シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

各国ツアーの溜まり場・貿易陶磁博物館


うーん、ホイアンの華人会館すべてを制覇したのだが、チケット要らずのとこがあったので、まだ総合チケットが4枚も残ってる。捥ぎり係りが居ない場合とか普通に入れたりしちゃうし、思ってる以上にチケットが消化していかない…
ということで次なる目的地へ行くことに。なんちゃらの家、的な伝統家屋が沢山あるようだが、まずは貿易陶磁博物館かな。朱印船貿易など海上交易の要地として栄えたホイアン。
300-400年前にホイアン市内で発掘あるいは近海に沈んだ沈没船から引き揚げられた貴重品や、日本・中国・タイなどからの輸入陶磁器や絵巻物などが展示され、東南アジア貿易の変遷を辿ることができるそうだ。


民家がそのまま博物館に用いられたかのだろう。当時のベトナム中部ではチャンパ王国が栄えていたが、北の大越国との抗争によって徐々に衰退したチャンパは中南部へ南下、中部はフエ王朝の黄金時代を迎える流れになる。ホイアンが港町として栄えはじめたのも丁度その頃で、ホイアンはフエ王朝にとって最大の交易場所となり、日本、中国をはじめヨーロッパ諸国とも貿易が盛んに行われるようになった。通称、海のシルクロード貿易だ。


遠くヨーロッパまで繋がる海のシルクロード。その経由地にあるインドシナの都市に富を齎した。


市内ど真ん中という便利な土地柄だろう、世界各国のツアーに組み込まれているようで、煩いこと煩いこと!フランス語、英語、中国語、そして日本語と各国言語が飛び交っていて落ち着いて見学できん。中国人よ、拡声器は反則だろ!狭い通路にギュウギュウ詰めになるし。入館時にチケットを捥ぎられなかったのも、小生がいずれかのツアーに所属していると思われたからか。


エントランスに放置された飾られた大きく帆を広げた貿易船の模型。海のシルクロードの拠点として賑わっていた頃を想像させる。


癒しの空間となっているコートヤード。入り込む陽の光がほっとする空間を演出している。奥には調理場も残っている。


このマネキン、どっか別の博物館の余り物をまわしてきたのではないかと思っちゃうくらい場違い。この博物館に要りますかね。


屋敷内の祠。昔は井戸としても機能していたのだろう。水の神様でも祀っているのかな。

ひだり みぎ
二階に登ってみる。展示物は少なく見どころにかけるが、確かに日本からの焼き物が置かれていたりする。当時のフエ王朝最大の交易相手国は日本と中国だったようで、日本人だけでも1000人以上がホイアンに住んでいたとされ、円滑な貿易を促進するために治外法権が認められ、日本人町までできたとされる。17世紀初頭といえば、日本でいうと徳川幕府の治世であり、諸外国との貿易に重きを置き、朱印船をベトナムにも派遣していた頃になる。この朱印船貿易は「帰国すな、一路見殺(1635)し、全面禁止」の1635年に鎖国令が出るまで活発に行われていたようで、ここホイアンだけでなく、マラッカやアユタヤにもその跡を見ることができる。歴史ロマン、良いですなぁ。


二階から眺めるチャンフー通り。外は静かなんだけどなー。外より煩い博物館ってどうなんでしょう。


ホイアンを中継地に、海のシルクロードを通って運ばれた東洋の陶磁器や遺物の数々。ヨーロッパの王侯貴族に愛された日本焼き物や、東へと渡ったペルシャの器など、東西の様々な交易品を眺めることで、当時のホイアンが謳歌した栄華を偲ぶことが…出来ない。本当にこれだけ??って思っちゃうくらい展示品は少ないし各国ツアーで煩いし…

博物館というよりは、ベトナムの伝統家屋を楽しむ場所として考えた方が良いかもしれない。別名を海のシルクロード博物館というらしいが、ちょっと名前負けしてるかなぁ。
【貿易陶磁博物館】
住所:80 Tran Phu Street, Hoi An
電話:386-2944
営業時間:7:00~18:00



Booking.com

【2014年ホイアン・ダナン旅行記】




















Related posts (関連記事):

タンソンニャット国際空港
もう何度目になるのか…今日から仕事でホーチミンに向かうこととなりました。今回はホーチミンの空の玄関口であるタンソンニャット国際空港はベトナムの商都ホーチミンの国際空港かよ!と疑ってしまう小規模なタンソ...
ベトナムの魅力
2013年度版WEF国際観光競争力ランキングではルワンダやヨルダンといった僻地の小国をも下回る評価を獲得し、観光リピーター率アジアワースト1位の実力を世にまざまざと見せつけた。ドイモイ政策の下で経済発...
バイタクで赤ザオ族の住まう村落へ!
ホテルでアーリーチェックインを済ませた後は、休む暇も惜しんで街探索へと繰り出すことにした。 サパの町はこじんまりとしていて、30-40分もあればゆうに一周できてしまうほどの規模で、サパ市場を中心とした...
チャンパの遺産が眠るチャム彫刻博物館
時は2世紀末~15世紀後半頃、今日のベトナム中部ではチャム族を中心とした民族の国家、チャンパ王国が一時代を築いたという事実は深緑の山々に囲まれたミーソンの圏谷に残された聖地跡に見て取れる。ただ、あれだ...

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする