宿泊記 ホテル ストライプス クアラルンプール オートグラフ コレクション

この日はマレーシアのクアラルンプールで増えつつある中規模ブティックホテルの一つ、ホテル ストライプス クアラルンプール オートグラフ コレクション(Hotel Stripes Kuala Lumpur, Autograph Collection)に泊まってみた。マリオットブランドの一つであるオートグラフコレクションということで、前に泊まった『ザ・マジェスティック・ホテル・クアラルンプール、オートグラフ コレクション(The Majestic Hotel Kuala Lumpur, Autograph Collection)』と同ブランドのホテルになる。


ひだり みぎ
2017年にオープンしたばかりの新しいホテルストライプス。白亜の建物に赤煉瓦が覆い被さった特徴的な外観のホテルだが、客室の窓まで煉瓦で塞がれてしまっているように見受けられるのが気になるところ。


場所はシェラトンインペリアル近くのごみごみした下町風情溢れるエリア。LRTクラナ・ジャヤ線 ダン・ワンギ駅から徒歩3分、KLモノレール メダン・トゥアンク駅から徒歩4分の少し奥まった場所にある。

シャトルバス

二駅使えるとはいえ正直公共交通機関での移動は微妙なので、今回は空港からタクシーにて移動。

パビリオンやファーレンハイト辺りから移動される方は、JWマリオットが入るスターヒルモールとホテルストライプスとを結ぶ無料シャトルバスを利用したら良いでしょう。

タクシーを降りホテルのエントランスへと近づくと、満面の笑みを顔に浮かべたドンキーコングのような男が館内から出てきて迎え入れてくれた。どうやらドアマンらしく、以降ホテルを出入りする度に野性味溢れる笑みを作りながらドアを開け閉めしてくれた。

そんなドンキーコングに招き入れられたロビーは小さく、エントランスを入って左手にあるフロントは常に二~三名体制。幾らブティックホテルといっても184も部屋があるもんで、時間帯によってはロビー前が混雑してしまっていた。ちょっと手狭すぎる上に、部屋に行くのにロビー前を通らざるを得ない動線なので、ロビー周辺の混雑は是が非でも解消してもらいたいところ。

プラチナベネフィット


SPGプラチナから棚から牡丹餅的に得られたマリオットリワードプラチナステータスにより、朝食無料、ラウンジアクセス、16時までのレイトチェックアウト、ルームアメニティor500ポイントといった特典を受けることができた。

部屋:エグゼクティブスタジオ

チェックインの際に挨拶しに顔を出してくれたゲストリレーションズマネージャーがそのまま部屋まで付き添ってくれ、部屋の案内までしてくれた。こちらのスタッフはオープンから間もないこともあってか皆さんモチベーション高いわ。気合が漲っている。

マネージャー曰く、何といっても特徴的なのはドアを開けて目の前にある巨大な鏡付き洗面台!…とのことだったが、自分的にはやっぱり窓を覆い塞ぐ煉瓦の方が気になってしまう。煉瓦にブロックされていて何も見えないので、折角の大きな窓はあって無いようなものになっているのだから。世にも珍しいブリックビュールーム、これこそがホテルストライプスの特徴だろ。

ひだり みぎ
ただ、窓の外の煉瓦以外は中々のクオリティ。コンテンポラリーでアーバンチックな装いの部屋の中に、古き良きマレーシアを描いたアートを飾ってみたり、ホテルのTVチャンネルでマレーシアの伝統ミュージックを流したり。最近のブティックホテルらしく、モダンとクラシックの融合をテーマにしているらしい。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ミニバーとウェルカムスイーツ。ミニバーはペプシ×2・7UP・リプトンアイスレモンティー・地場メーカーのスポーツドリンクなどなど大したラインナップではないが、全て無料で提供されているのが驚きポイント。これは別にプラチナ特典という訳ではなく、宿泊者全員に振る舞われるサービスらしい。

ひだり みぎ
色々と気前良いホテルだなーと感心していたら、クローゼットの中のハンガーは気前が悪く、用意されているハンガーは4本のみ。しかもその内2本はバスローブ用に使われてしまっている。お願いしたら持ってきてもらえるんだろうけど、こんなにハンガーの少ないマリオット系列のホテルは初めてだわ。私の前にこの部屋に泊まった宿泊客がパチっていったパターンだろうか。

