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南方航空 A380 国内線ファーストクラス


さて、今週は北京・天津出張。いつも北京への移動は香港からドラゴン航空を利用しているが、今回は広州⇔北京間でA380やB787を惜しげなくガンガン飛ばす南方航空で移動してみることにした。北京1泊に天津4泊、天津→広州の移動は日曜日にして週末はシャングリラとリッツのクラブルームでリフレッシュしてから戻る予定。

広州→北京のフライト時間は約3時間で、運賃はA380のファーストクラス最安値のPクラスだと片道4万円程度。まぁ南方航空のA380・B787の国内線のファーストクラスという名称は完全に釣りなんだけど。実際には世間一般で言うところのファーストクラスにはプラチナプライベートスイートいう名前が付けられていて、南方航空のファーストクラスは世間一般で言うところのビジネスクラス相当になるでの釣られぬよう注意が必要だ。それでも往復で18万円程するKAのビジネスクラスよりは全然お値打ち感がある。


ウェブサイトではプラチナプライベートスイートを隠してファーストクラスを額面通りファーストクラスだと勘違いさせるような表記になっているからタチが悪い。小生もRMB1,860の席がファーストクラスであるものと釣られて発券手続きを進めたが、座席指定の段で南方航空のファースト=実はビジネスクラスというカラクリに気がついた。ファーストクラスと書いてあるのにビジネスクラスの席しか指定できないのだ。ガッデム!
*ここから当サイトでは南方航空の呼び方で統一して記載をしていくことにする。

ひだり みぎ
参考までに、こちらは南方航空のオフィシャルサイトから借用したA380のプラチナプライベートスイートの画像。巨大なA380にも8席しかないプレミアムシートになっている。これ、乗ってみたかったけど買い方が分からなかったので仕方なくファーストクラスで発券することに。後日空港で聞いてみたところ、ファーストクラスの中のAクラスで発券することでプライベートスイート席が押さえられるようになるとのこと。


ファーストクラスは1-2-1の座席配列で、座席は180度水平に倒れるフルフラットシートを前後で「互い違い」の形でレイアウトするスタッガートタイプになっている。

さて、当日は広州での打合せが思いのほか難航し、離陸時間1時間前ギリギリに慌ただしく広州白雲空港に乗り込んだ。今日は時間の関係上15:00発のCZ3999(A380)にしたが、出発当日は他にも09:00発のCZ3099がA380、12:00発のCZ3103と14:00発のCX3109でB787が運用されていた。流石に首都北京と商都・広州を結ぶ路線は高需要なのだろう。


赤絨毯でド派手に飾る南方航空のVIPカウンターにてチェックインを済ませ、ピロピロで手荷物検査レーンへと進む。けたたましくクラクションを鳴らしながら人ごみを掻き分けて豪快に狂い走るピロピロ、その余りに新井運転ぶりから接触事故を起こさないか心配だったが、無事に人を轢くこともなくセキュリティーチェックに辿り着く。

DSC_2163
荷物検査も優先レーンでスイスイと済ませ、パパッと南方航空の国内ラウンジを視察することに。

ひだり みぎ
規模が小さく、なんともしょーもないラウンジのようである。まぁいくら南方航空の根拠地・広州白雲空港とはいえ、国内線ターミナルだとこんなもんか。目立つのは中国の国民的健康ドリンク・王老記くらいのもので、座席数が20くらいしかないのにの200本くらいの大量の王老記がストックされていた。

ひだり みぎ
一応、ホットミールとして家庭料理的な炒め物も並んでいるが、こちらもしょーもないというか、食べたいとも思わないチープな内容になっている。

5分程ラウンジを見て回ってから搭乗ゲートへ向かうと、既に搭乗が始まっていた。
DSC_2174
駐機場で誇らしげに出発を待つA380。やっぱりでけぇーーー。CZの広告に書かれた蘊蓄に拠ると、長さ72.23メートル、幅79.15メートル、高さ24.07メートルで、総二階建てなんで2つのデッキの合計面積はテニスコート3つ分に相当する550平方メートルにもなるんだとか。

プラチナスイートはメインデッキに8席、ファーストはアッパーに70席、エコがアッパーに76+メインに352というシート構成になっていて、ボーディングブリッジアッパー行きとメインデッキ行きの二本に分岐する。アッパーのエコ―ファースト間は二重のカーテンで仕切られていて後部座席のエコ席の様子は確認することができなかったが、搭乗率は半分にも満たないくらいかと思われる。Fも70席の内、小生以外に10名程しかいなかったし…この悲しい乗車率、A380が泣いてるぜ。

機内に入るとすらーっとしたモデル体型の色白中華美人が爽やかなグリーティングで迎えてくれた後、すかさずスリッパを袋から出して足下に置いてくれた。3時間の国内フライトでスリッパが出るのも驚いたが、仏頂面で乗客に投げつけて渡すのではなくわざわざ袋から出して笑顔で足下に置いてくれるとは。どうしたんだ南方航空。

