この週は南沙で野暮用がありまして。広州市内と南沙の移動も億劫だったので、南沙にあるシェラトン広州南沙(広州南沙越秀喜来登酒店)に泊まることにしました。
南沙は南沙というくらいだけあって、広州の南の果ての珠江で最も川下の部分に位置します。西に川を一本渡れば中山、東に渡れば東莞の虎門という旅行者にはとても馴染みのないであろうロケーションで、観光で泊まるようなホテルではないっすね。近くに工場がある某モビリティカンパニーのT社とその下のティア1-2サプライヤー、船舶や物流だったり港湾関連のビジネス需要がメインになるのでしょう。
特に港は香港への小さなフィーダー船が行き来する地方の貿易港といった規模のものではなく、完成車の積み出しまでできる華南でも有数の保税区として整備が進んでいます。今後、中国製NEV車の輸出ブームに乗っかって更に活況を呈していくかもしれん。そんなエリアにシェラトン広州南沙は位置します。
南沙の中でも新興住宅地として整備されたリバーフロントに建つシェラトン広州南沙。‘Urban Retreat, City Oasis”をコンセプトに設計されていて、実にスタイリッシュなホテルです。
1泊800元(≒16,000円)~ですが、ポイントだと通常レートで1泊10,000ポイント。ポイントセイバーのオファーも出てたりしますので、今の為替レートだと特典泊の方がお得感が高いかもですね。
画像はホテル公式サイトから拝借しました。
内部もモダンエレガントなテイスト。2フロアをぶち抜いたロビーに大きく設けられたトップライトから陽がさんさんと射しこんでいて、まさにCity Oasisと形容するに相応しい明るく快適な空間です。こりゃあ箱だけでいったらセントレジス級っすね。
アーバンデザインに強みを持つ気鋭の建築設計会社Aedasが手掛けたとして妙に納得しました。中国でも知名度爆上げ中の外資に設計を頼むとか、オーナーの趣味なんでしょうが格好良すぎます。
黒マーブルに合うモダンチャイナなカーペットも良き。
部屋:1ベッドスイート
チェックインは入って正面のデスクで。IHGの佛山賓館から移籍してきたばかりという嬢が慣れない手付きで対応してくれました。
川に面した側のコーナースイートのベッドルーム。
バスルームはほぼフルハイトの窓で開放的。正面のマンションに住む不特定多数のオーディエンスに見せつける格好で入浴頂けますw
クラブラウンジ
クラブラウンジはリバーサイド側のフロアをぶち抜いて作っているようですが、少し手狭。週末の昼間とかはガラガラですが、平日夜の18:30頃から中国人ビジネスまでん結構込み合ってきて業務上の話なんかも大声でし始めたり。まるで中国系企業のオフィスにいるような感覚にさせられますw
香港沙田のコートヤードのような雰囲気。
オードブルやオシャレサラダからフルーツ、ホットミールまでフードは充実していてお腹いっぱい食べれます。
ドリンクも基本的なリカー類は一通り揃ってます。ビールは青島一択。
朝食
中華を中心に豊富なメニューが取り揃えられています。南沙の名物料理だったり名産のフルーツなんかも日替わりで用意されたりもしてました。
シェフも多くて、ライブキッチンは卵料理・お粥・麺・更には日替わり料理も出されてたり。ちなみにこの日の日替わりライブメニューは桂林のライスヌードルでした。
点心系も凝ったものが用意されていて。蒸し椎茸までありますよ…というのは嘘で、椎茸にみせかけた叉焼饅頭でした。遊び心があっていいっすねw
いやー。コスパの高いホテルです。
つい先日には車で5分の距離に同じくマリオット系のマリオット南沙がオープンしたので、同じような価格帯で同じようなターゲット層を狙う2つのマリオット系ブランドがそれぞれどう差別化していくのか。注目していきたいですね。
って。全く同じ料金で出しててワロw 仁義なき共食い合戦頑張ってくださいw
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