ウェスティンジャカルタ クラブフロア宿泊記

この日は土曜日!渋滞まみれ汗まみれローカルフードまみれでくったくたに疲れた泥臭いジャカルタ滞在の最後は評判の良いホテルで出張の疲れとストレスを癒したいと、評判良さげなウェスティンジャカルタ(Westin Jakarta)に泊まってみることに。



ジャカルタのウェスティンはクニンガンのラスナサイド通りに2016年8月にオープンしたばかり。高さ308メートルとインドネシア最高峰のガマタワーの50-69階という高層フロアで運営している高層ホテルマニア垂涎の贅沢なホテルなのである。
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客室はガマタワーの中の53階から66階にある全272室。スパ・プール・フィットネスクラブは50階、フロント・レストラン・ラウンジは51-52階に位置し、いずれの施設からもジャカルタの街を一望できる。ラッフルズタワー(252メートル)も高かったけど、ガマタワーは遥かに高い300メートル越えで見上げると首が痛くなるレベル。



ホテルエントランスで金属探知検査を受けてから高速エレベーターで52階のロビーフロアへと垂直移動。金属探知検査というと物々しい感じもするが、保安検査員は朝早くても夜遅くともラテン系的なノリで明るく接してくれて堅苦しい雰囲気は皆無だった。

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250メートル超の高度からジャカルタの街を360℃見渡せる圧巻のロビーフロア。なんたって現時点でインドネシア最高峰の建物なんで見渡す限り視界を遮るものは一切なく、まるでジャカルタ上空に浮遊する天空城のような感覚を楽しめる。


ロビーフロアから見下ろせる51階のオールデイダイニングのSeasonal Tastesがモザイクタイルで優雅だな~と思ったら、窓の外が思いっきり墓地になってて思いっきりワロタ。稲川淳二もびっくりのスピリチュアル系墓地ビューレストランw。こっち側に面した墓地ビュールームだけは絶対イヤだわー。

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チェックイン時にフロントマネージャーがわざわざバックヤードから出てきて手厚い挨拶攻めを受けるなど、謎の厚遇を受けてから客室へ。チェックイン時に部屋の説明が無かったのでアプリで予約内容を確認したところ、「リニューアルルーム」との記載があったが、昨年に完成したばかりのビルでリニューアルルームって一体なにをどのようにリニューアルしたんだ??

部屋

ゲストルームは13のスイートを含む全272室。カテゴリーは最安値のウェスティンルーム(46~48㎡、163部屋)・プレミアムルーム(56-59㎡、38部屋)・ウェスティンクラブルーム(46-48㎡、19部屋)・リニューアルルーム(68㎡、23部屋)・エグゼクティブスイート(92-94㎡、11部屋)・ウェスティンスイート(166㎡、1部屋)・プレジデンシャルスイート(270㎡、1部屋)と7タイプあるが、半数以上が最安値のウェスティンルームの為にアップグレードには渋そう。自分はスイートとか要らないのでとにかく墓地ビューだけは勘弁してくれとお願いしておいた。
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アプリの部屋説明ではリニューアルルームはコーナールームとの説明書きがあったが、フロアマップを見たら全然コーナーじゃない。


落ち着いた色調のファブリックを纏った家具が揃う。オープンして日が浅いだけあってファーニチャー類はピチピチで張りのあるコンディションのままである。


ベッドボード上のペインティングやカーペットの花柄が落ち着き有る空間を演出。シャープでクールな印象のシェラトンジャカルタに対してウェスティンは落ち着き有る色彩や丸みあるフォルムの家具を多用したりと、どこか柔らかく優しい印象だ。

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期待していた部屋からの眺めは空が靄っちゃってて魅力半減。せっかく墓地とは反対側のダイナミックな展望が楽しめるであろう部屋を取ったのに、スディルマンの高層ビル群が霞んでしまってる。

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クローゼット。おいおいアイロンないぞー困ったぞーって探し回った末、セーフティボックス脇の隠れ引き戸の中に発見。

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スタイリッシュな水周り。バスタブが大きくてやったりと入浴を楽しむことができる。

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ミニバーはウェスティンクラスにしたら随分と寂しい内容。どうせ高いから手は付けないんですけど。


SPGプラチナ会員向けウェルカムフルーツ。個人的にブドウはポイント高い。ナイフ入れたり皮剥く必要が無く気楽に食べられるんでw

エグゼクティブラウンジ

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イブニングカクテルのサービスを満喫すべくお腹を空かせて65階へ。がっつり食べ漁ってきますよ!

