シェラトングランド ジャカルタ ガンダリアシティ クラブフロア宿泊記

この日のお宿は2015年11月にジャカルタ南部にオープンしたシェラトングランドジャカルタ ガンダリアシティ(Sheraton Grand Jakarta Gandaria City Hotel)。ホテル名が示す通り大型複合施設ガンダリアシティの一角にあり、食事にもショッピングにも困らず快適な出張生活を過ごせる便利さがウリのSPGホテルである。近くに住まわる駐在員も多く、出張者はここに泊めとけば良いっしょ的な流れでこのホテルに泊まったことのある出張者も少なくないのでは。



ジャカルタのシェラトンと言えば以前はスカルノハッタ空港とマンガドゥアにも展開してたんですけどね。メディアホテル&タワーズとしてSPGを離れたシェラトンメディアホテル&タワーズに続いて、昨年になってシェラトンバンダラもバンダラホテルとして独自に経営するようになってしまったので、現時点ではシェラトンガンダリアシティがジャカルタに於ける唯一のシェラトンブランドとなっている。
ひだり みぎ
空港からシルバーバードで乗り付けたシェラトングランド ガンダリアシティ。シェラトングランドだけあってグランド感漂わす立派な外観の建物がどっしりと構えていて、館内に入る前からテンションが上がる。

館内に入ると、至る所にアート作品が展示されていることに気付く。「芸術品多いですねー。芸術点100点!」なんて話をロビースタッフにしたら、なんかジャカルタの美術団体とガンダリアシティがタイアップしてるんだと。国内外のアートを館内に散りばめるとか、メリディアンみたいなコンセプトだね。憎い演出だねー。
ひだり みぎ
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森美術館にも収蔵されていたという鏡面ガラスの目玉作品「羅漢の大きな結び目」が宙に舞い神秘的な空間を演出する。

ひだり みぎ
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この日は日本からJL729での移動。飛行機の若干の遅延もありホテル着は現地時間2時となり、ロビーフロアに居るのは一人黙々と床を磨き上げる熱心な掃除スタッフのみだった。その彼、私の存在に気付くなり速攻でモップを置きフロント裏からスタッフを呼び寄せてくれ、彼のお蔭で速やかにチェックインすることができた。

フロント裏から出てきたスタッフ、「いやー、Mr. ポンズ!ウェルカム!スイートの部屋を準備してお待ちしておりました」とハキハキした声のトーンと裏腹に表情が明らかに眠そうでなんか可哀想だったw。居眠りのところ起こしちゃったかな?
ひだり みぎ

手際良くあっという間にチェックイン完了。ピッカピカのエレベーターで我を待つエグゼクティブスイートルームへと進む。

部屋:エグゼクティブスイート

ひだり みぎ
ドアを開け正面がベッドルーム…って、あれ?部屋はこれだけ?57㎡と中国・東南アジアのシェラトン水準のスイートルームに比べると若干程度狭いのは覚悟していたけど、予想以上に狭いというか…これ、スイートというよりも普通のデラックスルームじゃんな。

ひだり みぎ
ただ、居心地の良さはジャカルタのホテルの中でも随一。フロアの端っこのコーナールームということもあってか奇妙に感じるくらい静寂が保たれてるし、家具の一点一点が高級だし、照明具合も絶妙でとにかく居心地が良い。



デスクに置かれたSPGプラチナ特典の案内とウェルカムスイーツ。

【SPGプラチナ特典】
ラウンジでのパーソナルチェックイン/チェックアウト
ラウンジでの朝食バッフェ(06:30-10:00)
ラウンジでのオードブル(17:30-19:30)

ひだり みぎ
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クローゼット、広っ!面積の大部分がクローゼットに割かれているからリビング・ベッドルーム周りが実面積より狭く感じるのかw

ひだり みぎ
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水周りも広っ!これは確かに57㎡ありますわ。疑ってしまってすみまそん。

すべっすべリネンのシェラトンシグネチャーベッドの寝心地も抜群で、部屋の満足度は高い。ただ、これをスイートと呼ぶのは中国・東南アジアの他のシェラトン基準で考えると厳しいかな。部屋の造り的にはせいぜいコーナーデラックスの名称が良いところかと。

クラブラウンジ


ひだり みぎ
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ラウンジは20階。ここもロビーフロアに負けじと多くの絵画美術が壁にかけられていて、中には子供が見たら泣いちゃうだろってな感じで強烈に見る者に何かを訴えかけるグロ系?ホラー系?な作品も。



せっかくだからタイトルまで掲示してくれれば作者の意図まで伝ってきてもう少し各作品を味わえるのに。これだけドーンと見せられてもトラウマもののホラー作品としての印象しか湧いてこない。

イブニングカクテル

ひだり みぎ

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ローカルなミールセレクションが揃っててインドネシアならではの味覚が楽しめたのと、すっごい親切且つフレンドリーで、ゲストを愉しませようとするおもてなしの心に溢れたスタッフチームに感銘を受けた。ついつい話してるうちにやったらと甘いインドネシア産赤ワインをグビグビと飲み続けることになってしまったが。

朝食
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朝のラウンジスタッフもフレンドリーで優秀。僅か二泊だったけど、「良い滞在だったなー。」って未だに記憶に残ってる。次はいつになるか分からんが、次回のジャカルタ渡航の際も間違いなくこちらにお世話になるでしょう。

周辺環境

ガンダリアシティのモールに直結しているので、食事に買い物にと非常に便利。


セントレジスシンガポールの館内を華やかに飾るフェルナンドボテロ作品がこんなところにも。ご夫婦共に相変わらず豊満ボディだこと。彫刻作品でケツ周りから太腿周りに蓄積された脂肪のたっぷたっぷ感を出すフェルナンド氏は流石w

ひだり みぎ
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何でも揃う巨大なロッテマートもあるし、綺麗めで美味しいローカルフード・各国料理・スイーツのお店も充実。ココ壱番屋やペッパーランチ、丸亀製麺といった日本のお馴染みチェーンもありまっせ。

所感

部屋もラウンジも居心地が抜群。好印象だったエルミタージュを抑えてジャカルタのSPGプロパティでは自分の中のベストチョイスになるかな。

シェラトングランド ジャカルタ ガンダリアシティ


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公式サイト:www.sheratongrandjakartagandariacity.com/
住所: Jl. Sultan Iskandar Muda, Kebayoran, Jakarta 12240 Indonesia
電話: +62 21 806 30888
SPGカテゴリー:4


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「シェラトングランド ジャカルタ ガンダリアシティ クラブフロア宿泊記」への2件のフィードバック

  1. あれ〜いついらっしゃってたんでしょうか?

    確かにここのエグゼクティブスイートは、ネーミングの勝利という気がしますね。
    ラウンジスタッフは私がジャカルタで宿泊した限りでは最もフレンドリーで気持ちいいサービスを提供してくれますね。
    職場に近ければもっと泊まってるんですけど

    1. あおてん様

      コメント頂いていたにもかかわらず、ご返答が大幅に遅れてしまい誠に申し訳ございません!まさかあのホテルキングが拙ブログに降臨して下さるとは!
      シェラトンにつきましては、随分と前に泊まったネタを今さらながらに引っ張りだしてみましたー。
      ジャカルタとは疎遠になってしまっておりますが、当時で言えばシェラトンが一番好印象だったかなー。モール直結で何かと便利ですし、爽やかで優秀なスタッフ揃いのラウンジも居心地抜群!ジャカルタを牛耳るホテルキングの高評価も頷けますw

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