メリディアンプトラジャヤ スイートルーム宿泊記

この日はクアラルンプール市街地から南に30キロ程離れたプトラジャヤという都市にあるル・メリディアンへ。このメリディアンプトラジャヤはカテゴリー設定が2と低く、週末は3,000ポイントで泊まることが出来るので今回はポイントを利用しての特典宿泊で。有償でも込々で8,000円程度から泊まれてお手頃なホテルなんですけどね。

さて、今回訪問するプトラジャヤはクアラルンプール市街地とクアラルンプール国際空港の間に広がる椰子プランテーションを切り開き築かれた人工都市。各省庁の本部や首相官邸、最高裁判所といった政府機関が集積する近未来的官庁街としても名を馳せている。よくわからんがミャンマーのネピドーやカザフスタンのアスタナ的な計画都市なんだろう。

クアラルンプール市内からプトラジャヤへはKLセントラルからKTMでserdang駅まで行き、そこからIOI CITY MALL行きの無料シャトルバスに乗り継ぐという経済的なアクセス方法があるが、疲れてて面倒なので今回はタクシーにて移動することに。
ひだり みぎ
KLセントラルから40分程走ると人工的に造られた湖の畔に見えてきたル・メリディアンプトラジャヤ、近代的行政都市の景観に違和感なく溶け込むようにモダンな高層ビルという外観になっていてる。まぁ基本はプトラジャヤなんて観光目的では泊まるような場所では無いかとは思うんだが、官庁街に務めるお役人需要の為なのか、周りにはアコーの最上級ブランドであるプルマンやマリオット、シャングリラといった高級ホテルも展開しているようだ(⇐残念ながらシャングリラは2017年度末をもって撤退し、パルスグランデというホテルに身売りされてしてしまいました)。これらホテルはやっぱり政府機関で働く役人の方々が利用されるのかマレー人のタクシーの運転手に聞いてみたんだけど、よほど国内政治に対して不信感を募らせているのか、「汚職どもめ!汚職どもめ!汚い政治家め!」みたいなことを繰り返すだけで質問に対する直接的な回答は得ることができなかったw 余ほど鬱憤が溜まっていたんだなw


そんなプトラジャヤは人工的に造られた官庁街故に無機質で生活感が感じられるないドライな町なんだけど、ちょうどメリディアンから直結する形で映画館やスケート場まである最新ショッピングモールがあるので、メリディアンに泊まっておけば暇潰しやちょこっとした買い物には困らない。

ダイソーをパクったメイソウをパクったユビソオもカミングスーン。

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左がメイソウ、右がユビソオのホームページ。ホームページの何とも言えない怪しさもメイソウそっくりで呆れ果ててしまうんだが、このユビソオ、マレーシアでは数店舗を展開するチェーン店らしい。


チェックイン開始まで時間があったので、マグナムでアイスを食って時間をつぶす。

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マグナムの甘ったるいスイーツを食べていると15:00になり、チェックイン時間ぴったりにフロントデスクへ。すると、待ってましたよとばかりに熱烈な歓迎を受け、部屋もアトリエスイートへとアップグレード頂けた。この日は稼働率も良くなくガラガラだった為かアンバサダーパワーによるものなのか定かではないが、特典宿泊にもかかわらずアップグレード頂け有難い限り。

部屋:アトリエスイート

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ドアを開けて正面に広々としたリビングスペース。全体的に暗めな印象で、なんかル・メリディアンというよりもフォーポイントやシェラトンっぽい設えである。

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ル・メリディアンクラスのホテルで冷蔵庫が空なのは初めて。ミニバーが欲しけりゃ0をダイアルしろ的な案内書と共にメニューが冷蔵庫の上に置かれていた。

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ベッドルームも広々で作業机もデカデカしててスペース的なゆとりは十二分にあるんだけど、ちょっとベッドが安っぽかったのと、カーペットの経年劣化から来る汚れが気になった。なんか想像していた「アトリエスイート」とはちょっと違ったかな。アトリエなんていうからにはもっと洒落たデザイナーズホテル系の部屋かと思ったんだが。



ウォークインクローゼットもでっかいすわ。クアラルンプール市内にある同水準のホテルのスイートルームより随分とゆったりとした造りである。

バスルームだけはメリディアンらしいスタイリッシュさを感じさせる。
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メリディアンのバスアメニティは全世界的にCINQ MONDESからMalin+Goetzに切り替えられたのだと思ったが、ここではボディクリームだけが何故かCINQ MONDESのままだった。在庫が捌けきってないのかな。