イブニングカクテル
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ほお。品数は多くないものの、一点一点の料理のレベルが高い!特にサラダが充実。生野菜を洗って出すだけでなく、特製ドレッシングに絡めた海鮮サラダや海藻サラダなどがお洒落に盛られて供されている。あとはプルコギだな。柔らかお肉をあっつあつの状態で食べさせてくれた。

朝食

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朝食はラウンジではなく51階のSeasonal Tastesで。ウェスティンに泊まる場合は生絞りフルーツ・野菜ジュースやスムージーをガブ飲みできる朝食会場で朝御飯を取るのがマイルールなのである。

定番のブレックファーストメニューだけでなく、インドやアジア料理も豊富。
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充実のローカルフード。ムルタバなんかもオーダー制で焼き立てを食べさせて頂ける。

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レモン・生姜・セロリ・バナナ・青菜・キャロット等々のフレッシュジュースとミューズリーの鉄板焼きがお勧め。他にもヌードルバーやエッグステーションもあるし、ここまでライブキッチンが充実したホテルの朝食会場も珍しいし、各スタッフが活き活きとプライドを持って調理されている姿に感銘を受けた。ここのスタッフ、シェラトンに負けじとレベル高いわ。

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ついつい食べ過ぎた。

周辺環境


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Plaza Festival、Mall Kota Kasablanka、Kuningan City Mall、Mal Ambassador、Lotte Shepping Avenue、ITC Kuningan等々、ホテル周辺には多数のモールがある。

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異臭漂わすヘドロの川、穴トラップ(歩きスマホに注意!)、集団墓地といった数々の難所を越え、ラウンジスタッフお勧めのカサブランカモールへと歩いて向かう。


ジャカルタにあるカサブランカのリトルトーキョーという、自分が今どこにいるのか良く分からなくなるフードコートを発見。


凄く美味しくなさそうに見える鮭寿司ロールの広告。


こちらは興味を惹かれる「飛んで芸者ロール」。こういったネタ的な寿司屋もあるけれど、モールカサブランカは基本的には清潔で現代的なモールだった。

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もっとローカルローカルしたモールがお好みの場合はITC Kuninganへ。

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海賊版DVDやコピー物のブランド腕時計なんかがところ狭しとならんでる他、バンコクのMBKのような小さな家電や携帯屋が集積したフロアもある。

所感

シェラトンジャカルタと同様にラウンジスタッフのレベルが高いホテルであり、SPGプラチナなホテラーの皆様にもご満足頂けるでしょう。特に朝食と部屋からの眺めについてはウェスティンに分があるかな。あとは立地と部屋の好み次第。自分は部屋がクールなシェラトン派なので、朝食レベルに妥協してでも次はシェラトンかな。

ウェスティンジャカルタ(Westin Jakarta)


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住所:Jl. H.R. Rasuna Said Kav.C-22 A Kuningan Jakarta Selatan, DKI Jakarta 12940
電話:+62 21 27887788


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フォーポイント バイ シェラトン ジャカルタ タムリン 宿泊記

この日は次なる宿泊先を求めてマットレスラン。ジャカルタタムリンにあるフォーポイント(Fourpoints by Sheraton Jakarta Tamrin)へと移動する。ここ数年、インドネシアでフォーポイントが攻勢をかけてますね。2015年7月の初進出からと開業ラッシュを仕掛け、ここジャカルタはバリ(クタ、スミニャック)、スラバヤ、バンドン、マカッサルに次い6軒目のフォーピントプロパティということになる。ここ2年で6件だから、かなりのハイペースである。価格帯的にもデザインコンセプト的にもインド人に受入れ易いと踏んでるんだろうな。



場所はタムリン通りで、サリナデパートの向かい側。ホテラーな皆様にはIHG系列のホリデイインエクスプレスWahid Hasyim近くと表現した方が分かってもらい易いだろうか。Wahid Hasyimから300メートル弱、歩いて2-3分程度の距離にある。一見ナイスな立地に思えるが、タムリン通りの交通規制の影響をモロに受ける場所なので、宿泊するにあたっては注意が必要だ。

タクシー・バスは対象外だが、平日偶数日は偶数のナンバープレートの車、奇数日は奇数日のナンバープレートの車しか通行できないという交通規制がかかっている。また、日曜日はカーフリーデーとして06:00-11:00は一切の車両の通行が禁止されているので、交通規制が出張/観光計画に影響を及ぼさぬか、宿泊前に要確認。



タムリン通りに並ぶ高層ビルの中の一つがフォーポイントジャカルタ タムリン。見てくれは一般的なオフィスビルといった感じで、あまりホテルの様な雰囲気ではない。


エントランスも狭いわー。車一台がギリギリ通れる程度の道幅だ。

建物の床面積が小さいので、当然ながらロビーも狭い。
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狭い空間にフロント・バー・レストランが詰め込まれた1階は、朝の忙しい時間帯には混雑し、SPG会員専用のチェックイン/チェックアウトカウンターも機能しなくなる。


エレベーターホールも、SPGホテルというよりはオフィスビルとかアパートのものっぽい。利用客も出張者が殆どなんじゃないかな。自分の滞在時は日本人サラリーマンの姿もチラホラと見かけました。

部屋

全164室の大半がデラックスとデラックスシティビューの2カテゴリーで、ベッドタイプはそれぞれツインとダブルの2種類から選択可能。スイート(39㎡)は僅か4室のみ。基本的にはフォーポイントはSPGプラチナであってもアップグレードは見込めんし、スイート4室の当該プロパティにあってはアップグレードは絶望的と考えておいた方が良いでしょう。どうしてもスイートというのであれば普通にスイートを予約しても1万円⁺⁺程度なので、アップグレードに期待をせずに始めからスイートを予約されることをお勧めしますが、個人的にはフォーポイントのスイートに泊まるならエルミタージュシェラトンあたりの部屋を取られた方が良いと思います。

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オープンして間もないこともあって小奇麗に纏まってはいるんだけど、入った瞬間に狭いなーと感じることになる。面積で言えば24㎡だったかな。部屋の広さ的にはホリデイインエクスプレス級。


タムリンの渋滞地獄が直ぐ足元にあるもんで、低層階だと車のクラクションやらなんやで煩く、今回は隣の部屋からもテレビの音が聞こえてくるなどノイズのダブルパンチ。宿泊費が安いだけあって防音対策が余り施されてない印象だ。まぁまぁ綺麗な空間にあってそこそこ寝心地の良いベッドがあれば良いんでしょ、的な。


ウェルカムスイーツ・ウェルカムレターが用意されているだけでなく、じゃかるた新聞まで用意して下さる気づかいはありがたい。ただ、願わくば新聞はチェックイン当日だけでなく、滞在期間中毎日配給頂ければ助かるのにとは思った。出張中に御当地新聞を読むの好きなもんで。リクエストしたら毎朝頂けたのかな。


クローゼットの中はセキュリティボックスとスリッパのみで、こちらもホリデイインエクスプレスレベル。バスローブ・アイロンは用意されていないが、アイロンは電話で頼めば直ぐに持ってきてくれる。

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ミニバーは無いが、ただでさえ狭いデスクにインスタントコーヒー・ティー、コンプリメンタリーのボトル水×2、ケトルといったところは用意されている。


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簡素な造りのバスルーム。歯ブラシ・使い捨て髭剃り・櫛・バスアメニティ・シャワーキャップ等々、滞在に必要なアメニティは大体揃っている。オールインワン的な部屋への据え付けシャンプーのみのホリデイインエクスプレスと違ってボトルに入ったシャンプー・コンディショナー・ボディソープも用意されてるしw

ジム


ジムはあって無いようなものレベルで、今回は利用せず。

朝食

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朝食会場は一階フロントの奥のレストラン・The Eatery。テーブルがぎゅうぎゅう詰めで、混んでる日は少し窮屈。スタッフの数も足りてないのかコーヒーも冷めた頃にやってくる具合だし…。

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茶色い系のローカルフードも満載。

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自分の携帯カメラの画質が悪いこともあって、全くもって美味しく見えないですね…。

夕食

ジャカルタに来ると駐在員たちに捕まって平日夜は中々一人で食事できないんだけど、この日は一人だったのでホテルの夕食会場を利用してみることに。他部署のお偉い方々とのコネクションを作るという海外勤務時ならではの社内営業的な活動も重要とは分かりつつ、日本戻った後は全く関係ない部署に分かれて二度と会う機会もないであろう方達と毎日毎晩気を使いながら食事をするのも精神すり減るんでね。正直この日は一人で食事ができて少しホッとした。
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ただ、レストラン側としては御一人様での利用は想定外だったのか、着席するなり当然のように注がれる二人分の茶。確かに周りを見回すと賑やかにディナーイベントを楽しむ学生の団体や家族連ればかりでボッチでの利用者は皆無w 一人でほっとしたのも束の間この仕打ちw

