ホイアンそぞろ歩き ~昼編~

行く場所も定めずマイペースでホイアンの町をそぞろ歩くことに。世界遺産の古都・ホイアンは町そのものが見どころなので、目的地なくブラブラ歩いているだけで良い観光になる。


ファンチューチン通りで見つけた学校。繁体字で会安礼儀学校と書かれているので華人の教育施設だろう。旧正月休暇なのかグランドにも校舎にも人影が無く、普段は学生で賑やかな校内はシーンと静まり返ってる。校門脇の民家で野菜を洗っているおばちゃんに軽く会釈して中に入ってみる。

ひだり みぎ
風情がある校舎。壁には校訓というか、孫文の訓示が掲げられている。うーん、シーンとした学校ほど寂しいものはない。

ひだり みぎ
鉄格子の隙間から教室を覗かせてもらうと、「礼是規規矩矩的態度」「義是正正富富的行為」「先学礼 後学文」などのスローガンが掲げられている。実態がどうかは分からないが、随分と礼儀・道徳を重んじる学び舎のようだ。黒板に残された中文レベルから察するに、小学生中~高学年くらいの華僑が学ぶ場所なんだろう。

ひだり みぎ
学校を出て、旧市街方面に伸びる細い路地へと突っ込んでいく。ホイアンの町は路地裏までレトロな雰囲気で統一されている。

ひだり みぎ


日本の京都を思わせるような静かで雰囲気ある小路、道を行き交うアオザイ女性、木造建築の古めかしい平屋、道を飾るカラフルなランタンに緻密な工芸品の数々。欧米人からしてみるとアジアらしい歴史を今に残す景色なのだろう、ホイアンはとにかく白人旅行者に大人気だ。


疲れたんでシクロでゴー。

ひだり みぎ
歴史保存地区に指定されていることから交通規制があるので、ベトナムの他都市のようにバイクの洪水に悩まされることは無い。ゆーっくりと気の赴くままにシクロで回ってもらうことが出来る。


ホイアンの歴史保護地区の中心を東西に貫くチャンフー通り。中華五大会館の他、貿易陶磁博物館、歴史文化博物館、サーフィン博物館など、観光スポットが目白押しの目抜き通りである。頭上を仰げば吊るされたランタンが雰囲気を醸し出している。昔の日本もこんな様子だったのかなーなんて、チャンフー通りを歩いていると、不思議とノスタルジックな気持ちになる。

ひだり みぎ

チャンフー通りの西の端に架かる日本橋で降ろしてもらい、最近の学説で日本町があったと推測されているグエンティーミンカイ通りを歩く。

日本橋の西側はめっきり人通りが少なくなり、じっくりと落ち着いてホイアンの街並みを楽しむことができる。

ひだり みぎ
郷賢祠。朱印船貿易で賑わったホイアンの日本人町だが、僅か十数年で鎖国令により日本人が引き上げることになってしまった。町はその後に大挙して押し寄せた明からの亡命者などにより中華色に塗り替えられてしまった。

ひだり みぎ
その名の通り郷土の賢人を祀った祠なのだろうが、デカデカとベトナム国旗が掲げられている。中国系移民でも、現地ベトナム人との同化・土着化の道を歩んだ明郷の祠なのだろうか。不用心なことに敷地内に誰も居ないので、聞こうにも聞けない。


続いて町の北の方を歩いていると、カオダイ教寺院を発見。

ひだり みぎ

ひだり みぎ
物音一つしない静寂の礼拝堂は、神聖というか少し不気味。

ひだり みぎ
他のカオダイ寺院と同じくカオダイ教幹部(!?)達の画が掲げられている。いつも思うんだが、右の社員の男は旧日本軍の誰かに似てるんだよなぁ。
それにしても、どうしたのだろう。どこもかしこも蛻の殻で、人っ子一人いない…。かと言って門戸は開いているし…余りに静まり返ったカオダイ教寺院はやっぱり不気味に思えてきたので、そーっと何事も無かったかのように退散する。

さてさて、ぶらり散歩で汗もかいたし、ここらでホテルでシャワーを浴びて昼寝でもかましてやるか。朝晩は涼しい2月のホイアンだが、日中は流石に太陽の光が強烈だ。休憩を挟んでから夕暮れのホイアンの町をブラブラすることにしよう。



Booking.com

【2014年ホイアン・ダナン旅行記】




















Related posts(関連記事):

ハノイ新国際線ターミナルから香港 VN592 A321 ビジネスクラス
2014年12月31日、ノイバイ空港新国際線ターミナルの運用が開始され、陰気臭すぎたベトナム首都の玄関口の装いがようやく一新された。今回の新ターミナルは地上4階・地下1階建てで、旅客処理能力はら倍増超となったし、ハノイ市内への交通インフラも同時に整備されている。橋を建てたりね。空港容量の増加だけでなく、市中心部・空港間のアクセス改善や、未開な北ハノイの開発など、首都ハノイの社会・経済発展に対して大...
寝台バスでホーチミンから高原避暑地のダラットへ
ダラット。美しい町並みの高原都市で、一部では愛の都市やハネムーナ-のメッカとか呼ばれている美しい都市らしい。先月、ベトナムが大っ嫌いで会う度にしかめっ面でベトナム生活の愚痴を聞かせてくれる某駐在員が珍しくニコニコとしていたので理由を聞くと、『ダラットでダラっとしてきたからね。』とオヤジギャグをかましてきた。常夏のイメージが強いベトナムだが、その国土は南北に長く、中部高原や北のハノイなどは比較的涼し...
ホーチミン市で食す世界三大料理のトルコ料理 Pasha
ホーチミン市中心部のDong Du通り、シェラトンホテルの正面にあるトルコ料理レストラン“Pasha”。ベトナムの日本語フリーペーパーにも宣伝を打つなど日本人へのマーケティングもしているようで名前は聞いていたし、今まで幾度となく店の前を通り過ぎてきた。その度に『おっ、トルコ料理じゃん』と思っていたのだが、その度にスルーwww 場所はご覧の通り一等地にある。昨晩は一人で特に食べたいものもな...
タイ湖の畔に静かに佇むベトナム土着信仰の三大聖地・西湖府
今回のハノイ出張は日曜日帰り。完全休養日の土曜日にバイクを借りてニンビンまで往復200Kmを走破する計画を立てていたのだが、諸々の事情で土曜日にもガッツリ仕事をする羽目に。夕方前、ようやく自由時間が取れた頃には時すでに遅し。とても遠出ができる時間は残されていなかったので、本日の観光はホテル近くにある著名な神社・西湖府で済ますことに。 西湖府はタイ湖(西湖)突き出たところに建つ長閑な神社で、聖...