宿泊記 コスパ高い死海リゾート クラウンプラザ ヨルダン デッドシー

2018年もいよいよ最後。
何故だかオマーンで年越しを迎えた2017年に続き、2018年も中東で大晦日を迎えることになったワイ、一年の締めはクラウンプラザデッドシー(死海)で迎えることにした。縁起悪そうな名前で良い年越しできなそうですが、ヨルダンにいるうちに死海にも行っておきたかったんすよね。アンマンから日帰りというのも勿体ない気がしたし。

ということで、ヨルダン一ファンキーなホテルことWアンマンを離れてデッドシーへとレッツゴー。

【アンマン市内⇒死海のアクセス】
1. ツアーに参加
2. タクシーを利用
3. レンタカーを利用
4. バスとタクシーを乗り継ぎ利用

ざっくりと4パターンあるうち、ワイはバスとタクシーを乗り継いでいく手段を選択。

アンマンのMujaharinから乗り合いバスに乗車

ラーマ(Rama)で下車(1ディナール、1時間)

ラーマから死海へタクシーまたはヒッチハイク(4ディナール、30分)


先ずはラーマ方面行きのバスが出るムジャンマムハジェリーンに向けとぼとぼと移動。すると、前方から走ってくるマイクロバスから半身を出した男が英語で「Dead Sea?」と声をかけてきた。ナイスタイミング!ということでほぼほぼ満席のマイクロバスへと飛び乗った。どうやらすれ違う歩行者に対して手当たり次第に声をかけているようだが、これは助かった。基本的に満員にならないと発車しないらしいですからね。


後ろ向き、しかも床に直座りという超下座。でも待ち時間無しでバスに乗れたので良しとする。


アンマンを出て1時間弱、ラーマという町についたというので一人下車。周囲に何もないただの三叉路だが、観光客狙いのタクシーが待ち構えているのでここからの足に困ることは無さそう。運賃は4ディナール。ここから歩いて死海に向かうには10km弱あるのでちょい遠いです。


まぁまぁ交通量もあるので、旅費をとことん切り詰めたいバジェット旅行者はヒッチハイクもありかもしれん。自己責任で。


ここら辺は見晴らしのいい一本道が続き、タクシーの運転手が時速80kmで手放し運転をしだす始末。ローカルバスを乗り切ったと思ったら、死海へのデスロードの最後にこんなボスが出てくるとは。危ないでしょーって言ったら時速30km程まで落としてくれましたが、スピードの問題じゃないw 手放しどころか前すら見てない超舐めプw


海抜ゼロメートル地点を過ぎ暫くすれば、真正面に死海が見えてくる。このあたりは死海の北岸であり、向こう岸はイスラエルではなく紛争地帯のパレスチナ自治区。よくニュースで見る曰く付きの土地だけど、こうしてみると全然全然長閑なリゾート地です。


到着。「じゃ、20ディナールね」と運ちゃんから迫真の演技で告げられるも、「いやいや4ディナールでしょ?」と冷静に返したらアッサリ納得してくれたw 悪意があるというか、お約束のギャグでワンチャン20ディナールもらえれば…みたいな軽いノリだったんすねw
ひだり みぎ
今宵の宿・クラウンプラザ ヨルダン デッドシーリゾートアンドスパ(Crowne Plaza Jordan – Dead Sea Resort and Spa)。ここら一帯はビーチリゾートとして開発されていて、湖岸にはクラウンプラザ以外にもプライベートビーチを構える何軒かのリゾートホテルが建ち並ぶ他、有料・無料の公共ビーチも整備されているようだ。


それにしても、くっそでっかくて立派なリゾートホテルだな。オマーンのサラーラにあるクラウンプラザもそうだったけど、没個性で平均点クラスのホテルが多い平のクラウンプラザとは違って、クラウンプラザのリゾートはコスパが良く当たり率が高い印象。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ロビーからアラビアンリゾート風でしっかりしてるしなー。多少の古めかしさは否めないとはいえ、これで1泊8,000円弱はお値打ち感がある。


なんだったらホリデイインエクスプレスより安いし。


チェックイン時には、ちょび髭おやじのディナーショーの席を予約。リゾートホテルということもありゲストにはホテル内での飲食を推奨しているようで、様々な宿泊者限定の飲食オファーが用意されていた。


