搭乗記 スコピエ⇒イスタンブール⇒成田 ターキッシュエアラインズ

2週間に渡るバルカン半島の旅行を終え、日本の現実世界へと戻る日がやってきました。

セルビア⇒ボスニアヘルツェゴビナ⇒クロアチア⇒モンテネグロ⇒アルバニア⇒コソボ⇒北マケドニアと駆け足で巡った7ヵ国。日本ではなにかと“旧ユーゴ構成国”とか“バルカン半島諸国”など一緒くたにされがちな地味系国家たちですが、どこもそれぞれ固有の歴史と文化を持ち、独自の魅力に溢れた素晴らしい国々でした。
旅行先としてのバルカン半島、もっと評価されていいよなー。最高の2週間をありがとう。

ということでバルカン半島さようなら。
北マケドニアからの戻りはフランクフルト経由・ローマ経由などいくつかの選択肢があったのですが、最短・最安で帰れるTKのイスタンブール経由にしました。

フライト1週間前には機内食についての案内が送られてきました。ゴリゴリ食べさせに来るドSなシェフと、乗客の“もう食べれません勘弁してくださいー”って表情が秀逸ですよねw
ターキッシュの機内食は確かにガチでボリューム満点だし美味い。私もターキッシュで胃袋が苦しくなるほど食べさせてもらった経験がありますので、この乗客の気持ちはとてもよく分かりますw

さて、帰国日当日。機内食への期待を胸に、朝一のシャトルバスでスコピエ国際空港へと向かいます。
ガイド本には飛行機の出発時刻に合わせてバスが運行されていると紹介されていましたが、運行間隔がだいぶ開いていて使い勝手は良くないです。
自分の場合、フライトが08:45発で、バスの選択肢は03:00か06:50の二択。
基本的に定刻通りに運行されているし早朝は渋滞もないみたいなので、少々危ないけど06:50発のバスに賭けることにしました。

エアポートシャトルバスの時刻表:

バス乗り場:

ホリデーイン前の道路を渡った反対側の停留所が始発で、中央バスターミナルとキャピタルモールを経由して空港へと向かうルートとなります。
この日は事前情報通り定刻通りに出発し、何故だかキャピタルモールは華麗にスルー。ホリデイインから空港に着くまでジャスト30分でフライトに間に合わせることができました。

バス運営会社のホームページ:WTransporter

スコピエ⇒イスタンブール

この区間はフライトタイム1時間半の短距離区間ということもあり、小型ナロー機のA320-200。ビジネスクラスも3-3の中央席を改造してブロックしたなんちゃって仕様でしたが、着席後に気絶したかのように即寝。なんだったら立ったままでも寝れちゃうくらい疲れていたので、狭いシートでも問題ありませんでした。

真冬の冷たい雨の夜に沖き止め…日本の空港と違ってビジネスクラスの乗客には専用のバスが用意されているので、バカでかいランプバスをワイ一人で貸し切ってターミナルへと移動します。

イスタンブール空港 TKビジネスラウンジ

ここイスタンブールでのトランジットタイムは3時間。現実世界に戻る前の最後のパラダイスを満喫し倒したいと思います。

イスタンブールのTKラウンジはビジネスクラスの搭乗客専用ラウンジとエコ客上級会員の用のMILES&SMILESラウンジと分かれていて、こちらは前者。世界中の数あるビジネスクラスのラウンジの中でも個人的には最も好きなラウンジの一つです。

ラウンジ内のシミュレーションゴルフは何度見ても新鮮ですが、何度見ても常に故障中な気がしますw

トルコの町並みを再現したミニカーのサーキットなんかも。現代美術館のような上品な雰囲気のラウンジ内ですが、ところどころにターキッシュならでは遊び心ある演出が散りばめられています。

そしてこのラウンジの一番の魅力はなんといってもダイニングでしょう。
エキゾチックな東洋風郷土料理からオーソドックスな西洋風ラウンジメシ、トルコのB級ストリートフードからデメルのケーキなどの高級品までミールのバリュエーションも実に多彩。1週間ここに籠って生活しても飽きがこないくらい、ミールオプションが豊富に用意されています。

チャイをすすりながら、焼きたてのトルコピザとベーグルをかじるだけで、ちょっとしたトルコ旅行をした気分に。
セルビアからバルカン半島旅行を南下するにつれオスマントルコの影響がグラデーションのように徐々に強まっていくのを感じてきた今回の旅行。図らずしも最後にトルコを感じることができて上手く旅行が締まった感じがします。

フライト:イスタンブール⇒成田

小腹を満たし、シャワーを浴びさっぱりしたところで現実世界への飛行機へ。機体はB777-300ERです。

意外とTKのイスタンブール→成田路線のビジネスクラスって混んでるんですね。家族旅行やソロ旅行者が多そうだったので、年末年始の休みが終わる前のピークだから?事前の座席指定をし忘れていたら窓側席は全て埋まっている状態でした。

着席してターキッシュご自慢の自家製レモネードを飲んでいると、これまたターキッシュ名物のフライングシェフが機内食のオーダーを取りにやってきました。書記ですか?ってくらい色々とノートに書き留めまくってて、メモ魔な感じでなんだか好感が持てますねw

ただ、シェフ氏に悪いのですが、食欲が睡魔に打ち負かされたのでディナーはパスって爆睡します。Arrive Like You Never Left、まさに空飛ぶホテルというか空飛ぶ自宅感覚ですね。心行くまで熟睡して旅行中に失ったHPを回復したいので、北京上空あたりで朝食を食べるまで起こさないようお願いさせて頂きました。

目覚めの朝食はがっつりと。アペタイザーだけでお腹いっぱいになるほど色々と運ばれてきて、テーブルの上に収まりきりませんw ここまで来ると、アペタイザーの意味が理解されていない可能性もありますねw

美味しくないと分かっていてもついつい手が出るTKのキモ甘系トルコ菓子。

メインはチーズを挟んだサクサクパイ&トルコ風オムレツ。オムレツというかスクランブルエッグ寄りでしたが、これはこれでサクサクのパイとの相性が抜群で良かったですし、クリーミーで美味しかったです。

最後はトルコアイスで〆め。変に媚びてハーゲンダッツとか出してこないあたりも良いですよね。バザールで見るようなねばねばしたような感じではありませんでしたが、チーズのように濃厚で美味しかったっす。

乗る度に期待値のハードルが上がっていく中でも期待値以上の高い合格点をオールウェイズ出してくれるターキッシュ。これからも進化を続けてワイの胃袋を魅了していってもらいたいものです。

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