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どうやらラマダーンを祝うインドネシア人向けのバッフェだったらしく、朝食と同様、色の彩りに欠けるインドネシア料理が並ぶ。

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無難にサラダとデザート中心で。

所感

シェラトン、ウェスティン、メリディアン、ラグコレといったジャカルタのSPGホテルと比べて宿泊費が約半値と安いですからね…。まがりなりにもSPGプロパティなんで数日程度の短期滞在を不満なく過ごすには全く問題無いクオリティではあるのだが、ラウンジ無いしNHKワールドプレミアムも視聴できんしバスアメニティのクオリティもアレだしと、長期の出張にはキツイかな。

フォーポイントバイシェラトン ジャカルタ タムリン


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住所:Jalan M.H. Thamrin, Kav. 9
電話:(62)(21) 390 2226
チェックイン/チェックアウト:15:00/12:00
SPGカテゴリー 2


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シェラトングランド ジャカルタ ガンダリアシティ クラブフロア宿泊記

この日のお宿は2015年11月にジャカルタ南部にオープンしたシェラトングランドジャカルタ ガンダリアシティ(Sheraton Grand Jakarta Gandaria City Hotel)。ホテル名が示す通り大型複合施設ガンダリアシティの一角にあり、食事にもショッピングにも困らず快適な出張生活を過ごせる便利さがウリのSPGホテルである。近くに住まわる駐在員も多く、出張者はここに泊めとけば良いっしょ的な流れでこのホテルに泊まったことのある出張者も少なくないのでは。



ジャカルタのシェラトンと言えば以前はスカルノハッタ空港とマンガドゥアにも展開してたんですけどね。メディアホテル&タワーズとしてSPGを離れたシェラトンメディアホテル&タワーズに続いて、昨年になってシェラトンバンダラもバンダラホテルとして独自に経営するようになってしまったので、現時点ではシェラトンガンダリアシティがジャカルタに於ける唯一のシェラトンブランドとなっている。
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空港からシルバーバードで乗り付けたシェラトングランド ガンダリアシティ。シェラトングランドだけあってグランド感漂わす立派な外観の建物がどっしりと構えていて、館内に入る前からテンションが上がる。

館内に入ると、至る所にアート作品が展示されていることに気付く。「芸術品多いですねー。芸術点100点!」なんて話をロビースタッフにしたら、なんかジャカルタの美術団体とガンダリアシティがタイアップしてるんだと。国内外のアートを館内に散りばめるとか、メリディアンみたいなコンセプトだね。憎い演出だねー。
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森美術館にも収蔵されていたという鏡面ガラスの目玉作品「羅漢の大きな結び目」が宙に舞い神秘的な空間を演出する。

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この日は日本からJL729での移動。飛行機の若干の遅延もありホテル着は現地時間2時となり、ロビーフロアに居るのは一人黙々と床を磨き上げる熱心な掃除スタッフのみだった。その彼、私の存在に気付くなり速攻でモップを置きフロント裏からスタッフを呼び寄せてくれ、彼のお蔭で速やかにチェックインすることができた。

フロント裏から出てきたスタッフ、「いやー、Mr. ポンズ!ウェルカム!スイートの部屋を準備してお待ちしておりました」とハキハキした声のトーンと裏腹に表情が明らかに眠そうでなんか可哀想だったw。居眠りのところ起こしちゃったかな?
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手際良くあっという間にチェックイン完了。ピッカピカのエレベーターで我を待つエグゼクティブスイートルームへと進む。

部屋:エグゼクティブスイート

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ドアを開け正面がベッドルーム…って、あれ?部屋はこれだけ?57㎡と中国・東南アジアのシェラトン水準のスイートルームに比べると若干程度狭いのは覚悟していたけど、予想以上に狭いというか…これ、スイートというよりも普通のデラックスルームじゃんな。

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ただ、居心地の良さはジャカルタのホテルの中でも随一。フロアの端っこのコーナールームということもあってか奇妙に感じるくらい静寂が保たれてるし、家具の一点一点が高級だし、照明具合も絶妙でとにかく居心地が良い。



デスクに置かれたSPGプラチナ特典の案内とウェルカムスイーツ。

【SPGプラチナ特典】
ラウンジでのパーソナルチェックイン/チェックアウト
ラウンジでの朝食バッフェ(06:30-10:00)
ラウンジでのオードブル(17:30-19:30)

ひだり みぎ
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クローゼット、広っ!面積の大部分がクローゼットに割かれているからリビング・ベッドルーム周りが実面積より狭く感じるのかw

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水周りも広っ!これは確かに57㎡ありますわ。疑ってしまってすみまそん。

すべっすべリネンのシェラトンシグネチャーベッドの寝心地も抜群で、部屋の満足度は高い。ただ、これをスイートと呼ぶのは中国・東南アジアの他のシェラトン基準で考えると厳しいかな。部屋の造り的にはせいぜいコーナーデラックスの名称が良いところかと。

クラブラウンジ


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ラウンジは20階。ここもロビーフロアに負けじと多くの絵画美術が壁にかけられていて、中には子供が見たら泣いちゃうだろってな感じで強烈に見る者に何かを訴えかけるグロ系?ホラー系?な作品も。



せっかくだからタイトルまで掲示してくれれば作者の意図まで伝ってきてもう少し各作品を味わえるのに。これだけドーンと見せられてもトラウマもののホラー作品としての印象しか湧いてこない。

イブニングカクテル

ひだり みぎ

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ローカルなミールセレクションが揃っててインドネシアならではの味覚が楽しめたのと、すっごい親切且つフレンドリーで、ゲストを愉しませようとするおもてなしの心に溢れたスタッフチームに感銘を受けた。ついつい話してるうちにやったらと甘いインドネシア産赤ワインをグビグビと飲み続けることになってしまったが。

朝食
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朝のラウンジスタッフもフレンドリーで優秀。僅か二泊だったけど、「良い滞在だったなー。」って未だに記憶に残ってる。次はいつになるか分からんが、次回のジャカルタ渡航の際も間違いなくこちらにお世話になるでしょう。

周辺環境

ガンダリアシティのモールに直結しているので、食事に買い物にと非常に便利。


セントレジスシンガポールの館内を華やかに飾るフェルナンドボテロ作品がこんなところにも。ご夫婦共に相変わらず豊満ボディだこと。彫刻作品でケツ周りから太腿周りに蓄積された脂肪のたっぷたっぷ感を出すフェルナンド氏は流石w

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何でも揃う巨大なロッテマートもあるし、綺麗めで美味しいローカルフード・各国料理・スイーツのお店も充実。ココ壱番屋やペッパーランチ、丸亀製麺といった日本のお馴染みチェーンもありまっせ。

所感

部屋もラウンジも居心地が抜群。好印象だったエルミタージュを抑えてジャカルタのSPGプロパティでは自分の中のベストチョイスになるかな。

シェラトングランド ジャカルタ ガンダリアシティ


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公式サイト:www.sheratongrandjakartagandariacity.com/
住所: Jl. Sultan Iskandar Muda, Kebayoran, Jakarta 12240 Indonesia
電話: +62 21 806 30888
SPGカテゴリー:4


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メルキュール ジャカルタ コタ ホテル 宿泊記

結構前のことになるけれど、アコーが二連泊×3で6,000ポイントくれるってポイントばら撒きキャンペーンをしてたので、出張先で週末を使って参戦することに。アコーは2,000ポイントを40ユーロ分のバウチャーとして使えるポイントシステムなので、6,000ポイントだと120ユーロ(≒15,000円)ということになる。1泊3,000円程度で泊まれるホテルも多いアジアだと2連泊×3の費用が20,000円弱で抑えられたりもするので、還元率としては悪くないキャンペーンである。

ということで、ポイント乞食活動第一弾はジャカルタ北部のコタにあるメルキュール ジャカルタ コタ。交通量の多いエリアだけど、トランスジャカルタのOlimo駅前にあることから、渋滞の多いジャカルタ市内を移動する際には何かと便利。トランスジャカルタを使えばコタは勿論、モナス・国立博物館・ブロックM・グランドインドネシアモール・プラザインドネシアなどへはバス一本、乗り換え無しで行くことが出来る。
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街を南北に貫くガジャマダ通り(Jl. Gajah Mada)に建つ存在感のある高層ホテルがメルキュール。ガジャマダ通りにはノボテルとグランドメルキュールもあり、タクシーを使った場合にグランドメルキュールに誤送されるトラブル例も報告されているので、タクシー利用時には念の為にメルキュールの住所を控えておいた方が良いかもしれん。


