ホーチミンからのバスの到着が1時間程遅れてしまったが、ここベトナムにあって1時間程度のバスの遅延は想定内の事であり織り込み済みだったので、ダラット到着日の観光は概ね計画通りに消化することができた。
ホテルで一休憩挟んだ後、夜のダラット市場に繰り出して土産物を見て回ることに。ダラットの中心市街地はダラット市場を中心として多くの露店が並んでいて、夜には人とモノでごった返すカオスなナイトマーケットと化すようだ。
丘の上から望むダラット市場脇の小路。道路一面びっしりと露店で埋め尽くされているのがよく分かる。
市場前のロータリーの階段には、焼きスルメや串物の屋台も出ていて香ばしい匂いが広がっている。
縁日かのような賑わいで、露店やオープンエアーの屋台式レストランは人だかりで賑わっている。これぞアジアのナイトマーケットだ。
う~ん…これらのキャラクター、どこかで見たことがあるような…
ダラットの定番土産物の一つであるダラットフラワーに、シャネルなどの高級カーディガン(言わずもがな、これらは全てバッタ物。)
市場で見つけて大ヒットだったのがこちらのサツマイモチップスと、ダラットの高原野菜を使った乾燥野菜チップスにドライフルーツ。ダラットはサツマイモの産地でもあり、サツマイモとショウガを一緒に練って丸く薄く延ばしたチップ状のものが激ウマ!これらは何と3パックでVND25,000(100円)という驚きの値段で売られていた。迷うことなく12パックをまとめ買い。
市場の近くにはダラットの特産品を余すことなく取り扱うラングファームという便利な土産物ショップもあるので、土産調達には困らない。ダラットに13店舗、ホーチミンに3店舗構えるチェーン店のようだ。決して広くはない店舗にこれでもかという程にダラットの特産品が整然と並べられている。
瓶詰めされたダラット特産のイチゴジャムやフルーツ濃縮ジュース、(マルベーリー)桑の実とブドウで作られるダラット・ワイン、アーティチョーク茶など。アーティチョークは苺やアボガドなどと並んでダラットの特産品で、町中の市場ではかごに山盛りになって売られている。
こいつがアーティチョーク。ベトナムでは強壮、強肝の花野菜としてそのままサラダで食べたり健康茶として飲まれるなど一般家庭の食生活に根付いているそうだ。肝機能を高める為に二日酔いに効くというだけでなく、食欲増進、美肌効果、利尿作用、コレステロールの抑制などにも効き目があるという魔法の野菜である。お茶はこのアーティチョークの若いつぼみを刻んで乾燥させてお茶にしたもので、基本的にティーバッグの袋詰めで売られている。値段は非常にリーゾナブルで、20パック入りで15000ドン(約60円)。
ワインの種類はベーシックな赤と白は勿論、アルコール度数が16度と高めのストロングワインや女性向けの甘口ワイン、フルーツ系、最上質のスーペリアワイ ンなどがありバラエティに富む。価格もVND50,000(約200円)~VND500,000(約2000円)とピンキリだ。主に使うブドウ品種は、カ ルディナルとシラーで、これに、まろやかな苦味と酸味を演出するダラット特産のマルベリーやストロベリーを加えたものがダラット産ワインの特徴。
こちらはダラットゼリー。マシュマロのようなグミのような柔らかく不思議な食感で、噛んだ瞬間に甘いフルーツの味が口いっぱいに広がる。ホーチミンやハノイでもなかなかお目にかかれない珍しいお菓子である。
結局、アーティチョーク茶のティーバッグの他、ダラットゼリーに葡萄とパッションフルーツの濃縮ジュース、サツマイモチップス、乾燥フルーツ、財布や小物入れなどの民芸品を購入。これだけ買っても約800円という物価の安さに感動。偽物時計や衣服類の店が並ぶホーチミンの市場とは違い、ダラットならではの特産品が並ぶダラットナイトマーケットは見ごたえがあり、十二分に楽しめた。
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