夏だー!旅行だー!モンゴルだー!ということで前回からの続き。
草原テントのママさんに空港まで迎えにきてもらい、いよいよテレルジ国立公園に位置するキャンプに向け出発します。
空港から走り出してわずか数分ほど。さっそくモンゴルならではの絶景が目の前に広がってきたのですが、カーナビは「この先、地蔵交差点。アンゼンウンテンヲ…」とか吠え散らかしてて雰囲気ぶち壊しw どうも名古屋方面から桑名市に入ったあたりを走行中ということになっているようです。
目の前一面に広がる緑の絨毯。その上で自由奔放に草を食む牛の群れと、緑に映える白のゲル。これぞまさに俗世間とは一線を画す絶景。いやー、桑名市の大自然!癒されます!
道中、馬の渋滞に行く手を遮られたりオフロードの水たまりにハマったり。距離の割には時間がかかりましたが、無事に日が暮れるまでにはキャンプに到着できました。
初めてのテレルジで自力移動は結構ハードルが高いので、行きだけでも送迎オプションを付けた方が良いかと思われます。
こちらが今回滞在するキャンプ。食事が摂れるレストラン兼レセプション的な建物と、シャワー・トイレ用の小屋、そしてゲルと呼ばれるテントが10張りほど点在している小世帯の宿泊施設です。お迎えに来てくれたママさんも含めて従業員の皆さん家庭的でいい感じ。
テント
こちらが私にあてがわれたゲル。草原で暮らす遊牧民の移動式住居のため、組み立てや解体が比較的簡単にできる構造のテントとなっています。
木とフェルトで組み立てられた究極のワンルーム。これぞエコ生活の極致。ボーイスカウトの夏合宿を思い出すこの懐かしい感じのワクワク感に震えが止まりませんw
定期的に移り住む前提なので、ゲルのなかは家財道具も至ってシンプル。入って正面に暖房と簡単な調理目的のストーブが置かれ、左右にベッド。入り口正面の中央奥は神聖な場所として祭壇が置かれることが多いらしいのですが、ここでは観光客用にか簡易的な机と椅子が用意されていました。
バスタオルやフェイスタオルもしっかりと用意してくれています。
手洗いや歯磨きはできるくらいの水もタンクに用意してもらえてるし、プラグタイプが日本とは異なるCタイプながら電源も完備。
標高が高いからか日本の田舎みたいに虫が大量発生するということもなく、普通に快適すぎてビックリです。
円形の木枠で作られた天窓は開閉式。ゲルの入り口は南に向けられていて、この天窓から差し込む陽の角度で時刻を知ることができるようにという仕様らしい。
空気が澄んだ夜などは天窓から見える満点の星空が極めて神秘的なようだけど、今回はどんよりとした天気だったために星空は見えず。残念。
朝晩など気温が落ちたら天窓を閉めた上で、薪を焚いてもらえます。煙はかまどに接続された煙突から外に排出されるので匂いなどは心配ない!という説明を受けていたのですが、やはり衣類などにはスモーキーな匂いが付着しちゃいました。
トイレ・シャワー
シャワーとトイレ等は別棟にあり、男女別々の建物に分かれてます。普通に清潔ですし、シャンプーとボディーソープも備え付けのものが用意されていました。
トイレはボットンで風呂も土管みたいなイメージだったので、これは嬉しい誤算です。
朝食
シンプルにサンドイッチやシリアルなどが中心で。
自分は日の出と共に寝落ちしてしまったので夕食を食べ損なったのですが、夜はがっつりとした料理なんかもリーズナブルな価格で出してくれるみたいです。
アクティビティ
近くのチンギスハーン像や奇形岩を見に行ったりハイキングしたり、牛や馬と戯れたり。宿泊施設側でもツアーや乗馬体験などの有料オプションを用意しているところがほとんどです。
事前に宿泊施設に確認の上で必要であれば予約しておくことをお勧めします。
乗馬体験1時間15,000トゥグルク(≒615円)。標高1,400m程なので、馬糞牛糞犬糞にまみれながらも日本では見ないような綺麗な高山植物の姿もチラホラと。
— ポンズ (@Worldtravelog) July 28, 2019
ウランバートル郊外のテレルジ国立公園、オススメです。 pic.twitter.com/YyWpw77xUp
滞在期間中一番お世話になったのはテントの番犬。なぜか常にワイのテントの外で待機。どこ行くのもくっついて来たというか、ワイの前を歩いて先導してくれた。
— ポンズ (@Worldtravelog) July 28, 2019
いつもボッチのワイにも遂に友達ができました!! pic.twitter.com/PGC0LnYDOt
良いところ見せようと草原内弱肉強食カーストの上位種に対して果敢に決闘を挑むも、やっぱり鳴き声あげながら尻尾巻いて逃げ出す犬 pic.twitter.com/3fMmzQpVnV
— ポンズ (@Worldtravelog) July 28, 2019
いやー、良かった。今回は疲れていたこともあって自然環境の中で動物たちと終始まったりと戯れるだけだったのですが、イイ感じにソーシャルデトックスできました。大自然のなか日の出と共に寝て日の入りと共に起きる。最高じゃないですか。
仕事での人間関係に疲れた時にはモンゴル草原でのデトックス、おススメですw
テレルジ⇔ウランバートルのバス
テレルジのバス停の位置は↓。キャンプのママ曰く、ウランバートルに戻るにはナライハという町で乗り換える必要があるらしい。
幹線道路の脇に申し訳程度のバス停があります。ここでナライハに向かう緑のバスに乗車。バスを待ってる間の20-30分で数台の車に声をかけてもらったので、ヒッチハイクも可能っぽい。もちろん何かあっても自己責任なので、特に一人旅行の場合はおススメできませんが。
テレルジからのバスはミニバンに毛が生えたようなバスで、30分程でナライハに到着。ナライハのバスステーションの位置は↓の通り。
Буян налайх という凸型の建物が目印。ここで今度は5番のバスに乗ってウランバートルへ向かうという流れです。ウランバートルからテレルジに向かう場合は逆の流れで、ウランバートル→ナライハ→テレルジとなります。
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