あと、日帰り旅行者向けに、ビーチやスパ施設が使えるデイユースコースとか、リゾートホテルならではの様々なプランも用意されてます。


ひだり みぎ

部屋は死海へと続くホテルのバックヤード側。


テーマパークみたいなワクワク感あるホテルです。

部屋


部屋はdouble upgradeで、ホテル本館とは離れたヴィラタイプの一室へと案内された。水のせせらぎが聞こえるようなのんびりとした雰囲気の良い部屋で、一泊で去るのが実に惜しく思えてきます。


ひだり みぎ
雰囲気あります。



中庭に面したバルコニーからの眺めが最高。冬季のオフシーズンだから冬季のか利用客も少なく静けさも保たれていて、南国の楽園かのようです。

ひだり みぎ

ウェルカムフルーツは青リンゴ青リンゴ青リンゴ。

ひだり みぎ

バスルーム。アメニティもこだわりの死海スパブランド。

死海デビュー

ひだり みぎ
宿泊棟の直ぐ背後に視界が蟻、海岸沿いに綺麗な遊歩道が整備されている。


死海の標高はマイナス418メートルと、地表で最も低い場所とされている。海水の塩分濃度が30%(一般の海水は3%)と異常に高いことから魚類の存在が確認されておらず、故に死海と呼ばれている。良い子の皆様は死海での遊泳前にひげ剃りなんかされませぬようご注意下さいw 海水浴直前にムダ毛処理をきちんとする紳士淑女が海の中でヒーヒーもがく絵が想像できますねw


殆ど人がいないクラウンプラザのプライベートビーチ。実に優雅な雰囲気です。

海辺に出ると、海中に浮かぶインド人を発見。別にこいつが神秘のインドパワーで浮遊を極めているわけではなく、そういうものなのです。

ということでワイも死海へダイブ。ワイの天然浮き輪効果付きの脂肪と死海の浮遊力で、マジヤバい。水面が腰のあたりまでくると浮力で足を取られてバランスを崩してしまう。浮遊と言っても意外と難しいもんすよ。色々なポーズで浮いてもみたけど、やっぱあのお約束の「海で新聞ポーズ」が一番楽で安定的。

ちょっと寒いかなーと海水温度が心配でしたが、12月でも晴れたら死海プカプカ体験楽しめるっす。寧ろ、その後のシャワーの水の方が冷たかったくらいですし、利用客も少ないので12月の死海は意外とお勧め。


そして死海といえばコレ。セルフサービスの泥パックも無料だったのでインド人と一緒になってマッドマン化。死海の海水は塩分濃度が高くてミネラル豊富、その天然の泥でパックすることで美容効果があるらしい。


お目汚し失礼。美容の為というより、お約束のネタでね。

浮遊体験に泥パックという定番コースを消化し終え、あとはしばしビーチサイドでのんびりと。ここから陽が沈むまではただただ幻想的。この穏やかな風景の対岸が数十年におよぶ紛争地域であるとはとても信じられない長閑で平和的な雰囲気です。


2018年最後の夕陽がゆっくりと沈みゆく。

陽が沈み切ると、今度はめくるめくアラビアンナイトのはじまりはじまりだ。
ひだり みぎ
いやー。良い。アラビアンリゾート感あります。絨毯に乗ったアラブなオッサンが空飛んできそう。


水とじゃれあいお腹もすいたことだし、髭爺のgala nightに顔を出してみることに。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ビュッフェディナーの部。中東諸国の料理が並ぶブュッフェスタイルだが、どうも先に来ていた中国人観光客の皆様が浮かない顔をしてらっしゃる。浮く死海で浮かない顔w ただ事ではないと察したが、どうやらビュッフェには飲み物が一切無いという罠があったらしい。せめて水くらい用意してくれよ…

お腹も一杯になったことだが、ここで残念なお知らせが。口髭の大御所エンターテイナー様のご登場はもう少し後になるみたい。胃袋を満たしたら睡魔が襲ってきたので、アラビアンデザート食べたら大御所の髭を拝むことなくひっそりと退場…

部屋に戻って就寝。この時点で日本時間02:30ですからね…。髭の野郎、勿体ぶりやがって!

死海⇒アンマン空港


翌朝はホテル前の通りで拾ったタクシーで空港へ。運賃は24ディナールでした。

いやー、来てよかった、泊まってよかったCP死海。ちょいとハードは古いんだけど、マリオットやケンピンスキーの半値。なんだったらバジェットホテルのホリデイインエクスプレスより安いくらいなんで多少の古さには目を潰れます。

【クラウンプラザ ヨルダン デッドシーリゾートアンドスパ】

ホームページ:https://www.ihg.com/crowneplaza/hotels/jp/ja/swemieh/nscjo/hoteldetail
所在地:EDead Sea

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