本日は香港島の南岸側にあるデザインホテル・オヴォロ サウスサイドのご紹介。ここは一泊1万円ちょいと香港のホテルにしてはお安いだけでなく、無料特典満載で意外と重宝するんです。
無料特典:
・館内WiFi+香港ホットスポット無料
・ミニバー無料
・お菓子パック無料
・市内通話無料
・ジム無料
・セルフランドリー無料
どうです?凄い特典の数々でしょう。しかも、今なら公式ページからの予約で朝食とカクテルアワーも無料になるという太っ腹ぶり。もちろんSPGのスターポイントも貯まりますし、コスパの高さは香港でも屈指かと。
2017年2月追記:SPGプラチナ特典の朝食とカクテルアワーが2017年から無くなってしまった。OVOLOの公式ページからでもスターポイントが貯まるので、特典をお望みの方はOVOLO経由での予約が必須。
アクセス
立地は香港島の南側にあり決して便利とは言えんが、2016年度末にMTRサウスアイランド線が開通して市街地へのアクセスが一気に改善された。
今までバスとタクシーしか交通手段がなかった香港島南部にMTRが開通し、アドミラルティから電車一本で移動できるようになりましたからね。オヴォロホテルは海洋公園駅の次の黄竹坑駅から徒歩5分程の距離にあるので、今やアドミラルティからホテルまでの移動時間は15分程。ホテル周囲の環境はダメダメだけど、市内からの交通の不便は解消されたといって良いだろう。
バスでの移動となる場合はセントラルのバスターミナルから75番で。Yip Hing Street, Wong Chuk Hang Road(業興街 黄竹坑道)で降り、そこから徒歩2分程。渋滞の恐れもあるので、やっぱりアドミラルティからMTRを利用した方が時間が計算でき確実。
細長~い建物の狭~いエントランスで、思わず気付かず通り過ぎてしまいそうになる。因みにOvolo Hotelはチェーン展開していて、ここOvolo SouthsideはセントラルのOvolo Central・ランカイフォンのOvolo Noho・西九龍のOvolo WestKowloon・アバディーンのOvolo Aberdeen Harbourの姉妹店となっている。ただ、デザインホテルズに加盟してるのはSouthsideのみで、他のオヴォロホテルではスターポイントが貯まりませんので注意あれ。
バス停のある大通りとは反対側のエントランスには車寄せもあり、日中はコンシェルジェも配置されている。
館内
地上階にはレセプションがないので、エレベーターでL1フロアまで上がってからチェックイン。
デザインホテルズらしい奇抜なオブジェが多く配された不思議系ロビー。シンガポールのデザインホテルズよりは都会的で洗練された印象だし、平均年齢の若いスタッフ陣も堅苦しくなくフレンドリーで良い感じ。ちょっと意識高い系入ってるけど。
レセプションの奥のスペースはカクテルアワーのサービスが展開されるクラブラウンジになっている。酒を飲みながらパソコンを広げて打合せする若手ビジネスマンや、ビリヤードに興じるヒッピーなんかが思い思いに楽しんでいて、アメリカンスタイルのカジュアルバーみたいな雰囲気というか。フロントスタッフも時間の許す限り宿泊客とコミュニケーションを図ろうとしてて、みんなの社交場という表現が一番しっくりくるかな。堅っ苦しくなく良い感じ。
カクテルアワーの開催時間は17:00-19:00。アルコールはボトルビールとワインのみだし食事も酒のツマミ程度でショボいけど、まぁ無料なんでね。カクテルアワーを逃しても部屋に無料のビールが用意されているし、市内で食事を済ませてホテルは寝るだけという使い方が良いと思う。
とりあえずビールだけ頂き、エレベーターで客室フロアへ。やっぱりデザインホテルズだけあって館内は近未来色の強い独特の世界観で彩どられている。
今回の部屋は15階。何度ここのホテルに泊まっても「初めてのご利用なので、私が個人的に好きなデラックスコーナーにアップグレードしておきました。」と言われ、いつも同じデラックスコーナーをご用意頂いている。
部屋:デラックスコーナー
部屋面積は28㎡。床から天井までフルハイトの窓やモダンインテリアを配し、モノトーンを基調としたスタイリッシュな若者向けの設え。
夜はガラリと雰囲気が変わり、しっとりムーディー系の部屋になる。シンガポールのデザインホテルズ(ニューマジェスティックホテル・ワンダーラストホテル)と比べると癖が無く無難に纏められている。ブルースリーやジェットリーの肖像画まみれのホングコング色ゴリ押しホテルだったらどうしようと思ってたわ。
窓の外はフットサルコートビュー。ここら一帯は香港島北側のビルが林立する地域とは対照的で入り江や山が豊富にあり風光明媚な区域となっていて、実に長閑で素朴な景色が広がっている。
冷蔵庫の中とお菓子パックは全て無料。水やソフトドリンクだけでなく瓶のカールスバーグも二本用意されていて、飲んだ分だけ毎日補充してもらうことができる。いや~、太っ腹。
お菓子パックの中身。これだけ見るとショボイけど、部屋に戻ってミニバーの値段を気にすることなくカールスバーグを開けてポテチを食えるのは、自宅感覚が味わえて意外に嬉しいもんなんです。内装もホテルホテルしてないので、ほんと我が家のワンルームマンション的に寛げるんですわ。
リビングスペースと繋がった水周りも極限までコンパクトに纏められている。まぁ香港で1万円程度のホテルだと、質なり広さなり立地なりで妥協しないといけないと考えて良いだろう。このホテルは広さを妥協しているので、バスタブは無くても仕方がないと諦める他ないだろう。
朝食
朝食は4階のCirqleで。
SPGホテルとしては最低限レベルだけど、ホリデイインエクスプレスの朝食よりは随分とマシ。部屋数が多くないからとはいえ、公式サイトから予約するだけで宿泊者全員に朝食とカクテルアワーが付くのは本当に凄いポリシーだと思う。ホテルの認知度が高くなく公式ページからの予約が少ないからだろうが、少しでも公式ページからの予約割合が高まったら改悪されるであろうことは目に見えてるけどな。その時はSPG上級会員だけに絞って特典を提供するようになるのかな。
サービス面も設備面も本当に充実していますわ。
サンドバック付きのジムは24時間オープンだし…。
こんだけ特典が充実していて1万円ちょいはコスパ高い!もちろん、ウェルカムポイントでSPGプラチナなら500ポイント、ゴールドなら250ポイントも頂けますし、レイトチェックアウトの依頼にも可能な限り応じて頂ける。最近ではコートヤード沙田と合わせて香港での定宿として定着しつつあります。
【Ovolo Southside】
Booking.com
住所:64 Wong Chuk Hang Road, Wong Chuk Hang,
電話:+852 3460 8111
ウェブサイト:www.ovolohotels.com
SPGカテゴリー:3
Booking.com
コメント
スペクター様
マリオットもゴールド以上だとラウンジアクセス確約なので、重宝しますよ~。スカイシティでも何ら問題無くホテルステイを楽しめると思います。
メリディアンのシャトルバス情報はこちらをご参照下さい。時刻表をアップさせて頂きました。
https://worldtravelog.net/2016/09/meridien-cyberport-hongkong/
メリディアンも静かな環境でのんびりするのには良いんですがね…。宿泊費との兼ね合いもあるかと思いますが、やっぱりトランジット目的ならマリオットが無難かもしれません。