この週末は深センに行く用事があったので、ついで前々から泊まってみたいと思っていた京基100に入居するセントレジス深センに泊まってみることにした。
次回の深セン訪問の際の宿をセントレジスに決定するも、「素晴らしい展望を持つデラックスルーム」と「素晴らしい展望を備えるデラックスルーム」という二つの異なるルームタイプの差異が気になってしまい予約を確定できん pic.twitter.com/PUviFkhGIx
— ポンズ (@Worldtravelog) 2018年2月22日
京基100は深センにある100階建ての摩天楼。2011年の完成当時に深センで一番の高層ビルとしてもてはやされたランドマーク的存在の建物で、セントレジスは贅沢にもその最上階層である75~100階を占拠する。
因みに深セン一の高層ビルの座は2014年に完成した高さ600メートルの平安国際金融中心へ譲り渡して三日天下ならぬ三年天下に終わってしまったが、それでも京基100も441.8メートルと高いことにこしたことはない。日本の最高層ビル・あべのハルカスですら300mですからね。セントレジスの部屋からは想像もできないような素晴らしい展望が楽しめるに違いない。
ということで香港は紅カンから香港鉄路の東鉄線に乗って深センへ。香港から深センへはMTRで1時間程度の距離にあるので、週末を使ってのぶらり深セン旅行なんてのも気軽に楽しめる。
中国に入ってから中国側の地鉄・羅宝線に乗り換える。羅宝線の羅湖駅からセントレジス深センの最寄り駅である大劇院駅までは僅か3駅、更には駅からホテルまではKK Mallというショッピングモール経由で直結という便利な立地となっている。
京基100の真下に到着すると、やっぱりその圧倒的な大きさに驚愕する。高すぎて見上げるのに首が痛いくらいだわ。
黒スーツを着用した強面スタッフが何をやるでもなくウロウロと徘徊する館内に恐る恐る入ってみると…宿泊客は96階のロビーへと上がってチェックインしてくださいーということでセントレジス専用のエレベーターへと案内された。
1階と96階しか停まらないエレベーターとか凄すぎる。96階ってw
ガラス張りのロビーからは深センの町を360度見下ろせるようになっていて、96階でエレベーターの扉が開くと同時に目の前に大パノラマが展開する。
煌びやかなオブジェや芸術品が配されセントレジスならではの上品な世界感が楽しめる…と思いきや、よれっよれのシャツを着た集団がしゃぎながら記念撮影をしていたり、子供が奇声を発しながら走り回っていたりとゴージャスなセントレジスの雰囲気を損ねてしまっていた。なんでもこのロビーは展望台を兼ねているようで、幾らかのお金を払えば非宿泊者でも上がってこられるらしい。グランドフロアの強面スーツマンたちは集金係だったのかな。
部屋:メトロポリタンスイート
ロビーの雰囲気は残念極まりなかったけど、予約のハンドリングは流石。予約時にプラチナ特典として「最も眺望のよい部屋」を選択していたこともしっかり確認済みで、「展望の良い部屋であれば…」とのことでメトロポリタンスイートなる部屋をご用意頂いた。
贅沢にも2フロアを使ったメゾネットスイート、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
下階はリビングスペース。季節柄モヤモヤが立ち込めてて視界が悪いのが残念だが、それでも2フロア分の巨大窓から見下ろすダイナミックな深センの街並みはただただ圧巻。部屋に入ったら目の前にファンタジー感溢れる深センの町がズドーンですからインパクトはこれ以上なく強烈である。
人口3万の漁村から僅か30年余りで人口1000万超を有する最先端イノベーション都市へ。世界史上最速のペースで発展を続けるメガシティ深圳の夜の輝きを鳥瞰できるメトロポリタンスイートやばすぎて鳥肌立つ pic.twitter.com/4XrUfZbZJk
— ポンズ (@Worldtravelog) 2018年3月3日
目の前に広がる圧巻の景色を堪能していると、宿泊中の忠実なる執事なるバトラーさんがギフトのピーチティーやらフルーツやら茶菓子やらを持ってやってきた。この専属バトラーサービスはセントレジスの特徴で、「御用の際は何でもお申し付けください。」と言い残して爽やかに去っていったが、いまいち何をどこまで頼んでい良いのかは分からない。荷解きや荷造りであったりプレスサービス、お茶やコーヒーの24/7サービスを頼むくらいが限界なんだろうけど。
上階はデスク・ベッドルーム・ウェットエリアという構成。光調を調整するiPadで電気を消すと徐々にフェードアウトしながら暗くなったりするなど細かなところにもこだわりを見せてくるのがセントレジス。
ギラギラしたバスルーム。お手洗いだけは下階にも設けられている。
イブニングカクテル
他の多くのセントレジスと同様にクラブラウンジは設けられていないが、地上430メートルの100階にある天空のバー・Decanterにてイブニングカクテルサービスが提供される。
ワインは安物だが、ビールは輸入物の白ビールも黒ビールも飲み放題とビール党にも満足頂けるかという内容。中国の他のホテルは青島とハイネケンだけというとこが多いですからね。
この雲の上にある洒落た空間でゴージャスな雰囲気に浸りながらビールグラスを片手に…といきたいところだったのだが、ここ数日しこたま飲んだのでここではぐっと堪えて生搾り西瓜汁でデトックス。
ホットミールは中華な内容だけど6種類。肉と野菜のバランスも良いし、いずれもなかなか上品なお味。ここで食べればディナー要らずっす。
デザートも充実。パンナコッタ・プリン・マカロン・ブルーベリーチーズケーキが特に美味かった。
フルーツも新鮮で冷えっ冷えだし、スタッフのホスピタリティも含めてかなーり満足度の高いイブニングカクテルであった。
朝食
朝食は95階のSocialで。残念ながらSPG特典には朝食は含まれていないので、朝食込みレートで予約するかウェルカムギフトで朝食を選ぶ必要があります。あ、でもマリオットと統合になったらセントレジスではウェルカムギフトで朝食を選べなくなるのかな。
中華も洋食も非常に満足いく品揃えで、特にこの肉ね、肉が良い。グレイビーソース付き。朝からガッツリ行きたい食べ盛りの乞食の要望にアツく応えてくれてます。
塩胡椒をきかせたセントレジス深センオリジナルブラッディマリー“塩マリー”のウォッカを抜いたバージンバージョンが置かれてる。たのめばウォッカも入れてくれるみたいだけど、まぁ朝から流石に塩マリーはやり過ぎだと自重する。
プール
サウナ・プール・ジャグジー・ジムも貸し切り状態で使うことができたし。これだからSPライフは止められないわーと再認識させられた滞在となりやした。SPGプラチナにはお勧めのホテルです。
【セントレジス深セン(The St. Regis Shenzhen)】
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住所:中国深圳羅湖区深南東路5016号京基100大厦75-100層 518001
電話:+86 755 8308 8888
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