この日はいつもの中国南方航空便で広州から上海虹橋へと移動する。
この時はまだCZシルバー身分だったけど、去年はこの後も中国各都市への日帰り出張をバンバンさせられたり意味もなく週末ぶらり旅行で近郊都市に1泊2日で行ったりしてたので、CZスカイパールクラブのゴールド会員の座まで上り詰めてしまった。
しかし、マイルの獲得ブーストも30%のみだし、2018年5月末時点に於いてはCZゴールドのメリットは特に感じてない。まぁ物珍しいCZゴールドのバゲージタグは出張族の勲章として後世まで大事にしたいと思うけどw
もう今後の人生においてCZゴールドになることは絶対にならないだろうなーと思いつつVIPカウンターにてチェックイン。
とある国では僧侶が公共機関で優遇されていたりするけれど、この国では軍人様様。南方航空のVIP会員でなくとも貴方が人民解放軍の軍人様であれば優先チェックインなどのVIP対応を受けられます。覇権主義国家ですからね、軍人が社会的に優遇されるのも当然なのでしょう。
CZやスカイチームの上級会員様は軍陣以下の扱いで、保安検査の優先レーンは軍人及びビジネスクラス・ファーストクラス利用者のみが利用可能。これに関しては羽田の保安検査場も見習って頂き、Cクラス以上の利用者専用のプライオリティレーンを設けて頂きたい。
限られた対象者しか利用できない優先保安検査場を抜けてゲートへと向かう…が、ゲートB07って初めて見るしどこにあるんだ?と思ったら地上階だった。これはバスで機体まで向かうパターンだろうな。
CZの国内線ラウンジは何十回と利用してきているが、B213ゲート近くのラウンジも初めて。
あー、早く上海に移動して~と思いラウンジでメールの処理をしていると、無情にもディレイのアナウンスが…。理由はMilitary Exercises(軍事活動)だと。軍人優先の国だから軍事活動が原因で飛行機が遅れちゃうのも仕方ないね。
1時間程して軍事活動が終了したようでボーディング開始。地上階のゲートに行ったら長すぎる搭乗待ちの列が形成されていてチビる。この日は国際線機材のA330で飛ぶから利用者も多いのだろう。
ただ、こんだけ搭乗待ちの人がいるのに、スカイプライオリティ列に並んでいるのは私含めて4名のみという。スカイプライオリティ最高や!
ただ、その4人の為にバスが3台もあるとかどういうこと!?どのバスに乗るの?と思ったら3台とも他の便のもので、我々のバスは未だ来ていないので外で待機させられることに。くっそ暑いのに外で待たせるとか酷過ぎるオペレーションである。
結局、エコノミークラスのバスの方が先に出発した為にタラップを登る際にも外で待たされるし。CZ便へのバスでの搭乗は優先搭乗の意味が無いので嫌い。真夏とか雨の日とかでも平気で外で待たされたりしてきたからな。
最後の乗客として搭乗し、誰も座らないファーストクラスの脇を通過。
1-2-1のアブレストでファーストクラスは計4席。
我が席へ。
ビジネスクラスは2-2-2が4列で合計24席となっているのだが、この日のビジネスクラスの乗客4人中、私を含む3人が最前列に配置されるというバランスの悪い地上係員の案配に驚愕。
出発前におしぼりで汗を拭き、オレンジジュースで失った水分を補給。その後、後ろの2席が空席であることを確認して後ろへとお引越。
駐機場を出てからも広州空港の混雑の為に時間がかかり、15:40になり漸く離陸。
スモッグを突き抜け高度10,000メートルへ。
上海へは2時間程度のショートフライトの為、水平飛行になってから速攻で機内食が運ばれる。
メインは魚・鶏・牛の三択。セオリー通りなら鶏なんだけど、今回は冒険して魚を選んでみるも失敗に終わる。滅茶苦茶生臭い上にニュメニュメした食感も気持ち悪くて食べられず。
気を取り直して機内エンタメでHow to be a Latin Loverなる映画を見ることに。
この映画、放題の方もだいぶ奮ってて、「ラテン・ジゴロになる方法」だってw。いや、英語からの直訳っちゃ直訳なんだけど、こんな映画を選んじゃうCZのセンスね。どういった客層をターゲットにこの無名映画が抜擢されたのかお聞かせ頂きたいところ。
トレイラー動画を張っときますw
ちょうど映画一本が見きれる程度のフライトで、ラテンジゴロに関する映画が終わりかける頃に降下開始となり、ザ共産圏的な団地が見えてきた。
結局、到着は2時間半遅れとなったこの日の便。普段はあまり遅延で悩まされることのなかった中国南方航空便だけど、まぁ多く乗ってたらこういう外れフライトにも当たっちゃうこともありますわな。軍事活動なんだからしかたありません!
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