ドバイでの宿は、ドバイベースのジュメイラグループが誇る主要ホテルの一つ・ジュメイラエミレーツタワーホテル(Jumeirah Emirates Towers)。
ジュメイラグループはドバイを本拠地とし、中国上海、ロンドン、フランクフルト、ローマ、イスタンブールなどなど、世界の主要都市にハイエンドなホテルを展開するホテルチェーン。各ホテルチェーンの高級ブランドが集まるドバイでの宿の選択は非常に迷いましたが、せっかくのドバイなので、ドバイを本拠地とする“中東のシャングリラ”ことジュメイラに泊まってみることにしました。
ちな、ジュメイラホテルの展開先一覧はこんな感じ。広州にも新規開業してたんすね。ウルトララグジュアリー路線でシャングリラやリッツカールトンよりも高いレートが設定されてて驚いた。
出典:https://www.jumeirah.com/en/
ドバイにも多くのジュメイラホテルがありますが、今回は観光の拠点として立地的に一番よさそうなジュメイラエミレーツタワーズを選択。
エンパイア・ステート・ビルみたいなのがあったり凱旋門風の建物があったり…周囲は近未来的なハイパービルディングだらけで、ザ・ドバイ的な景色が広がります。
そんな高層ビル群の中でもランドマーク的存在とされる三角形の形をした高層のツインタワーがエミレーツタワーズ。“タワーズ”というだけあって、オフィス棟とホテル棟のツインタワー仕様で天高く聳え立ってます。
カクカクしたシャープな感じがくっそクールなエミレーツタワーズのホテル棟。完成当時はホテル専用の建物として世界で3番目の高さだったらしく、その事実はオーナーの誇りでもあったらしい。3番目でも凄いんですが、蓮舫氏や電産の永守会長に知られたら1番以外意味はないとかケチョンケチョンにこき下ろされそう。
ホテルの公式サイトにはこのような画像がアップされていましたが、遠近法を巧みに使って、あたかも世界一高い建造物であるブルジュ・ハリファより高いかのように見せつけてるのがちょい笑いますw
ただ、高さでこそブルジュハリファを下回っていますが、足元の高級感はブルジュハリファ同様。ホテルの車寄せには、高級車がバンバン乗り付けてきてました。MTRの最寄り駅(エミレーツタワーズ駅)まで徒歩5分程度ですが、灼熱の太陽が照り付ける中を汗だくで歩いて来るワイみたいな庶民は他にはいないようです。
ロビーも10階までの吹き抜けになっていて開放的で広々。
また、建物の造りもそうですが、正装のアラブ人大家族やパリッとしたスーツを着こなすエグゼクティブな雰囲気の白人ビジネスマンといった周囲の宿泊客も、ホテルの高級な雰囲気作りに一役買ってます。なんでこんなくっそ暑いのにスリーピースのスーツなんだ!ジーンズにシャツというラフな格好のワイ、のっけから場違い感がやばくて泣きそうです。
ロビーに掛けられた首長一族のドヤ顔コレクションからしても高級感たっぷりですし。
フロントの順番待ちの列が消化されたタイミングを見計らってチェックイン。対応は上品なハイエンドフィリピン人の女性でした。ちょっと失礼ですが、こんなに優雅で気品ある貴婦人みたいなフィリピン人がいるのか!と驚きましたが、オーストラリア育ちだと聞いて妙に納得。フロントからラウンジやレストランのスタッフまで、育ちの良さが振る舞いに滲み出るようなお上品な従業員ばかりです。
そんな良い人フィリピン人担当者様のエスコートを受けクラブフロアへ。階層が上がるにつれドバイの町が眼前に広がっていく演出も素晴らしく、部屋に入る前からテンションが上がります。
部屋:クラブジュニアスイート
ドアを開け部屋へと足を踏み入れた瞬間に窓のドレープが連動して開き、荒涼としたアラブの大地に立ち並ぶ高層ビル群に圧倒される。テレビにも「Welcome Mrs. ポンズ!」と名前が映し出されますし、ここら辺の演出は流石。ワイおっさん、ミセスではないっすけどね。
足元の駅に吸い込まれるMTRも銀河鉄道999で見たような世界でSF映画のよう。