ラウンジ

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20階にあるラウンジの営業時間は06:30~22:00。

【ラウンジのサービス内容】
朝食(06:30-10:00)
アフタヌーンティー(14:30〜16:30)
イブニングカクテル(17:30〜20:00)
コーヒー・ソフトドリンク(終日)



見晴らし良好で開放感溢れる素晴らしいラウンジなんだけど、やはりホテルの利用客は平日に官庁街絡みの役人がメインなのだろうか、この日(土曜日)は驚くくらい誰も利用客がいなかった。

窓の外に広がるゴルフ場を見て思い出したが、このホテルにはゴルフのプレー代金込みの宿泊パッケージなんかも提供されている。

平日限定などというサラリーマンキラーな縛りがあって使い勝手は良くないが。詳しくは公式サイトを参照あれ。

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ミールの充実度はB+くらいかな。一人占め状態につき少しでも多く食べてやりたかったのだが、マグナムアイスで胃が冷えたからか胃袋の調子が本調子とは程遠く…


マレーシアのホテルのラウンジは生ビールのサーバー設置率が高くてビール党には堪らない。

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調子悪いと言いつつ、なんだかんだでこれだけ食べてしまう私。他に利用客がおらず自分一人の為に用意されたご馳走のようなものですからね、多少無理してでも頑張って食べる姿を見せとかんとという義務感を感じましてね。麺料理を作るシェフも謎の日本語を交えてやたらと沢山食べさそう食べさそうとしてくるし。

朝食

クラブ特典での朝食はラウンジだけでなく1階のレイテストレシピでも摂ることが出来る。
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1階レストランも空いているだろうとの予想から今回は1階のレイテストレシピを利用することに。ラウンジ行ってまた利用客一人で無理に大食いを披露させられるのも嫌だったし。

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やっぱりマレーシアのホテルでの朝食はインド料理が充実。各種カレーは非常に美味しかったんだけど、自分が撮った画像のクオリティの低さも相まってゲロ不味そうに見えてしまうな。

プール

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閉まるのが早すぎて、残念ながら夜のリフレッシュに行ったら既に閉まってた。20:00に閉まるとか…やっぱ利用客は定時上がりの役人ばかりなのだろうか。

所感

プトラジャヤってピンクモスクやシルバーモスクといった観光地はあるけれど、クアラルンプールから余裕で日帰り観光が出来ちゃうんで、わざわざここに泊まることもないわなぁ。もう少し空港に近ければ移動前の前泊でも使えるんだけど、空港までもタクシーで渋滞無しで30分強かかるし、外国人が利用するには凄く微妙な立地。別にホテルとしては悪くないんだけど、もうわざわざここまで遠出をして泊まりにくることは無いと思う。

Le Meridien Putrajaya(ル メリディアン プトラジャヤ)


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住所:Putrajaya Lebuh IRC, IOI Resort City, Sepang
電話: (60)(3) 8689 6888
チェックイン: 15:00
チェックアウト: 12:00
SPGカテゴリー:2


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ル・メリディアン クアラルンプール スイートルーム宿泊記

もうだいぶ前のことになるけれど、去年の下半期にマレーシア・シンガポールへの出張が2度ほど入りましてね。シンガポールでは大人事情もあり週末も単独行動がなかなかできないんだけど、マレーシアでの週末はほぼほぼ自由な単独行動が許される為、週末を使って何箇所かのホテルに泊まってきやしたわい。

一発目は空港からのアクセスの良さが魅力のル・メリディアン クアラルンプール
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空港からの移動手段はもちろんエアポートエクスプレス。2016年に片道35リンギット(≒980円)から55リンギット(≒1,540円)に50%超の大幅値上げを敢行したKLIAエアポートエクスプレスだが、やっぱりそれでも目的地がKLセントラル周辺だと断然早くて便利なんで利用してしまう。


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空港から30分でKLセントラルに着き、そこから標識に沿って歩くこと数分という最強立地にあるル・メリディアン。セントラル駅周辺には観光スポットがある訳ではないが、マレー鉄道に乗れば他都市へのアクセスも可能なので、周辺都市観光の拠点としても魅力的な立地条件である。

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駅から出て横断歩道を渡ると直ぐ目の前に聳え立つツインタワーが見えるのだが、この右手側がル・メリディアンで、もう一方の建物はヒルトンという構造になっている。

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ル・メリディアンとヒルトンは入り口も隣接。価格帯もほぼ同水準で、ヒルトン系かSPG系かお好みで選択することができる。

