シャングリラで味わう茸料理とシャングリラビール 雲南省旅行6

シャングリラ古城の茶館でプーアル茶をしばき倒し、ナパ海で放牧中のヤクの乳とヨーグルトを堪能、藍月山谷で標高4,500メートルの異世界を体験し、雲南のポタラ宮でチベット仏教の高僧的な人物による説経を…非常に濃度の高い香格里拉での一日を終え、濃厚な一日を〆るべく夜の食事処を探しに行くことに。


香格里拉美食を求め、再び古城へ。

ひだり みぎ
香巴拉老街なる横丁の中に佇む少数民族家屋風の米麦農茸餐吧に入ってみる。他にも伝統家屋風の洒落た小店舗が並んでいたけど、店名の中に「茸」という文字が入っていたという単純な理由一つでここに決めた。雲南省シャングリラといえば茸ですからね。


女将さんの娘さんに案内されて二階席へ。夕食時だというのに他に利用客がいないのが気になるところだが…家庭料理を中心としたメニューの中から「上級茸炒め(+エクストラキノコ)」「ヤク肉炒飯」を注文。メニューは基本的な炒め物が中心なんだけど、ヤクの肉やチーズ、茸といった地元の食材をふんだんに使っているのが一般的な中華料理屋とは異なるところ。

ひだり みぎ
スイス生まれのチベット族オーナーの手によりシャングリラ産の麦から作られた地元のクラフトビール・シャングリラビールも置いてある。Beer Made in Heaven!

ひだり みぎ
全6種類の個性的なビールはラベルもまた超個性的。ビール好きなオッサンとしては全種類コンプしたいところだったが、標高3,200メートルの高地に来て未だ24時間程度。暴飲で体への負担をかけるのは宜しくないと判断して自粛することに。



一杯だけなら良いでしょう…と注文した黒ビール、その名もブラックヤク。チベットで不屈の強さの象徴とされる黒いヤクに肖って作られたブラックヤク、キャラメルとチョコレートの味が強烈に利いて、クリーミーでキメ細かいといよりは、ラベルの中で荒れ狂うブラックヤクのように力強い味わいの一杯だった。


ビールを味わっているうちにヤク肉炒飯と上級茸炒めがやってきた。残念ながらギリギリで松茸シーズンが終わってしまったとのことで椎茸炒めになってしまったが、これはこれで美味しいし何より安い!かなりのボリュームだったのにクラフトビール込みで60元だった。


良い感じの女将さんとその旦那さん。場所が場所だけに気軽に「また来まっせ」とは言えんけど、約束通りブログに載せておきましたよ。古城内の香巴拉老街にありますので、シャングリラの家庭料理を味わいたい方は是非こちらをお訪ね下さい。


帰りがけには雲南省の土産諸々を調達し、明日に訪問する巴拉格宗香格里拉大峡谷へのバスチケットを予約。雲南省旅行、初日から飛ばし過ぎたわい。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。