また、メルキュールの通りの反対側には同じくアコー系列で、サッパリ近代的タッチなノボテル・ジャカルタ・ガジャマダもある。今は円安となった為に円換算した際にお値打ち感が無くなるが、宿泊当時はメルキュールコタが一泊3,600円・グランドメルキュール ジャカルタハルモニが6,400円・ノボテル ジャカルタ ガジャマダが4,800円という宿泊費になっていた。

メルキュールは安心と信頼のアコーホテルズに於いて中の下クラスのホテルであり、ランク的にはノボテルよりも格下となる。ここジャカルタコタのメルキュールは4つ星を自称してるけど、感覚的には3.5星くらいかな。

吹き抜けで開放感のあるロビーは天井がガラスアートをはめ込んだドーム型になっていて、すっごい独特のセンス。

戦士の像みたいなオブジェや古代文明の生活を模したパネルアートなんかがあったりするんだが、それぞれの展示品のコンセプトがチグハグ過ぎるし、夕方以降は薄暗いし従業員も元気が無いので、ホテルを出入りするとすごく陰鬱な気分になってくる。活気がなく重苦しい空気感というか…。
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更に衝撃を受けたのはフロントに掲げられた時計である。流石はグローバルチェーンのアコー、ロンドンやロスの時間まで表示してるじゃんと思いきや、時間がテンデあっていないという。ジャカルタ時間が14:30の時、ロスが08:55・ロンドンが08:25という訳がないんだよなぁ。オメガっぽいロゴが時計にある点もお笑いポイントとしては高いし、試合開始直後にいきなり細かなジャブを幾つかもらってしまった感じ。

スタンダードのチェックインは14:00。しかし、この日は14:30でも部屋が用意されていなかったので、アコープラチナ特典として頂いたドリンククーポンを使ってバーで休憩することに。

クーポン用のメニューはなく、洒落っ気のないグラスで出される柑橘系ジュース一択。せめてローカルビールくらい出してくれたら…。

ロビーバーにて蚊と格闘を続けること30分、ようやく用意された部屋は高層階のコーナーデラックスルーム。意外と静かで下界の騒がしさから開放され静かにすごすことができる点は◎。
ひだり みぎ
部屋は地味な暖色でまとまっているけれど、パソコンモニターのような卓上や使い古された家具類にチープさを感じてしまう。実際、バジェットブランドのイビス並みに安いんだけど。

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ミニバー(スナック×1・お茶×1・無糖茶×1・果実茶×1・Joy Tea×1・ジュース×1)食べ飲み放題で100,000ルピアと書かれているが、単品で1つづつ消費しても82,500ルピアにしかならないんだよなぁ。


プラチナ会員向けギフトは宿泊費にしては頑張っていると認めよう。

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水周りも基本的アメニティが揃っているし、古いタイプで設備に安っぽさがあるものの及第点かなと思いきや…水がヤバい。臭すぎる!ジャカルタのホテルでは仕方のないことだと割り切って考えていたものの、ここの水は嫌悪感を持ってしまうレベルにヤバい。シャワーを浴びたら逆に体が汚れてしまうんじゃないかと思う汚水試練。罰ゲームだわ。少なくとも、顔と歯はコンプのミネラルウォーターで洗われることをお勧めする。後は、浴槽に水を溜めないこと。汚水っぷりが可視化されてしまい、吐き気を催してしまうかも。水の色を考えて浴槽自体が深みのある土色とかだったら良いんだけどね。

ホテル内の飲食施設については今回は利用せず。朝食+飲食クレジットIDR 100,000(≒)付きプランが最安値レート+2,400円程度で出てたけど、メルキュールクラスの食事で2,400円は割高感があるし、ホテル周辺に中華を中心とした食事処が集まっているんでね。

特に中華料理屋には困らない。

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スカルノハッタ空港にもあるOld Town White Cafeを発見。思いっきり建設途中なのに工事中に営業しちゃうところがインドネシアクオリティである。

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メニューの写真と現物が違い過ぎて仰天。普通に考えてクレームもんだけど、インドネシアクオリティだと諦めて自分の中で怒りを消化。

