シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ミニポタラ宮ことシャングリラの松賛林寺 雲南省旅行5


シャングリラ観光初日の〆はチベット仏教寺院の松賛林寺。1681年に完成した雲南最古かつ最大のチベット仏教寺院で、チベットのポタラ宮に準えてミニポタラとも呼ばれているそうだ。ミニポタラというとちょっと失礼だしショボイ印象を受けててしまうが、果たして…


ひだり みぎ
入場料は115元。チベット風建物がイカしたチケットセンターから松賛林寺までは2km程の距離があり、チケットを買ってから松賛林寺の玄関口までシャトルバスで移動することになる。

バスが走り出して直ぐ、林木生い茂る丘の上に金ピカ寺院が見えてきてバスの中の皆様も「うぉぉぉ~。あいよぉぉぉ」とテンションアップ。ポタラ宮よりもゴールデンゴールデンしてて、こっちの方が寧ろ宮殿ぽい感じがしないでもないわ。
ひだり みぎ
丘の上に建てられたというか、もう丘全体が寺院といった感じ。松賛林とは天界の神様が遊ぶ地を意味するそうだが、確かに雲も近くて本当に神様が遊んでそうだわw


丘の上に幾重にも重なり合うようにして建つ建築群。文化大革命により大部分が破壊に遭い、現在の建造物は殆どがその後に再建されたものらしいが、何か西遊記にでも出てきそうな感じで抜群の雰囲気だ。

入り口を飾る壁画は非常に鮮やかで独特な色使いが特徴。壁や天井に密教を連想させるような曼荼羅や大迫力の四天王が描きこまれている。

ひだり みぎ
チベット仏教の始まりは7世紀。インドで起こった仏教がチベットに伝播し、チベット固有の土着宗教であるボン教という呪術的な宗教と融合して独自に発達、チベット仏教に昇華した。13世紀にはインドに於いてヒンドゥー教の伸長と共にイスラム教勢力の侵入により仏教が衰退。居場所を失ったインド仏教はヒマラヤを越えてチベット高原に安住の地を求め、チベット仏教がインド大乗仏教の本流を継承することになったそうである。いわば本家本元直系。なんで、壁画とかには密教色も色濃く表れたりしてる。


寺院マップ。丘の斜面がなだらかだからか、丘全体が寺院の建物でびっしりと埋め尽くされている。

こちらフリー素材の画像集から拾ってきた本家のポタラ宮。

垂直度が違うな。

ひだり みぎ

なだらかな斜面に設けられた階段を聖地の中心へと向かって上っていく。普通に歩く分には気にならないけど、やっぱりここは3,300メートルの高地ですからね。階段を上り下りすると確かに息が切れやすい。あまり無理はせず、ゆっくり、ゆっくりと上がっていく。

ひだり みぎ
シカや吉祥紐の文様が描かれた黒い垂れ幕が掛かる建物が斜面びっしりに建てられており、寺院というよりも山賊の要塞のよう。中国でもなければインドでもない、非常に独特な世界観である。


ひだり みぎ
大殿は5階建てのチベット式建築で、内部は仏教の吉祥数を表す108本の真っ赤に塗られた木柱によって支えられている。

地味な外観と違って内部には金・赤を基調とした派手めな色彩でチベット仏教独特の世界感が表現されいる。

残念ながら内部に祀られた多種多様な神々・守護尊やダライラマ像は撮影不可だったが、非常に独特で聖地と言うにふさわしい厳かな雰囲気に圧倒された。



建物や窓枠は上へ行く程に細くなる四角錐台で、地にどっしりと構えた思想を感じさせる。大地に身を投げ出すチベットの祈り・五体投地もそうだけど、世界で最も空に近い高地民族の文化には大地に根ざした行為・造形が溢れているようだ。


ポタラ宮のように1時間ルールもなかったし、ゆっくりと好きなだけ敷地内を見て回れるのも嬉しいな。

【松賛林寺】

電話:82294111
入場料:115元

Related posts (関連記事):

中国版新幹線
国内出張中は、中国版新幹線とも形容される中国高速鉄道も利用しました。昨年度に死亡事故を起こし、事後対応の拙さでも世間を大いに騒がせたアレです。 事故の主役だった和諧号。 駅構内に入る前には...
権利と好意
普段は扱き下ろす事も多い中国の方々の公共スペースでの行動マナーやモラルだが、バスや地下鉄で若者が率先して年配の方々に席を譲る姿には感銘を受ける。勿論、若者の全員に全員が快く老齢者の為に席を譲るわけでは...
中国旧正月②爆竹
町中どこもかしこも正月ムード、街は赤と金に色付けられ、進物用の果物屋、酒屋、花火屋などは年末商戦の為の客引きを強化。そして、夜中まで響き渡る悪霊退治の為の爆竹の轟音!!!!騒音やゴミ、大気汚染などの問...
西安近郊で感じる歴史ロマン 半坡遺跡と半坡博物館
黄河中流域に於いて紀元前5000年から紀元前3000年の新石器時代に栄えた仰韶文化。仰韶文化の史跡といえば仰韶遺跡が本家本元であるが、1953年に西安郊外で発掘された半坡遺跡も、その環濠集落跡と彩文土...

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする