この日はタイ国際航空でバンコクから香港へとひとっ飛び。二時間ちょいの空の旅を満喫して参ります。
空港に着いてチェックイン。TGのビジネスクラスだとチェックイン後にそのまま専用の保安検査場と出国検査場を使ってサクッと制限エリアに移動できるのがありがたい。
*タイ国際航空の公式ウェブサイトから画像を拝借。
このようにカウンターAでチェックインをした後、直ぐに専用レーンを使って出国してラウンジへと流れ込める。素晴らしい動線っす。
ということでこの日はTGの素晴らしい動線に乗り、空港に着いてからものの5分で出国完了。出国後は適当に土産物を買い漁りながらコンコースEのタイ国際航空Royal Silkラウンジへと歩いてく。
免税店ではスナックを中心に適当に買い漁ったのだが、その中で今回のヒットはこちら。King Power Recipeによるトムヤンクン味のスティックビスケット。自分用には買わなかったのが悔やまれるのだが、酒の肴にピッタリとの好評を得た。流石キングパワーは伊達じゃない。
で、だ。重い買い物袋を引っ提げてラウンジに来てみたら、どこの人気食堂だよというくらいの大繁盛ぶりで、空席を探すのも難しい状況になっていた。
絶望的な混雑状況でミールも食い散らかされた後の残飯しかなく、仕方なく唯一手付かずの状況で残されていた不人気なタイスイーツをパクつくことに。色がヤバいんで皆さん敬遠して手を付けなかったのかと思われるが、これはこれで見た目に反して美味かった。癖になる美味さ。
ただ、やはり混雑し過ぎてて狭苦しかったので、同じくスターアライアンス系列のエバー航空のラウンジへと引越しすることに。ちょうど出発ゲートがEVAラウンジのあるコンコースFだったし。
EVA Air Lounge
コンコースF3階にあるエバー航空ラウンジ。ピアノブラックとギラギラネオンのエントランスは台北のフラッグシップラウンジと同じで、どこのクラブですか?という感じ。コーポレートカラーんグリーンの気配を一切感じさせないチャラさっす。
内部も内部でエントランスに引けを取らない強烈なゴージャスギラギラ感が…。銀河世界でもモチーフにしているのだろうか、凄く独特な世界観が表現されている。ここまできたらいっそのことテクノミュージックでも流してほしいね。
よくもまあ第三国の空港にこんな気合の入った自前ラウンジを運営してるわな、と思ってエバー航空公式サイトのフライトルートマップを調べてみたら、バンコクからアムステルダム、ロンドン、ウィーンに自社便を飛ばしてるんですね。台北から飛んできて、バンコクを中継地点としてヨーロッパに長距離便を飛ばす。だもんでバンコクも台北の本丸ラウンジ並に気合を入れているようだ。
そんなこんなでギランギランした受付にて入室手続きを済ませ、ワープ空間に突入しそうな光のゲートを通ってラウンジ内へ。
キティジェットとかぐでたまジェットとか、そっち系なのかと思ってたけど、桃園国際空港のエバー航空ラウンジと同じギランギランの雰囲気をバンコクでも再現してる。凄い。
マッサージチェア付きのプライベートな仮眠コーナーも。これだけ洒落で居心地良い空間なのに、利用客が殆どいないというのもまた素晴らしい。
ミールもタイ料理を中心に充実。定番のタイカレーを始め、トムヤンクン、パッタイ、ソムタムなどタイを代表するフードから、中華系キャリアらしく点心類、ピザ、サラダ、フルーツなど幅広いラインナップが取り揃えられている。バンコクを本拠地とするTGより充実してるとかどういうことだ。
デザートにはタイの代表的スイーツであるカオニャオマムアンやアイスまで。しかもアイスはスウェンセンズだけでなくマグナムまで用意するという気前の良さ。気に入ったぞエバー航空。
ドリンクもココナッツの実に入った天然ココナッツジュース、ハイネケンの生ビール、各種スピリッツと揃っている。そして何よりグラスを氷漬けで冷やすという配慮ね。チャラいだけじゃないっすよ。チャラくても中身はしっかりとした優等生。
空いているということを考えれば、数あるスワンナプーム国際空港のラウンジの中でも居心地は一番じゃないかな。
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