全力ダッシュ。体を張ってタクシーを止めてくれた上に価格交渉までしてくれ満面の笑顔+サムズアップでお見送りという全力投球の仕事っぷりっを見せつけてくれました。これによりホテルに対する印象が一気に逆転。千両役者による起死回生の逆転満塁ホームランですわ。

【シェラトン・カサブランカ・ホテル&タワーズ – マリオット】

所在地:100 Avenue des FAR, Casablanca 20000
電話:+212 5224-39494

宿泊記 聖峰内のマウンテンリゾート フォーポイント バイ シェラトン広東鶴山

マリオットウィークエンド1日目の順徳龍江のコートヤードでの滞在を終え、次なる目的地となるフォーポイント広東鶴山(广东鹤山方圆福朋喜来登酒店)へと移動します。特に鶴山に用事があるわけでないどころか、鶴山がどこにあるのかすら知らないんですけどねw


行政区分的には、佛山の更に南に位置する江門市の中の県級市みたい。マリオットアプリで広東省内のホテル一覧マップを見て、「おっ、順徳のコートヤードと鶴山のフォーポイント近いやん!」的なノリで予約しちゃいましたw


山を越え川を越え、龍江から配車アプリで呼んだ車で南へ南へと突き進む。広東省の全マリオット系列ホテル制覇を密かに目論み開拓を続けてるのすが、無慈悲にも新規ホテルがアホみたいなペースでオープンし続けるので、ゴールが寧ろどんどんどんどん遠ざかっていくというw 今回のフォーポイントも2018年の開業ラッシュ時にオープンした新しいホテルみたいです。


ひだり みぎ
ひだり みぎ
順徳から40分ほど走り、聖峰・大雁山の麓にあるフォーポイントに到着。聖なる山の中のマウンテンリゾート的な位置づけのホテルなのか、思ったより秘境感が強いっすねw 山の中に籠る仙人みたいなノリでの滞在になりそうな予感がします。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
良い感じのホテルなのに宿泊客が他に殆どいない!そして、人の1000倍くらいの数の蚊が元気よく飛び回ってますw

プラチナ特典

リゾートタイプのホテルということで館内にラウンジはなく、その代わりにドリンクバウチャー1枚のオファーがありました。
無料朝食はベネフィットに含まれず、500ポイントか朝食かの選択式。
ちょい厳しめの内容ですね。

部屋:ジュニアスイート

ひだり みぎ

プラチナ特典は厳しめでしたが、部屋はジュニアスイートにアップグレード頂きました。ポイント泊の古事記なのに恐れ入ります。

リビングは見晴らし抜群のバルコニー付き。山の反対側は高級別荘地として見事に切り拓かれてます。
ひだり みぎ

良い感じの雰囲気だったもんで調子乗って窓を開け放ってバルコニーでくつろいでたら、大量の蚊の侵入を許して無事死亡。一時期、広州で大掛かりに不妊虫放飼をして蚊の数が減ったなーと思ったのですが…

ひだり みぎ
バルコニーで黄昏れてると、ピンポーンとベルが鳴る。マネージャーさんがフルーツ盛りを届けて下さりました。周りに何もないうえに、館内にはクラブラウンジも無し。更には館内レストランもショボいというダイニングオプションの限られた環境にあるので、この差し入れは地味に助かりました。

館内レストランはロビーラウンジ(Lobby Lounge)、オールデイダイニングのしょぼいレストラン(Eatery)、料理の種類が極めて少ない中華料理屋(China Spice)しか入ってないので、外で腹いっぱいに胃袋をチャージしてから来られた方が良いかと思います。

ひだり みぎ

続いてお隣のベッドルームへ。ベッドのスプリングも良い感じだし、リネンもツルツルスベスベで寝心地良かったです。何気に最新フォーポイントのベッドって好きっすね。

ひだり みぎ
そして、最も特徴的だったのがバスルーム。


窓際に石をくり抜いて作った浴槽があるんですけど、これが深いこと深いことw これ、子供とかおばあちゃんだとキツいだろw バリアフリーならぬバリアフルなバスルームでした。

