ティエンムー寺 フエの世界遺産巡り5

フエ近郊と新市街地の見所を巡った後、今度はフエ旧市街地側のフォーン川沿いに佇む世界遺産・ティエンムー寺まで足を運んでみた。1601年創建と、グエン朝よりも長い歴史を持つ古刹である。

対岸にはフォン川がゆったりと流れていて、修行をするのにもってこいの長閑な環境。

ひだり みぎ
エントランスからは、ティエンムー寺のシンボル・八角七層の慈悲塔の姿を覗くことができる。

昔々、「間もなくこの地に支配者が現れ巨大な塔を建てるだろう」と予言した老婆がいたらしい。果たして1845年、グエン朝第三代のティエウティ帝がこの慈悲等を建造し、下々の民は「うわぁ老婆の予言通り!この老婆、実は天女じゃね??」と驚きティエンムー寺を「天女の寺」と呼ぶようになったそうだ。どの国にもあるような突っ込みどころ満載の民話ですが、こういう話に一々突っ込むなどという野暮なことはしてはいけません。

高さ21.24mもあるレンガ造りの八角形の塔の最上部には釈迦如来像が安置されている。残念ながら内部へ入ることはできませんが、各層に仏像が安置されているそうです。


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こちらは広南国第六代の王・阮福淍が遺した碑石。

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風神雷神的キャラが護る門の奥に本堂・大雄殿が見える。

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インパクトある金の布袋以外はケバケバシさなく落ち着いた重みのある雰囲気。

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庭園の色調も静けさを感じさせ禅寺のよう。

そんな落ち着きある寺の一角に場違いな古いオースチンを発見。解説書によると、1963年に仏教弾圧を強めるサイゴン政府への止むに止まれぬ抗議活動として焼身自殺した住職がサイゴンまで向かう際に使った車だそうで、一台の古い車が我が身を焦がして仏教弾圧に抗議した師に代わって無言で語りかけてくる。

そういや前にNHKかどっかの特集で座禅を組み燃え盛る炎の中で絶命まで姿勢を崩さなかった立派な僧侶の衝撃映像を見たわ。あの時の僧がこの長閑な古刹の住職だったわけだ。その後政府関連者が「アメリカのガソリンを使った僧侶のバーベキュー」とか失言して問題になったとこまではニュースで見たけど、当時は事の顛末までは追わなかった。どうやらその政府関係者の失言後にどうやらその後に国民から非難の声が高まり、後の軍事クーデターによってゴ・ディン・ジエムが殺害される遠因の一つとなったそうだ。

僧侶の心臓の写真パネルなど、中々生々しい展示もあって思いの他にヘビーな気持ちにさせられたので、寺の外で客引きしてたオッサンのボートでまったり川下りを楽しんで気分転換することに。
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と思ったら随分と遠くに停船してたらしく、随分と長い距離を歩きだすオッサン。歩いての川下りなんて聞いてないぞ。

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やっとオッサンのマイボートに乗船。

景色を楽しませようというオッサンの配慮なのか、手で漕いだ方が早いんじゃないかというスロースピードで川を下る舟。
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照り付ける灼熱の太陽。焦げ付く体、吹き出る汗…。


そこで手際良くスッと出てくるギンギンに冷えたドリンク。商売美味いw でも幾らか尋ねても教えてくれなかったので怖くて手が付けられんかった。フエではガソリンスタンドと駐車料金で少額ながらも二度ぼったくられてるからいつも以上に防衛本能が働いてしまう。

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河原では水牛が戯れ、川の民が洗濯物に精を出す。何とも長閑な風景だ。

30分程の短いクルーズだったけど、あー良かったわ~と思って下船すると、待ってましたとばかりにトラブル。そう、ここはベトナムですからね。150,000ドンで話が付いてたはずなのに、150,000ドン渡したら200,000ドンとかほざきやがる糞ジジイ。ほんといつもそうなんだよベトナム。小銭に汚い輩が多すぎて、今までもどれだけ嫌な思いをさせられてきたことか。150,000ドンって言ったじゃないかと指摘して150,000ドン握らすとそれはそれでほっこり笑顔で嬉しそうに受け取りやがるし、「駄目もとで200,000ドンって言ってみよ!」的なさもしい根性に本当に腹が立つ。

【ティエンムー寺】

住所:Nguyen Phuc Nguyen, Huong Long, Hue
入場料:無料



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【2017年フエ旅行記】











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