中山市の地味に楽しめる観光スポット・中山城

昨日は中山市の数少ない観光スポットである中山城に行ってきました。

この中山城はお城でも要塞でもなく、2001年に中国中央テレビで放送された「孫中山」という連続ドラマの撮影用セットをテーマパークとして一般開放したものです。園内では孫文先生が生前に足跡を残した中国、米国、英国、日本の街並みなどが再現されており、黄埔軍校での騎馬戦ショーや北伐戦争再現ショー、雑技や少数民族による演戯なども定期的に催されています。

場所は孫中山故居から徒歩5分の場所にあります。入場料は50元と中国の物価水準からしたら若干お高め。
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入口は立派過ぎる佇まいの門構え。最初に見た時は要塞か何かかと勘違いした程です。園内は、『中国風景区』『日本風景区』『英国風景区』『アメリカ風景区』『展覧館区』に区分されていて、ドラマ撮影時に使った舞台セットが各エリアに保存されています。

入園して先ず見えてくるのは『展覧会区』。ドラマ『孫中山』が愛国心を掻き立てる形で紹介されています。そう、パンフレットにも記されていますが、ここは『観光施設』兼『愛国主義教育施設』なんです。
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趙文宣さんが孫文を熱演。

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趙さんは数々の映画・ドラマで孫文を演じている、孫文役のプロフェッショナルです。
似てると言えば似ているけど、似ているのはトレードマークの八字髭だけのような気もしないでもない。

愛国主義の教育的な展示物はすっ飛ばしてテーマパークの奥へ進むと、黄埔軍事学校を発見。
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これが黄埔軍事学校のセット。奥の壁(ペラッペラの木板)には黄埔軍事学校の訓詞が刻まれています。『三民主義・吾党所宗・以建民国・以進大同.・咨尔多士・●民前峯・夙夜匪懈・主義是従・矢勤矢勇・必信必忠・一心一徳・貫徹始終』これは今の中華民国(=台湾)国歌の歌詞にもなっています。

訓詞の大意は以下の通り。
『三民主義!我が党の指針だぜ!三民主義を以て民国を成し、世界平和へと突き進まん!我ら同志は民衆の範となり、昼夜通して三民主義の指針に従おう。勤勉であれ!勇猛であれ!忠実に信念を通し抜くんだ!心と美徳を一つにし、信念を貫き通すのだ。』

孫文の魂が乗り移ってきたのか、張りぼてに刻まれた台湾国家の歌詞を見て鳥肌がたちました。

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軍事学校の中では騎馬戦や北伐戦争再現ショーなども開催されていています。

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疲弊しきって哀愁すら漂わせている馬。もちろん本物の馬で、背中にチャックなどついていませんよ。 10元出せば馬に乗って園内を周る事ができます。

軍事学校の横に目をやると、1912年に孫文が中華民国の成立を高らかに宣言した南京国民政府の総統府が見えてきます。

フランスの凱旋門を模したといわれる正門。
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如何にも立派な造りの門構えで威厳を感じます!

でも近寄ってみると、ああやっぱり!
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張りぼて感が隠しきれておりません。

門を通り直進した先には孫文臨時大総統執務室のセットが。
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ひだり みぎ
ひだり みぎ
中には会議室や寝室、要人接待室などが再現されています。流石にドラマのロケに使われたことだけあって、壁紙や大総統誓詞の額縁などの細部まで凝っています。造りはしょぼいですが。

お隣には半ばホーンテッドマンションと化した上海孫中山故居が建てられています。
ひだり みぎ
上海孫中山故居は、孫文の活動を支援したカナダ在住の華僑たちによって寄付され、後に夫人の記憶に基づいて当時の家を忠実に再現したものです。ここは孫文の故居を忠実に再現した建物を忠実に再現した建物ということになります。

ひだり みぎ
屋内は非常に広々とした造り。晩年に結婚した宋慶齢と共に1918年から1924年の間、こちらで生活したそうです。1918年から1924年というと、ちょうど中華民国の中国全土統一を目指していた期間です。こういった部屋で同志達と熱い論議を交わしていたのかと思うと妙に感慨深くなる。

ひだり みぎ
調度品などはミニマルかつシンプルで、質素な暮らしぶりが伝わってきます。
ディテールまでこだわった造りだとは思うのだが、如何せん造りが貧弱過ぎて、二階を歩いていると床が抜けそうで怖かったです。

続いて孫文の日本滞在時のシーンが取られた『日本景区』に移動します。

中山城
住所:广省中山市翠亨村翠亨大道
電話:(0760)85501112
料金:50元


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