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金沙遺址博物館で見る古蜀文明跡 楽山・成都旅行8


永陵博物館での見学を終え、次なる目的地・金沙遺址博物館へと急ぐ。

金沙遺跡と言えば中国に於ける21世紀初の考古学的大発見。
遡ること16年前の2001年、住宅開発の為の下水道工事の際に偶然にも殷周時代のものとされる巨大な金沙遺跡が発掘されたのである。長年、文化不毛の地と考えられてきた成都平野の歴史的定説を覆す大発見。1986年に成都北郊で発掘された三星堆遺跡との共通点も見られ、黄河と揚子江の流域以外だけでなく、四川も中華文明発祥の重要な地の一つとして一躍注目を浴びることになった。

その後の発掘調査では、紀元前1200~500年頃の古蜀文明で生まれた金のマスク及び太陽神鳥、青銅器約1,200点・玉器約2,000点・石器約1,000点・金器約200点・陶器数万点・象牙1トン・動物人骨多数などが発見され、それらは2007年から一般客に展示されている。21世紀にもなってこんな考古学的大発見があるとか、中国はほんとロマン溢れすぎ。
ひだり みぎ
というわけで歴史ロマンの詰まった金沙遺跡へレッツゴー。永陵博物館から金沙遺址までは撫琴南路駅から163番のバスで一本。運賃1元でサクッと移動できる。

ひだり みぎ
バスに乗って20分程で到着した金沙博物館。主に大型祭祀場跡をドームで覆った遺跡館と、出土品を展示した陳列館という2棟の建物で構成されている。

先ずは遺跡館から。面積約7600㎡・高さ18m・幅63mの建物が大型祭祀遺構を覆っている。
ひだり みぎ
遺跡を取り囲むように展望フロアが設けられている他、間近で観察できるように遺跡中央部に板張りの歩道も設置されている。

「この地点から〇〇が出土しましたよ」といった案内板はあるが、出土品は全て陳列館に移されているので味気ない感じはする…が、しかしかまぁとにかくデカくて遺跡の規模には圧倒される。しかも、これでもまだまだ発掘されているのは遺跡全体のほんの一部なんだと。


もう一つの見所、陳列館は遺跡館を抜けた先にある。

ひだり みぎ
紀元前1200~500年頃の古蜀文明時代にタイムスリップ。


ほんとにこんな立派な家屋に住んでたんかいとも思うが、こちらは古蜀文明を生きた人類が住んでいた住居の再現らしい。金沙の文明が滅びて2,500年が経過した現代の四川省の農村地帯でもこんな家に住む人達って割と多くいるだろう。

ひだり みぎ
宗教的儀礼で象牙や鹿の角、牛の骨、猪の牙等が大量に使われていたらしい。


ひだり みぎ
ひだり みぎ
陶器造りの跡。

ひだり みぎ
玉器や金器の出土品。当時の鋳金技術にはただただ驚かされるばかり。金は錆びないし硬くて丈夫なので、中国では「永遠」の象徴とされている。きっと当時の人々も同じように、金に神秘性を感じていたのだろうな。

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石器は祭祀品と思われる奇妙な像が多し。ここらへんの像のユニークな表情は翌日訪問した三星堆文明跡からの出土品にも通ずるところがある。


こちらは陳列館のハイライトとなるお宝ルーム。国宝級の展示品が並ぶとだけあって、常に人で賑わっている。

展示室の中央に目玉中の目玉である太陽神鳥金箔が鎮座し、その四囲四箇所に文化芸術的価値の高い出土品が展示されている。


こちらが太陽神鳥金箔(拡大画像は金沙博物館の公式ホームページから借用した)。外径12 5cm・内径5 3cm・厚み0 02cm・重量20g・金の純度94.2%、制作年代は三千年前の商の時代だと推定されている。四羽の神鳥は四季を象徴し、中央の空洞(太陽)の周りに透かし彫りされた12本の光芒は12カ月を表し、太陽と万物の生命が循環を繰り返す様を象徴していると考えられているそうだ。こんな細微な物を作る技術もそうだけど、古代四川人の天文知識にも恐れ入る。

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石虎に跪坐石人像。

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玉斧。斧は武器であると同時に斬首を執行する刑具でもあったようで、将軍の権威の象徴ともなった。斧で敵を討ち、味方でも反逆者を処刑できるという意味で生命与奪の権威を示したのである。


こちらも国宝級の金面具。金沙遺跡が三星堆文化を継承したことが分かる遺物である。

常設展示は以上。

最後に臨時エジプト展が開催されていたのでちょこっと時間を取って見てみることに。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
なんかエジプト展のインパクトが凄すぎて、やっぱり古代文明はエジプトがナンバーワン!みたいに最後なってしまったのが悲しいところ…

【金沙遺址博物館】

営業時間(5月1日-10月31日):08:00-20:00
営業時間(11月1日-4月30日):08:00-18:30
入場料:80元
ホームページ:こちら


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【2017年成都・楽山旅行記】












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