プール・ジム


ひだり みぎ
プールにはサウナもありますし、週末リトリートでストレスを飛ばすには十分な設備でした。

周辺環境

周辺には何もないので、滞在中にオッサン一人でできることといったら山登りくらいっす。
ひだり みぎ

ひだり みぎ
裏庭側の方には大きなバックヤードがあったり、意外と広いです。多分、子供連れで来て一家団欒待ったりするってコンセプトのホテルなんでしょうね。浴槽は子供キラーな仕様ですがw


散歩後の水風呂…からのプッシュー。ザ・おっさんの日曜日。ギンギンに冷えてやがるっ!
ただ、ベストブリューの割にはビールの種類が少なかった。青島、珠江、ハルピン、カールスバーグ、ハイネケン、バドワイザー、コロナ、ヒューガルデンと定番どころのみ。フォーポイント広州のベストブルーは凄かったんだけどなぁ。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ひだり みぎ
陽が落ちて良い感じのムードになってきたんで中庭を歩いてみましたが、やっぱり家族連れをターゲットにしたマウンテンリゾート的なホテルでしたね。キッズ用のアクティビティも充実してました。

朝食

ひだり みぎ
ひだり みぎ

朝食は中国の家庭的な料理が結構揃っていて、高級感は無いけど無難な内容ではありました。

広州白雲空港へ

龍山のエアポートバス発着ターミナル(龍山候機楼)までホテルから車で20分で、龍山から広州空港は90分。結構かかりますね。
ひだり みぎ
朝5時半発から20時発まで、1日11便出てるようです(↑右の写真をクリックすれば時刻表が確認できます)。ただ、中国のバスの発着時間って頻繁に変わるので、利用される際には最新情報をご確認下さい。


小さい田舎町のバスターミナルだけど、西に北結構色んな所に行くバスが出てますね。中国の高速バス網には本当恐れ入るわ。

所感

中国の割に空気も良い感じがしますし、マウンテンリゾートでの週末デトックスには良いとは思うのですが…飲食施設がなぁ…。1泊なら耐えられるけど、1週間籠るとかなると、ガチの仙人修行みたくなっちゃうので。

【フォーポイント広東鶴山(广东鹤山方圆福朋喜来登酒店)】

所在地:沙坪街道雁云路 1 号, 江門鶴山市, 広東 529700
電話:+86 750 892 2888
公式サイト:https://www.marriott.com/hotels/travel/canfg-four-points-guangdong-heshan/

宿泊記 シェラトングランデ宮崎オーシャンリゾート オッサン一人で週末リゾートを満喫

禁欲的社畜週間を終えたワイ。リバウンド煩悩によりシェラトングランデオーシャンリゾートを予約してしまったので、宮崎で煩悩まみれの週末を過ごしてくることにします。リゾートホテルのボッチ利用なんてもう慣れっこ。一人カラオケよりハードル低いっすw


そういえば、この羽田⇒宮崎がJALメタル会員として初のフライトでした。
ひだり みぎ
だからと言って機内で何かイベントが発生するということも無く宮崎ブーゲンビリア空港着。せっかくの週末リゾートなのに生憎の天気。仕方なく晴れ男スタンドを発動させて青空を呼び込みます。


トイレの標識がナイススイング。腰がきゅっと入った感じが素敵です。


このスイングにはウッズもニッコリ。でもなぜ宮崎にウッズ?2006年に宮崎で開催されたダンロップフェニックスに参加したかららしい。14年前…宮崎さん引っ張るなーw しかもウッズがトーナメント制したわけじゃないのにw