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SPG推しな自分はもちろんル・メリディアンを選択。なんだか妙にアダルトな雰囲気のロビーへと進むとフロントデスクに日本人スタッフさんが待ち構えて下さっていて、凄く事務的にパパパッとチェックインが完了した。

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こちらのメリディアンは全420室の中でスイートは23部屋のみという部屋割りでアップグレードに渋い印象があったんだけど、どうやら今回はスイートルームをご用意頂けていたようだ。これもSPGアンバサダーパワーなのだろうか。ホテルによってはアンバサダー会員であることを事前把握しているようなので、アンバサダー会員になることによってアップグレードされる確率が上がっているのかな。実感的には今までと何ら変わらないと思うんだが。


因みに今回ご用意頂いたメリディアンスイートは、有償でもそこまで高くない上にスイートスポットオファーで3,000ポイントが付いてきたりするので、海外出張時に一泊2万円程の宿泊予算が経費として出るのであればこちらのプランでの宿泊をお勧めする。

部屋:Le Meridien Suite


初めてのメリディアンスイートは、当たり前だけどデラックスやプレミアルームと比べて随分と広い。そしてメリディアンらしく超スタイリッシュで、どこかのイケイケ家具屋のモデルルームみたい。

ひだり みぎ
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前衛美術風インテリアやイスラム風幾何学アートが満載。


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ウェルカムスイーツはホテルで焼き上げたクッキーとマフィンで、丁寧な手書きレターと共にワークテーブルにセットアップされていた。普段ウェルカムフルーツは殆ど手を付けないままチェックアウトすることが多いので、夜に小腹が空いた時につまめるお菓子が出てくると小さなことだけど非常にありがたい。



ベッドルームもシックで落ち着けるし、ベッドも良い感じの沈み具合で寝心地抜群だ。

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バスルームは打って変わって明るい純白を基調にした清潔さがウリ。バスアメニティーは昔はスイートルーム専用にCINQ MONDESが用意されていたが、今はルームタイプにかかわらず全てMALIN+GOETZの物に統一されてしまった模様。この点だけCINQ MONDESが気に入ってた自分としては残念で仕方がない。

クラブラウンジ

クラブラウンジは33階に位置。生ビールのサーバーが3種類もあるのにも驚かされたが、なにより目を奪われたのはオープンキッチンになっている充実のバッフェエリア。事前の案内ではちょっとしたおつまみ程度の”軽食”が用意されているとのことだったが、そのラインナップは生ハムやチーズ、サラダといったコールドディッシュのみならず、ライブキッチンで作るパスタから始まりピザやパルミジャーナといったイタリアンに中華系の点心、インディアンカレーやラザニア、ラムキューブといった各種ホットミールととにかくすごいバラエティで、見る物の胃を驚かせ、奮い立たせてくれる。
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ラウンジ内部は広いし良い雰囲気。

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ほんとガッツリ食べさせてくれるわ、ここのラウンジは。

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生ビールのサーバーも3本もあってちょっとしたバーみたいだし、もう本当に言うことない。

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極めつけはフレンドリーシェフの作るパスタステーションやね。麺の種類や茹で加減、ソースや具材なんかも細かく指定してカスタムメイドのパスタを作って頂けるんですわ。ほんと、ラウンジのカクテルアワーの充実ぶりでいったら2017年度トップ3に入ってくると思う。

朝食

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夜そんなに食ったのに朝からまた食うんか!と叱られそうだが、もちろん朝からLatest Recipeでガッツリと朝食も頂きます。


朝食も和食からインド料理・中華など広く取り揃えられていて大満足の内容。特に完熟もの揃いのフルーツが良いね。食べ頃の赤・黄のスイカ、ドラゴンフルーツ、ジャックフルーツ、赤肉腫のメロン、青肉腫のメロン、パパイヤといったところがキンキンに冷やされてるんだから。


朝から腹いっぱいに食べ頃フルーツを頬張れる幸せ。

プール・ジム

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後は8階にあるプールもヒルトンと共有なだけあって利用客も多いけど、そのぶん広くて豪華だった。滝やちょっとしたウォータースライダーまであったりするし、夜のライトアップも凝っててちょこっとしたウォーターパークっぽい。

アロフト・エレメント・シェラトン・ウェスティン・セントレジスに加え2018年7月からはWも開業するなどSPGのブランドが豊富に展開するクアラルンプールだけど、個人的にはここル・メリディアンがコスパの高さでは一番だと思う。

