スタイリッシュなル・メリディアンサイゴン宿泊記

もうかれこれ7滞在しているメリディアンサイゴンシェラトンサイゴンは規定によりSPGプラチナの力を持ってしてもタワールームにはアップグレードされないけど、ここメリディアンの上級会員レコグニションは凄まじく、スイートへのアップグレード率は驚異の71%(5/7)を記録する。その上、稀に部屋にシャンパンが用意されてたりと、リピーター客への歓迎が手厚い印象のホテルである。


場所は一区のリバーサイドで、ロッテレジェンドホテルのお隣。強烈なサイゴンの太陽の光をギンギンに跳ね返すガラス張りでスタイリッシュな新築タワーホテルというサイゴンにはまだまだ新鮮なスタイルの建物だ。

ひだり みぎ
2フロア程が吹き抜けとなった開放感あふれるロビー。サイゴン川をイメージして作られたというシャンデリアがぶら下がったりしてて超近代的なプレゼンテーションで、ベトナム共産党のシンボルカラーのような真っ赤な色をしたソファーがアクセントになっている。フレンチスタイルにモダンなベトナムアートを融合させたかのような斬新でテイスティーなデザインと評せるかな。メリディアンのアーティスティックな感性は好き嫌いが分かれるところですけどね。

ひだり みぎ
ロビー階の奥にはカフェ“ラティチュード”が。他のメリディアン同様、イリーコーヒー券が部屋に用意されているので、クラブフロアでの宿泊じゃなくともコーヒー代を浮かせられる。

ひだり みぎ
ロビー階でチェックインをお願いすると、そのまま最上階のクラブラウンジに通されて、ソファでコーヒーを飲みながら優雅な気分でチェックインさせて頂けることに。


残念なのはプラチナ特典に朝食会場“新食譜”でのブレックファーストは付いてないことくらいかな。メリディアンならではのEye Openerも美味しいし、2-3泊以上するのであればウェルカムギフトに朝食ベネフィットを選択しても良いだろう。

ひだり みぎ
ラウンジにてルームキーを入手し、いざ部屋へ。各階は中央が御洒落な吹き抜けになっていて、エレベーターホールにローカルアーティストによるアートが飾られるなど、メリディアンらしい世界感が楽しめる。

ひだり みぎ
こちらはスイートへのアップグレードが不発だった時に泊まったプレミアクラシックリバービュールーム。部屋の空き状況にも拠るけれど、プラチナだと最安値部屋予約でもほぼ確実にリバービューにしてくれるらしい。

ひだり みぎ
デスクは壁にピッタリの横長タイプで、テレビは埋め込み式。やはり無難なシェラトンと比べればエッジの効いた設計だ。


フルーツはチェックイン時のみの容易だけど、スイーツは毎晩補充してくれる。


サイゴン川が一望できる窓際には一人掛けソファが。背後に設置されたランプシェードのデザインとチグハグな感じがしないでもないけれど、座り心地は◎。

ひだり みぎ
何より見晴らしが良いんですよ。リバーサイドに並ぶ高級ホテルの中でも最も川下にあって市内の方面へも開けた展望が楽しめるし。


川沿いは夜になっても交通量が途切れず、賑やかでエネルギッシュなサイゴンの活気が感じられる。


バスルームはこの通り。ガラスを多用して爽やかな清潔感を出している。


独立したシャワーブースもあるし、バスタブの大きさにもゆとりがある。

ひだり みぎ
バスアメニティはメリディアンオリジナルだけど、スイートにはCinq Mondesが採用されている。

ひだり みぎ

ひだり みぎ


雨期にも傘が無いのは不満。ロビーで借りれるといっても在庫が無い場合もあるんでね。雨期に訪問される方は予約時にリクエストしておいた方が良いかも。

ひだり みぎ
こちらは建物各階の端に設けられたグランドスイート。サイゴン川に向かって二面に窓が設けられていて、通常のリバービュールームよりワイドで開放的な景色が楽しめる。

ひだり みぎ
スイートだとバスタブもリバービュー。


誕生日でも記念日でもないのにサプライズプレゼントが部屋に待っていたこともあったし、リピーターに優しいホテルです。

ひだり みぎ
続いて客室のデザインコンセプトそのままに設計されたラウンジへ。夜は照明が暗くなる中でフレンチっぽい音楽が流れるムーディーな雰囲気に包まれる。客層も年配の白人がメインだし、以上に落ち着いたラウンジだ。

ひだり みぎ

ひだり みぎ ホットミールは揚げ物を中心とした日替わりメニュー三種類とスープ。

ひだり みぎ 生春巻きはほぼ毎日あるけど中身がたまーに変化する。 チーズもあるけど野菜が無いのが非常に残念。

  ひだり みぎ ドリンクは泡無し。

ひだり みぎ 朝食も卵料理・麺料理があったりと、そこそこに充実。

ひだり みぎ しかし、新食譜での朝食には敵わない。


メリディアンと言えばこのEye Opener、サイゴンでは「パッションフルーツ+アロエ+ジンジャー」「サワーソップ+タンジェリン+ニンジン」「マンゴー+バジル+カラマンシー」の3種類が用意されている。

