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ホイアン五大華人会館+明郷華先堂をコンプする(福建・中華・廣肇)


明郷・瓊府・潮州とホイアンの華人会館を順々に制し、コンプまで廣肇・中華・福建を残すのみとなった。いや、別に華人会館をコンプしたからといってホイアン観光庁に栄誉を称えられる訳でもなければ表彰される訳でもないんですがね…スタンプラリー的なことしてる訳でもないし。それでも全部回りたいと思ってしまう無駄な好奇心が抑えられないだけなんです。

途中で5枚綴りの総合チケットを補充し、全会館制覇に向けてチャンフー通りを一路西へ進む。

暑気払いの雨のお蔭でだいぶ歩きやすくなった…と思ったら直ぐに殺人的なカンカン照りの猛暑に逆戻り。ザ・東南アジアな天気に振り回される。ギンギラギンのド快晴よりは、湿っぽい曇り空の方が町の景観にフィットするのだが。

チャンフー通りを西に進むこと10分弱、最初に見えてきたのは福建の同胞集会所。この土地は元々は航海安全の神様、媽祖(天后聖母)を祀る媽祖廟として創建されたそう。その後、1759年にメンテ・修繕資金に困ったベトナム人から福建商人が1759年に買取り、何度か修復を繰り返して1792年から福建会館として使われている。何とも歴史ある建築物だ。


サーモンピンクの柱が特徴的な門をくぐって中へと進み、捥り担当の係員にチケットを渡す。係員同士で口論になっているようで、何だか怒号響かせ険悪なムードを漂わせてた。とばっちりを受けそうで嫌だったので足早に受付を去ることに。触らぬ神に祟り無しである。

ひだり みぎ
瓦葺屋根付きのピンク色したゲートがもう1門。極楽浄土への門でもイメージしたんじゃないかというくらいのゴージャスな飾りが「入ってくれ~!」と言わんばかりのアピールに見えてくる。

ひだり みぎ

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本殿の中には沢山の螺旋状線香が奉納されている。護摩札のように線香の中に吊るす黄札に祈願の趣旨を記してから線香に着火し、無事に燃え尽きた暁には願い事が叶うとされている。香炉からただよう沈香の香りが、午前の清らかな月桂樹の花の香りと合わさり、この地に生きた先人たちの元へと誘ってくれるようである。興味本位で値段を聞いてみると…VND500,000(≒2800円)という現地物価からすると法外な値段を提示された。お布施料込みにしても高くて足下見られた感じがしたので、今回の奉納は見送ることに。


また、海上シルクロード貿易で栄えたホイアンらしく、木造船のオブジェがあったりする。もちろん、ベトナムらしく船体にはパッチリお目目つき。


本殿の中央に祀られるのは博愛的な顔をした航海安全の守り神・天后聖母。中国から海路を渡ってきた華僑にとって大切な心の拠り所。


天后の前の左右には風神雷神ならぬ目の神・耳の神もいる。この目をひんむいた怪物神は千里を見通すことができ、華人の商船が災難に遭ったときの救済の手助けをするのだそう。神様も見かけによらないもんだ。

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本殿の裏には後殿があり、金花娘娘と名された出産三神と12人の産婆や、17世紀にホイアンへやってきた6家族の家長の像も祀られている。

続いて中華会館へ。

華僑全体を対象とした中華会館は、チャンフー通りのちょうど真ん中あたりにある。当初は洋商会館と呼ばれ、華人の扶助組織や商工会議所のような役割を果たしたものと考えられている。

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会館の造りはどれも似たようなもので、中庭があり、左右に集会ができそうな建物があって、奥に神様が祀られている。典型的な造りの中華会館だが、一つ特徴的な点を挙げるとすれば、匂いだろう。入り口の門が、ひたすら小便臭くて鼻がもげる。たまたま隣にいた白人カップルも思わず「Oh gross!! Somebody must’ve pissed all over here(キメー、誰か絶対ここで小便しただろう!)」と漏らして吐きそうになっていた。こっちを見るな、小便したのはワシじゃないぞ。

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こちらも本殿には天后聖母こと媽祖が祀られ、航海や漁業の守護神して信仰されている。

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流石は中華会館、悪臭漂う表門には「天下為公」 ・「民族、民権、民生」といった孫文の思想を表す言葉が並んでいる。さながら、会館内はベトナムのなかの中国の飛び地のよう。

続いて、会館巡りのトリとなるのは、チャンフー通りの一番西に位置する廣肇会館。

廣は広州市、肇は肇慶市を指す通り、広州と肇慶出身者のための集会所だ。

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三国志関連とみられる示唆に富んだ絵画も多く掛けられている。


ふむ、一人多いぞ。日本では七福神といきたいところだが、中国では八仙となる。中華社会で厚く信仰され、こういった絵画や陶磁器、掛け軸など、様々な芸術のモチーフにされている。


中庭では陶磁器の破片で飾られた9つの頭を持つ龍が舞う。野鳥の鳴き声・川のせせらぎ・盆栽など緑あふれる庭園・線香の香りなど、のどかな風景に五感が癒される。小便臭い中華会館とは天と地の差だ。

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こちらは関聖大帝こと関羽が祀られ、関帝廟ともなっている。赤兎馬もしっかりお連れになっている。関羽はどうしても武将のイメージが強いが、現在では商売の神様として世界中の中国系仏教寺院のいたるところで壁画や掛け軸などで崇められている。

これにてホイアンの華人会館巡りは終了。明郷・瓊府・中華の3会館はチケット不要だったので、会館巡りでは合計3枚の総合チケットを消費した。個人的には潮州会館が一番かな、管理人の御人柄も含めて。どこか1-2か所の会館に入れば雰囲気を掴めると思うので、余程時間に余裕がある場合を除いては全部の会館を回る必要はないと思う。

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