シェラトンへのアクセス 宮崎空港⇒バス


土・日・祝日限定ですが、空港からシェラトンへはバス1本で行けちゃいます。これは便利!そして辛麺の起源の広告が妙にそそります。

乗り場、運賃、時刻表等はこちらで最新情報をご確認ください。
宮崎交通ホームページ

空港から30分ほどでシェラトン着。

フェニックスの並木が続くメインゲートの正面に聳え立つ、九州一の高さを誇る154mの43階建ての超高層ホテル。なんとなく都庁っぽくて格好良いです。


ひだり みぎ
楽園シーガイアの中に佇む天空のホテル。館内も良い感じの南国リゾート感が漂ってます。

部屋:コーナースイート

チェックインはクラブラウンジでご当地ジュース“あらごしパインと日向夏”を飲みながら。お部屋はコーナースイートにアップグレード頂きました。ええ、おひとり様での利用にもかかわらずです。
ひだり みぎ
部屋面積109㎡と大台越えで、東南アジアや中国あたりのスイートと比べても断然広い。それでも、コーナースイートはコーナー族の中でも最弱…と言わんばかりに、ここシェラトン宮崎には更に広い大物スイートが多く揃っているようです。

クイーンズファミリー:店員:3~5人、112㎡
キングスファミリー:定員:5人、169㎡
和室ファミリースイート:定員:4人、92㎡~116㎡
和洋室スイート:定員:4人、146㎡
純和室スイート(貴賓室):定員:4人、176㎡
和洋室スイート(貴賓室):定員:4人、176㎡

確かにコーナースイートはコーナー族の中でも最弱だった。凄いですね、シェラトン宮崎のこの部屋の広さの水準は。
hdrpl
ひだり みぎ
そして、クローゼットを開けると早速リゾートスイートの洗礼が。そうですよね、ペア様での宿泊を想定されてますよね。おっさん一人ですみませんね。

ひだり みぎ
冷蔵庫は空っぽ。でも、ホテル内に品揃え充実のコンビニがあるので、むしろ空っぽの方が有難い。


そしてリビングルームのこの扉の奥が…

ひだり みぎ

爽やかなオーシャンビューのツインベッドルーム。

ひだり みぎ

バスルームも広々。でも、このホテルって温泉施設も充実してるんで、今回は部屋のバスルームは使わずに済みました。

クラブラウンジ

クラブラウンジは36階。日中は陽の光が降り注いで開放的、夜は良い感じにターンダウンされたシックな雰囲気の居心地良いラウンジです。

朝食:6:30~10:00
ティータイム:10:00~17:00
カクテルタイム:17:00~20:00
バータイム:20:00~22:00

高級感あるラウンジに流れるバックストリートボーイズのチープな歌声。オウイヤァ、アハンアハン。


お酒は宮崎のホテルらしく焼酎が多く揃ってるほか、モエシャンも用意されてました。バータイムは22:00までなので、温泉上がりについついグビグビいきすぎてしまいます。

朝食@パインテラス


朝食は一階のパインテラスで。わざわざフロアマップまで用意してくれるホテルは初めてみましたが、それだけお勧めポイントが多いってことですよね。実際、内容的にはかなーり良かったです。

ひだり みぎ
宮崎ピーマン、宮崎牛、宮崎甘藷、宮崎マンゴー…多くの宮崎産の素材が使われていたり、宮崎ならではの郷土料理も出されていたり。他のシェラトンでは決して味わうことのできない多彩なメニューが楽しめます。


盛り付けが苦手でいつも食い散らかすオッサンなんで、この小分けプレートも地味に気に入りましたw

館内施設

シーガイア内のリゾートホテルだけあって、館内施設も非常に充実しています。
ひだり みぎ
温泉大国宮崎のリゾートなんですから、やっぱり目玉は温泉施設「松泉宮」

温泉施設:松泉宮
ひだり みぎ
温泉といっても4種類もあるようです。
[table id=145 /]
中浴場の“新月”と大浴場“月読”は宿泊してれば無料で利用可能っす。