8,000円弱++~とかですからね。これで朝晩思いっきり食べ飲みさせて頂けるとかほんとSPGプラチナライフは止められない。

ル・メリディアン クアラルンプール/ Le Meridien Kuala Lumper


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住所:2, Jalan Stesen Sentral, Kuala Lumpur Sentral, 50470 Kuala Lumpur
電話:+60 3-2263 7888
SPGカテゴリー:3
チェックイン:15:00
チェックアウト:12:00


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ルメリディアン鄭州 スイート宿泊記 洛陽・鄭州・開封旅行12

鄭州二泊目の宿は幾つかの候補と迷った挙句、ルメリディアン鄭州(鄭州建業艾美酒店)にすることに。

SPG系列のシェラトングランドとアコーホテルズ系列のソフィテルと迷った末、結局、超モダン路線なスタイルで評価の高かったメリディアンを選択した。あと、もう少し郊外まで選択肢を広げれば、世界のSPGホテルの中でも随一の安さを誇るアロフト鄭州上街も選択肢に入ってきたんですけどね。

一泊なんと3,018円。価格面は大いに魅力的ではあったが、翌日の飛行機で広州に戻る計画だったので、今回は空港からのアクセスが悪過ぎるアロフトの利用は見合わせることに。

ということで開封から戻ってきた足でそのままメリディアンへ。

鄭州東駅からの道中、一度は宿泊を検討したシェラトングランド鄭州の横を通過。こちらもSPGカテゴリー2とは思えない立派な外観だった。ザ・シェラトングランド的な。ただ、この日は端午節旅行を〆るべく思い出に残るようなエッジーな宿泊を求めていたので、やっぱり選ぶべきは尖がりデザインが面白そうなメリディアン。

鄭州東駅からタクシーで僅か10分(20元)、メリディアン鄭州に到着した。ニュータウンに位置することから古都の風情を感じるには場違いとなるが、徒歩圏内には飲食店・ショッピングモールがあり不便の無い場所にあると言えるでしょう。鄭州空港からはタクシーに乗っても30分弱(120元)の距離だし、鄭州東から高速鉄道に乗れば11元(高速鉄道運賃)で空港まで移動することもできる。
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いやー、それにしても凄い。三国志の主要舞台・中原の地にもこんな近代的なホテルが出来るようになったんだな。しかも中国系設計事務所によるデザインだってさ。先に泊まった超高層型ホテルのJWマリオット鄭州といい、河南省都として反転する鄭州の勢いを感じる。


2013年オープンのメリディアン。当時の完成予定図は更に斬新な内容となっていた。エネルギッシュでダイナミックなデザイン。後ろの集合マンションが若干共産圏を感じさせるけど、誰もこの絵を見て中国内陸地のホテルだとは想像もできないでしょう。

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ロビーも超絶スタイリッシュで、ここが中原の地であることをすっかり忘れさせてくれる。ここに最安値13,000円~もしくはスターポイント3,000~で泊まれるんだから中国でのホテル修行は止められない。

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大陸では珍しい黒色を基調とした現代的センスで纏められた館内。ツアー客は下層階の部屋に押し込められているのか高層階は宿泊客も疎らで不気味なほどの静けさが漂っている。


この日はバグなのかスイートが安く、最安値のクラシックルームとの値差が僅か3,000円程度だった。スイートスポットプロモで得られる3,000ポイント(≒7,000円のポイント価値)付きと考えるとスイートの方が断然お得だったので、ここはスイートで予約することに。更に上のクラスのスイートへのアップグレードも期待されたが、残念ながら空室無しとのことで今回は予約をしていたルメリディアンスイートがそのままあてがわれることに。

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ビックリしたのはエレベーターから部屋へと向かうホールウェイ。建物の真ん中がガラス張りの吹き抜けになっているのだが、妖しげなピンクの照明に照らされた吹き抜けを囲うガラスに真っ赤のペンキがスプラッターな感じでデコレーティングされていてサイコパスの館かのよう。これは流石に悪乗りし過ぎか…。

部屋:ルメリディアンスイート

プレジデンシャルスイート(1部屋、400㎡)・アンバサダースイート(4部屋、150-175㎡)・エグゼクティブスイート(2部屋、140㎡)と比べたら見劣り感の否めないルメリディアンスイートだが、これでも90㎡と十分すぎる広さを誇る。
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先ずは入って右手のリビングルームから見ていこう。ロビーと同じくブラックを基調とした落ち着き有るある空間の中に、ホワイトとブルーのインテリアがバランスが配されている。やっぱりメリディアンは色の使い方が上手だなーと改めて感心させられる。


