ホイアンで食べ歩き飲み歩き(モーニング・グローリー・シークレットガーデン)

一日ぶっ通しの観光でちょっと小腹が減ったので、休憩も兼ねて近くのレストランに入ることに。

ひだり みぎ
グエンタイホック通りには歴史ある古民家を利用したレトロで洒落たカフェやレストランが多く並んでいるが、ハッキリ言ってどこもかしこも似たような外装でどのレストランに入っても大差無いように映る。どうするか。一通り見て回ったが、やっぱりどこも決定打に欠け、「おぉ!ここだ!!」という思いには至らない。こうなりゃ直感だ。今回は己のカンを信じて進記家の前にあるモーニング・グローリーというレストランに入ってみることに。


歴史ある建物を改装した店内は高級チックで雰囲気◎。毎日クッキングクラスも開いているそうなので、味に間違いはないだろう。ただ、奥の方の席と二階席が満員になっていて忙しいようで、接客態度は非常に素っ気ない。いや、素っ気ないどころか、お前の相手なんかしてられんわ!くらいの勢いだ。一人客はウェルカムじゃないのかな。店側の気持ちも分かるが、それを接客態度に出すようじゃプロ失格だ。こっちも少しムッとするも、ここはベトナムだと思って諦める。


一階席には料理の味わいが伝わるオープンキッチンがもうけられていて、女性スタッフがキビキビと注文の料理を捌いていく様子が楽しめる。


お料理はストリートフードと銘打ったローカルな大衆料理を観光客向けに洗練させたスタイルが人気とのことだ。 ニャーハンゴンみたいなコンセプトか。代表的メニューはやっぱりカオラウ(VND55,000)、揚げワンタン(VND85,000)、ホワイトローズ(VND65,000)のホイアンが誇る三大名物料理のようだが、他にもバインセオ(VND75,000)など、ベトナムのローカルフードメニューやアジアのフュージョン料理が揃っている。


ここで頼んだのはホイアン・サンセットというオリジナルカクテルに、炒めた蟹肉・玉ねぎ・トマトがトッピングされた揚げワンタン。これをヌック・マムというベトナム名産の魚醬につけて食べるのだが、パリッパリ・サクッサク・アツッアツでウマッウマ。これでホイアン三大名物はコンプしたが、敢えて順位を付けるとしたら揚げワンタン>カオラウ>ホワイトローズかな。しかも、複数個所で揚げワンタンを食べた中で、ここのが一番口にあった。

勿論、これだけでは満腹にはならないどころか小腹も満たせないので、次なるレストランへと向かう。

その名もシークレットガーデン。ここはホテルの受付嬢に推薦されたのだが、彼女が「隠れ家的名店(little hideaway restaurant)」という表現をしていたので気になっていた。何でか最近は「隠れ家」とか「秘密基地」とか「秘境」とか、そんな言葉に妙に惹かれてしまうのである。

ひだり みぎ
その名の通り路地裏に店があるようで、ホイアンの日常生活を垣間見れる民家沿いのひっそりとした小路を入っていく。これ、私有地への不法侵入で捕まったりしない?と心配してしまう。


小路を奥に奥に入っていき、ようやく発見!確かに隠れ家だわ。ホイアンの伝統的な屋根の造りを残しながらデザインされた庭園レストランのようだ。

ひだり みぎ
広くて緑たっぷりの開放的な中庭。なーんかワクワクするんだよな、こういう隠れ家的な場所。

ひだり みぎ
オープンエアーで個室等はないが、裏路地のひっそりとした空間にあるので、喧騒だけでなく不思議と暑さも気にならない。


テーブルからの眺め。一人客を楽しませようとしてくれてるのか、アオザイ美女が積極的に話し相手を務めてくれる。まぁ、客が疎らなんで、彼女も暇を持て余してるのだろう。料理が運ばれてくるまでマンツーマンの付きっきり対応を受ける。

ひだり みぎ
ここでもホイアンの郷土料理をチョイス。コシの強い麺が特徴の汁無しうどん・カオライに、さっき食べたばかりの揚げワンタンwワンタンはミートソースが強すぎてちょっとシツコイ味かな。カオラウはしっかりとした味がついていて美味いのは美味いが、草、多すぎ!


最後はお土産まで貰っちゃった。音の出ない笛と、10%ディスカウントチケット。


わざわざ外まで見送りに出てもらって、最後まで親身な接客をありがとう。


“秘境”にてホイアン名物を楽しんだ後は路地裏から目抜き通りへと戻る。腹は満たされたが、飲み足りないので今度はバー巡りだ。


一発目はレロイ通りにあるBefore and Now。


店内は閑散としてるのに店員が7名もいる謎。しかも全員野郎というむさ苦しさ。硬派がウリのバーなのか。メニューは豊富で、カクテルだけでも25種類もある。それも美味いんだ。学生時代によく飲んだJager Mojitoがこんなところで飲めるとは思っていなかったので頼んだんだが、ミントとライムがガッサリ入ってもう最高。途中、絡んできたオーストラリア人に同席させてもらい、素晴らしい時間を過ごすことができた。


続いてレロイ通りを北上。明日のミーソン遺跡ツアーの申し込みをしにシンツアリストに行かねばならぬのだが、またも良い感じのバーを見つけてしまい、入店。The Little Menu

ひだり みぎ
柔らかい色使いで落ち着く内装で、壁ぎっしりにオイルペインティングが展示されていてアーティスティック。

ひだり みぎ
ここはオリジナルカクテルのメニューが豊富。Ancient Hoian(左)はバカルディに自家製のパイナップルシロップ、パッションフルーツジュースのカクテル。Pure nature(右)はウォッカベースでライムにキンカン、ジンジャーレモングラスのシロップ、ミントの葉など色々突っ込んでいる。Pure Natureの方がいろいろ手が込んでるし、自分の口には合ったかな。ついつい寄り道しすぎてしまったが、もう十分に飲んだので、これにてバー巡りを終えて、シンツアリストへと向かう。

ベトナム各地に出るオープンバスを待つ旅行者たちでごった返す夜のシンツアリスト。

ツアー代金VND99,000って、さっき飲んだカクテル1杯の値段より安いじゃないっすか…


一日ぶっ通しで観光し、食って飲んでツアー申し込んで、後はホテルに戻るだけだ…と思ったのだが、シンツアリスト傍のローカル食堂で〆のラオカイを食べることに。今日3杯目のラオカイ、食堂楽万歳。


中華系のおばちゃんが必死に店頭で客引きしてるのに誰も引っかっていないので地雷臭がしたが…やっぱり上手い!揚げワンタンと違って麺類のラオカイはどこで食っても外れが無い。僅か150円程度の晩餐に舌鼓を打っていると、シンガポール旅行を経てホイアンに着いたばかりという日本人がバックパックを担いで店に入ってきた。こんな場末のローカル食堂で日本人と遭遇するとは思ってもいなかった。凄く童顔だったので学生の方かと思いきや、まさかのほぼ同年代。自由な一人旅を謳歌されているそうで羨ましい。旅先での出会いって良いですね。そんな生き方もあるんだなー、と教えられました。



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【2014年ホイアン・ダナン旅行記】




















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