ひだり みぎ
窓側席のAとC。


中央席のEとFは偶数列は座席間の距離がエコ並に近い。それこそ肘掛けの奪い合い合戦が勃発するくらいの距離なので、一人旅の際は避けた方がベター。カップルなら良いんだろうが。

ひだり みぎ
座席ピッチは77インチ、幅27.5インチとのことだが、幅は数字以上に窮屈に感じる。こないだキャセイのFシートを堪能してしまったので我がケツが贅沢病にかかってしまったのかもしれん。

何より狭いのが座席への入り口。

横になって入るしかないし、超巨漢メリカンなら横になってもoh i’m stuckとか言ってつっかえてしまうレベル。


続いて座席周り。中央に固定式のタッチパネルスクリーンがあり、左手側の窓の下には収納スペースがもうけられている。


この収納スペースが使い勝手が悪いというか、形が悪くて半端な大きさなのでビジネスバッグは入らないし、パスポートなどの小物を入れるには大きすぎる。何を収納する目的で用意されたのだろう。しかも、プッシュボタン式になっていて、ちょうど左肘を置きたい場所がボタンになっているので、肘を置く度に蓋が開いちゃうという。


窓は巨大。これが一座席に対して2.5個ほどついていて昼間の採光は抜群。飛行中は眩しかったんで閉めてたけどw

続いて座席の右手側。
ひだり みぎ
飲用水のボトル、読書灯や充電用プラグ、雑誌や新聞が入ったラックなどがある。更に肘置きの下も雑誌やヘッドホンが入ったポケットになっている。

ひだり みぎ
ノイズキャンセリング機能付きヘッドホンに豊富な雑誌類。殆どが航空情報や旅行誌ににっている。


中国大陸でのこの素晴らしいネットワーク。もう真っ赤な線で埋め尽くされていて何が何だか分からないくらいになっている。

ひだり みぎ


気になったのはこいつ。モニター用リモコンの横にランポートがあるではないか。そういやWIFIサービスの導入を検討しるなんて情報も以前に耳に挟んだし、ネットが使えるのかと思い問い合わせると、「不行(駄目です。)」と素っ気なく返される。ではこのランポートは何のためにあるのかと聞いてみると「没用(使えない。意味ない)」と…


なんか足元のクッションがモッコリしてたのでカバーの中を見てみると…これは見なかったことにてそっとしておこう。指摘したら私が中の詰め物を引きちぎった犯人にされてしまいそうだ。


化粧室はこれといって特別な作りではないが、不特定多数の人間が使い不潔な大陸便エコ席の化粧室とは違って清潔に保たれている。

着席して暫くすると、ウェルカムドリンクを配るのに合わせてCA数名が飲み物と食事のチョイスを聞いて回り始めた。この時、食事サービスを希望する時間帯を聞かれるのだが、3時間程度の短距離ということもあってかこれが全く機能していない。本日のフライトは15:00出発の18:10着予定。あまりお腹が減っていなかったので17:00でお願いしますと申し出たところ、16:00ではどうですか?と逆に聞かれてしまう。それならば仕方ないと16:00にしたけど、結局前菜がサーブされたのが16:30という。因みにメインはビーフヌードル、チキンライス、シーフードライスという布陣で、チキンライスと迷ったがここはシーフードを選択した。

[youtube]https://youtu.be/ZIKZ3XxgK_c[/youtube]
ひだり みぎ

A380は機内安全ビデオを放映後、定刻通りきっちり駐機場を出発した。CZは今年国内線5発目だが、なんと今のところ100%の定刻出発率をキープしてくれている。直前のフライトキャンセルはあったけど。

ひだり みぎ
水平飛行になると、希望をしていたドリンクとおつまみがサーブされる。一人気がきくCAがいらっしゃり、ワインが切れたら注ぎ足しに来てくれる。感心感心。

ひだり みぎ
食事。ワンプレートではなく、前菜→メイン→デザートというコースになっていた。デザートはフルーツ+スウィートスープまたはシャーベットの2択。シャーベットはカッチカチの岩みたいな硬さでやってくるし、味も薄くて美味くない。ただ、メインは癖の無いさっぱりとした味付けで食べやすく、見事完食を果たす。


真っ直ぐ北上を続けるA380。鄭州上空で完食する。食後はフルフラットにして仮眠をとる。パーテションが無くプライベート感に欠けるので、枕元から上を見たら横を通過するCAと目が合ったりもしてしまうが、それでも熟睡。気付いたら北京首都空港に到着した。


お隣ではB787が貨物積み込み中。南方航空はA380が5機ある他、12機のB787も保有してるらしい。次はこいつに乗ってみよう。


お疲れ、A380。ヒューマンサービスに関しては当たり外れが大きいうえに外れの可能性の方が高い気もする南方航空だが、今日は至極気持ちの良いフライトだった。南方航空のライフラットビジネスはショボショボだったのでCZは避けてきていたが、A380なら全然アリ。北京だけでなくて成都や重慶などにも最新機材を飛ばしてるみたいだし、今年は国内出張時はCZの利用プライオリティを上げてみようと思う。

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