シートも長テーブル+オフィスチェア・ダイニングテーブル+ダイニングチェア・オットマンソファ・フロアソファと種類が豊富で、一人での滞在には何とも持て余してしまう。

ひだり みぎ
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エスプレッソだけでなく本格的な茶器まで用意されている。


おっ、流石メリディアンのスイートルーム、無駄に土器まであるやんけなんて思って触ってみたら安っぽい紙パルプ製だった。照明なんか当てて如何にも骨董品ぽい演出してるくせに。


ウッディな薫り漂うウォークインクローゼットも広々。バスローブの質感も最高だし言うことない。

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リビングルームもブラックな空間に純白ベッドとレッドのランプシェードが浮かび上がっていてお洒落。


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ベッドサイドテーブルのランプやデジタル時計なんかも一々スタイリッシュで憎いね。

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バスルームは縦目地をずらした白いタイル×白いマーブル床×オフホワイトで丸みあるフィルムのバスタブと一転して白一点攻め。清潔感が強調されている。

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この壁のタイルがまた良いアンティーク感を醸し出してて良いんですよね。部屋の全体的な雰囲気とは若干マッチしないけど、良いものは良いということで。


ただ、今年の春くらいからメリディアンのスイートルームで出されていたCinq Mondes Soins Du Spaのアメニティを見なくなった点だけは残念でしかない。前まで非スイートで出されていたメリディアンオリジナルのバスアメニティも無くなったのか、今はスイート・非スイート関係なくMalin + Goetzのブランド品を使うメリディアンが圧倒的に多くなってしまった。

クラブラウンジ


ひだり みぎ
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クラブラウンジは27階。採光が素晴らしくて開放感がある。


あと、アイスが終日提供されているのが個人的にポイント高い。ドリアン味は食べて直ぐうげぇ~ってなったけど。

イブニングカクテル
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ホットミールも美味しいし、サラダも生野菜を大皿に入れるだけではなく、マッシュルームサラダ・タイ風ポークサラダ・ガーデンサラダと非常に手の込んだ料理となって供されていたのが今更ながら健康に気を付けだした三十路のオッサンには嬉しいところ。フルーツもデザートも美味しかったし、終日のアイスサービスもあって非常に満足度の高い内容かと。

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ドリンクも充実。モヒートを作ろうとしてたら気さくな女性スタッフが代わりに腕を振るって作ってくれたりしたし、居心地良いラウンジだった。利用客も少なかったし。

朝食

ただ、翌朝の朝食がね…。端午節の関係か、ガラガラだと思えたホテルが実は中国各地から鄭州に集結してきた大量のツアー客がホテルに押し寄せていたようで…朝食会場はカオスだった。
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まず、エントランスで2分程待ったのにスタッフが来てくれなかったので勝手に入らざるを得なかった。「Please wait to be served」って書いてたんですが、2分待って誰も来ないのだから仕方ないでしょう。

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食い散らかす客、食い散らかされたプレートを放置するスタッフ、補充されないミールにドリンク、朝食会場の一部に設けられたキッズスペースから乱入してきて奇声をあげながら走りまわる子供たち…ラウンジも端午節でクローズの為、朝食難民になってしまった。

ひだり みぎ
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ミールの補充も全然間に合ってないし…SPGホテルの朝食でここまで醜い体験をしたことは今までにも記憶にないレベル。

その他館内施設

ひだり みぎ
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朝食会場の入り口の直ぐ横にカフェ・ラティトゥード34があったので、仕方なくここでクラブサンドイッチを食べてから空港へと向かうことに。

朝食会場がこんなに混雑してなければ素晴らしいステイだったんだけどなー。スタッフも皆さん愛想があって可愛かったフレンドリーだったし。惜しい!

ルメリディアン鄭州(鄭州建業艾美酒店)


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住所:鄭州市中州大道1188号
電話:0371-55998888
チェックイン/チェックアウト: 15:00/ 12:00
SPGカテゴリー:2
公式ウェブサイト:こちら


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メリディアン厦門 クラブフロア宿泊記

この週末は福建省の厦門へのブラリ旅を楽しんでみることに。

上海と福建省なんて目と鼻の先程度の距離で週末ブラリ旅行には丁度良いかと思ったんだけど、距離にして510マイル、飛行時間にして1時間50分と意外と遠かった…

この路線は上海航空・厦門航空・中国東方航空・春秋航空・山東航空・吉祥航空…上海虹橋・浦東⇒厦門は全6社が26の直行便を飛ばしているけれど、今回は南方航空修行も兼ねCZにマイルと修行用セクターが加算される厦門航空と中国東方航空を利用した。