ひだり みぎ
一旦ホテルの外に出て、約230mの“ゆかたウォーク”を通って松泉宮へ。各温泉の受付は共通です。

ひだり みぎ
他に利用客もおらず、貸し切りの大浴場。極楽極楽。

リビングガーデン
ひだり みぎ

温泉の横には宿泊者専用ガーデンもありますが、ここは流石にオッサン一人だと心許ないw

風待ちテラス
ひだり みぎ
温泉でさっぱりまったりした後は、二階にある宿泊ゲスト専用カフェ“風待ちテラス”へ。ここでは、旅をテーマにセレクトされた本を自由に読むことができます。


流石は神話のふるさと宮崎県、古事記まで置かれてました。

風待ちテラスではご当地コーヒーやビール、軽食なんかも注文可能。マリオット会員だと割引も受けられます(会員・シルバー会員10%、ゴールド会員15%、プラチナ会員以上20%off)。

温泉でスッキリした後は宿泊者限定のラウンジスペースで古事記を読みながら霧島ビールをグビー。シェラトン宮崎最高だー。

レタールーム
風待ちテラスの奥にはレタールームなる小さな部屋がありました。重厚なアンティーク家具が並んでて、ここだけ宮崎っぽくないっすね。
ひだり みぎ
中には「大切なひとへの手紙」、「未来への手紙」、「あてのない手紙」と3つのポストがあり、レタールームが用意したこだわりの万年筆や水彩色えんぴつなどで書いた手紙を投函できるみたい。

「大切なひとへの手紙」:切手代をホテルが負担して指定送り先に郵送頂ける
「未来への手紙」:最大20年保管され、将来の自分や子どもに手紙を残すことができる
「あてのない手紙」:一定期間レタールームに飾られる

これは独創的で面白いコンセプト。…ですが、一人ではちょっと楽しみずらいですね。

オーシャンリゾートデパートメント:
ひだり みぎ
地下一階には、宮崎ならではの土産物を扱う雑貨店やコンビニが多数入ってます。市街地から離れてるリゾートでも、定価で土産や飲食品が買えるのは助かります。

シーガイア


到着日翌日は、出発までシーガイアで遊ぶことにしました。くどいようですが、一人でです。


シーガイア内は無料の園内バスも走ってるのですが、現地で摂取したカロリーは現地で消化!ということで自転車で周ってみることにします。レンタサイクルはホテル二階のアクティビティセンターで申請可能。もちろん、ミャンマーのレンタサイクルみたいにサドルが無かったり、ブレーキが欠損してたりといったことはありません。

みそぎ池:
先ずはみそぎ池なる神聖な池へ。


ここはイザナキノミコトが命からがら黄泉の国から地上世界に戻ってきた後に、黄泉の国の穢れを祓う為に禊を行ったという聖なる池だそう。ということは、アマテラス・ツクヨミ・スサノオの三貴子が生まれた池でもあるんですね。そりゃあ風待ちテラスも古事記を置いておきますわw

江田神社:
ひだり みぎ
近くには、イザナキノミコト・イザナミノミコト二柱の神を祀った神社も。


相場 買え 大利あり
旅行 何れに行くも損なし

黒松林の遊歩道→サンビーチ 一ッ葉:

ひだり みぎ
黒松林を抜けると、視界の先に海が見えてきました。

冬の海で特に何をするってわけでもないですが、神話のふるさとで海風を浴びながら自転車で走るのも悪くないっすね。1時間半ほどの短い時間でしたが、気持ち良いサイクリングでした。

シェラトン→宮崎空港 鉄道


最後にまた温泉に浸かってから空港へ。月曜日は空港への直行バスが無いので、市内バスと鉄道を乗り継いで空港を目指します。

シェラトン→宮崎駅:バス
宮崎駅→空港:鉄道


先ずはバスに乗って宮崎駅前へ。思いのほか都会でびっくりしましたわ!いけるやん宮崎!

