丹東新市街地のレトロテーマパーク“安東老街”

中聯ホテルの朝食があまりにショボすぎて朝食難民になったワイ、食料を探し求めて新興住宅街が立ち並ぶ新市街地まで遠征することに。

いかにも共産圏的な高層ビルが立ち並ぶ中を大量の自動車がカオスに走り回る、なんともわちゃわしゃした雰囲気の新興住宅街。各ビルの低層階部分にはコンビニやレストランがテナントとして入ってるようなので、これなら食いっぱぐれることはなさそう。

ひたすら無機質な建物が立ち並ぶだけでおよそ観光客とは無縁そうな街並みの中、気になるエントランスを発見。真っ赤な門構えで、ファサードには実に怪しげなフォントで“安東楼街”の文字が掲げられています。なんかここだけ時空が歪んだワームホールで、この中に入ったらタイムスリップしそうw

清朝時代のデザインを意識した派手な中華門で、ここだけ明らかに浮いていて目を引きます。

昨今のレトロブームが辺境の地・丹東にも。安東老街は、100年前の街並みを再現したレトロテーマパーク兼グルメ街だそうです。
1億2000万元もの資金がが突っ込まれた開発プロジェクトとして立ち上がり、地域経済の振興に大いに役立ったとの自画自賛の文章がエントランスに書き綴られています。

日本統治時代の日本街(現、五経街)の写真など、丹東が清朝安東県~満州国安東省だった頃の展示物もちらほら。日本でいう昭和レトロブームみたいなのが中国全土に広がってるんですかね。最近、こういったレトロタウンがどの町にも建てられてる気がします。

内部は清朝時代の街並みが再現されていて、所狭しと屋台や飲食店が並んでいます。毛沢東の時代をすっ飛ばして清朝・満州国の頃を古き良き時代として再現してるあたりが正直で良い。

ハンバーガーや牛肉面の全国チェーンだけでなく、朝鮮料理、重慶火鍋、桂林米粉、広東飲茶、西北イスラム飯など、中国全土の小料理屋が揃っています。高層ビルの低層階(1-2階部分)にこれだけの店舗が詰め込まれてるんだから凄いっす。

人気があるのは屋台系で、定番のべっこう飴細工や串おでんなんかは常時賑わっていました。

広場では三弦太鼓や朝鮮長太鼓、二胡の演奏、京劇や韓国舞踊などのパフォーマンスも不定期で披露されるそうです。観光地というよりは人民様の憩いの場として定着してるみたいで、地元民の家族連れで大いに賑わってました。

選択肢が多すぎて悩んでしまいましたが、今回は長寿栄養飯という朝鮮の家庭料理屋に入ってみることに。

キムチの健康パンケーキと長寿クッパ、そして高麗人参の栄養ドリンクという健康マニア的オーダーで栄養補給。素朴な家庭料理的で良かったですよ、味も値段も。

丹東で食事に困ったらココ!何かしらあなたの食べたいものが見つかるかと思います。

【安東老街】

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。