プルマンサイゴンセンター クラブルーム宿泊記

今日はホーチミン市内のバックパッカー街・ファングーラオ地区にあるアコー系ホテル・プルマンサイゴンセンターの宿泊記。ホーチミン市ではここプルマン以外にもソフィテル・Mギャラリー・ノボテル・ibisを揃えるアコー系が強い。序列的にプルマンはソフィテル・Mギャラリーに次ぐ三番手ブランドという事になるが、果たしてどのようなホテルなのか。

かつてメトロポールホテルがあった2つの大きな通りが分岐する地点にあり、双方の通りに挟まれた長細い二等辺三角形の形の土地に建つ二等辺三角形のプルマン。頂角が鋭くスマートな印象だ。

*画像は公式サイトから拝借。頂角側から見るとアダルティなパープルで妖しく光っていて如何にもプルマンらしい建物である。


二等辺三角形の正門側は洗練されたモダンさを感じさせる外観で、コスモポリタンシティへ進化し続けるホーチミンの勢いを体現しているようだ。周囲に高層ビルが無いこともあって、ただただ目立つ。

ひだり みぎ
中心部から少し離れるとはいえホテル一帯の交通量は多く、ホテル前のチャンフンダオ通りを渡るのに一苦労。ただ、車とバイクの波を前に途方に暮れているとホテルスタッフが道路横断の手助けをしてくれます。

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館内はスタイリッシュモダンなデザインで統一されていて、所々ワイヤーオブジェが垂れ下がってたり足が壁から突き出たりと独特の遊び心溢れるオブジェなんかも見られる。全体として小綺麗でお洒落にはしてるけど、やっぱりアコーのホテルってどこか深み無く薄っぺらく見えるんだよな。

チェックインはラウンジでどうぞと言われたが、カクテルアワーも終わってたしロビーでサクサクっと済ませてもらうことに。頂角の鋭い二等辺三角形故にロビーもどうしても手狭に感じてしまうけど、ホテル到着が遅かったことが幸いして待ち時間も無く28階の部屋に通される。
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ドアを開けて正面にはモダンシックな雰囲気のリビングルーム。


ワーキングデスクはなく、丸型ガラスのデスクが一つあるのみ。充電器やらガジェットやら資料やらを広げたがる整理の出来ない自分みたいなビジネスマンには不向き。

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クラブ特典の一覧表とウェルカムスイーツ。1日4点のランドリーは気前良いなぁ。シャツ・パンツ・下着・靴下と選択丸投げできますやん。

プルマンサイゴンクラブ特典
・1日4点のランドリー
・朝食(3階 or 30階で 06:00-10:30)
・アフタヌーンティ(12:00-16:00)
・ハッピーアワー(17:00-19:00)
・ラウンジ会議室の利用が2時間まで無料

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ベッドルームはシンプルで清潔な装い。

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リビング・ベッドルーム両方にある窓は大きく、周囲に視界を遮る高層建築ビルがないので周囲を一望できる。自分の部屋からは北西向きで、左手にホテル日航、正面の眼下にバックパッカー街を形成するファングーラオ通りからブイビエン通り周辺の古い低層の建物、右手にベンタイン市場が確認できた。多分、頂角に面した部屋からはビテクスコ フィナンシャルタワーに代表されるサイゴン中心街が一望できるのだろう。

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特徴的なのはリビングとベッドルームを仕切る壁の両面に配された40インチ程のIPTV。天気やホテル情報が確認できるだけでなくコミュニケーションツールとしても使われていて、逐一メッセージが配信されてくる。こっちから返信できない一方的なコミュニケーションだけど。

ひだり
「窓ガラス掃除するんでカーテンを閉めておいてくださいねー」とか「あんたのシャツの袖口が破けてるけど洗っといてあげるわね」とか一々メッセージが残されててウケる。それにしても誰だよ袖口破ったの?犯人は未だに見つからず、シャツが一枚御釈迦になったことに憤りを隠せない。

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水回りも特徴的だけど、楕円系の洗面ボウルは使いづらくて実用的ではない。機能性や実用性を犠牲にしてまでも奇抜さを求めたいユニークな設計者の心が伝わってくるようだ。

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クローゼットにはヨガマットやダンベルもあらかじめ用意されている。


プールはリゾート感や贅沢間の一切ない細長い長方形で子供用と大人用に分かれている。午後になると容赦なく日が照り付けるが、横になれるデッキチェアに日除けのパラソルが無いのが辛いところ。

朝は3階のConnexionで朝食を。
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窓から入る光とインテリアのホワイトカラーが明るく気持ちの良いレストランだ。

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ベトナムコーヒーがあったり目にも鮮やかなプレゼンテーションのノンアルコール版ブラッディマリーがあったりとドリンクの種類は豊富で、中でもフレッシュな絞りたてジュースもシャーベット状になるくらいにギンギンに冷やされてて目覚めの一杯に丁度良い。

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フレッシュジュースで目を覚ましたら、ベトナム料理、ウェスタン・アジアンフードからお好みの料を。豊富なバリエーションの中でも目を引くのはホテル内のベーカリーで焼く焼きたてパン。パンもペーストリーも種類が豊富で、幾つも味わえるよう、通常より一回り小さいサイズで作られている。


〆のアイスクリームもあるし、甘党にも嬉しいフードセレクションだ。

続いて30階へ、コバルトレストラン/バーのお隣にクラブラウンジが設けられている。
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建物の構造上、横長になっていて面積自体は広くないクラブラウンジだが、香港のクラウンプラザ九龍東のようにレストランの一角をちょこっとだけ貸し切ったようななんちゃってラウンジじゃないのでご安心あれ。

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お勧めは二等辺三角形の頂角の端っこに用意されたシティービューシート。一つのテーブルしかないので、ビテクスコ フィナンシャルタワー方面の展望をお求めの方は早めに行って席を確保しておいた方が良いかもな。

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コスモポリタン・パッションフルーツマルティーニ・モヒートの3種は頼めば作ってくれるという嬉しいカクテルサービスあり。ワインはLindemans Bin 25 Brut Cuvee・Les Pierres Boissy Chardonnay Marsanne・Mapu Cabernet Sauvignonの三種。自分はワインには詳しくないが、いずれも若くて安物であろうことは直ぐに分かる代物だ。


ソフトドリンクにビール。

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ホットミールは二種類で、生ハムやらチーズ・手巻き寿司・フルーツやらも取り放題。スタッフも気が利いていて、腹減ってそうな顔してたらラウンジでは供されていないミニピザやら餃子やらの出来立てを運んで来てくれたりする。隣のレストランに持っていく料理なのか知らんが、嬉しい心配りである。


朝食はサラダ・フルーツ・ベーコンにソーセージといった等の基本メニューがバッフェ式、卵料理とメインがオーダー式となっている。皆さん3階で朝食を摂られるのだろう、ラウンジでは誰一人として利用客が居ないという寂しい状況になっていた。


ベトナムコーヒーも美味しいしクラブラウンジの朝食にしてはレベルが高いと思うのだが。

全体としてはどうだろうな。デタムやブイビエン通りのバックパッカーエリアやローカルな雰囲気の街並み目当ての方で清潔なホテルをお求めの方に適してるのかな。買い物やスパ中心の滞在ならやはりシェラトンとか市内のホテルの方が利便性が高いので、プルマンは避けたいところだろう。
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ドンコイやオペラハウスまでは2キロ弱あって歩くのは大変だけど、ベンタンマーケット・統一会堂・ノートルダム大聖堂・ドンコイを順に回るシャトルバスが運行してるみたい。一日五本だけなんでタクシーを使った方が良さそうだけど。

プルマンサイゴンセンター(Pullman Saigon Center)


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住所:148 Tran Hung Dao Boulevard ,District 1, Ho Chi Minh, 70000, Vietnam
TEL:84-8-38388686


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