水周り。最安値のデラックスルームはバスタブが無いみたいだけど、スタジオルーム以上はバスタブ付き。


ただ、バスアメニティはまさかの備え付けボトルのみ。気前良く見せておいて、切り詰めるところを切り詰めてるから部屋代が安いのでしょう。この日の宿泊費は朝食・夕食付きで1万円ちょいとかでしたし。

ディナー

この日は17:45クアラルンプール着のJL723で移動。ラウンジのハッピーアワーに間に合いそうもなかったので、ディナー付きパッケージで予約をしておいた。キャンセル可能な宿泊レートに2,000円ほど余分に払えばディナーが付いてくるといったプロモレートだったので、まぁたいそうな馳走は望めないだろう。
ひだり みぎ

ディナー会場はロビー横のブラッスリー25(Brasserie 25)。名前からしてフレンチレストランなんだろうが、おフランスな雰囲気は皆無。そして、利用客も皆無。赤レンガのアーケードとスプートニクシャンデリアがイカしたお洒落な空間なのに、土曜日ディナータイムにもかかわらず閑古鳥が鳴いている。サービスが悪いのか、それとも不味いのか…不安が過る。

ディナーパッケージはスターター・メイン・デザートの3コース制で、ドリンクは一切付いてないので別注でお願いすることになる。

スターターは6種から、メインは5種からそれぞれ1つづつ選択する方式だけど、正直ラインアップは微妙。

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前菜はスモークサーモンとアイスバーグレタスのサラダ。2,000円のコース料理にしてはサーモンががっつり来てビビる。おフランスなんで、無駄に大きいプレートの上に顕微鏡を使わねば存在が確認できないような小さな小さなサーモンの切れ端がお上品に乗ってるようなものだと思ってた。


メインのフリカッセ(チキンのクリームソース煮)もボリューミー。


締めはカフェグルマンことデザートの盛り合わせで、こちらも胃袋に溜まる内容。

オーセンティックなフレンチではないような気がするのだが、長旅後に胃袋を満たすという目的は果たすことができたのでそこそこ満足。

ラウンジ

ゴールド、プラチナメンバー専用のクラブラウンジはないが、2階にあるレストラン“The Snug”がラウンジ代わりに解放されている。ただ、ラウンジクローズ後にレストランとして営業する為なのか、閉まるのが早いんすよね。19:00クローズっす。

営業時間:11:00-19:00
ハッピーアワー:17:00-19:00


The Snugの名前通り、温かく居心地の良い場所ではある。スタッフもフレンドリーでアテンティブだし。

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サンドイッチ、サラダ、フルーツといった軽食は終日提供される他、15:00-19:00の時間帯にはホットミールが、17:00-19:00の間はワインとビールも用意される。


試しにシーザーサラダとパパイヤを頼んでみたが、かなり普通。レストランというので期待をしていたのだが…。カクテルアワーのドリンクもビール(カールスバーグ)と赤白ハウスワインだけとしょっぼしょぼだし、ここのラウンジはオマケ程度と考えておいた方が良いでしょう。

朝食


翌朝の朝食は、昨晩の夕食と同じくブラッスリー25(Brasserie 25)で。

ひだり みぎ
ミールの種類は大したことないが、カクテルのようなフルーツポンチや出来立てのオリジナルスムージー、ミューズリー、生絞りジュースなどなどドリンクの種類は豊富。


ワッフルとパンケーキ用のシロップもバリエーション豊か。ビビットなヤバい奴なんかも置かれてる。



やっぱりミールは全体的に種類はやや少なめで、ガッツリと食べたいオッサンには若干物足りない。フレンチトーストとパパイヤが美味しかったことくらいしか印象に残ってないわ。

プール・ジム

ひだり みぎ

ルーフトッププールは小さいながらも、開放的なKLタワービューのインフィニティプールになっていて、混んでいなければ雰囲気良好。ただ、19:00以降はプールサイドのバーが営業することから泳げなくなってしまう点は要注意。夜にこそ泳ぎたくなるような雰囲気なのに。

所感

確かにコスパは良いし、悪くないホテルなんだけど、ホテル天国のクアラルンプールには同じように1万円程度で泊まれるナイスなホテルも多いからなー。連泊するんであれば、ラウンジと立地の差でル・メリディアンウェスティンを選ぶかなー、自分だったら。悪くないホテルなんだけど、積極的に泊まりたいと思うにはややパンチに欠ける。

ホテル ストライプス クアラルンプール オートグラフ コレクション


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住所:25 Jalan Kamunting, Chow Kit, 50300 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
電話:+60 3-2038 0000
ホームページ:http://www.stripeskl.com/

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