宿はSPG系列のウェスティンシェラトンメリディアン、IHG系列のインディゴクラウンプラザ、ヒルトン系のコンラッドダブルツリーWuyuan BayダブルツリーHaicang 、アコー系のプルマンメルキュールと選択肢が豊富だが、今回はまったりとシティリゾート的ステイが楽しめそうなメリディアンに泊まってみることに。

ひだり みぎ
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厦門高崎国際空港から約8km、仙岳公園内の小高い丘の中にひっそりと建つリゾートホテル風のメリディアン厦門。2010年開業とまだまだ新しいし、小高い丘の中腹にある為に中国とは思えぬ静けさが保たれている。逆に、大通りに出るまで丘を600-700メートル下る必要があるので、ぶらりとコンビニに買い物に行くというには不便。

ひだり みぎ
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ロビーは吹き抜けで天井も高く広々としていて、地球儀やら天体風の球体が多数吊るされ不思議空間系となっている。太陽系ではななそうだが、どこか他の宇宙空間でも表現しているのだろうか。ひっそりとした静けさも相まって、中々に独特な雰囲気が感じられる。

部屋:デラックス

スイートナイトアワードの申請をしてみたものの、残念ながらスイートルームが満室状態とのことで敢え無く却下された。ジュニアスイートでも1泊1,000元以下という御手頃価格な上、全部で23部屋しか無いらしいんで仕方が無い。スイートを占拠する長期滞在のプラチナ会員も多いみたいだし。
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肝心の部屋の中はメリディアンらしく暗めの照明とメリハリの利いたハイセンスなインテリアでまとめられているのだが、間接照明で薄ぐらい中に下品な色調のLEDライトが灯っていて凄くラブホテルっぽいうか…。残念ながらベッドボードのイルミネーションが全てを台無しにしてしまっている。


岩壁みたいなデコレーションが施された壁の一部がライトアップされていたり、薄暗い中で間接照明が多用されていて、洒落ていると言えば洒落ているんだが…。中高年や家族連れには落ち着かないヤングでアバンギャルド系な部屋だと思う。西洋人はこういうライトアップを好むのかな。

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独特のセンスはクローゼットの壁紙やクッションの柄にも見ることができる。


ウェルカムフルーツに手書きのウェルカムレター(超達筆)。この他、クラブ特典としてチェックイン日に2pcsの無料アイロンかけサービスを受けることができる。

ひだり みぎ
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バスアメニティはメリディアンのスイートルームでよく見るCinq Mondes。全体的に清潔でバスタブもあるし、水周りは及第点。

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部屋の一番の魅力は開放感あるバルコニーだろうな。丘の斜面を利用して滝なんか作っちゃったりと、ホテル敷地内は思ったよりもリゾートリゾートしてる。心身ともに疲れ切った社畜サラリーマンの静養地としてはちょうど良い環境だ。

クラブラウンジ

朝食:06:30-10:30
アフタヌーンティ:14:30-16:30
ハッピーアワー:17:30-19:30

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一部スペースが2フロアの吹き抜けとなった開放感あふれる空間。スタッフは朝も夜もフレンドリーで、ビールの売り子のように「ビールはもう一杯如何ですかー」なんて積極的に声をかけてくれる。

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食事は微妙。点数が少ないうえ、ホットミールはピザやらミニバーガーやらチキンウイングやらスプリングロールやら、やたらとアメリカンジャンクなメニューばかり揃えられている。味付けもやたらと濃かったし、自分の口には合わなんだ。

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ドリンク。テキーラショットで泥酔してたフランス人集団がラウンジスタッフにもテキーラショットを強制しようとしてて、断られて逆上してた。おー、怖い。

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雑な盛り付け方と画質の悪さで、写真で見るとより一層美味しくなさそうに見える。チーズケーキくらいかな、美味かったのは。

朝食

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広い朝食会場の至る所に三等身の不細工でな人形が配員されている。もちろん生身の人間のスタッフもいるにはいるのだが、挨拶は無いは席への誘導は無いわと、人形並みにぶっきら棒。客よりも自分を優先するような態度で仕事しているし、印象はすこぶる悪い。

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スイーツ・ペストリーが充実。

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ホットミールは美味しくないが、中国風ハンバーガーと練乳揚げ饅頭という小生好みのメニューもあったので、個人的には満足度は高かった。

