ダナン ノボテル プレミアホテル宿泊記(Novotel Danang Premier Hotel)

ホイアンとダナンの中間地点にある五行山の見学を終え、再びバイタクのケツに跨り北に向けて走り出す。おっさんとの2ケツとはいえ、海沿いの大通りをバイクで走り抜けるのは開放的で気持ちが良いことこの上ない。


流石はリゾート地として名を馳せるダナン、町に近づくにつれて南国風リゾートの雰囲気が漂ってきた。


主塔が傾いた特徴ある斜張橋を渡ってハン川の西側へ。


橋を渡り、バクダン通りを右折して北上すると、今回の宿泊先であるノボテルダナンプレミアホテルが見えてきた。なかなかスタイリッシュでシュッとしたタワーホテルである。ノボテルの横に建つガラス張りの円筒型ビルはダナン市庁舎だと。一地方都市のくせに市庁舎立派過ぎぃ。

ひだり みぎ
ノボテルダナンは2013年にオープンしたばかりの比較的新しいホテルで、37階建てというのはダナン市内最高層ホテルになるそうだ。

それにしてもアコーなんていつぶりだろう。以前のエントリーで書いたようにアコー系列にはあまり良い印象がないのだが、他に目ぼしいホテルが無かったし、ポイント3倍キャンペーン中だったので、お試し感覚で泊まることにした。


昼前に無事にホテルに到着した。ありがとう、おっさん。変な商売っ気も出してこなかったし、超が付くほどの弱気安全運転。お蔭様でストレスフリーでダナンまで移動することができました。


円盤が突き刺さったような屋根が特徴的な車寄せ。やる気の無い警備員とタクシー会社のスタッフが常駐してるものの、ベルやドアマンなどは不在。ノボテルの分際で生意気にも5つ星を与えられていると聞き及んでいたが、いきなり心配にさせられる出だしである。

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間接照明を多用したロビーは白を基調として昼間は明るく夜はムーディー。流線形を採り入れたデザインがモダンでスタイリッシュな空間を演出している。やっぱりオープンしてから日が浅いためにハード面は良さ気ではあるが、圧倒的にアンダースタッフなのが気になるところ。こんなに広いレセプションも一人~二人の受付で回せちゃうほど客の入りも良くないのだろう。


今回はクラブフロアに宿泊するので35階のクラブラウンジにてチェックイン。明日の移動に備えて空港までのシャトルバスの時刻表ももらったが、1日5本の運行で始発は07:30なので、05:50発のVN101には使えない。まぁダナンは市内ど真ん中に空港があるようなもんなので、タクっても500円あれば行けるかな。

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ラウンジもピッカピカで、落ち着いた色使いとかも空港内ラウンジのよう。早く着きすぎてしまったので、部屋が準備できるまでラウンジで休憩させてもらうことに。

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もうちょいしたらオードブルなども供されるがただいま準備中とのことで、今はエスプレッソマシーンとフルーツジュースサーバーがあるぐらい。30-40人は収容できそうな広さなのに私一人の貸し切り状態だし、箱としては良いのに勿体ない系のラウンジなんかな。ロビーもそうだったけど、とにかくお客さんが入っていなさすぎる。まだまだ認知されてないのかな。

とりあえずスイカジュースを片手にバルコニー席へ行こうとスライドドアを開けた瞬間、熱気がムワーーでメガネが曇る。ヒートアイランド現象なのか、ホイアンより暑く感じるのは気のせいだろうか。

汚染大国への道まっしぐらの某C国よりは遥かにマシだけど、どうも空気がガスってるんだよなぁ。タワーホテルだけあって展望は抜群だけど。


足元にハン川が流れ、遠くには五行山、そして長く続く海岸線にリゾートホテルが建ち並ぶのが…見えない…やっぱりただ曇っているというよりは、大気汚染で空気が澱んでいるのだろう。暇を持て余した感じのラウンジ姐(英語は達者)に聞いてみると、昨今の工業化の加速の負の側面として、大気汚染が深刻化しているのだと。ダナンといえばビーチリゾートで、真っ白い砂浜に真っ青な大空!!ってイメージだったんだがなぁ。


ハン川の向こう、南シナ海に突き出た岬ににうっすらと見えるのは猿の山ことソンチャ山。ラウンジ姐イチオシの観光名所だと。

こんな感じの大気汚染ビューを楽しみ、13:00前には部屋に通される。
ピッカピカのウッドフロア。



あぁ、アコーだねといったシンプルなデザインで、全てがコンパクトにまとまってる。

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清潔感ある水回りはポイント高いが、やっぱり旅行の疲れを取る為にもバスタブは欲しかった。まぁ一泊なんでと割り切るしかないが、5つ星ホテルのクラブフロアでバスタブ無いていうのはどうかなぁ。いくらベトナムとはいえ。

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ウェルカムフルーツはランブータンが美味だが、生ぬるいんで、冷蔵庫に突っ込んで夜にでも食べるのが吉。

ひだり みぎ
エクスプレッソマシーンも用意されているが、今回は結局ほとんどホテルにいなかったので利用せずじまい。


クラブフロアとはいえ、純正アメニティの内容は至って平凡。


川・海・山ビューで開放感があるバルコニー付き。

ひだり みぎ
これで満点の快晴だったら、さぞ気持ちが良いことだろう。一通り部屋を観察し、シャワーを浴びてからダナン観光に出かけることに。何だかパッとしないホテルだが、新しいタワーホテルにしては高くないし、価格相応というものなんだろう。


ダナンの町をブラブラし、結局ホテルに戻ったのは21:00前。夜景を楽しむ為に真っ先にラウンジへと直行する。


ハン川に架かる5本の橋のイルミネーションが良い味だしている。数百年前の街並みが残るホイアンの夜景も幻想的で美しかったが、近代的都市ダナンの煌びやかな夜景もこれはこれで見応えがあるではないか。

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こんなに夜景が綺麗に見えるラウンジでオードブルもあるのに、利用客はゼロ。一体どうなってるんだ。

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小生も外で食べてきてしまったので、美しく並べられたオードブルたちが手つかずの状態で放置されている。勿体ないなぁ。

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こちらはドリンク。カクテルは自分でお願いね、と。ここで何か飲まないと勿体ないという卑しい乞食精神が働くも、洒落たカクテルなんて作れんし…しゃーなしにジョニブラの水割りだけ頂いてから部屋へと戻る。


部屋から見れる夜景も悪くない。ベトナム最長の斜張橋のトアン・フォック橋や、ソンチャ山へ続く坂道がライトアップされていて、天空へ続く階段みたいに夜空に浮かんでいる。

結局寝るだけくらいしかホテルにいなくてプールも食事施設も見る機会が無かったが、ロビーにもラウンジにも客が全然いないということは、まぁその、そういうことなんだろう。ハードが新しいのはメリットだが、その分スタッフも経験不足で対応力や配慮に欠けるし。やっぱりダナンはリゾートホテル宿泊が優勝なんかな。

ノボテルダナンプレミアホテル





住所:36 Bach Dang Street | Hai Chau District, Da Nang, Vietnam
電話:010 84 511 3929 999
総客室数:323部屋



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【2014年ホイアン・ダナン旅行記】






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