宿泊記 リッツカールトンマカオでアンバサダーステータスの威力を検証

マリオットのアンバサダーステータスを持っているうちの記念にと、マカオのリッツカールトンに泊まってきました。先日の一人モルディブは流石に気まずい思いをしましたが、一人リッツ程度であれば一人カラオケくらいの軽いノリでイケちゃいます。

場所はバンヤンツリーやオークラ、JWマリオットなどが入居するマカオコタイ地区の帝王ギャラクシー。JWとリッツカールトンは階層違いの運営となっていて、2階から31階がJWマリオット、1階と32階以上の高層階がリッツカールトンと棲み分けされています。

料金もこれだけ違う。JWが全1,015室で45㎡~に対して、天下のおリッツ様は全室スイート仕様で最安部屋でも85㎡~というチート仕様なので、これくらいの料金差がついてしまいます。JWとリッツとでカニバっちゃだめですからね。果たしてJWに23,000円を追加してリッツに泊まる価値はあるのでしょうか。

今回のラウンジアクセス権はMOP1,300でした。円換算で22,635円。丸々1日ホテルに滞在できラウンジを使い倒せるなら全然アリでしょうが、夜寝るだけの利用だと勿体ないかな。
今回は翌朝早朝発予定でラウンジを堪能する時間がなかったこともあり、ラウンジアクセス権なしの最安値部屋で予約しました。ギャラクシー内のポルトガル料理屋で思いっきり飲み食いしても1諭吉程度でしょうし、今回はラウンジで優雅な気分に浸るより、外でがっつりとマカオならではの美食を食べ散らかしたい気分だったので。

中も完全に異世界のギャラクシー。既に5つの高級ホテルが入るメガIRなんですが、2023年8月にはコロナ禍で開業が遅れていたラッフルズ、9月にはアンダーズがそれぞれオープン予定となっていて更に凄みが増すという。習近平政権下でどれくらいの需要の伸びが見込まれるのか分かりませんが、マカオー大陸間の渡航制限が緩和されたことでgoサインが出たホテルプロジェクトも多いようです。

ギャラクシーモール内のリッツカールトンカフェで休憩し、ホテル専用のエレベーターで51階のレセプションフロアへと向かいます。このエレベーター周りから見渡す限り大理石張りというゴージャスさで、レセプションに向かう道中からリッツの実力をまざまざと見せつけられる。
他の多くのマカオのホテルのように見せかけだけのハリボテ感も全くなく、かといって悪趣味で成金主義的な嫌味もない。ここら辺の案配はさすがおリッツ様でございます。

レセプションフロアも規格外。規格外に広い天井に規格外に豪華な調度品で彩られた規格外に居心地の良い空間で、ソファに座ってミルクティを飲みながらチェックインの手続きをして頂けます。

ソファに座ると同時に運ばれてきたヌガーとミルクティ。コースターもアズレージョタイルというマカオスタイルが嬉しいおもてなしです。
更に、今回は予約していた最安値のプレミアスイートから、その上のカールトンスイートへとアップグレード頂きました。

部屋:カールトンスイート

部屋に入って正面がリビングスペース。ドアを開けるなりカーテンが連動して開き、正面にコタイの絶景が広がるという憎すぎる演出から最高の滞在体験が始まります。

ウェルカムギフトもワインがフルボトルでやってくる気前の良さで、さらには手の込んだスナックなんかも次々と追加されてくる。机の上に置ききれないくらいで、これだけでお腹いっぱいになるレベルですw お菓子に釣られちゃって、早くもこの時点でJWじゃなくリッツにして良かったって思いっきり心を鷲掴みにされちゃってますw

リッツマカオの最大の特徴であるバスルームも当然のように総マーブル張りのゴージャスな作りで、もうなんだか神々しくすらあります。バスタブもギャグジー機能付きですし、高級ホテルにあるSPAのビップルームクラス。

黄金に輝く背面のモザイクタイルやマーブルの柄も神秘的で、シャンデリアの光に照らされながら神々が降臨してきそうで運気が高まる感じがしますw
足を伸ばせないので実用的かというと意外とそうでもないし、ビューバスのような景色を楽しむこともできないけれど、それでもゴージャスな気分でついつい長風呂したくなる最高のバスルームです。

ギャラクシー内レストラン&バー

夜はギャラクシー内にあるポルトガル料理屋Gosto(葡軒)へ。ホテル直結のギャラクシーモール内の飲食オプションもそこそこ豊富なので、無理にラウンジオプションを付ける必要はありません。

オーダーしたのは、ポルトガル風アサリの酒蒸しとアフリカンチキンという鉄板ゴールデンコンビ。これにビールとポルトワインのグラスや白米を加えて込々MOP400(≒7,500円)程と、IR内のレストランにしてはリーズナブルな価格帯です。味が良いのは言わずもがな、安っぽくもなく、かといって堅苦しすぎることもなく丁度良いセッティングの店だっただけに、コロナ禍での撤退が残念で仕方がありません。

〆はリッツバー。

お会計しようとバーテンダーに部屋番号を伝えたところ、リッツのパーソナルサービスが発動。酒好きVIPカスタマー向けのサービスということで、バーテンダーオリジナルのカクテルを勧められました。アンバサダーステータスのパワーらしいのですが、ここまでパーソナルな対応をできるホテルは中々ありません。脱帽です。

部屋に戻るとターンダウンが済んでいて、スパークリングウォーターだけでなく小物のプレゼントまでご用意いただいていました。

お陰様で最高のマカオ最終日となりました。

こんなにアンバサダーステータスの威力が強いと知ってたらもう一年頑張ったのにw

【Ritz-Carlton Macau】

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