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アイオープナーのモクテルも全メニュー美味い。特に「クコとキャロットのスムージー」「マンゴーとライムのカクテル」の二品がサッパリしててマイウ―。

プール

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ヒノキのスチームサウナがあったのは良かったが、水が生ぬるくて気持ち悪かった。

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朝は仙岳公園内の散歩道を探索。車に引かれる心配も電動バイクの引っ手繰りに逢う心配もオッサンに痰をカーッペされる心配も無く静かに散歩できるのは有難い。

ひだり みぎ
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丘の上にあり、厦門の街を往来する飛行機も眺められたりと、シティリゾート的なホテルで十分にマッタリすることが出来る。

シティライフを満喫したいならシェラトンが第一候補になるかと思うが、厦門でシティリゾートでの週末ステイを満喫したいという方にはメリディアンがお勧め。カテゴリー2で週末なら3,000ポイントで泊まれますし。

メリディアン厦門


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住所:福建省厦門市冠軍路7号南山
TEL:+86-592-7709999
チェックイン:15:00
チェックアウト:12:00
総部屋数:342室
SPGカテゴリー:2


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メリディアンシンガポールセントーサ宿泊記

今回の週末シンガポール旅行のお宿はセントーサ島にあるメリディアンシンガポールセントーサ(Le Méridien Singapore, Sentosa)。去年の中頃まではスイス系のモーベンピックヘリテージホテルセントーサとして営業していたと思うのだが、いつのまにかメリディアンにリブランドされていた。これでセントーサ島のSPGホテルは2軒。セントーサ島には同じくSPGのWホテルもあり悩んだんだけど、立地面での優位性を買って今回はメリディアンを選択した次第。

あと、スタンダードチャータード銀行のクレカでベストアベイラブルレートから15%オフになったのもメリディアンを選択した理由の一つ。
詳細はこちら(公式ページに飛びます)。更に、May Bankのカードで決済する場合は20%オフ・ネット無料・レイトチェックアウト・朝食無料という特典もあるようだ。

空港からはタクシーで飛ばして30分弱で、運賃はSG$28。セントーサ島の関所でホテルの予約表を提示すれば入島料が免除されるので予約表を手に関所に向かったのだが、「メリディアン宿泊者です!」と一言伝えただけでアッサリ通してもらえた。うーん、緩い!
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てなわけで辿り着いたセントーサ島のメリディアン。建物はシンガポールで増えてきているヘリテージ系で、1940年代からのコロニアル建築が現代的でスタイリッシュに修復されている。コロニアル棟とコンテンポラリー棟とツイン構造になっているが、それでも44のスイートを含む全191室だけの中型リゾートホテルという規模で、ゆったりと週末を過ごすのに向いてそう。


エントランスの目の前にはセントーサ島を代表するアイコンである巨大なマーライオンがライトアップされていて、ガッカリシンガポール感マックスだw

立地

セントーサ島を拠点に遊ぶのであれば立地条件は抜群。ユニバーサルスタジオとリゾートワールドも徒歩で5分程と便利だし、モノレールのインビア駅が徒歩2分なので、市内へのアクセスににも困らない。
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24時間営業のリゾートワールドのカジノも徒歩5分で、楽しみたい時にサクッと立ち寄れますからね。ということで早速カジノに行ってみましたよ。

ひだり みぎ
カジノは総面積1万5000㎡だけあって広さは中々のもの。ミニマムベッドがマリーナベイよりも安いからか、客層は中国人ばかりで雰囲気は庶民的。場所柄か家族同伴の方々も多く、卓の雰囲気もピリピリしておらず、かといってお祭り騒ぎでもなく、淡々とした雰囲気だった。

カジノ内にはサイゼリアのドリンクバーにあるような機械があって、コーヒーやソフトドリンクがセルフサービスで飲み放題。
ひだり みぎ

料理は微妙だが、カジノ内レストランももあるので長期籠城戦も苦にならない。

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ただ、基本的なゲームは揃っているものの、自分が行った時はバカラメインでテキサスホールデムは一つの卓しか開帳しておらず。

仕方なくブラックジャックで小銭稼ぎ。当サイトの主旨から逸脱するので詳細の説明は割愛するが、ペイアウト時には今回の旅費程度の金額が上乗せできていた。

帰りがてら、レイクオブドリーム見てからウハウハ気分の恵比須顔でホテルに帰還する。

てなわけで、ホテル内のご紹介に移っていこう。

館内


どこからどうみてもホテルの入り口はここなんだけど…。残念ながら正門はこちらではないようで、インド人ドアマンがめっちゃ早口でロビーへの道を教えてくれた。

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ロビーはゴージャスな吹き抜け空間の奥のエスカレーターで一段下ったところにある。