ひだり みぎ ひだり みぎ
自分が甘党だからだけど、ここでのお勧めはピスタチオアイスとカスタードプリン。

ひだり みぎ プールはフィットネスやバンブーシックバーと同じく9階に。 テラス型インフィニティープールとなっていて、雰囲気抜群。

ひだり みぎ 最新鋭メリディアンだけあってスタイリッシュですわ。


早朝出発の時に簡単な朝食パックもしっかりしているし、個人的にはサイゴンではシェラトンよりメリディアン推し。老舗ならではの安定感と立地を取るならシェラトン、斬新で目新しいスタイリッシュさと静けさを求めるならメリディアンとなるかな。共にSPGカテゴリーは4で、宿泊費は1割程度メリディアンが安い場合が多い。

メリディアンサイゴン(Le Meridien Saigon)


Booking.com


住所:Le Méridien Saigon Hotel, 3C Ton Duc Thang Street, District 1, HCMC
電話:08-6263-6688



Booking.com

Related posts(関連記事):

キャッシュバック率ブースト祭り開催中 ~ホテル修行にはミスターリベーツがお勧め~
------3月8日更新------ 先ずは謝罪。先週から午前様続きの社畜プレーにつき、ツイッターや当サイトへのお問い合わせやコメントへのご返答が遅れてしまいました。ご迷惑おかけしたこと、伏してお詫び申し上げます。 さて、今日はミスターリベーツに関する情報更新。 先日にご紹介したIHGのキャッシュバックボーナスですが、残念なことにIHG公式サイトのリベート率が6%と平常運転に戻ってしまい...
デュシタニ・バンコク宿泊記 伝統的?いや、ただ古いだけ。 Dusit Thani Bangkok
週末バンコクの最終夜の宿はタイの帝国ホテルとも称される伝統あるデュシタニ・バンコクに泊まることに。一昨年に泊まったタイ内資ホテルのスコータイが良かったし、一度くらいはデュシットのフラッグシップホテルを試すのもありかな、と。今やホテル天国となったバンコクにあって他チェーンに押され気味、タイのラグジュリーホテル枠もアナンタラに奪われ気味と随分と下火にあるといった印象の老舗ホテルだが、夜寝るだけの滞在な...
【更新】2016年度 SPGブランド制覇キャンペーン
えー、どうもです。 本日は、1月にご紹介をしたSPGのブランド制覇キャンペーンに関して。巷ではビッグブランドボーナスなんて呼ばれてる例のブランド促進キャンペーンです。 つい先ほどダッシュボードを確認したところ、予想通り2016年度もブランド制覇キャンペーンが継続実施されると案内されてたのですが、内容をよく見てみると一つだけ誤算が…。なんと、昨年度にオファーされていた9ブランド・10ブランド...
意外なネタの宝庫・ヴァンハン禅寺でZENを感じる
ホテルでチェックインを済ませた後、バイタクのおんぼろカブのケツに跨って来たのは市街地の北、愛の盆地に向かう途中にあるヴァンハン寺。傾斜の急な坂道を上がり切った所に聳え建つ巨大な黄金の大仏で有名な禅寺だ。ベトナムには中国経由の大乗仏教と東南アジア経由の上座部仏教が両方が共生している。最初に上座部仏教が伝来したが、現在では大乗仏教、中でも禅宗の勢力が強いそうだ。そういやダライラマと並ぶ仏教僧の二大巨頭...

「スタイリッシュなル・メリディアンサイゴン宿泊記」への2件のフィードバック

  1. まずタワールームって何ですか?ボクは一度もスィートってないですよ!
    値段から見るとコスパは優れていると思いますが、メリディアンにしてはロビーが質素やと思いませんか?
    食いつくわけじゃないけど、眺めはタイのリバーサイドのほうが一枚も二枚もgOODでしよう♪
    ラウンジ・ルームでもですが、色付きの?ボカシガラスが私は気に入りません(笑)

    1. グリーン様
      お返事遅れ申し訳ありません。
      この記事は絶対グリーンさんに突っ込まれると覚悟していましたが、案の定お厳しい(笑)
      リバービューは確かに眺めの壮大さ・優雅さで言うとバンコクが一番ですが、メリディアンのバスタブに浸りながら眺めるサイゴン川もバイクのヘッドライトが煌びやかで中々オツなものですよ~。
      ロビーに関しては面積が無くて手狭な感は否めませんが、モダンな雰囲気の吹き抜けで質素さは余り気にならなかったなぁ。日本人女性の方も入られたみたいですし、スタッフの対応も新しいホテルにしてはしっかりとされてて、過去の5滞在では概ね好印象を持ちました。
      タワールームは…表現の仕方が拙かったかな。シェラトンタワーズのタワーウィング側の部屋のことでした。シェラトンも立地と朝食のアイスクリームは捨てがたいんですが、如何せん部屋が平凡すぎて(涙

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。