ひだり みぎ
宮崎といえば鶏と焼酎。チキン南蛮の御膳と霧島の宮崎限定焼酎で食べ納め飲み納めしてから空港へ。

宮崎ブーゲンビリア空港

ひだり みぎ
充実の土産ラインナップ。これなら無理してシェラトンで買い揃える必要なかったな。


このわちゃわちゃした感じの圧倒的ダイエー感が堪らないw


屋上には実際の飛行機が置かれていました。仙台にて東日本大震災の津波被害を逃れた航空大学校の訓練機だそうで、コクピットの見学ややパイロットの制服を着ての記念撮影も楽しめるそうです。



あっという間の一泊二日宮崎ツアーを終え羽田に帰還。たまにはこういう週末も良いっすね。

【シェラトングランデ オーシャンリゾート宮崎】

所在地:〒880-8545 宮崎市山崎町浜山
電話:0985-21-1133

宿泊記 マカオ遠征にも使える貴族の館 セントレジス珠海

この日は、2018年9月にさりげなくオープンしてた中国珠海のセントレジスに泊まってみることに。


珠海は同じく広東省の深センや広州なんかと比べる馴染みの薄い場所ですが、マカオの直ぐお隣に位置する中国広東省の都市です。地図で見たらセントレジスからマカオタワーまでも直線距離でほんの1km程しか離れてないくらい隣接しています。

…って!!?地図見たらセントレジス、マカオに近づぎて水没してる!

位置的には合ってるはずなんだけど、埋立地で埋め立て前の情報なのか海底にあるような表示となってしまってる。グーグル先生は中国事情に疎いので、グーグルマップの情報は余り参考になりません。中国では百度地図百度地図百度地図を使われることをお勧めします。

ということでセントレジス珠海へ。マカオのセントレジスと比べると遥かに安いレートで泊まることができました。

グーグル先生の地図だと水中に沈んだはずの失われた銀湾路は問題なく陸地上に存在していました。手前のうねうねとくねった出来の悪い博物館みたいな建物がシェラトン、奥に見える細長い高層ビルがセントレジスとマリオット系列ホテルが並んでます。



せっかくなのでシェラトンの中を覗いてみたところ、ロビーにがっつりした寺院が入ってて口に含んでた緑茶を吹いた。なんでロビーに寺が入ってんだw


二年前、上海で屋上に寺院があるホテルを見て驚愕した記憶が蘇る。まさかのルーフトップテンプル。あれから二年、ロビーに寺院がすっぽりと入るホテルが現れるとは。次なる進化形態は建物自体がそのまんま寺院という、僧房スタイルのデザインホテルだな。

寺院で願をかけてからセントレジスへ。
ひだり みぎ
やはりエントランスからしてシェラトンとは一味も二味も違う高級感を漂わすセントレジス。寺が無いぶんスピリチュアリティには欠けるけど、やっぱりセントレジスのエレガンスさは他のブランドには真似できません。

ひだり みぎ
ロビーフロアは41階。入館時に一階のドアマンにさり気なく名前を聞かれ、41階でエレベーターを降りるとフロントスタッフが「ウェルカム、ミスターポンズ」と温かい笑顔で迎えてくれる。


チェックインも優雅に座りながら。着席するなりキンキンに冷えたおしぼりと上品なジャスミンティーが運ばれてくるなど、スムーズなチェックインは流石セントレジス。

ラウンジやイブニングカクテルのサービスは“現時点では”無いとのこと。プラチナのウェルカムギフトは1,000ポイントor朝食だったので朝食を選択しました。
ひだり みぎ
エレベーターホールもレジスらしいエレガントな設えで、部屋に入る前からテンションが高まります。

部屋:セントレジススイート


シェラトンでの願掛けが効いたのか、部屋はセントレジススイートへとアップグレード頂けました。ドアを開けて正面に広がるリビングルームからして気品がヤバいっす。どこの貴族様のお部屋っすか。


テレビはまさかのバング&オルフセンBeoVision Avant 4K TV。スイッチをオンにしたらテレビのモニターがせりあがって下からスピーカーが現れるという…