外観はあれだけヘリテージ感を醸し出しているのに、内部はモダンスタイリッシュなスタイル全開だ。激しくギャップ萌えするね。


座る場所が角ばった武骨な木材のみという斬新なスタイルのフロントにてチェックイン。すると、どういう訳だか予約時に会員情報が伝わっておらず、非SPG会員として扱われているではないか。どんなシステム管理してるのか分からんが、こんなこと初めてだ。指摘したらホテル側も会員情報が漏れた理由は分からないとかとぼけた反応だったし…こんな頼りない対応じゃちょっと心配になるわ。


ハード面は高級感があって良いんですけどね。落ち着いたダークカラーを基調にしたホールウェイにはランタンなんかも配されていて雰囲気良いし。

部屋:ヘリテージプレミアム


ドアを開けると正面がいきなりミニリビングスペースで、右手にバスルーム、リビングの奥がベッドルームというジュニアスイート仕様の部屋となっている。

ひだり みぎ
ベッドルームはモダンヘリテージ風とでも評すべきか。高~い天井にファンが備え付いており、回しておくとクーラー無しで快適に寝ることができる。やっぱりモーベンピックの名残なんかね、ほのかに部屋のデザインからスイスの薫りがしてくるような気がしないでもない。スイスに行ったことのない私が言うのもなんだけど。

ひだり みぎ
リゾートというよりもビジネス利用に適してそうなシンプルなデスク周り。チェックイン時の不手際に対するお詫びとしてミニバーを無料にしてもらえたんだけど、ポテチ・ナッツ・コーラ・スプライトくらいしかないやんけ!

ひだり みぎ
ネスプレッソは全室標準装備だと。このホテルにはラウンジが無い上にドリンククーポンの類もないので、客室内でタダでコーヒーを飲めるのはありがたい。


バスローブとスリッパのセンスは好き。スリッパをお持ち帰りする為だけにコチラに泊まっても良いレベル。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
水周りも豪華な設えではあるんだけど…セントーサ島ということからか、シャワーの水圧が致命的に弱かった。

飲食施設


ヘリテージ棟のエレベーターホール脇にランプシャンデリアで飾られたクラシックな雰囲気のウィスキーラウンジがあるんだが、ここはウィスキーの取り揃えでギネス認定を受けているそうで、希少な最高級スコッチなんかも飲めるんだと。プラチナ特典でウィスキー一杯くらい飲ませてくれたらいいのにな。ラウンジも無ければ、朝食もウェルカムドリンクのオファーも無いというね。SPG上級会員のメリットの薄さがSPG公式ページでの低評価に繋がってるんだと思う。

朝食・ランチ・夕食のダイニングはレイテストレシピで。

ひだり みぎ

ひだり みぎ

どこから湧いて出てきたのかビジネスマン風インド人が多く、料理もまたインド系・マレー系と揃っていた。流石はシンガポールである。ただ、インド料理はガチ過ぎてて、インド料理初心者の自分にはレベルが高すぎた。まぁ総合的にみて中の中クラスかな。SG$40(≒JPY3,200)の価値があるかというと微妙なところ。


あぁ、そうそう。最後に付け加えておくと、プールも一応あったりしますが、中庭にありホテルに囲まれていて陽当たり悪し。ガッツリと泳ぎたければセントーサ島島にあるウォーターパークに行いけば良いのかな。ボッチで行くには厳しすぎるけど。

所感

SPGカテ5だけあって、立地条件も良いしホテルの造り自体も悪くない。ただ、まだまだモーベンピックの殻から抜け切れてないというか…。リブランドされたばかりでまだまだ方向性を手探りしてる状態にあるようで、予約管理システムやスタッフの教育水準にもSPGらしからぬ問題が見られたし、何よりSPG上級会員への扱いが不十分。立地上、SPGの高リピ客より一見の家族客狙いということなのかしらんが、ラウンジが無ければ少なくともワンドリンククーポンくらいは付けても良いのではと思う。小生も乞食ホテラーの権利を主張する代表者としてこの点については物申してきたので、今後はSPG特典が見直されることを期待したい。

メリディアンシンガポールセントーサ(Le Meridien Singapore Sentosa)


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ウェブサイト:http://www.lemeridiensingaporesentosa.com/住所:Singapore, 23 Beach View, Sentosa
電話: (65) 6818 3388
SPGカテゴリー:5


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