コロンボ街歩き 強制半裸の怪しい寺院

コロンボ探索の続きです。

先ずは腹ごしらえ。昨晩はNuga Gamaで10種類ものスリランカカレーを胃袋がはち切れるまで堪能したのですが、やはりホテルの朝食も見事なまでにカレーメイン。 カレーカレーカレー。そろそろスパイスが体臭として滲み出てきてもおかしくありませんw 帰りのバンコクのサクララウンジでは間違えなくJAL特製ビーフカレーに手を付けることはないかとw

連日続くスパイス祭りを思う存分楽しんでから外出。
ホテルエリアで客引きする怪しげな詐欺師たちを一人一人追い返しながら小路を抜けると、荒々しいインド洋が目の前に現れます。一応は砂浜もあって遊泳できるようになっているのですが、いかんせんゴミも多くて臭うので、モルディブのようなリゾート感は皆無。なんとも残念なビーチでした。

海辺の景色はまったくもって冴えないコロンボですが、エキゾチックなトロピカルフルーツの充実度合はモルディブにも勝ります。品揃えも味も値段も全てが最高なので、コロンボに来た際にはフルーツ市場に行ってみることをお勧めします。

ビーチから内陸側に入って更に市場の先へと進んでいくと、大きな歓声が聞こえてきました。クリケットの大会が開かれているようです。ここスリランカもイギリスの植民地だったこともあって、インドと同じくクリケットが盛ん。リトルリーグレベルの大会で観客は多くはありませんが、選手とその親御さんたちが物凄い盛り上がりを見せていました。世界大会やアジアカップでスリランカ代表が優勝しようものなら町中が狂ったような大騒ぎになるくらい、スリランカでは最も国民に愛されているスポーツなんだとか。

直近2022年のアジアカップで優勝した際のパレードもカオスすぎて、選手を襲撃するモブみたいな絵におなってるw 同じくコモンウェルスでクリケットが人気のインド、バングラデシュ、パキスタンあたりを抑えての優勝なんで、非常に価値のあるタイトルなんでしょう。 ※画像はNew York Timesから。

ヒンドゥー寺院

特等席でのクリケット観戦を終え探索を再開。やたらとチャーミングな寺院を見つけたので入ってみます。

豪華メンバー勢ぞろいでお出迎えw

中を牛耳るのは口ヒゲばっちり赤タイツ仕様のフレディ・マーキュリー男爵。お仕置き用?の棍棒を握りしめたフレディが寺院の至る所で参観者を監視しています。こっち見んな!w

Males do not enter with upper cloths(男はシャツを脱ぐこと)とかワロw フレディ・マーキュリーってそっち系の人だったらしいけど、大丈夫?そういう系の場所じゃないですよねwって不謹慎ながらも思わずにいられない。でも郷に入っては郷に従えで、ワイも半裸で参拝させて頂きましたw

女性は良いんだw 男だけ半裸で歩き回っててシュールな感じでしたが、きっとご利益もあるのでしょう。フレディを信じろ!

ということで、こちらのヒンドゥー寺院を訪れる際には半裸必須となりますので、男性諸君はご用心くださいませ。

仏教寺院(Gangaramaya Temple)

寺院といえばもう一つ。神秘的な雰囲気に引き付けられ、ドネーションという名の入場料を払って仏教の寺院に入ってみました。中には暇そうにしている見習い風の若き僧侶が一人。私を見るなり一方的に厄払い的なパフォーマンスを行ったうえ、腕に願掛けの紐を巻き付けてくれました。

運気UPの為のハッピーミサンガ。全く何を言っているのか分からなかったのですが、縁起が良さそうな魔法も唱えてもらっちゃいました。

中は仏教寺院というか宗教のテーマパーク。収集癖をこじらせた高僧による収集品や、世界中からの寄贈品が宗教・宗派関係の枠を超え並べられているといった感じのようです。仏教国ながらも他宗教に寛容なようなスリランカを具現化したような場所ですねw

宗教間の分断が進みつつある中でも、宗派や宗教の違いを超え国家を団結していこうとするスリランカの国家としての思いがつまったような場所で、なんだかほっこりとします。

風神雷神や布袋さんまで。

なんだったらもはや宗教とは関係ないサンダルとか家具とかプーさんのぬいぐるみとかまで置いてあるくらいなんで、寺院というより骨董品屋とか古美術商の方がイメージ近いかもw

みんな違ってみんな良い。コロンボには色んなスタイルの宗教施設があって、スリランカの懐の深さを感じます。

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