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ジャカルタ駐在員御用達の俺の餃子も徒歩圏内。深夜までやっているので、以前は“球場”で遊んだ後に連れてこさせられていた。

チェルシーのユニを着た兄ちゃんが店の出入り口でガスコンロとフライパン使って調理している姿が家庭的すぎるだが、味は確か。
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もっちりプリプリした大ぶり餃子は1皿10個。具材だけで30種程度あるみたいだし、調理方法も茹で・焼き・揚げから選べるなど中々本格的にやっている。


そして、直ぐお隣には俺の家ラーメンまであるというね。「俺の餃子」の老板がシナジー効果を狙ってラーメン屋にも手を出しやがったかと思ったけど、餃子屋とラーメン屋で経営母体は異なるらしい。怪し気な屋台や中華料理屋が並ぶマンガブサール通りの俺の餃子と俺のラーメン屋…。なんて怪しいんだ。


こんなに怪しくハズレ臭しかしないのに店に入ってしまう自分がいる。昔は「海外で高い金を払って日本食を食べるなどなんたる邪道だ」という凝り固まった思想をもっていたんだがなぁ。今や安全で味覚に合う日本食をメインで食べるようになってしまった。

所感:
トランスジャカルタでの観光には便利なんだけど、如何せん老朽化による汚水がなぁ。幾ら安いとはいえジャカルタだと他にもホテルのチョイスが沢山あるし、ちょっと再訪は考えずらい。

メルキュール ジャカルタ コタ ホテル


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住所: Jl. Hayam Wuruk No. 123, Jakarta INDONESIA 11160
電話: +62 21 6248680

【俺の餃子(Super Suikiaw 菫華餃子店)】
住所:Jalan Mangga Besar Raya No. 3D, Jakarta Barat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta
URL:https://www.zomato.com/jakarta/super-suikiaw-mangga-besar



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JL729 成田ージャカルタ スカイスイート767(SS6)ビジネスクラス搭乗記

本日はJALスカイスイート767(SS6)仕様のB767-300ERで灼熱渋滞地獄真っ只中のジャカルタへと移動。

成田-ジャカルタはJALがダブルデイリーで飛ばしてる。今回利用するJL729は18:00発-00:10着の夜便で、もう一便のJL725はSS7仕様のB777-300で10:50発-16:35着。ジャカルタ路線なんてビジネス需要向けのサービスなんだから、どうせならJL729は深夜発早朝ジャカルタ着の社畜ロックオン便にすれば良いのにとも思うんだがな。羽田発ならまだしも、18:00成田発だと都内勤めには時間帯的に微妙だし。

翌日早くからの打合せを控える身としては日本時間02:10現地着という時間も気にくわないが、今回はスカイスイート767での移動、寧ろワクワクドキドキ期待に胸膨らませながら成田へと向かう。やっぱり東京-ジャカルタくらいの距離になると糞シートだと出発前から気分が陰鬱になりますわ。
ひだり みぎ
搭乗手続き完了後、普段通り出発前の寿司食べ納め儀式の為にラウンジに寄ると、JAL 新・JAPAN PROJECTとして並べられた九州本格焼酎3種を発見。山ねこ・くろうま・青鹿毛など、末端価格の高いプレミア品という訳ではないけれど、普段飲めないローカルな銘柄を見つけてしまい、一杯また一杯さらにまた一杯とついついロックで飲み過ぎてしまう。

シャワーを浴びて焼酎臭さを解消したかったが、生憎の時間切れにより出発ゲートまでトボトボ歩き、千鳥足気味でガラガラな機内に搭乗する。767-300は二クラス制でC席24席・Y席175席という座席運用だけど、CもYも半分と埋まってないんじゃなかろうか。

SKY SUITE 767は1-2-1のアブレスト。SKY SUITE 787と比べると座席一つ一つの個室感は抑え気味で、全体としてオープン・カジュアル・スマートな雰囲気の空間という印象だ。

ひだり みぎ
写真右は偶数列・左は奇数列のいずれも窓際席。同じ窓際席でも偶数列のほうが窓に近く通路からも離れているので、独りでの利用時はAまたはKの偶数列が良い。


シートマップを見た方が分かりやすいかな。1A・1K・3A・3K・5A・5Kの座席は窓側にサイドテーブルがついている分、窓との距離が遠く通路との距離が近いということ。

