陽も昇る前の04:30、真っ暗闇に包まれたコンケンに到着した。駅前ではトゥクトゥクドライバーが生活をかけた必死の営業活動を行っていたが、宿泊先のグレーシャーホテルは駅から徒歩圏内ということもあり、血気盛んな野犬に吠えられながらも歩いて深夜(早朝?)のコンケンを移動した。
宿泊費はハピタスを噛ませたアゴダでの予約で朝食込み1泊3,000円弱。値段の割には立派なホテルで一安心だ。
グレーシャー(氷河)という名の通り、白を基調に所々でアイスを連想させるデコレーションやブルーライトがアクセントに用いられ、アイシーで清涼感あるデザインのロビーになっている。コンセプトとしては面白いんだけど、そこはかと漂うラブホ感に気まずさを覚えてしまうのが何とも言えんところ。
変な時間だからかフロントには誰もいなかったが、声をかけると奥からえらく不愛想なスタッフが姿を現した。仮眠してたところを起しちゃったかな。終始不愛想な仏頂面という対応だったが超早朝チェックインには応じてくれ、無事に部屋へと通される。
ロビーで見たアイシーなデザインコンセプトとラブホ感は客室内でも表現されている。全体的な造りとしてチープさは感じるけど、実際に安いので仕方あるまい。廉価版アロフトといった感じかな。ベッドからは遠すぎるしデスクからは近すぎるテレビの位置など細かい問題点は挙げられるが、ドライヤー・金庫・バスローブも用意されているし、3,000円のホテルとしては十二分に及第点だろう。ベッドの寝心地も悪くないし。
水・ビール・ソフトドリンクがストックアップされた冷蔵庫もあるし、もちろんスナック類も用意されている。ラオビール=40バーツ、Ray’sのポテチ=20バーツと値段的にも手を出し易い。
今回は頼んでいないのでお味の程は分かりかねるが、ルームサービスも比較的良心的な値段で楽しめる。
少々湿っぽいものの最低限の清潔感は保たれたバスエリア。浴槽もあるし、湯量・水温も問題無し。
ただ、独立したシャワーブースは無く、シャワーの浴びようによっては洗面台やトイレまで洪水になっちゃうような構造は不便極まりない。
翌朝は朝食前に近所を散歩。朝のロビーは夜のけばけばしさやラブホ感は影を潜め、多用されたガラスから差し込む光がモダンな表情を演出してる。
外観も夜の妖しい雰囲気とは異なり、タイ人の若者をターゲットにした洒落たデザインホテルのよう。やっぱり廉価版アロフトという表現がしっくりくるわ。
近くにはライブミュージックを響かせるお洒落な若者向けレストランやバー、ディスコが集結していて夜遊び派の若者にはもってこいだし、ナイトマーケットやセントラルプラザ・HUGZ MALLといったショッピングモールも徒歩圏内。価格・立地・デザインのバランスが取れた悪くないホテルだと思う。これで3,000円なら全然アリ。
こちらは近くで見つけたプルマン コンケーン ラジャ オーキッド ホテル。コンケンでは唯一の外資系チェーンで、当然ながらこの地域の最高級ホテル。お値段もコンケンではずば抜けて高く、一泊7,000円程度~となっているようだ。せっかくアコーのプラチナを持ってるんだし、プルマンにしときゃ良かったかな。
安ーい宿泊費からして期待は出来ないとふんでいたが、なかなかどうして結構な充実ぶりで、辛そうなタイ料理や西洋料理が揃っている。
鉄道駅からも徒歩圏内だし早朝チェックインにも寛容なので、私みたいに69便で朝早く着いた場合や、近くのディスコで夜遊びしたい場合に利用するにはアリだと思う。
【グレーシャーホテル】
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141 Prachasamran Rd., T.Nai Muang A. Muang, Khon Kean
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