中国地方空港の国内線ターミナルで10時間缶詰の絶望

青島からの移動で空港へ。中国南方航空便で広州へと向かいます。

青島ビールのコーポレートカラーに合わせてなのか、緑の文字でQINGDAO。中国の空港の表記は共産党指導により赤一択なんだと思ってましたw

空港に着くなり瞬時に異常を察知します。
広東省方面行きのフライトが朝から軒並み全滅となっていて、ターミナルが難民キャンプが如く大混雑、まるで地上の地獄かのような状況になってしました。
当然ながらワイが乗る予定だった広州行きの便も、いつ飛ぶか分からない。広東省方面の天候が原因ということで、どこかに迂回して三角飛びで広州に向かうという手も打てず、完全に詰みました。

ダメもとで陸路も調べてみましたけど、広州まで2,000km弱w 大陸のスケール感に絶望感を強めるだけの結果となってしまいましたw

とりあえずチェックインして制限エリア内へ。
本来は癒しの場であるべきラウンジも外より人口密度高いくらいで、当然のように満席。なんたって、アライアンスの垣根を越えてほぼ全ての航空会社(更にはクレカ・銀行会員まで)がこのラウンジを利用することになっていますからね。First Class Loungeの名が泣いてますよw

ラウンジ飯。野菜生活始めました。

ラウンジに席がないので仕方なくセロリだけかじって外に出ましたが、外も空席は全くなく、レストラン内の席もマッサージチェアも全部埋まっている。そしてこんな状況なのに横になって一人で3席を独占する爺なんかもいて、本当にどうしようもない状態です。

椅子取り合戦に敗れしワイ、2階に敗走。ここにきて再再再遅延のお知らせが入り、人目もはばからず咽び泣くw

ワンチャンここならばっ!と思ってみてみたけど、一人カラオケブースでも敢え無く撃沈。

万事尽き果て途方に暮れて出発ゲートに行ってみると、怒り狂ったお猿さんたちが地上係員に嚙みついてて更にカオスな状況。
どんな展開になるのかと動物園のお猿さんをしばし観察して楽しんでいると、薄い髪をポマードで固めた共産党総書記ばりの貫禄と威厳のある指導員的立場のオッサンが降臨。お猿さんが粛清されるのか?檻に入れられ炭鉱送り?興味津々で高みの見物をしていたのですが、彼の指導のもと搭乗客全員がバックヤードへ集団移動させられることになりました。え、ワイも炭鉱送りですか?

よくわからぬ展開ですが恐る恐る皆さんに着いていくと、着いた先にはCatering for Delayed Passangerと書かれたデスクがありました。遅延客への給餌カウンターみたいなのがあるんですね。餌で猿を手なずける作戦なのか、ここで一斉に餌の施しを受けました。ポマードニキ、思ったより人道的やん!

支給された弁当。どんなゲロ飯かと恐る恐る中を見てみましたが、想像してたより全然良くてびっくり。怖いもの見たさで食べてみたら普通に美味しくて、何のネタにもなりませんでしたw

あとは売店に売られてた青島ビールを全種類買ってきて、床に座ってヤケ酒っす。超爽!

結局、目的地に到着したのは定刻から10時間遅れ。いつも南方航空は降機と同時に満足度調査のショートメッセージを送り付けてくるのですが、今回ばかしは送られてきませんでしたねw まぁ天候が原因なら仕方がないんですけどね。

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