アメニティはハノイ路線のSS6と同じくアイマスク・歯ブラシ・モイスチャーマスク・アイリフレッシャー等が予め座席の上に用意されている。それプラス、本日のフライトには低反発素材の背もたれ兼枕とノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンも準備されていた。ハノイの時の枕とヘッドホンは安っぽかったからなぁ。

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機能面でもSS8と比べて遜色なし。USBポート・映像入力端子・PC電源も完備しているし、モニターもタッチパネル式。SS8との比較で強いてSS6の弱点を挙げれとすれば、密室感が無いのとベッド幅が狭いかな。

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実際、ベッド幅はSS7・SS8・SS9の65cmに対して52cmと狭い。巷では棺桶なんかとも揶揄されているようだけど、確かに痩せ気味体系の小生でも寝返りするとしんどいんで、“スイート”を語るシートにしては物足りないか。

ただ、座席周りの手が届く範囲に十分な容量の収納スペースが確保されている為、座り勝手や居心地は決して悪くない。サイドテーブル・ダイニングテーブルの大きさも十分だし、座席脇に付く収納ボックスに各種ガジェット・飲料ボトル・書籍・ヘッドフォンなんかをまとめて一か所に入れておけるので、あれやこれやと散らかす癖のある自分には使い勝手が良い。SS8の窓際席なんてメインの収納が座席背もたれの上で一々立ちあがらないと物の取り出しができないですからね。
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また、SS8と同様、テーブルを開いたままでも座席を離れられる点も評価したい。


収納に優れるので出発前の巣作りも楽しいんだ、これが。幼少時の要塞造りというか、ガジェットや書籍を収納したりああしたりこうしたり…。試行錯誤を重ね、自分だけの快適空間を創造し終わったところでタイミグ良くテイクオフ。

離陸後1時間弱で機内食のサービスが始まったが、自分はラウンジ飯で胃袋が満たされていたので後回しにしてもらい、007カジノロワイヤルでエヴァグリーンの美貌とダニエルクレイグの野性味溢れるアクションを堪能してから配膳頂くことに。自分の胃袋のペースに付き合ってもらっても嫌な顔一つされないどころか、柔らかなJALスマイルで快く応じて頂けるのはありがたい。
ひだり みぎ
フライトも後半戦、ルソン島にさしかかったあたりで胃袋が回復したの機内食をお願いすることに。メニューを見ると和食の献立が前回のハノイ便と同じく牛タンシチューだったので、今回は山田チカラシェフによる洋食の和牛サーロインステーキ(!?)を選択。先ずは氷に見立てたジュレを敷き詰め清涼感を演出した夏らしいカプレーゼとグレープフルーツの香りがするパンが運ばれる。パンはメゾンカイザーの物で見た目からお上品だけど、自分は自作ガーリックブレッドの方が好きかな。

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メインの和牛ステーキ。この後、和食用の御飯もリクエストしてガッツリと食べ倒す。

ひだり みぎ
もちろんフルコースでデザートまでしっかり完食。到着前にはオニギリやアイスクリームのサービスがあるし、インスタントのラーメン・そば・ちゃんぽんなんかは常時用意されているので、食欲的に困ることは無いだろう。

JAL厳選の映画見て、フルコースで有名シェフによるディナーを味わい、疲れたらフルフラットベッドで休んで…。この便では機内で寝たら到着後に寝れなくなるので起きっぱなしの移動になるけれど、気が向いたらwifiも使えるし、本当に快適で移動時間が全く苦にならない。
ひだり みぎ
あっという間と言うと大袈裟だけど、本当に気付いたらジャカルタに着いていたという感じで予定より少し遅れて00:35にスカルノハッタ空港に到着した。今回は商用なんできちんとビザを取得し、悪徳ポーターにタクシードライバーを掻き分け空港の外へ。

宿泊先の某SPG系ホテルに着いたら02:00(日本時間04:00)。日本時間04:40就寝、08:00起床、09:00には出社を求められるんだから結構きつい日程だよな。もう少し出発・到着時刻を早くするか深夜便にして欲しいところ。

最後、どうでも良いけど、007カジノロワイヤルのオープニングムービーがフィルムノアール的でイカしてたので載せておく。
https://www.youtube.com/watch?v=WiwxzAZrBR0
カンヌの常連過ぎてアディダスのジャージで映画祭に出ちゃうことでお馴染み・ハンニバルのマッツ・ミケルセンもハマり役で良かった。