意外なネタの宝庫・ヴァンハン禅寺でZENを感じる

ホテルでチェックインを済ませた後、バイタクのおんぼろカブのケツに跨って来たのは市街地の北、愛の盆地に向かう途中にあるヴァンハン寺。傾斜の急な坂道を上がり切った所に聳え建つ巨大な黄金の大仏で有名な禅寺だ。ベトナムには中国経由の大乗仏教と東南アジア経由の上座部仏教が両方が共生している。最初に上座部仏教が伝来したが、現在では大乗仏教、中でも禅宗の勢力が強いそうだ。そういやダライラマと並ぶ仏教僧の二大巨頭と目される禅マスターのティク・ナット・ハン師もベトナム人だったか。

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ティク・ナット・ハン師。もっと御布施を寄越しやがれというマネーサインではありません。『行動する仏教』の世界的指導者として仏教の非暴力と慈悲の精神に基づいた活動を全世界的に展開するグローバル禅マスターで、ベトナム戦争中には精力的な平和活動を行い、かの有名なキング牧師によりノーベル平和賞候補に推挙された程の人物だ。

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1980年に建てられたという本堂は意外と地味で、ZENの静けさが漂っている。色彩を押さえ落ち着いた雰囲気は日本の禅寺のようですらある。

だが、御本尊は何ともダークな感じで、妙なラスボス感を漂わせている。
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龍が大蛇に見えて、どちらかと言えば有難さよりも邪悪さを感じてしまうのは私だけだろう。皆さんありがたやありがたやと熱心にお祈りをされている。

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宝珠や葡萄、蓮の花、胡瓶など、色々とめでたそうなグッズを沢山持った千手観音。

境内には他にも様々な像が建っている。
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本堂の落ち着きとは打って変わって金剛力士像は如何ともし難い凄まじく大胆な着色がされている。このカラフルな金剛さんが寺を悪人から守り、非法の者を撃破して、仏を護衛します。でも失礼だけど何か弱そうなんだよなぁ。

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セクシーに横たわる涅槃像も!!

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こちらが噂の巨大釈迦像。幅20メートル、高さ24メートルで、蓮華を手にしてで~んと蓮華座に鎮座している。2002年4月14日に建てられたそうだ。手に持っている蓮の花や、笑窪の深さ、パンチパーマ具合、衣のシワの造形などなど、中々に手の込んだ造りで見ごたえがある。

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まるで宇宙と交信しているようで、今にもサンダーバードのように宇宙空間へと飛び立っていきそうだ。

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巨大仏像の前にはバランスの悪そうな足場でふんばり重そうな物を懸命の顔で支える男が二名。相当の覚悟を持って屋根を支えているのだろう、凄まじい表情や盛り上がった上腕二頭筋に圧倒される。何かの罰なのだろうか。

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そんな大迫力の彼の表情とは対照的に彼の目線の先にはダラット郊外の長閑な景色が広がっている。

他に観光客もおらず、静かにZENを感じたい方にはおすすめのスポットだ。愛の谷に行かれる方はだらっと方面から北上する際に右手に巨大仏像が見えるので、時間が許せば寄り道しては如何だろう。


名称:ヴァンハン寺
住所:Phu Dong Thien Vuong, 8, Da Lat, Lam Dong, Vietnam

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