クラウンプラザを発見。ちょい古そうな感じですが、IHG系列のクラウンプラザとマリオット系列のフォーポイントは立地だけは素晴らしいっすね。
シェイクザイードロード沿いに建つ高層ビル群のすぐ奥が未開の砂漠というギャップも面白いっす。ほんと、砂漠の中に切り開いた未来都市感が半端ない。
ラウンジが直ぐ近くにあるので不要っちゃ不要ですが、飲み物もコンプの紅茶、インスタントコーヒー、ネスプレッソから有料のアルコールまできっちり揃ってました。結局、ホテルでも飲めなかったのは中東の中でもクウェートだけだったな。クウェートだけはガチ。
水回りもスタイル的には古いけど、よくメンテされてます。あと、タオルとバスマットが大きくてもっふもふだったのが印象的でした。
各種アメニティーは大きな筒の中に収納されてますが、この筒のサイズの割には中に入っているのが「シャワーキャップ1個」とか、ちょっと笑えました。
ドライヤーもプロ仕様。ヘアアイロンまでデフォで用意されてるホテルは初めてなんじゃないかな。
クラブラウンジ
クラブラウンジは42階。ジュメイラグループでも最上級のゴールド会員にはラウンジが付くみたいですが、そもそも上級会員自体が少ないのか、ラウンジの利用者は朝も夜も数えるほどでした。さすが中東のシャングリラ。
営業時間: 07:00-23:00
Breakfast:07:00-11:00
Afternoon Tea:14:00-16:00
Happy Hour:18:00-20:00
アフタヌーンティー:
タクシーを走らせ閉幕ギリギリに間に合わせたアフターヌーンティー。利用者はワイ以外におらず、ホットミールは手付かずの状態でした。
イブニングカクテル:
カクテルアワーも買い物を途中で切り上げ何とか時間内に戻り切った。ラウンジイベントの度に観光の最中でも途中で切り上げホテルに戻らないといけなくなるので、クラブルームの予約は本当に良くないw
ただ、カクテルアワーに間に合わる為に慌てて戻ってくる必要があったかというと微妙。ワイ以外の利用者は紳士淑女オンリーで、ラウンジ内の雰囲気はしっとりとしてて良かったです。
朝食
朝食はロビーフロアのMundo Restaurantで。ゲロ混みにつき10分待ち。
充実の中東スイーツ。デーツが憎っき“G”に見えて一瞬ギョッとした。流石にこの日はデーツは食べれませんでしたね、ええ。
ホットミールは少なめですが、まぁ及第点っすかね。Bマイナス。
無料シャトルバス
朝食後はホテルの無料シャトルバスで世界最大のショッピングモール・ドバイモールとモール直結のブルジュハリファへ。また、ジュメイラグループ所有のプライベートビーチとワイルドワディ・ウォーターパークへも無料バスが運行していて、且つ、ホテル宿泊者は入場料も無料になるのだと。
流石に一人ウォーターパークは自重しましたが。一人ウォーターパークは、一人ディズニーよりキツいっすよ。一人モルディブを満喫してきた自分でも一人ウォーターパークは無理でした。
所感
礼儀正しく洗練された従業員と高層フロアからのダイナミックな眺めは素晴らしかったですし、ドバイモールへのバスも非常に重宝しました。
ラウンジは思っていた程ではなかったので、最安値との値差1万円強だったら敢えてクラブルームにする必要もなかったかな、と。部屋代を抑えて外での食費に充てた方が良かったかなーと思ったり思わなかったり。
【Jumeirah Emirates Towers Hotel Dubai】
公式サイト:https://www.jumeirah.com/en/hotels-resorts/dubai/jumeirah-emirates-towers/
所在地:PO Box 72127, Dubai, United Arab Emirates
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