アロフト大学城から地下鉄でフォーポイント東圃へ向かう。最寄り駅は5号線の三渓駅。駅には辛うじて小さなセブンイレブンがあるが、駅からホテルまでの道中には全くもって商店らしい商店はないので、必要物資があれば駅で買っておくのをお勧めする。
広いだけで何の取り柄も無い通りを15分ほど歩く。たまーに材木屋とかバイクの修理屋の兄さんが威勢良く半裸で商売してるくらいのもので、アロフト同様に立地条件は好ましくない。
悪臭を放つヘドロの川。こいつを渡った先に建つのがフォーポイント。
車寄せにもタクシーを常駐させていて便利だし。初乗りは10元で、帰り際に三渓駅まで走った際の運賃は11元。運ちゃんはメーターで走らないと駄々をこねてたが、ベルを巻き込んで交渉した結果、無事にメーターで走ってくれることに。ベルの兄さんサンクス!外国人にはそういうヘルプは大いに助かる。
ロビーも天井が高くてアロフトよりはゆったりしているし、グランドピアノまで置いちゃったりして豪華なもの。本来は15:00チェックインのところ13:00には着いてしまったが、快くアーリーチェックインに応じてくれただけでなく、Delux roomにアップグレードしましたよ、と。ありがとう。SPGメンバーとして凄く丁重に扱われたと感じさせてくれる素晴らしいチェックイン対応だった。
コンピュータールームやエレベーターホールもフォーポイントらしからぬ高級さ。
19階のデラックスルーム。柔らかくシックな色使いの内装。ポップでヤングなアロフトから移ると何となくホッとするというか、非常に落ち着ける部屋である。
フォー コンフォートベッドの寝心地も悪くないし、部屋に関しても及第点以上。
シャンプー、コンディショナー、シャワージェルはフォーポイントオリジナル。
ウェルカムスイーツ。マンゴーが美味くて秒殺で3個仕留めてしまう。因みにフォークやナイフなんて洒落た物は無く、手で豪快に行きました。でも後から気付いたらコーヒー用のスプーンでくり抜く手があったか。
周辺は何もないと思ったら、ホテルの裏側には住宅地が密集していていたので、ローカルな商店街や大衆食堂もあるのではないだろうか。
ジムも白人が顔真っ赤にして湯気出しながら本気でワークアウトしている感じで、何か素人みたいな私には入りずらい。
ということで運動はそこそこに切り上げ、チェックインの時から気になっていたロビーラウンジへ。バンコクのフォーポイントも数多くのインポートビールを揃えているが、広州だって負けてない。
美しいビールのワルツ。見たこともない銘柄も並んでたりする。これ、ビール好きには堪らない。近かったら毎週でも来ちゃうレベルである。
【ビールメニュー】
Coopers=55元、Paulaner Original=55元、Paulaner Hafe-weissbier Dunkel=78元、Birra Moretti=55元、Brooklyn=68元、Singha=55元、Delirium Nocturnum=68元、Moosehead=55元、London Pride=78元、Duvel=88元、Rogue American Amber=68元、 Chimay Red Cap=68元、Guiness Staut=55元、Stella Artois=55元、Paulaner Hefe-Weissbier=55元、Victoria Bitter=55元、Erdinger=55元。
サービスチャージ15%が加算される。
ビリヤード台もあり。水タバコはマンゴー、アップル、ミント&グレープ、コーヒーの四種類で3時間100元+。
ビールはいつものパウラナーのヴァイスビアとピンクの像のロゴが特徴的なベルギービール・デリリュウム・ノクトルムを選択。デリリウム・ノクトルムはデリリウム・トレメンスの醸造10周年を記念して、1999年に発売された姉妹品で、ラテン語を直訳すると夜の譫妄という意味になるのだそう。
【PAULANER Hefe Weissbier】 【Delirium Nocturnum】
原産国 ドイツ 原産国 ベルギー
醸造所 パウラナー 醸造所 ヒューグ
アルコール度数 5.5% アルコール度数 8.5%
容量 330ml 容量 330ml
でも、実際にサーブされたのはデリリウム・トレメンスでした、と。こっちはもっと強烈なネーミングで、震顫譫妄(アルコール中毒の禁断症状による痙攣)という意味だそう。一応、デリリウム・ノクトルムはデリリウム・トレメンスの銘柄の違いは店員に指摘。
有名な幸せのシンボルであるローズ・エレファントの他にクロコダイルやドラゴンが戯れている絵がロゴになっている。「ピンクの像が見える」というのは酩酊や麻薬などによって起きる幻覚症状の婉曲表現。原材料は、麦芽、ホップ、糖類、コリアンダー。麦芽使用率は67%以上。
飲んでみると若干の辛みと共に加えられたハーブ由来と思われるほのかな甘みが感じられ、アルコール度が8.5%もあるのにドライなフルーツジュース感覚でグビグビと飲み進めてしまう。その誘いに乗って杯を重ねていくと、突然、思いの外酔いの回った自分に気付く。そう、これが、「震顫譫妄」の魔力なのである。危ない危ない。
酔いつぶれる前に夜食を、ということで二階の中華レストランへ。
季節の野菜メニューが気になった。季節の野菜を使ってどんな調理方法でも自由自在、お好みのままに御作りしますとのことだったので、空芯菜をシェフおススメの調理方法で持ってきてもらうことに。
で、出てきたのがこれ。ガーリックが効いていて美味だけど、そこら辺の大衆食堂で食べるのと大差ない料理になってしまった。細かいオーダーをするだけの中国語が話せる訳じゃないんだから、無難に普通のメニューにしときゃあ良かったか。
続いて出てきたメインもシェフおススメのスペアリブ。炎上した銀紙に包まれサーブされ、何だこれと目を点にしていると、ウェイターがハサミで銀紙をカットしてくれて、「どうぞ」、と。これ、銀紙溶けてない?大丈夫?恐る恐る食べてみたら甘ーい味付けで結構上手い。
何たらのお茶(名前忘れた)に〆は楊枝甘露。ビジネス利用の長期滞在者が多いのか、レストランも白人だらけだった。
飲んで食べて、夜はぐっすり寝たのだが、翌朝、ホテルの足下にある小学校で運動会(?)煩くて叩き起こされた。拡声器のボリュームが半端無く眠れないので、しばらく運動会を高みの見物させてもらうことに。グランドを俯瞰できる超特等席ですからね。でも19階で煩く感じるんだから下層階の宿泊客はさず迷惑したであろう。
人民の運動会でグランドが学生たちでびっしりと埋め尽くされている。人数が桁外れすぎますわ。
欲を言えば朝はもう少しゆっくりしたかったけど、酒も美味い飯も美味い寝心地は良いで、フォーポイントにしてはレベルの高いホテルだった。これで立地条件が良ければビールのみに頻繁に通えるんだけどな。
【フォーポイント東圃/FOUR POINTS BY SHERARON GUANGZHOU DONGPU/ 広州東圃合景福朋酒店】
Booking.com
住所:No. 1 Jing Ying Road, Hui Cai Road, Dongpu, Tian He District, Guangzhou.
電話:(86)(20) 3211 0888
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