B&Oでもちょっと前のモデルではありますけど、それでも金かかってますわ。

ひだり みぎ
なんかもう一々豪華すぎる。貴族階級が優雅な生活を営む場所っす。


部屋に入って正面右側はワークテーブルと…


首脳会談用デスク。もとい、ダイニングテーブル。


オーストリッチの卵?違うよね。素養の無い庶民には理解できないアートの数々が何気なく飾られてます。



コーヒーカップも一味違う。薄すぎて触ったら割れやしないかと心配でカップに触れら寝ない小市民。



部屋に入って正面左側はベッドルームと…



くっそ広々とした部屋みたいなウォークインクローゼット。そして、驚くなかれ、リネンともふもふスリッパはFRETTE製。フレッテのスリッパとか初めてみたし。


よく見たらベッドサイドに何気なく置かれた時計もチボリオーディオだし…ここまで備品をブランド品で固めてるホテルも珍しい。

ベッドルームの奥はバスルーム。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
もうノックアウト寸前だけど、バスルームのタオルもフレッテ、バスタブとシンクはビレロイ&ボッホ。そしてバスルームのオーディオはBOSE。ほんと、庶民には縁のない一流ブランド品ばかりが取り揃えられている。適当にブランド品買い漁って統一感ないわーなんてなりそうでもあるけれど、なりそうでならなそうなギリギリの節度が保たれてます。

ひだり みぎ
バスアメニティはミラノのラグジュアリーブランド・アクアディパルマ製。日本が誇るオーラ2のマウスウォッシュが明らかに浮いてるわ。

ひだり みぎ
しかももちろんビューバス仕様で、バスタブの向こうにはすぐマカオというゴージャスビューが楽しめます。マカオタワーまで直線距離にして約1km程度で、ほんと手を伸ばせば届きそうっす。

ひだり みぎ
バトラー氏からの差入れも凝っていて、茶でも珈琲でもなくレジス珠海のオリジナルブラディマリー“Pearly Mary”が運ばれてきた。いやー、凄い。何もかもが非日常。

朝食


ひだり みぎ
中国とは思えない落ち着いた雰囲気でマカオを見下ろしながらの優雅な朝食。朝もマジカルな時間が続きます。

プール

ひだり みぎ
最新ホテルだけあってハードは本当に非の打ちどころがありません。こんなホテルが一泊勢サ込みで2万円以下というのが信じられんっす。

マカオへ


セントレジスからマカオへの最寄イミグレ(横琴口岸)までは車で15分。横琴の国境は24時間開放されているので、時間を気にすることなくマカオでの夜遊びに没頭できます。珠海のゴンベイと違って込み合うことも殆どありませんし、マカオを絡めて遊ぶならゴンベイのホテルよりセントレジスやシェラトンなどの横琴のホテルを選んだ方が良いでしょう。もうすぐIHGのクラウンプラザも横琴に出来るみたいですし、珠海側での選択肢が広がります。


ただ、中国側とマカオ側のイミグレを結ぶロータスブリッジを走るシャトルバスは有料という点は要注意。基本運賃6元。中国元、マカオパタカ、香港ドルで支払い可能となっています。


マカオのイミグレはコタイ側の蓮花口岸。ここからコタイストリップまで僅か10分弱。ベネチアン等のカジノへのバスも出ているので、珠海をベースにマカオを攻める手もあり。

所感

バング&オルフセ、ビレロイ&ボッホ、BOSE、チボリオーディオ、フレッテ、アクアディパルマ…ややもすれば成金趣味的なブランドの寄せ集めでザ・中国の高級ホテルになりそうなところ、高級ブランドで固めきってる割には嫌味な感じはしませんでした。全


込々で1,274元(≒19,500円)、更にマカオみたく週末や祝日にバカ高くなるようなこともなく価格も安定してますので、この価格なら全然アリ。コタイのホリデイインに1,200香港ドル払うなら1,274元払って珠海のレジス泊まった方が絶対良いっすよ。

【セントレジス珠海(St. Regis Zhuhai)】

公式サイト:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/zuhxr-the-st-regis-zhuhai/
所在地:No.1663 Yinwan Road(銀湾路1663号), Zhuhai, Guangdong
電話:+86 756 299 9888