CMカスタムテイラー⇒チェンマイ最古の寺院 ワット・チェンマン

ワット・チェンマンは1296年、ランナー・タイ王国を興したメンラーイ王がチェンマイに都を造った際に建立したチェンマイ最古の寺院。嗚呼また寺院かよってくらい、もうここ数日で何十という寺院を見てきてるし別にどうしても訪問したかったってわけじゃなかったが、たまたま興味のあったテイラーがワット・チャンマンの目の前にあったので、ついでに寄ることに。


先ずはワット・チャンマンの目の前にあるCM Custom Tailor。トリップアドバイザーで好評を博してたので、時間が合えばスーツを仕立てたい。

店員はインド系かネパール系かパキスタン系か分からんが、チャラそうで「Yo!悪そうな奴はだいたい友達!」みたいなHIPHOP育ち!な若者たち。

内輪で盛り上がってる感じるしヒップホップな感じで非常に入りずらかったが、話しかけてみると嫌味の無いフレンドリーなナイスガイで接し易いことが判明。でも、外注先の新年休みなどの関係もあってスーツの仕立てには最大1週間かかるYO!とのことで今回は断念。まぁ中国みたく何でもとりあえず「できる!」と言って金を巻き上げておいてやっぱ出来ないみたいなパターンよりはマシか。

で、しょうがないのでトボトボとテイラーの前の寺院に入る。祈ってもスーツが間に合う訳ではないんだけど、折角なんでちょっとした見学で。

寺院は仏舎利塔と2つのラーンナー様式の御堂、経蔵、講堂などから成る。緑溢れる長閑な敷地内に建つ御堂は、いずれも華やかで堂々とした中にも気品ある佇まいで威厳を感じさせる。


本堂の横にある御堂。これらの当時の建物は崩壊しており、現在見られるものは後に復元されたもの。「チェンマイ最古の寺院」なんて触れ込みだったのに、日本の古刹のイメージとは随分とまぁ掛け離れた金色ピカピカ豪華爛漫な建物になっている。上座部仏教国では豪華一点主義というか、とことん派手にやったもんの信仰が一番篤いよね、みたいな考えがあるっぽいので、古びた仏像にありがたさを感じる日本人の感性てゃ随分異なる。どちらが良いとかじゃないけど。


門の装飾もお見事。朱塗りの壁に金で模様が描かれている。


御堂の中。壁面には釈迦の転生を巡る物語の壁絵が色鮮やかに描かれている。静寂の中で仏像や仏画に囲まれていると心が豊かになるように感じる。プラシーボ効果かな。

ひだり みぎ
とりあえず、火曜日の仏像にお布施をチャリンと投下。新年一発目のフライトである返りのKA233は是非ともインボラでお願いします。強く念じておいた。

で、こちらには水晶の仏像=プラ・シ・タンタマニと1,000年以上前に造られた大理石の仏像=プラ・シーラー・カオが安置されているとガイドブックに書いてあるが、発見できず。まぁ、いいか。後で調べたところによると、格子の中に収められていたそうだ。


続いてお待ちかねの本堂へ。


朱に塗られた木材の骨組みが目を惹く天井の高いすっきりとした空間。朱ベースの金ぴか塗装も抜かりなく、「これがチェンマイ最古の寺院です」 なんて紹介されてもピンと来ない。


壁画もまたリニューアル済み。


大きな厨子を背にして鎮座されるご本尊。


緑豊かな境内。旧市街の北東の端という場所柄か、他の寺院と比べれば観光客も極端に少なく落ち着いて見て回ることができる。


たわわに実ったジャックフルーツ。結構ブサイクな実の付け方するんだな。

ひだり みぎ


本堂の裏手に建つのは基壇部の15頭の象が台座を支えるユニークな仏塔。高い四角形の土台と、 15 の象、金箔を塗った先端部分から構成されている。

ひだり みぎ
タイの象への信仰は遥か昔から続いているもんだったんですね。

さーて、この後どうしよう。特に計画も無いしホテルに戻るか、適当に町をぶらついてみるか…



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【2014年チェンマイ旅行記】














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