マットレスランの為にホリデイイン シーロムをチェックアウトし、次なる宿泊先であるアコー系・ノボテル バンコク フェニックス シーロム(Novotel Bangkok Fenix Silom)へ移動する。40%だか50%だかの割引率だったアコーのスーパーセールで一泊4,000円弱という、これまた破格のお値段だった。
ホリデイインシーロムから徒歩3分。タニヤ・パッポンの繁華街まで歩いて行くには厳しい距離にあり、06:00-20:00まで毎正時にBTSサラデーン駅行きの無料シャトルサービスが提供されている。20:00がラストなので夜遊びには使えんが…。
やっぱり立地的に安いんだろうな、ホリデイインもノボテルも。ホテル名にシーロムって入ってるけどシーロムの端の端、もはやリバーサイドに近い立地だもんな。ミスリーディングなんで、もはやホテル名からシーロムという地名をホテル名から外してほしいくらいのレベル。
ホリデイインの斜向かい、シーロム通りに西の果てにあるノボテル。2010年オープンと古くはないホテルだけど、見た感じは地味系のベージュ色でちょっと野暮ったいなー。
館内:
ただ、ホテルの中に入ると印象が一変。ゴージャス感は一切ないけれど、オマージュや絵画がパッチワークのように継ぎ接ぎされていたりと、スタイリッシュなタッチのシティホテルと言った雰囲気で、野暮ったさは感じない。
スタイリッシュと言っても、ハードもソフトもアロフトやソフィテルソー程ははっちゃけてなく、落ち着きのあるスタイルとなっている。素材の一つ一つは安っぽいけれど、スペシャルセールとはいえ3,000円台のホテルとは思えない。3.7星相当くらいのお洒落な中級ビジネスホテル相当といった感じかな。
フロントとエレベーターの間には小さなビジネスセンターもあり、フロントにお願いしたら無料でプリントアウトをしてくれた。部屋がスイートにアップグレードされたり、ロビーのカフェでコーヒー飲んでたら何故だか女性マネージャーが挨拶に来て無料にしてくれたりと、謎の厚遇を受ける。ほんと3,000円台で泊まる貧乏客なのに申し訳なくなるくらい。
20フロア・216室の中型ホテルでエレベーターが二基しかないのは厳しいけど、この宿泊費なら仕方が無いか…。ちゃんと各階のエレベーターホールにソファを置くなどの配慮にも好感が持てるし。
部屋:スイートルーム
面積54m²のスイートはベッドルーム・リビングルーム・バスタブ付きの大きなバスルーム・独立したシャワールームと分かれていて、広さ十分。
現代的なテイストで纏まっているけど、ディティールを見たら確かに質感は安っぽい。
エスプレッソマシンもあるし、この価格帯のビジネスホテルにしては機能的でよくまとまったコスパの高いホテルかと。
シンプルなアコーらしいベッドルーム。他のノボテルでも見かけたけど、ここにも介護用のベッドサイドテーブルみたいなのが備わっている。アコーの本拠地・フランスではこれが流行りのスタイルなのだろうか。
ベッドルームには広々としたクローゼットも完備されていて、バスローブまで用意されているけど、スリッパが無いという。ペラペラな物でも良いのでスリッパは準備しておいて欲しいかな。
バスルームも広々。3,000円台の予約でこんな部屋を用意してもらって本当に恐縮だ。
トイレタリーはスイートルームとはいえノボテルオリジナルだし、ドライヤーも安っぽい。
館内施設:
7階のジムとプールは営業時間が06:00-20:00と短く、今回はチラっと除いただけで利用する機会には恵まれず。
一階ロビー脇のカーテンで仕切られたスペースはStone Barというラウンジスペースになっていて、お得なセットメニューが楽しめる。
ビア・シンとチキンハンバーガーセットで299バーツ(≒930円)。突き出しのエビせんべいまで付いていてホテル価格にしてはエライ安いので、安価に腹を満たしつつ晩酌の一杯を楽しみたい人にはお勧め。
朝食:
翌朝の朝食は6階のザ・スクエア(The Square)で。スペースは決して広くはないので混雑してるけど、アコープラス会員専用のスペースを設けるなど工夫がされている。エッグステーションもあるし、この価格帯のホテルにしては十分すぎる内容かな。
先に泊まったホリデイインとは部屋のカテゴリーが異なるので一概に比較評価はできないが…大型老舗ホテルの安定感を求めるならホリデイイン、スタイリッシュさやカジュアルな対応を求めるならノボテルということになるだろう。後は、これだけの厚遇を受けたので、上級会員への待遇差も語っておくべきかな。ホリデイインは最上級のスパイアでもラウンジアクセスは無し。ノボテルはエグゼラウンジを二年ほど前に撤廃したみたいだけど、そのぶん朝食とミニバーが無料になった。スタッフとの距離も近くて楽しめたし、今回に関してはノボテルの方が思い出に残る宿泊になったかな。
【ノボテル バンコク フェニックス シーロム】
Booking.com
住所:320 SILOM ROAD, BANGRAK, BANGKOK 10500, THAILAND
電話:+66-2-206-9100
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コメント
ポンズさん、明けましておめでとうございます。いつも有益で楽しい記事を有難うございます!今年も期待しております!
今回の招待、無事に滞在も終わり帰国してまいりました。
かなりなVIP待遇でした。少しでも参考になるのであれば、こちらで少しだけ報告させて
頂きます。
まず、事前のメールに気づかず、多分送迎ありだったのですけどタクシーで行ってしまいました。涙 おかしいなぁ、普通送迎するだろうと思ってはいたのですけど、年末で忙しくて。 普通にCラウンジに行き、いつものようにチェックイン。
Prestige Suite でジェットバスやトイレ2つあるようなかなり広い部屋です。
驚いたのが、今まで見たこと無いような大量のウェルカム・ギフトで大型のバスケットに果物が詰まっています。その他にも2皿ほど、エクレアとチーズ数種類・ナッツなど。ワインなどのお酒はありませんでした。多分こちらがあまり飲まないことを分かってだと。少し調べた限りでは、この部屋に普通に泊まる時よりもかなり豪華なようでした。今思えば、無料なのにこれは「本当に良いの??」と言う感じですね。
ディナーはフレンチを好きなだけ(と言っても小食なので5皿ほど)、ワインも無料でした。普通に食べれば、多分2人で8千円前後はするはずです。
後はいつも通りにラウンジ利用ですが、上からのお達しがあるせいか、朝全く面識のないスタッフ数人から一斉に、「グッド・モーニングMr.○○」。少し恥ずかしかったです。笑 こんな感じで、ラウンジにいる間は丁重に扱われました。
一番愉快だったことは、いつもならどう節約するか考えるのに、今回はどうやってお金を使ったらいいか?と悩んだことです。こんなに楽しい悩みはありませんね。
結局、スパで高級大型クリームを購入(セールで8千円前後)。後はランドリーに6点ほど出して終わりです。
正直、ここまでしてもらってコレじゃ足りないかなと考えたのですが、恩返しにまた必ず無理にでも泊まりに来るつもりだったので、次回で良いかなと。
帰り際に、前回も話した上級マネジャー(多分フランス人)が挨拶に来ただけで、GMは来ませんでした。
帰りは送迎すると言っていたのですが、都合が悪くなって4時半では出せない、4時ならOKだけど申し訳ないと言われ、なるべく長く滞在したかったのでタクシーで帰りました。
こんなこと、家族以外にはなかなか人には話せません。ポンズさんのように普段シャングリラなどによく泊まっている人でないと。笑