瀋陽のコリアタウンにある平壌館でのランチ

瀋陽金融博物館で北朝鮮ウォンを調達したことですし、お昼は北朝鮮レストランにでも行ってみようと思いますw

北朝鮮とも国境を接する遼寧省。その省都である瀋陽市には西塔地区という世界でも最大規模のコリアタウンがあり、複数の北朝鮮レストランが営業しているようです。北レスは日本人にとっては比較的ハードル低く北朝鮮を感じられる貴重な場所。せっかくの機会なので、決死の覚悟で潜入調査をしてきたいなと思いますw

ということでコリアタウンの商店街へ。
地方の重工業都市らしく非常に猥雑とした雰囲気の瀋陽の町ですが、コリアタウンの一角は非常に綺麗に整理されていて、衛生面に対する民族的な意識の違いを感じさせてくれます。

瀋陽市に住む約10万の朝鮮族の拠り所であり台所的商店街。商店のおばちゃんたちも元気で活気がありますし、古き良き下町感がたっぷり。明らかにキムチを買い付けにきた感じではない観光客の私にも親切に試食をさせてくれたりと、皆さんフレンドリーでとても良い雰囲気の商店街です。

唐辛子のパウダーなんかはどれも似たような外観ですが、ラベルを見たら「微辛」「中辛」「加辛」「香辛」「変態辛」など辛さごとにカテゴリー分けされてるし、調味用のタレも焼肉用から白菜用、万能用まで種類様々。新大久保のコリアタウンとも違う、なんともディープな朝鮮の台所といった感じ。

もちろんスパイスやキムチだけでなく、朝鮮人参や乾物の魚類、怪しげな薬膳酒、朝鮮のカップヌードルやスナック等、朝鮮に関係するありとあら物品が所狭しと売られています。

金style 笑
朝鮮百貨なるデパートはほぼ全フロアがコリアンスタイルの服飾店といった具合でしたし、ほんとここら一帯は完全に朝鮮文化圏です。

こんな朝鮮文化圏の中心にあるのが、北朝鮮の直営老舗レストラン・平壌館。どでかい北朝鮮国旗とチマチョゴリの正装をしたお姉さんがお出迎えしてくれて、一目見ただけで北朝鮮系のレストランだと分かるインパクト大な店構えです。

朝鮮キムチに朝鮮冷麺に朝鮮肉冷麺、そして大同江ビールではなくまさかのカールスバーグw 新型コロナウイルスへの防御に最適!みたいなことが書かれていますが、科学的根拠はなさそうです。

店外の看板を見ていたら手招きされ、チマチョゴリを身にまとったお姉さんに導かれるまま店内へ。
やっぱり北朝鮮舞踊などが披露される夜がメインなのでしょう。クッソ広い店内がお昼はガラガラな状態で、この日はほぼマンツーマンの付きっ切りでキム同志の服務を受ける僥倖に恵まれました。

北レス童貞だったワイ、メニューを見て思ったより安くて一安心。北朝鮮の大同江ビールだけ中国産ビールの2倍以上の値が付いてたけど、せっかくなので大同江ビールで乾杯。日本では販売されない文字通り禁断のビールっすからね。

おしぼりまで出てくるし、終始ニコニコしてナイス対応のキム同志。もっと自分が中国語を話せたら色々と聞けたのだが。やっぱり言語学習の最大のモチベーションは異性ですねw 中国語をもっと勉強したいと気持ちを新たにしましたw

肝心の北朝鮮料理については、不味くはないが、韓国料理と比べるとシーラカンスのように進化をせずにきたままで素朴な見た目と味といった印象。いや、全然美味しくなくはないんですよ!

お手洗いには将軍様の写真が…なんてことはなかったっす。

まあやっぱり北朝鮮レストランは夜に行くべきとこっすよね。後日、丹東で夜に行った北朝鮮レストランはくっそ楽しかったので、その際の事はまた別にアップしたいなと思います。

【瀋陽平壌館】

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